ハイスクール問題児⁈   作:atsuya

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落下と友達

「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

 

 

ありえねぇ、空中に普通転生させるか⁈

あーちくしょう、理不尽だ…こんな理不尽な事は初めてだ…

いきなり面白いじゃねぇかコノヤロー‼

 

「ははっふはっははははーっはははははっははははははがふっ⁈」

 

ザッパーーーーーーン‼

 

「げほっごほっ、チッずぶ濡れじゃねぇか」

あの高さから落ちて大丈夫って事は緩衝材でもあの和装ロリがつけたのか?

まあ、なんにせよ水の上に落とすとはどうい事だ今度あったら弄り倒してやる…

みたところ公園の噴水の中だなこれからどうするかな?

 

 

「あ、あなた何なの⁈」

 

「あん?」

声が聞こえたので振り向くとそこには…

 

「なんだ痴女か…しかもコスプレイヤーとか」

長い黒髪にボンテージの様な服装に背中からはえているであろう黒い翼

 

 

「違うわよっ‼」

 

「イヤイヤ、人の趣味にとやかく言うつもりはねーよ、それよりそこで腹から血を出して倒れてる奴はお前がやったのか?」

 

 

「ええ、そうよ」

 

ははっ、転生していきなり殺人現場に遭遇するとか…

「イイねぇ、面白い」

 

「見られたからには貴方にも死んでもらうわ」

 

そう言って痴女?は手に光の槍を創り出し俺に向かって投げつけてきた

俺はその槍を危なげなくサイドステップでかわす

 

 

「チッ、たかが人間がやるじゃない」

 

「そりゃどーも」

 

 

「フン、そんな軽口を叩く余裕はいつまで続くかしら」

 

 

転生特典って奴はもう使えんのか?

十六夜の力だよな…十六夜について考えた時

その瞬間俺の頭がひかり十六夜のヘッドフォンが着いていた

 

 

「ッ!貴方も神器もちだったのね‼尚更生かす訳にはいかないわ‼」

痴女?は先程よりも一回り大きな槍を創り出し投げつけてきた

 

 

「はっ、しゃらくせぇ‼」

俺はその槍を拳で叩き折った

 

「なっ⁈ありえない、神器もちとは言えたかが人間が私の槍を拳で壊すなんて‼」

 

「いいぜ、面白くなってきたなぁ、オイ‼」

 

「くっ、ここはいったん避くわ貴方は私が必ず殺してあげる」

翼を翻して暗い夜空に痴女?は飛び去っていった

 

「折角面白くなってきたのによ、つまんねぇな」

ここで逃げるか?普通、面白くねぇな

 

 

「んで、あんたはいつまで隠れているんだ」

俺が痴女?が飛び去っていった方を向きながら後ろに話しかける

 

 

「……………………気付いていたの?」

 

 

「まぁな」

木の陰から姿を現したのは腰まで届く赤い髪の十人に聞けば十人が美人だと答えるであろう女だった

 

「……貴方はいったい何者かしら?」

 

「なんなんだろーな」

 

「ッ!ふざけているの‼」

 

「怒るなよ、折角の美人が台無しだぜ?それに直ぐに分かるさ、なんせ近い内に駒王学園に通うんだからな、その制服駒王学園のだろ?」

 

「新しい転校生はあなたのことだったのね」

 

 

「まぁな、つーわけで俺は行くところがあるからこれで」

 

 

「待ちなさい‼」

 

 

「俺より、そこに倒れる奴を如何にかしたほうがいいんじゃねぇの?」

 

「ッ!」

 

俺はすぐさま走ってその場を後にした

 

 

 

 

 

???サイド

今の子はなにかしら、堕天使の光の槍を拳で砕くなんてありえないわ

もし、私達の敵になるようなら警戒しておかないといけないわね

今はそれよりもこの子ね……

 

