これは執事ですか?はい、だけどゾンビです   作:放仮ごdz

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お久しぶりです。今度こそ早めとか言って置きながらまた一ヶ月経っていました、申し訳ない。今回はちゃんとプロットをある程度作ってから投稿したので、今度こそちゃんと早めに更新できると思いますのでご容赦ください。
それと、評価してくれた方は誠にありがとうございます。それを励みに頑張らせていただく所存です。本当にやる気でました、感謝感謝。

今回は何時も周りを振り回しているユーが周りに振り回されるの巻。では、どうぞ。


これは悪巧みですか?はい、前途多難です

何か知らんけど吸血忍者だった桂ヒナギク。私達はそれぞれ武装を解いて、路地裏でそのまま話す事になった。正直混乱していたが、その混乱はまだ続くらしい。

 

 

「私はね、昔ユークリウッド・ヘルサイズって人に助けられたの」

 

「え・・・?」

 

 

思わず声に出た。いや、あの、はい。うん?理解が追い付かない。

 

 

「混乱しているみたいだけど安心して、ほとんど同じ容姿だけど貴女とは別人よ。アホ毛なんてなかったし、目も吸血忍者みたいに紅くは無かった」

 

『救われたと言うのはどういう・・・?』

 

「彼女曰く、「貴女は私の巻き添えでメガロと言う怪物に襲われた。ごめんなさい」らしいわ。もう10年の前の事だけどね」

 

 

巻き添え・・・まあ、ありえる話だ。その人物が本当に「ユークリウッド・ヘルサイズ」だとして、話を聞く限り、「ハルナ」と「セラフィム」の力までは持ってない、つまり原作通りの非力な彼女と言う訳だ。メガロに襲われていた理由は想像つくし、巻き込まれた彼女を助けたと言うのは分かる。でも。

 

 

『なんでゾンビじゃ無くて吸血忍者?』

 

「意識が朦朧としていた時にゾンビとか言っていたけど。彼みたいにゾンビにする訳には行かないとか何とか」

 

 

なるほど、理解した。つまり、ハヤテと違って「輸血」をする事で一命を取り留めたのか。吸血忍者とはユークリウッド・ヘルサイズから血を与えられて変質した人間だ。私みたいな変則的な物じゃなく、純粋な吸血忍者。デメリットと言えば人間と同じ食事とは別に人間の生き血を定期的に摂取しないと死んでしまうぐらいだが、ちゃんと摂取していればゾンビ並みの半不死身な事以外、基本的には人間と同じでちょっと強くなった種族だ。

確かに、ゾンビよりはマシだろう。死にたくても死ねないって物は夜の王みたいな存在を生んでしまうし。・・・アポロちゃんが居るって言ってたんだよなぁ・・・気が滅入るなぁ・・・

 

 

『話は分かった。でも何で、私がユークリウッド・ヘルサイズだと?』

 

「吸血忍者やメガロについて教えられた後、別れる時に彼女が言ったのよ。『もう貴方とは会えないけど何時かまた再会すると思う。でもそれは別人だろうからまた仲良くしてあげて』って。意味が分からなかったけど貴女を見て大体分かったわ。そっくりで一瞬重なったけど、別人にしか見えないぐらいに性格・・・というか雰囲気が違うから。記憶喪失だったりする?」

 

『確かに去年の12月24日より前の記憶はないけど』

 

「そう。やっぱりね」

 

 

それを聞いて一つの可能性が思い浮かんだ。ギルバートが何故かユークリウッド・ヘルサイズの名前を知っていたこと。そして彼女の話。つまり、この世界には前からユークリウッド・ヘルサイズが存在した事になる。そう考えればあのジジイに私の力まで知られている理由も説明がつく。つまり私は憑依したのか?いや、ハルナとセラフィムと「私」が合体したのか?訳が分からない。これはまたアポロちゃんに事情を説明して欲しい所だね。

 

 

『・・・吸血忍者になって、苦労は無いの?』

 

「それはあるわよ?事情を知っているのがユークリウッドさんとお姉ちゃんしか居ないから、ユークリウッドさんが居なくなってからはお姉ちゃんから血をもらっているし、普段は力をセーブする事を心掛けないと行けないし変な習性や性癖が付くし。何より、メガロに定期的に襲われる事かしら。今日以外は夜ばかり襲ってくるからありがたいけど」

