ハイスクール問題児⁈   作:atsuya

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鬼畜ですううううう!

授業参観の次の日。

俺たちはオカルト研究部のもう一人の僧侶がいるらしい場所に行っている。

ちなみに昨日は心ゆくまでソーナを弄り倒した。

レヴィアたんと一緒に顔を真っ赤にしたぜ!

また、機会があれば弄り倒そう。

 

「ここにいるのよ」

 

「キープアウトってどんだけ危険なんですか」

グレモリーとイッセーが開かずの扉らしいものをみて喋る。みたところ扉には呪術的な刻印のようなものがあったが今はグレモリーが解いている。

 

「さて、開けるわよ」

 

「イヤァァァァァァァァァァァァ‼︎」

ヤハハ!

うるせぇな!

 

「ごきげんよう。元気そうでよかったわ」

 

「あらあら、封印が解けて私たちと一緒にお外に出られるんですよ」

朱乃のいつも以上の優しい声で中にいるであろう人物に話しかける。

 

「いやですぅぅぅぅ!外に出たくなィィィィ!」

ヒッキーだな!

声からして女か?

 

「おおっ!女の子!しかも外国の!」

中を覗いてみると金髪で赤い双眸をした女がいた。

ヤハハ!イイねぇ。

 

「そうよ、この娘はギャスパー。私の僧侶よ」

 

「うおおおおおおおおおおおっ!金髪美少女キタァァァァァァァ!」

イッセーが横でものすごくうるせぇな。

 

「ヒィィィィッ!だ、だれですかこの方達は?」

 

「新しい眷属のイッセー、ゼノヴィア、アーシア。そして問題……協力者の朧よ」

ちょっとまてやグレモリー。

今、なんて言いかけた?

 

「…問題児」

 

「お菓子抜き」

 

「…にゃう、ごめんなさい」

小猫がなんか横で言ったのでお菓子抜きを宣言する。

すると俺の服の袖を掴んで謝ってきた。

まぁ、許してやろう。

 

「お願いだから外に出ましょう。ね?」

 

「嫌ですぅぅぅぅ!お外怖いィィィィィ!」

 

「グフフ、大丈夫だって!外に出ようぜ!」

イッセー、表情がもう完璧に犯罪者だぞ?

ドン引きだわ。

 

「ヒィィィィィ!」

金髪ヒッキーが叫ぶと同時に奇妙な感覚が身体をおそうが俺には全く問題ない。

 

「ヤハハ!こいつは面白れぇ!」

 

「な、なんで動けるんですかぁぁぁ⁉︎」

 

「さ、流石朧ね」

周りの奴らが止まっている。

動けるのは金髪ヒッキーとグレモリー、俺だけのようだ。

 

「?あれ、今、一瞬」

 

「…何かされたのは確かだね」

止まっていた奴らが動きだす。

イッセーとゼノヴィアが疑問を抱いたようだ。

小猫と木場は理由を知っているからか違った反応をしている。

 

「怒らないで!ぶたないでくださぁぁぁぁぁい!」

 

「この子は興奮すると目にうつったものの時間を止める神器を持っているんです」

朱乃がイッセーやゼノヴィア、アルジェントに説明をしている。なかなか面白いもん持ってんじゃん。

 

「でも、彼女はまだ神器を上手く制御できないからこの部屋に封じられていたのです」

 

「この娘はギャスパー・ヴラディ。私の僧侶。転生前は人間とヴァンパイアのハーフよ」

吸血鬼!

だから金髪で美少女って設定なのか?

 

 

 

 

 

 

 

その後、俺たちは金髪ヒッキーの神器の制御のために訓練をすることになった。

その訓練の内容はと言うと…

 

「それ、デイウォーカーなら日中でも走れるだろ」

 

「ヒィィィィィィィ!滅せられるぅぅぅぅ!」

 

「…ギャーちゃん、にんにく食べれば元気になる」

 

「小猫ちゃんがいじめるぅぅぅぅ!」

ゼノヴィアがデュランダルで追いかけまわし、小猫がにんにくを持って追いかける訓練をしている。

ヤハハ、小猫がいつもよりなんか楽しそうだな。

俺はと言うと…

 

「お前ら休憩だ!俺がメシ作ってやったから食え」

 

「おおっ!朧の料理か!」

 

「…楽しみ」

 

「た、助かったァ〜」

休憩のためにメシを作ってやった。

ヤハハ!

