皆さんノーゲームノーライフみました?めっちゃ面白くなかったですか?「 」カッコイイし、白ちゃん可愛いし。
ロリとちゃうで!
「さて、ここかな?それっぽいところは…」
「そうみたいっすね」
「なんでカーシャモラルを探したんすか?」
「ん?まぁちょっとな」
色々と気になったからな。
黒ウサギを無理矢理返したはいいが細かい場所なんて良くわからなかったのでまた黒ウサギを呼び出し気配のする場所を探した。
「アニキ…黒ウサギは返してよかったんですか?」
「いいんだよ…あいつ戦闘は無理だしな」
「了解っす」
森を進んでいくとなんかいかにもって感じの廃墟を見つけた。黒ウサギに聴いてもここから気配がするらしいからあたりだろう。
「それよりお前も眷属を連れてこなくてよかったのか?」
「いいんすよ。あいつらには迷惑かけっぱなしですからね」
「は!ゼファードル。王様やってんじゃん」
「よして下さいよ。まだまだっす」
ヤハハ!そうか?出会った当初よりはまだいい感じに王様やってると思うけどね。
「んじゃ行くか」
「うす、あ!」
「なんだよ」
「オーフィの姉御は肩車したままでいいんすか?」
「安心しろ。こいつ俺より強えから」
「え?」
何ほうけた顔してんだよ。ああ、そうかこいつにはオーフィスが無限の龍神だってことバラしてなかったな。これからもバラす気はないけど。
「ひでぇな…」
「胸糞悪りぃっすね…」
廃墟の中に入り調査をすると隠し扉を見つけた。その中にはキメラのような様々な部位がついた生物がいた。
「キメラってのは。こんな簡単に作ってもいいのか?」
「いいえ、新しい魔王になってからキメラの実験などは禁止されてます」
「チッ…ますますきな臭えな」
「ですね…」
「ん、ドラゴンの気配」
「まじかよ、オーフィわかんのか?」
オーフィスは俺の言葉に無言で頷く。てかいつ起きた?
キメラの合成は禁止ねぇ…。それなのにこんなに大量に作られている。檻や液体の入ったカプセルの中に…
「とりあえずカーシャモラル探すぞ」
「うす。アニキ、さっき地下への階段を見つけたっす」
「でかした!行くぞ!」
「はい!」
ゼファードルが見つけたと言う階段から地下へと降りる。オーフィス、お前起きたなら自分で歩けや。
「ここ、気に入った」
「そーかい」
肩車がそんなにいいか?戦闘とかになったらまた放り投げるぞ?
「ゼファードル。手分けして探すぞ。戦闘になったら物でもぶっ壊して場所を知らせろ」
「うす。アニキもお気をつけて」
地下へ行くと通路が入り組んでいた。そのためカーシャモラルを探す効率を上げるために二手に分かれる。手始めに近くの部屋に入る。
「ドラァッ!」
「…ふはっ⁈」
扉を蹴り飛ばして中に入る。蹴り飛ばした衝撃でまた眠ろうとしていたオーフィスが驚きの声を上げる。何寝ようとしてんだ。
「チッ、無人か…」
中には誰もおらず長机と椅子が置いてあり書類が散乱しているだけのシンプルな部屋だ。
「埃臭い」
「そうだな、人に使われていないのか?」
おかしいな…
ガキは本当にいるのか?キメラがいたからこの施設は使われていると思っていたんだがな。
「アニキィー!アニキィー!」
「なんだ?」
「うるさい、寝れない」
ゼファードルが俺の事を叫びながら探しているようだ。オーフィス、お前どんだけ寝たいんだ?
「ここ、いい…」
「そーかい」
「アニキィ!ここに居たんすね」
「おう、どした?」
「ガキどもを見つけましたっ!」
「まじかよ!」
ガキどもがここにいた?