 

『ごめんなさい』

 

「ユーさんが謝る事じゃないわよ。助けてもらって文句言える立場でもないしね」

 

 

ゾンビなハヤテほどじゃないとしても、割と問題だ。下手したら迫害されても可笑しくない。というか間違いなく、この世界で吸血忍者は希少だろうし。もし彼女を引き取った桂家の人間に知られたらと思うと・・・凄く申し訳なくなる。

 

 

『それでも、ごめんなさい。これからは私の血も吸っていい。吸血忍者的には美味らしい』

 

「え?いや、無理しなくても・・・」

 

『平気。頭痛には慣れてる』

 

「貧血と頭痛は別物だと思うんだけど・・・」

 

 

別物だけどくらっとするのは一緒だと思う。私は何故か吸血衝動とか無いからよく分からないけどね。・・・そう言えばデメリットも感情を動かす事は出来る様になっただけであとはユーと同じか。ハルナとセラフィムのデメリットは、まあ趣向ぐらいしかないけど、そう考えるとちょっと不自然かもしれない。

 

 

『ともかく、これからもよろしく。ユークリウッド・ヘルサイズと一緒じゃ混乱するだろうから私の事はユーと呼んで』

 

「こちらこそよろしく。私もヒナでいいわ。字で会話するなら短い方がいいでしょ?それでユー、お兄さんの件だけど」

 

『とりあえずナギのお弁当をくすねて置く』

 

「・・・バレたらクビにされたりしない?」

 

『大丈夫だ、問題ない』

 

「猶更心配なんだけど・・・」

 

 

困った笑顔を浮かべるヒナにサムズアップで応えるがげんなりされてしまった。そりゃオリジナルのユークリウッドは嘘を吐くのが下手だけど、私は隠し事は得意だ。要は、必要最低限しか言わ(書か)なければいいのだから。

 

 

「・・・貴方、犯罪者にならないでしょうね・・・?」

 

『なんで心の中が分かるの!?』

 

「無表情だけど悪い顔してた」

 

『なるほど分からん』

 

 

やだ、この生徒会長ハイスペックすぎ・・・!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてその夜。ヒナに出会ったことは教えず、淡々と仕事をこなした私は夕食後に訪れた伊澄ちゃんに温かい緑茶を渡し、伊澄ちゃんはそれを一口飲むと目の前でふてくされるナギに一言。

 

 

「どうして初日から学校をサボるの?」

 

「べ、別にサボった訳ではない!ただちょっとその、勝手に送り迎えを買って出たハヤテが道を知らなくて辿り付けなかっただけだ!」

 

「ナギは知らなかったの?」

 

『そりゃ伊澄ちゃん。ナギは漫画とかにしか興味ないから』

 

「なるほど。でも毎日通う道で迷子になるなんて理解できません・・・」

 

「お前が言うな。伊澄だっていつも迷子になるではないか!」

 

「私は途中で目的地を忘れるだけ・・・」

 

「なお悪いわ!」

 

『そもそもナギは毎日行かないでしょ?』

 

 

まあ、通学路を忘れるなんて小学生レベルだと思うけどね。伊澄ちゃんはもう一周回って迷子の天才。

 

 

「でも心配しました。もしかして私のナギがああなってしまったのではないかと・・・」

 

「ああなるって何が?」

 

 

いや、ちょっと待て。今「私の」って言ったよね。なに、百合なの?いいぞもっとやれ、私は大好物だ。

 

 

「えっとほら、あの・・・「や」がついて、ちょっと怖くて喧嘩っぱやくて口が軽くてズルばかりする・・・オラオラでにゃめんなよで宇宙キターで女性にだらしないのに女子供にも容赦しないって言う・・・あの・・・その・・・ほら・・・?」

 

 

おろおろと答えが見つからないのか立てた人差指をクルクル回して目を回し始める伊澄ちゃん。なにこの可愛い生き物。あ、宇宙キターな人は見た目だけだよ。髪降したらただのイケメンだし。

