ハイスクール問題児⁈   作:atsuya

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間違えて消してしまったぁ!
リメイクではありません。
近いうちに全部元にもどします


本編
和装ロリ


どこにでもある様な高校の普通の教室に俺はいた。

 

 

「『世界は平凡か? 未来は退屈か? 現実は適当か? 安心しろ! それでも生きることは劇的だ!』か…」

 

俺の好きな漫画のセリフをつぶやきながら窓の外をみる。

 

「上手いこといったもんだなぁ…でも自分から動いちまったら余計につまらなくなる俺はどうすればいいんだろうな…」

 

「おい、三日月(みかづき)この問題を解いてみろ」

 

「……2√5」

俺は途中式なしで問題を答えた

 

「ッ!正解だっ‼」

 

ハッ、悔しそうな顔してやがる

授業に集中してなかったのに気付いてたんなら普通に注意すりゃいいのによぉ

 

「なにあれ…」

「自慢のつもりかよ」

「頭いいのは分かったからさぁ」

「つーか、授業の意味無いなら学校くんなよ」

 

はぁ〜つまんねぇ

クラスからの嫌みにも慣れたなぁ〜

なんせ、中学から高校二年生の今までずっとだからな

俺は勉強も運動もすべてやろうと思えばすぐにできちまう

これが俺の人生がつまんねぇ理由だ…

学校早く終わらねぇかなぁ

 

 

 

 

 

 

 

放課後になり俺は家で本屋で買った『問題児たちが異世界からくるそうですよ?』を読んでいる

 

「にしても、この本の主人公はいいねぇ」

なんせ自分の力を思う存分振るえるところにいけるんだからさ

羨ましいこと、このうえないね

 

「愚痴ってもしょうがないか…」

 

「それより、腹へったなメシでも食いに行くかな」

 

俺に親はいないよ、気味悪がられて捨てられたからな

金は孤児院の世話になってる時にいろいろとかせいだからな

知ってるか?

株って案外ちょろいんだぜ。詳しいことはあんたツッコミすんなよ?

ヤハハ!

んでメシについてだけど

まぁ、自分でも料理は出来るんだけどね…

ほらめんどーじゃん皿洗いとかさ

じゃあちょっと近くのファーストフード店にでも行きましょうかね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしていきなり、なんの面白味もなく、普通に流れるように俺は死んだ

 

 

目が覚めるとまわりが真っ白な空間にいた

どうやらいつの間にか意識を失っていたらしい

真っ白なだけでも戸惑うのだがもっと戸惑う理由がある

それは俺の目の前に問題児たちが異世界からくるそうですよ?の白夜の魔王であり和装ロリである白夜叉が土下座していたからだ

 

 

「ていっ!」

 

「ふぎぃっ⁈」

 

とりあえずこの空気に耐えられなかったから白夜叉?の頭にチョップしたのは悪くないはずだ

 

「おんしぃ!土下座しとる美少女にチョップとはなにごとじゃー‼」

 

 

「ヤハハ、この気まずかった空気が悪い」

だから俺は悪くない

球磨川さんってカッコいいよね

あの生き様には痺れちゃうのはしょうがないはずだ

 

 

「んで、俺がここにいる理由とお前が土下座してた事なんか関係あんだろ話せよ」

 

 

「うむ…そうじゃのまずはワシの事について話そうかの」

「ワシはお前らの世界で言うところの「神だろ」………………神じゃ‼って言葉を被せるでない‼」

 

 

「ヤハハ弄りがいがあるじゃねぇか、ちなみに俺の名前は三日月 朧(みかづき おぼろ)だ、んでその神が俺に土下座する理由ってのはなんだ」

 

「それは…………………ワシが間違えておんしを殺してしまったんじゃ……本当にすまんかった‼」

 

 

「どんなに罵っても「いいぜ許してやるよ」かまわん、殴ってもってなんじゃと⁈」

 

「あん?だから許してやるっていってんだよ」

 

「なっ、何故じゃ⁈おんしの人生を終わらせたのじゃぞ⁈」

 

 