カーシャモラルを探しに来たが思わぬ事になったな。
「案内してくれゼファードル」
「うす!こっちっす」
ゼファードルに案内され街からいなくなったガキどもがいるところにつく。牢屋ねぇ、かなりでかいな。
「おい、大丈夫か?」
牢屋の中にいるガキどもに話し掛ける。ガキどもは脅えながらもコクコクと頷く。
「鍵は?」
「探したんすけど見当たらないんす」
「壊せそうか?」
「魔力無効の術式があります。俺では…」
魔力無効ねぇ…
ここにいるガキは無事そうだしとりあえずはよかったか。
「魔力無効なんて関係ねぇぜ。ラッ!」
牢屋を無理矢理こじ開ける。俺は魔力なんて使わないからな関係ねぇぜ!
「は、ハハ…流石アニキっす」
おい、ゼファードル。何顔を引きつらせているんだよ。
「オボロ、ホント、興味深い」
「俺はお前のが興味深いがな」
俺はオーフィスのが断然に俺なんかより面白くて興味深いと感じるんだけどな。
「安心しろ、助けに来たぞ!」
「で、出ていいの?」
「お家帰っていい?」
「お腹すいた…」
「お母さん…お父さん…」
ガキどもが次々と牢屋から出て行く。ゼファードルがガキどもに身分を明かしているから割と簡単に信じてくれたな。
「お兄さん…」
クイクイと袖を引っ張られる。いたのは小猫やオーフィスより小さい黒いまだら模様の服を着た少女だ。
「ん?どうした?」
「助けてくれてありがとう。私の名前はペストって言うの」
「気にすんな。俺の名前はオボロだ。よろしくな」
「うんっ!」
自己紹介を簡単にしてくれる。ペストね…
ん?ペスト?ペストって…
や、まさか…
「黒死病?」
「あ、そう、だよ。よく分かったね。正確には黒死病が流行った時に生まれた悪魔の娘だけどね」
「ヤハハ、これでも博識なんだよ」
「気持ち悪いよね。病気の悪魔なんて…」
黒死病の悪魔と知られてペストはシュンと顔をうつむかせる。
「んなことねぇよ。別にお前は俺を黒死病にさせたりしないんだろ?」
「あ、当たり前だよ!」
「なら、ガキがそんな事を気にすんなって」
「あ、えへ。えへへ…」
ペストの頭を撫でると最初は驚いたがすぐに笑顔になった。
「さて、お前ら一人で帰れるか?」
「お兄さんたちはどうするの?」
「俺たちはここの調査ってところかな?」
「いえ、アニキ。俺が責任もって街まで転移させますよ」
「ん?それは助かる」
転移か…
そういえば転移ができるんだったな。俺やイッセーが転移とは関係なくて忘れてたわ。黒ウサギは例外な。
「大丈夫なの?お兄さん…」
「あったりめぇだ!」
心配そうに声をかけてくるペストの頭を撫でる。また、嬉しそうな反応をするな。
「ゼファードル頼んだぜ?」
「うす!俺も直ぐに戻ってきます!」
「ヤハハ、早くしないと全部終わったあとかもしんねぇぞ?」
「そ、それは嫌っすね…」
ゼファードルがガキどもを引き連れて出口へと向かう。まあ、簡単に終わるといいんだがな。
「お兄さん!」
「どした?」
ガキどもと一緒に出口へと向かって歩いていたペストが俺に向かって振り向く。
「私が大きくなったらお兄さんの眷属になってあげる!またね!」
「お、おう。またな」
眷属ねぇ…
俺は悪魔じゃないんだけど…
「じゃ、行ってくるっすアニキ」
「バイバーイ!」
「ありがとう!お兄ちゃん!」
「助かったよー」
ゼファードルが促してガキどもが歩き出す。その際に俺に次々とお礼をのべてくる。なんか、なれんな…
「いったか…んじゃ先に行くかオーフィス」
「ん」
ゼファードルとガキどもが行ったのを確認してから調査をオーフィスと再開する。
にしても…
「なあ、オーフィス」
「なに?」
「俺ってナチュラルに人間っぽくないのか?」
ペストに普通に眷属になってあげるって言われるぐらいなんだが…
「ノー、コメント」
「おい」
スランプですわ…
珍道中あんま面白くないなー。さっさと終わらせて原作戻ろう!
ノーゲームノーライフで二次小説を書こうと思ったが…
無理だ、俺の文章力では難しすぎる!