 

 

「ヤ・・・・・・・・・ヤン・・・・・・ヤンデレ・・・?あうっ」ピコン

 

「ヤンキーな。別にどちらもなりたくない」

 

 

何処からともなく取り出したピコピコハンマーでツッコまれ、額を抑えて涙目になる伊澄ちゃんと呆れるナギ。何故ヤンデレになったし。でも、ナギだったら十分にありえるんだよなぁ・・・

 

 

『お願いだからハヤテには病まないで』

 

「ユー、お前は私を何だと思ってるんだ」

 

『恋に盲目なリアリストに見えてロマンチストな世間知らずの餓鬼んちょ?』

 

「よし、ちょっと付き合え。ご主人様に失礼な態度を取ったメイドはお仕置きしてくれる」

 

『ごめんなさい』

 

 

ピコピコハンマーを手に黒い笑顔を浮かべるナギに全力で謝る。アレで全力で殴られたら痛いに違いない。これ以上頭痛の種を増やしたくないのである。

 

 

「そう言えば、ナギ」

 

「ん、なんだ?」

 

「ハヤテ様と一緒に行かれたんですか・・・?」

 

「・・・!」

 

 

何かナギが(そうだ、伊澄は一昨日ハヤテに告白したばかり!まだハヤテの事を・・・)とか思っている顔をしている。でもそうか、ナギは伊澄ちゃんがハヤテの事をアキツカさんの代わりに思っていたのは知らないのか。私だけだもんね、後から聞きに行ったの。しょうがない、フリーズしているナギの代わりに聞いてあげるか。

 

 

『伊澄ちゃんはハヤテの事をどう思っているの?』

 

「ゆ、ユー!掘り返すのか!?」

 

『ちゃんと聞いておかないと擦れ違いになる』

 

 

擦れ違いで拗れた関係は修復するのに時間がかかるんだ。無用な芽は潰しておいた方がいいよ。

 

 

「ハヤテ様の事ですか?もちろん好きですよ?」

 

「お、おう。そうか・・・」

 

「だって・・・アキツカさん(特撮ヒーロー)に似ているあの方は・・・私のナギが、好きな人だから・・・」

 

「え・・・?」

 

 

呆けるナギ。笑顔の伊澄ちゃん。何この子、凄くいい子・・・!本当にナギが好きなんだね。邪な私とは違い過ぎる・・・さすが、元祖ナギの親友。

 

 

「違います?」

 

「い、いやまあ・・・分かるか?」

 

「やっぱり・・・私、とっても鋭いんですよ?」

 

 

赤面するナギにほんわか笑う伊澄ちゃん。守りたい、この笑顔。てかマジでいい子だな。ナギもちょっとは見習いなさい。天邪鬼は要らぬ反感を買うよ。素直が一番。

 

 

「でも、それだと一つ問題がありますけど・・・」

 

「へ!?何が?・・・やっぱり伊澄もハヤテの事が・・・」

 

「いえ。だってワタル君、あんなにナギの事が好きなのに・・・」

 

「「・・・」」

 

 

本気で心配する伊澄ちゃんに思わずジト目になる私達。素直はいいけど察しが悪いのは駄目だな。あとやっぱり鋭くなかったね。いや、他人の色恋沙汰には鋭くても自分の色恋沙汰には鈍感なハヤテみたいな天然ジゴロか?

・・・っと、もうそろそろ寝ないと行けない時間だな。冬休みの時は夜更かしもよかったけど、学校が始まったからには規則正しくさせねば。メイドとして、親友として。

 

 

『ナギ、そろそろ寝ないと明日遅刻する』

 

「むっ・・・仕方ない。伊澄よ、また明日な」

 

「明日はちゃんと学校に来てくださいね。おやすみなさい」

 

「うむ。おやすみ~」

 

 

屋敷の前に止まっている車に向かう伊澄ちゃんに付き添う私。マリアさんは今頃ナギの寝る支度をしているだろう。

 

 

『ちょっと心配していたから安心した』

 

「何がですか?」

 

『またアキツカさんとやらが死んでハヤテの事を取り合って仲が悪くなったりしないかと』

 

「ふふっ。正義のヒーローはそう簡単に死んだりしないんですよ?」

 

 

いやね。最近、土管でコンティニューしまくって死ぬことを前提とした仮面●イダーがいてだね・・・それに戦隊ものだとスタメンが増えすぎたせいか仲間を庇って壊れるロボットも出てくるし・・・・・・"英雄(ヒーロー)”は、一度(どころか何度も)死んで蘇るなんて言うキャッチコピーもあるぐらいだし。多分、ヒーローは一度は死なないと成り立たないんじゃないかな。そんなの嫌だけど。・・・あれ?そう考えるとハヤテもヒーローじゃね?