「死にそうね。傷は…へぇ、面白いことになっているじゃないの。そう、あなたがねぇ……。本当、面白いわ」

 

「どうせ死ぬなら、私が拾ってあげるわ。あなたの命。私のために生きなさい」

 

???サイドアウト

 

 

 

 

 

 

朧サイド

「あー逃げたはいいけど俺の家って何処だ?野宿は嫌だぞ。」

割り本気で野宿について考え始めたとき脳内に和装ロリの声が聞こえた。

 

『あー朧ー聞こえるかのー』

 

「おー和装ロリか、聞こえるぜ」

 

『和装ロリ言うな!』

 

「ヤハハ、そう怒鳴るなよ」

 

『まあよい、あと声は出さずとも心で念じるだけでよいぞ』

 

『こんな感じか?』

 

『うむ、聞こえるぞ』

 

『で、なんのようだよ』

 

『おんしの家を案内しようと思ってな』

 

 

『おっ、そいつは助かる早く案内してくれよ和装ロリ』

 

 

『だから、和装ロリ言うな!』

 

 

『ヤハハ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ここが、おんしの家じゃ』

 

『普通の一軒家だな』

 

『これで充分じゃろ?金については毎月百万程おんしの銀行口座に振り込んでおくぞ』

 

『りょーかい、まだなんかあるか?』

 

『うむ、おんしの特典の一つ十六夜の力じゃがそのヘッドフォンがそうじゃ』

 

『あー、やっぱりか』

戦いの最中にいきなり現れたんだよな

 

『それは神器と呼ばれる物にしておいた』

 

『神器?』

 

『うむ、神器とは特定の人間に宿る規格外の力じゃ。おんしの神器の名前は正体不明(コードアンノウン)というものじゃの』

 

 

『へぇ、十六夜のギフトのまんまじゃねぇか』

いいねぇ、カッコいいわこれ

 

 

『その神器はおんしが念じれば消す事も出す事も可能じゃ、能力についてはそのヘッドフォンがでとる時は常に発動するぞ』

 

 

『わかった、あー色々とありがとよ和装ロリ』

いつぶりだ?御礼をいったのは

 

 

『気にするで無い、元々ワシが悪いんじゃからの。あと和装ロリ言うな!』

 

 

『ヤハハ、じゃあなんて呼べばいいんだよ白夜叉でいいのか?』

名前未だに知らねんだよな

 

『む、ワシの名前は白夜(びゃくや)じゃ』

 

『そうか、改めてありがとよ白夜』

 

『うむ、おんしが念じればワシと念話できる様にしておいたから困ったことがあれば聞くがよい』

 

『あん?雑談はダメなのかよ?』

暇つぶしにはもってこいだろ

 

 

『むっ!かまわんぞっ⁈』

 

『なに照れてんだよ』

 

『照れてなどおらんわっ!ただ雑談をする相手が初めてなだけじゃ!』

 

いや、説得力全然ねーから

『ヤハハ弄りがいあるなぁやっぱり』

 

『んんっ‼駒王学園の制服はクローゼットの中においてあるぞ』

 

『話しそらしたな』

 

『そらしておらん‼』

 

いやいやどう見ても思いっきりそらしてんじゃん

『まあ、いいか。たまには俺んとこ遊びにこいよ』

 

『むぅ、滅多には行けんがそのうちいくとしよう』

 

 

『それでいーよ、友達なんだからいつでもこい』

こんな弄りがいのある奴を手放すのは惜しいからな‼

 

『神と友達とは本当におんしは面白い奴じゃよ』

 

『朧だ。俺も白夜って呼ぶんだからお前も朧って呼べよ』

 

『わかった朧、これでよいか?』

 

『ああ、それでいい』

 

『ではまたの、学校とこの世界を楽しんでこい』

 

『ああ、またな』

いきなり面白い歓迎をしてくれた世界だ充分に楽しめるはずだ。まずは駒王学園への編入からだな。

 

 


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