ハイスクール問題児⁈   作:atsuya

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消えたー。
消えたー。
お気に入り登録数も消えたー。
感想も消えたー。


ア、アニキッ‼︎

なんか、一瞬、俺の存在がこの世から消えてしまった感じがしたんだがどうでもいいか…

メタ発言?

ハッ!気にすんな。

俺とオーフィスはグラシャラボラスの領主の屋敷の前にいる。と言っても領主との面会を断られて屋敷から追い出されただけなんだがな。

 

「ま、そうだわな」

 

「?」

オーフィスは俺の発言がわからないのか首を傾げている。今、自分の領土が大変な事になってるのに人間なんかと会うわけないよな。

 

「どうしたもんか…ん?」

 

「朧?」

頭を悩ませていると、グラシャラボラスの屋敷の門からヤンキーそうな奴がぞろぞろと出てきた。

 

「あ?なんだテメェ」

 

「ん?俺達のことか?」

 

「テメェら以外に誰がいるってんだよ」

 

「ヤハハ、そりゃそうか」

グラシャラボラスの門の前で立ち止まっていたのは俺とオーフィスだけだからな。

 

「で、何なんだよテメェらは」

 

「三日月 朧。人間さまだぜ?」

 

「我、オーフィ…」

 

「おっとぉ、手が滑ったぁ!」

ズガァァァァァァァァァァァァァァン‼︎

もちろんワザと拳でグラシャラボラスの屋敷の塀をぶち壊す。

 

「何やってんだテメェ⁈」

なんかヤンキーとその取り巻き達がうるさいが今はそれに構ってる場合じゃない。

 

「おい、オーフィス」

 

「何?」

 

「お前がオーフィスってバレたらなにかと厄介だ。俺といる間くらいはオーフィーって名前にしとけ」

 

「ん、心得た」

ヤンキーに背を向けてオーフィスと小声で話し合う。オーフィスは俺の発言がわかったのかコクリと小さく頷く。安直な名前な気がするが、もうオーフィまで名乗ったからなぁ。

 

「おい、コラァ!何シカトしてくれてんだぁ!ああ‼︎」

 

「ヤハハ!なんかタダの三流チンピラみたいだぜ?」

 

「ッ⁈テメェ⁈おい、お前ら殺るぞ!」

 

「おお?」

リーダー格のヤンキーの掛け声で取り巻きの奴らが俺とオーフィスを取り囲む。

 

「やれっ!」

 

「「「「おおおおおおおおっ‼︎」」」」

取り囲んでいた奴らが全員で襲いかかってくる。人数はざっと十人くらいか?

 

「オーフィー、先に謝っとくぜ?」

 

「?」

バッ!

俺は肩車していたオーフィスを掴み自分の真上に放り投げる。

 

そして、一気にしゃがみ込みその場で廻りながら襲いかかってきた奴ら全員の脚を払う。そのまま回転の威力をいかして転ぶ前のチンピラ共に回し蹴りを叩き込む。

 

「「「「がっ⁉︎」」」」

ヤハハ!

今ので気絶したか!

後の人数はリーダー格を合わせて三人か…

 

「ハッ!」

リーダー格の後ろで魔法を放とうとしていた二人を殴り倒し、リーダー格の奴の後頭部を掴み顔面から地面に叩きつける。

ドガァン!

お?強くしすぎたか?

そして元の場所にもどり…

 

「よっと、おかえりオーフィ」

 

「……おお!ただいま?」

空から落ちてきた。オーフィスを受けとめる。

 

「ヤハハ、あってるあってる」

オーフィスの頭をポンポンと叩きながら話す。ふむ、意外と弱い奴らだったな。

 

「さて、こいつらどうすっかな」

 

「どうする?」

うーむ、悩みどころだな気絶させてなんだが無理やり起こすか?そうだな、そうしよう。それがいい!

