これは執事ですか?はい、だけどゾンビです   作:放仮ごdz

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お気に入りが290越え+UAが20000突破ありがとうございます、感謝の極みです。本当に他の作品と違って人気が出ますね・・・

今回はちょっとした説明編。短いです。


12月後編 逆襲の8とお笑いお嬢様
これは夢ですか?はい、アポロ様との再会です


・・・ここどこだ?私確か、ハヤテのコスプレを楽しみまくった後、ナギをマリアさんに任せて自室(ナギの部屋の隣)で就寝したんだっけ。・・・こんな状況、前にもあった様な・・・

 

「おーい」

「何だろ、この白い空間前にもあったよね。でもなぁ・・・」

「おいこらまた無視するなどアホ!」

「およ?」

 

さっきから聞こえて来ていたけど無視していた声に振り向くと、そこにはゴスロリ着ている隻眼で赤いツインテールのロリ少女・・・じゃなかった、アポロちゃんがそこにいた。

 

「おおっ、お久ーアポロちゃん」

「貴女・・・仮にも私、上級神なんだけど。まあとりあえず久しぶり、といっても四日ぐらいだけど。今回はちょっとした補足説明をさせてもらうために来たんだ」

「・・・なるほど。で、この世界は?」

 

確かに気になるもんね。ハヤテのごとくの世界だったと思ったらコナン君とか他の漫画の要素があるし。

 

「簡単に言うとだね、ハヤテのごとくの世界をベースにした融合世界と言うのかな。とりあえず、世界観が似た世界をどっかの馬鹿な神が混ぜ込んで作り出した世界って訳」

「・・・神様信じるのやめていい?」

「それは駄目。私達にとって信仰心は命同然なの。で、もう一つ。貴女の特典の詳しい説明をば。何でもできる才能はそのまま、ちゃんと勉強すれば銃の扱いから宇宙船の操縦までできる。で、貴方の他三つの特典から、私は貴方を「ユークリウッド・ヘルサイズ」「セラフィム」「ハルナ」その三人の融合体としてあの世界に送ったんだ」

「・・・大体分かった。このアホ毛はハルナのか」

 

私は頭の上でピョンピョン跳ねるそれを指差すと、アポロちゃんは頷く。

 

「でも安心して。存在としてはあの三人と同等だけど、ちゃんと人格は貴女のままだから。ちゃんと説明するとだね、ユークリウッドからは容姿とネクロマンサーとしての能力・・・主に大量の魔力と両手の治癒効果、鎌に変形するペンと魔力を打ち消せる甲冑を。セラフィムからは吸血忍者の紅い瞳と翼と吸血牙、あと木の葉を刀剣にする能力を。ハルナからはアホ毛とミストルティン、魔装少女の姿と魔法を。それぞれ使えるようになっている訳だね。あ、あと別に血を飲んでも不老不死になったりしないから安心して」

「もしそうだったら私貴女を呪い殺す」

「怖っ!?しかもその三人の力なら実現できそうだからなおさら怖っ!?」

 

・・・この子、神様にしては何かナギと同じくらい弄るのが楽しい☆いやぁ。ナギのツッコミはいつも本当にスカッとするんだよね。おっと、話が逸れた。

 

「少しお願いがあるんだけどさ。感情で辺りに影響を及ばさ無くなったのはいいけど、喋るたびに頭痛が奔るのをどうにかして欲しい」

「いやそれ駄目でしょ」

「何故?」

「だってもし寝言でいらぬこと喋ったりしたら?」

「・・・やっぱりいいです」

 

確かによく考えてみたらこの頭痛はリミッターの代わりになっているんだよな。ならいいか、それにここぞという時に痛みを我慢しながら喋ったらかっこいいし!私は演出を大事にするんだよ、うん。・・・あ、そうだ。

 

「ところでもう一つ質問。転生する前に、私の他にも多数の転生者がいるとか言っていたけど、この世界にもいるの?」

「いんや。ただしこれゾンのキャラクターに似た人間はいるよ、私が知っているのは織戸に似ている変態と、友紀・・・じゃなかったトモノリにそっくりなスタンド使いとかかな」

「ちょっと待てい。つまり、これゾンのキャラクターも色々改変はされているけど大体はいるっていうこと?あと織戸はともかくスタンド使いってなんだおい」

「コミックでスター●ラチナとか言っていたじゃん、だからじゃね?」

「なんちゅうアバウトな・・・アレ魔装兵器でしょ。スタンド扱いしていいのか・・・いや確かにどう見ても守護霊だけどさ」

「知らんがな。ああそうそう、それだけじゃなくてこれゾンのキャラと混ざっている原作キャラもいるから気を付けてね」

「・・・はい?」

 

ヤベッ、頭痛くなってきた・・・もし天界なんてものがあるなら殴り込んでこんなカオスな世界を作った神をミストルティンで惨殺したい・・・そういや相川歩と西沢歩のような名前繋がりとか、雪路先生とクリスみたいに先生で酒豪繋がりとかいたなぁ・・・いやマジ勘弁してください。ただでさえ今私がいるだけでカオスだってのに。いや楽しそうだけどさ。

 

「あと一応聞いておくけど・・・敵とかいないよね?」

「メガロはいるよ一応」

「メガロいるんか!?」

 

メガロ・・・これゾンで魔装少女が戦う学ランを着た動物のような怪物・・・アレはいるのかー。京子や夜の王みたいな奴はいないといいけどなぁ・・・

 

「それは私も分からないね、あの世界担当じゃないし」

「役に立たないねこの駄目ロリ神!」

 

その心を読むことさえ気にならない程の役立たずっぷりに思わず暴言を吐いてしまった。謝ろうとしたが遅い。

 

「だーれが役立たずでロリ体型でチビの駄目神かなぁ・・・?」

「いや、そこまでは言ってないです!?」

 

アポロ様(こう呼ばないとマジで怖い)は天に掲げた右手に超巨大な太陽の如き炎の塊を召喚して影の差した笑みで問い、私は全力で逃げながら訂正する。やっばぁ・・・!?

 

「新しいネクロマンサーにできるかなぁと甘く見ていれば調子に乗りおって…神様舐めんなよオラオラァ!」

「ニャァァァァァァァァァァァッ!?」

 

投げられたそれを避けきれる筈も無く、私は軽く吹っ飛んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハッ!?」

 

私の意識が覚醒すると、そこは自室のベッドの上だった。・・・神様に喧嘩売るのは止めとこ。アレは本当に死にかねない。にしてもなんだろ、私を新しいネクロマンサーにって・・・なんかまた神々で勝手に何かしようとしているのかね。とりあえず私はこの世界を楽しませてもらおう。私は今読者じゃない、物語のキャラだと思えば何か楽だ。

 

「・・・?」

 

そこで気付いた、玄関の方から爆音が聞こえたことに。私は静かに着替えると部屋を出て、エントランスの端から覗いてみた。そしたら何かハヤテとタマがエイトと激突していた。

 

 

・・・あ、二巻に入ったのか。




と言う分けで説明会。ユーはかなり強力な存在ですね、ほぼ万能かな?弱点が何なのか僕でもわからないこの頃。

と言う分けで軽くネタバレ。トモノリはジョジョ要素も少しばかり入れて行きます。まああまり知らないですけど。
物語に舞台はハヤテのごとくにこれゾンをベースとした似たような世界観の世界を混ぜたカオス世界と明かされました。他のキャラも早く出していきたい。

次回はハヤテ(&タマ)VSエイトリベンジ。お楽しみに。

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