ハイスクール問題児⁈   作:atsuya

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そろそろ本編とか進めないとね。
あ、この話は本編に関係ないけどね?

5巻でいうとまだ半分もいってない。
ヤバイ。


まさかの登場…

「ふんふんふーん♪」

鼻唄を奏でながらグレモリー領の街を歩く。先程まで気絶していた紅髪ショタではあったが、今は立って俺の隣を歩いている。

 

「うわぁ、人がいっぱいですね!」

 

「んん?そうだな。お前の地元だろ?知らなかったのか?」

 

「あ、えっと。いつも街に出る時は色々と護衛の方などがいて……」

 

「自分の周りに空きが出来ていた?」

 

「そうです」

なるほど、貴族と言うのも面倒なものなんだろうな。それにサーゼクスがルシファーであると言うのも関わってくるのだろう。

今の紅髪ショタが周りに何故バレていないのかと言うと、紅い頭巾を頭の上に被せているからだ。

少し顔が隠れている。

 

「で、ご感想は?」

 

「はぐれそうです」

 

「正直でよろしい」

ポフッと音がするように小さく隣にいる奴の頭を小突く。頭巾が少し凹んでしまった。さてと、これからどういう風に散策ましょうかね。

 

「あっ!お兄さんだ!」

 

「んん?」

紅髪ショタに構っていると、急に後ろから声をかけられた。何処かで聞いたことのある声だ思い後ろを振り向く、そこに居たのは斑目模様の服を着た少女であった。

 

「久しぶりだね!何してるの?」

 

「おー、ペストか。久しぶりだな、何してるかっていうと観光見たいなもんだ」

ペスト、以前グラシャラボラスの領内であった事件の時に知り合った少女だ。ふむ、こいつは今一人なのか?

 

「へー、そうなんだ。あれ?あの女の子は?」

俺とペストの共通の知り合いで女の子と言えばおそらくオーフィスのことだろう。

 

「あいつは里帰りの準備中で今はいないな」

 

「なるほどー」

まあ、次元の狭間に帰るためにテロしてるんだしな、間違ってはいないよな。里帰りの準備中で……。

 

「あれ?この子だれお兄さん」

 

「ん?んー」

少し悩む。

どういう風に説明したものだろうか。

 

「紅頭巾くんだ」

 

「紅頭巾⁉︎」

俺の隣にいた紅髪ショタをペストに紹介する。流石に本名で紹介するのはダメだと思い、いつも通りに適当なアダ名をつける。紅髪ショタは不本意そうである。

 

「よろしくね、紅頭巾くん!私の名前はペスト!」

 

「え⁈…あ、うん。よ、よろしくねペストちゃん」

おお?

何か紅髪ショタの顔がグレモリーの髪の様に紅くなっているんだが?

んん?もしかして……。

 

「なあなあ」

 

「な、なんですか」

ペストから少し離れて紅髪ショタの顔に顔を近づけて小声で話す。見るからにうろたえている気がするな。

 

「ペストに惚れた?」

 

「ええっ⁈ち、違いますよ!ただ可愛い子だなって……あ」

 

「ふーん、ほーう、へーえ」

 

「ちょ、なんですかその顔はっ⁉︎」

おっと、今俺はどんな顔をしているんだろうねぇ?ヤハハ、また面白いことが起きたなぁ。

 

「ねぇねぇ、二人だけで何を話してるの?」

 

「ん?紅頭巾くんがなお前に…」

 

「わー!わー!わー‼︎オボロさん!」

 

「んむぅ」

紅髪ショタに口を抑えられてしまった。その歳の子供にしては中々の素早さだったぜ。ペストは頭にハテナを浮かべて小首を傾げている。

 

「そういえばお兄さんの名前はオボロっていうんだね」

 

「あー、そういやしっかりとした自己紹介はしてなかったな。とりあえずオボロって読んでくれや」

紅髪ショタには偽名を名乗っている訳だしな。三日月って苗字を教えてないだけだけど。最近、偽名が増えてきた気がするな。

 

「うん!あっ、そうだ」

元気よく頷いたペストは何かに気付いた顔をして、俺の背後に移動してきた。そして、俺の服を掴みながらよじ登り肩車の姿勢に落ち着いた。

……おい、まてや。

 

「何、してんだ?」

 

「肩車っ!えへへ〜、前から羨ましかったんだー」

肩車が羨ましいって、ああ、オーフィスにしていたからか。あいつはいなくても俺に肩車をさせるのか。

 

「……」

そして、紅髪ショタは俺をジト目で睨んでんじゃねぇよ。どう見てもペストからよじ登ってきたんだろうが。

 

「ねえねえ、お兄さん」

 

「どしたー」

 

「お兄さんって会うたびに小さい子つれてるね!」

 

「おい、コラァ。まだ二回しかあってねぇだろうが」

何をこいつはいきなり失礼な事をいいだすんだ?小さい子って……。いや、普段から小猫とかオーフィスをつれているから間違ってないのか?

おい、周りの奴ら何みてんだよ。

 

「んふふー」

ご満悦だな、ペストさんよ。

あと、さっきから無言で睨んでんじゃねぇよ紅髪ショタ。頭巾に隠れた表情が怖いぜ?