助かった?

何甘いこと言ってんだよ。

 

「メニューはにんにく餃子に焼肉のガーリック炒めだ」

 

「ガーリックらめぇぇぇぇぇ!」

まだまだにんにく料理はあるぜ?

ヤハハ!

 

「飲み物は小猫とゼノヴィアはスポーツドリンクで金髪ヒッキーはこれだ」

 

「な、なんですかこれ」

 

「スッポンの生き血」

 

「血ぃぃぃぃぃいやぁぁぁ!」

ヤハハ!

面白い!弄りがいがありすぎる!

かわうぃ奴め!

 

「ヤハハ!飲め」

 

「この先輩、鬼畜ですぅぅぅぅ!」

だれが鬼畜だって?

俺はただの問題児だよ。

俺たちが訓練しているて後ろでイッセーと匙が喋っているところに面白そうな奴が近づいていた。

 

「ドラァ!」

 

「おっと」

ヤハハ!本気じゃねえけどよけるか!

面白そうな奴に向かって走り俺は飛び蹴りを繰り出したが簡単によけられる。

 

「アザゼル…ッ!」

 

「よー、赤龍帝。それと問題児くん?」

オイオイ、こいつが堕天使のトップか。

イイじゃねぇか。

つーか、俺の認識ってどの勢力でも問題児なのか?

 

「やる気はねえよ。そこの問題児くん以外は相手になんねえよ。ちょっと聖魔剣使いと問題児くんを見に来たんだ」

 

「ヤハハ!木場ならいないぜ。俺の神器を調べたいか?戦って勝ったらいいぜ?」

 

「随分と好戦的なんだな。今回は遠慮しとくぜ。それとそこのヴァンパイアの神器を制御したいなら赤龍帝の血を飲ませるといい」

赤龍帝の血?

なんか便利なのか?

 

「スッポンの生き血じゃダメか?」

 

「ダメに決まってんだろう⁈それかそこの黒い龍脈使いの神器で余分なパワーを吸うといい」

 

「お、俺の神器にそんな能力が…」

へえ、面白いな。

匙はその説明を聞き驚いている。

説明しているアザゼルはと言うと呆れた様子だった。

 

「全く、これだから最近の神器使いは…。まあ、俺としては問題児くんの神器が一番わかんないんだけどな。なんだそれ?山河を砕く力とあらゆる異能を打ち消す力?ハハッ!ありえねぇだろ!」

こいつは随分神器がすきなんだな。

神器のことになるとアザゼルはかなり饒舌になるな。

 

「ヤハハ!悪りぃな俺の神器、正体不明は俺自身もよくわかんねぇんだ」

 

「正体不明!ハハッ!なんだその名前!初めて聞いたぜ新種の神器か?まぁ、近いうちにまた会いにくるからそん時にしらべさせろよ」

アザゼルはそう言いのこすと踵を返し帰っていく。

なんだよバトらねぇのかよ。

イッセーたちは緊張が解けて大きく息を吸っている。

 

「よし、練習再開しようか!匙も協力してくれよな!」

 

「あ、ああ!」

イッセーのかけ声により練習を再開しようとする。

まぁ、まずは。

 

「金髪ヒッキー、どこいくんだ?」

 

「え?練習をしようかと…」

 

「まずは…料理と生き血を食えよ」

 

「この先輩やっぱり鬼畜ですぅぅぅぅ!」

ヤハハ!

本当に弄りがいのあるやつだな!

俺が本格的に鍛えてやろうか?

弄り方面で…

 

「…それが朧先輩クオリティ」

ヤハハ!

小猫、分かってんじゃねぇか。

最近、小猫との以心伝心率がハンパない気がする。

 


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