 

 

「それにユーさんったら・・・そんなに儚い友情に見えますか?」

 

『そんな事は無い。私も少し羨ましいぐらいに親友』

 

「まあ、嬉しい事を言いますね。・・・それにユーさん、ハヤテ様の妹の貴女なら分かるかと思いますが、ナギにとって私よりも身近な人がハヤテ様を好きになった時が一番大変だと思いますよ?」

 

『それってマリアさん?』

 

「さあ、どうでしょう?・・・でも、ナギはきっと貴女にもハヤテ様を好きになって欲しくは無いかと思います」

 

「・・・」

 

 

いや、私はハヤテに恋愛感情を抱く事は無いと思うよ?ハヤテに助けられたって訳じゃないし、むしろ手のかかる弟の様な感じだし。あ、兄だっけ。・・・とにかく、義理の兄妹以上の関係にはならないと思う。どちらかというと私は女顔より相川歩やイクサさんみたいな男らしい顔が好きだし。だからそんな心配される謂れはないと・・・思うなあ。私、あの三人が融合しているって事はかなりチョロいんだろうし。実際、ドキッて時々思わされちゃうし。・・・あれ、私もしかしてピンチじゃね?

 

 

「では、おやすみなさい」

 

『おやすみなさい』

 

 

車に乗って去っていく伊澄ちゃんを見送り、私は思考の海に溺れながら屋敷に戻り、ナギの部屋に向かう。するとちょうどマリアさんが出て行ったところだった。

 

 

「おうユー。お帰り」

 

『ただいま。伊澄ちゃんに心配されるのもアレだし明日はちゃんと学校に行ってね?』

 

「分かった。分かったから、今朝の様なメガマブシーはやめてくれ。本気で私の眼が悪くなる」

 

『私に眼鏡属性は無い。ポニーテール属性ならある』

 

「お前はどこぞのS〇S団の雑用係か」

 

『入りたいけど違う』

 

 

私、いわゆる異世界人だし入りたいよね、S〇S団。え、伏字になってないって?細かい事は気にするな。ポニーテールが好きなのは本当だけど。

 

 

「なあユー。そう言えば、ハヤテも学校に行きたいと思っているのか?」

 

『本人曰く』

 

「いや、今日学校に行くとき「もう学校に行けない人もいますから」とか何とか」

 

『聞いたなら書かせて』

 

 

メモを書く時間も与えないとは、答えを求めてないな。自分の結論を話したいだけだ。

 

 

「よし、決めたぞユー」

 

『どうせ見てないんだろうけど何を?』

 

「ずっと考えていたのだ。先日の件でハヤテとお前に随分と迷惑をかけたから、許してもらったとはいえ何か詫びをせねばとな」

 

 

そう言ってこちらにやっと顔を向けるナギ。私の意見が聞きたいのか。ならば。

 

 

『ナギが反省をするなんて風邪でもひいた?』

 

「お前は私を何だと思っている?」

 

『我儘お嬢様』

 

「・・・」

 

『ごめんなさい』

 

 

待って!ピコピコハンマーを振り上げないで!無言で無表情とか本気で怖いから!具体的には無表情で何を考えているか分からない対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェイスが空腹で腹を減らしている時ぐらい怖いから!え、例えが分からない?ならスピンオフも見よう!って本当にごめんなさいふざけません、ちょっと手のかかる私の親友です!と必死でアピール。なんとかかんとか許してもらえた。ちょろい・・・ってごめんなさいミストルティンを勝手に使わないで!?