 

「ガルルル……」

まあ、この紅頭巾くんはスルーしよう。なんかもうめんどくせぇや。

 

「それで、ペスト。お前、一人か?保護者とかどうした」

 

「ん?んんー……⁈」

俺の言葉にペストは周りを見渡していきなり驚いた表情になる。おいまさか、こいつ……

 

「は、はぐれちゃった。えへ」

 

「「……」」

俺と紅髪ショタは無言である。

保護者とはなれてもあまり慌てないこいつはある意味大物なのかもしれない。

 

「紅頭巾くん、授業予定変更だ。ペストの保護者、探すか」

 

「あっ、はい」

 

「あはは、ごめんねー」

まぁ、いいか。

これも一種の勉強だ。さーて、どこから街をまわったものかねぇ。

 

 

 

 

それから俺たちはペストの保護者を探しながら、グレモリー領内の街を楽しんだ。

具体的に言うのであれば……

 

「ほら、串焼きだ」

 

「ありがとうお兄さん!」

 

「ペストちゃん⁉︎タレ、落ちちゃうよ!」

 

「おい!俺の頭に落とすなよ?」

 

とか……

 

「服屋に何のようだ?」

 

「紅頭巾くんの新しい頭巾を選ぼうって……あ、これは?」

 

「それ、青色だよ?」

 

「紅頭巾じゃあなくなるな」

 

とか……

 

「紅頭巾くん!手ぇつなご!」

 

「えええええ、あ、うん。い、いいよ」

 

「ニヤニヤ」

 

「オボロさん、ニヤニヤしないでください」

 

「ニヨニヨ」

 

「ニヨニヨもだめです!」

 

などである。

 

「あー、遊んだね!お兄さん!」

 

「そうだな、保護者あんま探してないけどな。楽しかったか?青頭巾くん」

 

「はい、楽しかったです!最初と名前変わりましたけど……」

先ほども述べた様に紅髪ショタの頭の上にある頭巾は紅色の物ではなく、ペストの選んだ青い頭巾になっている。買ったのは俺だが……。

 

「あ!あれ、私のお父さんとお母さんだ!」

 

「んん?見つかったか」

 

「うん!だから、もう行くね。今日はありがとうねお兄さん、青頭巾くん!」

紅髪ショタはもう、紅頭巾くんとは呼ばれないのか。ペストは俺のとなりから両親の元に走っていく。すると、途中で立ち止まり俺たちのいるところを振り向く。

 

「青頭巾くん!また遊ぼうね!それとお兄さん!私のことちゃんと眷属にしてねー!」

だから、俺は悪魔ではない。

睨むんじゃねぇよ紅髪ショタ。

そしてペストは言いたい事だけいって走りさっていった。

 

「ちなみにペストの家はグラシャラボラス領内にある」

 

「…⁉︎ 決めました、僕、いつかペストちゃんに会いに行きます」

 

「ほー、何をしに?」

 

「それは、僕のクィーンになってもらう為に」

眷属に誘うってことね。

でも、一度遊んだだけの奴を覚えてるかねぇ?

少しサポートでもしますかね。

 

「青頭巾くんよ、丁度ここにペストの住所とメールアドレスが……」

 

「オボロさん!」

 

「ま、最初は手紙かメールで頑張んな」

 

「はい!」

はっ、現金な野郎め。キラキラした目でみやがって。そろそろいい時間だしな。

 

「帰るか」

 

「えっと、なんて送ろうかな……。手紙は最初から重いかな、でもメールだと軽い感じが……」

 

「はあ、聞いてねぇなこいつ」

俺はメールか手紙で悩んでる紅髪ショタの首根っこをつまんでグレモリーの屋敷へと帰って行った。

 

オボロサイドアウト

 

 

 

 

 

 

リアスサイド

 

夕食時。

ミリキャスは普通に帰ってきた。何かあったのかものすごく気になるけど。

今はお母様とミリキャスとお父様と夕食をとっている。

グレイフィアは何時もの様にメイドとして控えている。うん、普段の光景ね。

 

「ミリキャス、今日は何処に行っていたの?」

お母様がそう尋ねる。ミリキャスがいなかったから不思議に思ったのだろう。朧が何かしてないか、心配だわ。

 

「聞いてください。お祖母様、お祖父様、お母様、それとリアスお姉さんも」

 

「どうしたのミリキャス」

メイド時のグレイフィアにお母様とは言わない様に注意されているのに珍しいわね。

 

「僕、オボロさんが教えてくれたような問題児になります!」

 

「「「「……⁈」」」」

オボロォォォォォ!

あなた何を教えていたのぉぉぉぉ!




人は無限に育っていくもの
ロリの輝きこそが永久不変
永劫たるロリの可愛さの元に 疾走して駆け抜けよう
どうか聞き届けてほしい
ロリは穏やかに安らげる日々を願っている
自由なロリと自由な世界で
どうかこの瞬間に言わせてほしい
時よ止まれ ロリは誰よりも美しいから
永遠のロリに願う 紳士を高みへと導いてくれ

流出

新世界へ

語れロリの物語



俺、何やってんだ………。

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