 

「ていっ」

 

「「「「がはっ」」」」

 

「ん、こ、ここは……ってテメェ‼︎」

 

「よう、いい夢見れたか?」

無理やり起こすとまたもや臨戦態勢をとりだすヤンキー共、全くめんどくさい奴らだな。

 

「俺らにこんな事してタダですむと思ってんのかぁ!」

「ぶっ殺すぞコラァ!」

「クソがぁ!」

 

「ヤハハ………うるせぇな。オーフィー、ちょっとまってろ」

 

「?わかった」

俺はヤンキー共をオーフィスの目に映らないところまで移動させる。

 

「さあて、ちょっとお話ししようか」

バキボキと拳をならす。

今から楽しみだ…

 

 

しばらくお待ち下さい。

ただいま、作者の一身上の都合により朧くんの戦闘描写を描いておりません。

想像してお待ち下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヤハハ、さて俺の質問に答えるよな?」

 

「「「「へいっ!オボロのアニキっ‼︎」」」」

 

「不思議」

オーフィスが俺たちが帰ってきたときにボロボロで俺に何故か従順なヤンキー共に首をかしげている。

 

「まず、お前らは誰なんだ?」

 

「えっと、俺はゼファードル・グラシャラボラス。グラシャラボラス家の次男です。こいつらは俺の眷属たちです」

 

「ふーん、なるほどね」

屋敷から出てきたからなんらかの関係があるとは思ってたけどグラシャラボラス家の次男とはな。

 

「ところで、話は変わりますがアニキは本当に人間ですか?」

 

「ヤハハ、当たり前だ。普通の人間だぜ?」

おい、なんだその嘘だっ!

って表情はもっかいお話しするか?

 

「あ、姐御も人間ですか?」

俺の雰囲気にビビったのかゼファードルは一瞬身体をビクッと揺らしてオーフィスに質問をしだした。

 

「我、ドラ…」

 

「ドラァァァァァァァ‼︎」

ズガァァァァァァァァァァァァァン‼︎

またもや、ワザと近くにあった屋敷の塀をぶち壊す。

 

「アニキィィィィィィ⁈」

 

「おい、オーフィー」

 

「どうした、オボロ」

ゼファードルが煩いが無視して、オーフィスにまた小声で話し掛ける。

 

「一応、ドラゴンってのも秘密にしとけ。後あと、めんどくさい事になりそうだ」

 

「わかった、隠す事がいっぱい」

ドラゴンってバレると何かと問題が起きそうな予感がするんだよな。

 

「で、ゼファードル。お前、これから何処に行くつもりだった?」

 

「え、塀はスルー?」

 

「ん?」

 

「へいっ!実は………」

俺がにっこりと笑うと慌てて屋敷から何処に向かうところだったのかを話しだした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほー、そっかそっか」

ゼファードルの話しを聞くかぎり、街で爺さんに聞いた話しとは大差がなかった。ただ気になる点としてはこいつの実の兄がいなくなったのは事件が起きてすぐということだろう。

 

「内の家の親父もお袋も兄貴がいればって。そればかりいいやがる。だから俺はこの事件を俺らだけで解決するつもりだったんです」

 

「あてはあんのか?」

 

「……ねぇっす」

 

「お前の兄貴は優秀なのか?」

 

「はい、俺なんかよりもずっと…。ただ性格はクズ野郎ですけどね」

ヤハハ!

言うじゃねーか。おもしれぇ。

 

「いいぜ、やっぱ気になる。この事件おもしれぇ。俺も首を突っ込まさせてもらうぜ」

 

「ア、アニキっ‼︎」

 

「ほら手掛かり、探しに行くぞ」

 

「うっす!」

もう一度、街で聞き込みでもするとしますかね。そういえばさっきからオーフィスが静かだな。

 

「zzzzz」

このドラゴン。

俺が肩車した状態で寝やがった。神器によだれ垂らしてんじゃねーよ。




更新、ふっかぁぁつ‼︎
なるべく以前のペース通りに戻して投稿していくつもりです!
いや、全部消えたからしばらく書く気が起きなかったですよ。

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