 

 

「反省したか?」

 

『ナギが怖い』

 

「 反 省 し た か ?」

 

『今朝の分も含めてごめんなさい』

 

 

完璧なる土下座。今にも変身しそうなナギに対し、私は超人じゃないからチェンソーを真剣白刃取りとかできないのである。ゾンビでもないから即死である。満足に血も摂取してないので吸血忍者の再生力が効くかも分からないし、謝るしかないのだ。聞かれたから答えたんだけどなぁ・・・ちょっとふざけたけど。

 

 

「侮るなよユー。かつて、ドモ●の父カッ●ュ博士もこう言った・・・「問題があってもそれが分かっているなら間違いを正す事が出来るはず」と!」

 

『正直、知らない』

 

「とにかく!そう言っていたのだ!・・・だから私はお前とハヤテを、白皇学院に通わせようと思う!」

 

 

おおう。私から提案するつもりだったがさすがお嬢様。私達の事をよく考えている。これだから私とハヤテはナギを守りたいと思えるのだ。

 

 

「心配せずとも手続きは速めに終わらせる。とりあえず今日は寝るぞ!明日はちゃんと学校に行かねばならないからな!」

 

『お、おう。おやすみ』

 

「おやすみなのだ!」

 

 

そんな元気いっぱいで眠れるのかね。じゃあ私も寝るとしますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝。まさかの、ナギより遅く起床。起きたら既にナギは普通に車の送迎で学校に行ったと言う。何故私が起こされなかったのかと聞いたら、何か寝言で怯えていたらしく、ナギがちょっとやりすぎたから寝かせてやれと言ったそうだ。

その優しさは嬉しい、けど寝言を言っていたなら起こして欲しかった。道理で頭が痛いはずだ。・・・あ。しまった、ナギの弁当をくすねて置くヒナとの約束が・・・!

 

 

「それでユーさん、ハヤテ君。あの子がお弁当を忘れて行ったので、届けてもらえますか?」

 

 

そう思っていた時期が私にもありました。まさかの、ナギが普通に弁当を忘れるという事態。何でも、何時も行かないから習慣になっていないんだとか。なるほど把握。さすがナギ、私の期待に応えてくれる。そこに痺れる憧れ・・・はしないな、うん。

 

 

「ではユー。行きましょう!いやー、僕には一生縁が無い場所とはいえ、一度行ってみたかったんですよね白皇学院!」

 

『ハヤテが楽しそうで何より』

 

「はい!」

 

 

こんなに楽しそうなハヤテは初めて見た。ちなみに何で二人なのかというと、ナギから話は聞いていたのか私にこっそりと「ちょうどいいので、見学してみたらいかがでしょう?」との事。まさかこのためにわざと忘れた訳じゃ・・・ないよね、ナギだもの。

 

 

 

そんな訳でついにやって来た白皇学院。大きすぎるその門に圧倒される私達。視界の先には、見覚えのある緑っぽい髪の女性。・・・ああ、波乱の予感しかしないね。




今回のネタが全部分かった人はきっと仲良くなれる。

そんな訳で、過去に「ユークリウッド・ヘルサイズ」がこの世界に存在した事が判明。全部混ぜくった神様が悪いんだ。
もう助からない重傷を治したらゾンビ、輸血で助かる命は吸血忍者、とこう区別しています。でも綾崎悠が治癒したら高確率でゾンビ化します。ちなみに、吸血忍者はごく少数ですが一応います。過去ユーはお人好しの模様です。

ヒナギクとの関係を得て、伊澄とも仲良くなり、ナギとも絆(?)を深めるユー。原作主人公の立場はどこかに行きました。でもこれからどんどんヒロイン増えて行くんだから大丈夫だ問題ない。むしろ出番を奪われまくっているマリアさんをどうにかせねば(使命感)

そしてついに白皇学院に突入。でもそう簡単には行かないのがハヤテのごとくの凄いところ。簡単に行くはずなのに大体苦難になる。おつかいとかハイキングとか旅行とか旅行とか。屋敷が一番の安全地帯。
前書きの通りプロットを一応作成しているため今度こそ早く更新する所存なので次回もお楽しみに!感想や評価などをいただけると励みになります!

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