「別にかまわねぇよ対して面白い人生じゃなかったからな」

 

「しかし、それではワシの気が済まんのじゃ………」

 

「だから許してやるっていってんだろ」

 

「じゃがっ‼」

 

はぁ〜結構食い下がってくんな別にかまわねぇのによ…

「そんなに言うんだったら俺を天国にでもつれてってくれよ」

 

 

「それなんじゃが………おんしは天国にも地獄にもいくことができんのじゃ」

 

ッ⁈これには流石に驚いたな

「ってーとなにか、俺はこの空間にずっといなきゃなんねぇのか?」

 

 

「いや、そうではない」

 

よかった流石にこんな何もないところにはいたくねぇからな

「だったら、俺はどうなるんだ?」

 

 

「おんしには転生してもらう‼」

 

 

「へぇ、俺はどういった世界に転生させられるんだ?」

 

 

「うむ…転生先はハイスクールD×Dの世界じゃ」

 

おいおい、あの死亡フラグが満載の世界かよ

「すぐに死んじまうじゃねぇか」

 

 

「いや、その事については大丈夫じゃ」

 

「どういう事だ?テンプレ通りに特典でも貰えるのか?」

 

 

「うむ、それもある」

 

あるんだ…

 

「おんしは不思議に思った事はなかったか?自分の能力の高さに」

 

 

「ッ!?流石神だな俺が異常だって知っていた、いや分かってたんだろ」

 

「ふっふっふ、まあの」

 

「………ていっ!」

 

「ふぎいっ⁈いきなり何をするんじゃ‼」

 

 

「いや、ドヤ顏にちょっとイラついて」

 

「そんな理由でまたチョップしたのか」

 

「むしゃくしゃしてやった後悔も反省もしていない」

やべぇ面白れぇ

 

「黙らんか‼…んんっ‼話しを戻すぞ、おんしの魂は元々あっちの世界の器ではない」

 

「成る程ね…つまり俺はなんらかのミスであっちの世界で生まれた、器があってないからあっちの世界では異常だった、本来はハイスクールD×Dの世界で生まれるはずだったってことか?」

 

 

「ほう、流石の理解力じゃの。じゃがハイスクールD×Dの世界でもおんしは優秀じゃぞ」

 

「人間にしてはだろ?」

 

「まっ、まあの…………(悪魔や堕天使、天使にも引けはとらんのじゃがな)」

 

なんか呟いてないか?あの和装ロリ…

 

「まぁいいや、んじゃ早いとこ特典について教えてくれ」

 

「うむ、承知した。ワシがおんしに与えられる特典は三つだけじゃ。なんでも好きにいうが良い、ただしあまりにも強い場合は規制をかけるぞ」

 

 

「少し考えさせてくれ…」

 

「うむ、じっくり考えるがよい」

 

 

やっぱり俺が欲しいのはあの力だな、小説でもあまりハッキリしてないけどな、他にはどうしようか……

「よし、決めた!」

 

「言ってみるがよい」

 

「まず一つ目は問題児たちが異世界からくるそうですよ?の主人公のちから、二つ目は転生先での住居や金銭の確保、最後は原作の知識を消してくれ、だが消すのはハイスクールD×Dの知識だけだ」

 

 

「一つ目と二つ目はわかるが、三つ目はよいのか?」

 

「先が分かったらつまんねぇだろ」

転生するんだ、面白くいかねぇとな

 

「それで、能力には規制がつくのか?」

 

「いや、この内容では問題ないじゃろ」

 

「そいつはよかった」

 

「にしてもおんしその容姿にその力はピッタリじゃのう」

 

「あー、やっぱり俺って十六夜に似てんのか?」

 

「髪を金にしてヘッドフォンをつけたらソックリじゃな」

 

「そう言うお前も白夜叉にソックリじゃないか」

服も原作の和服で瓜二つだぞ

 

「偶然とは恐ろしいもんじゃのう」

 

本当かよ……

「まぁいいや、さっそく送ってくれ」

 

 

「うむ、ではの」

 

そう言って神はいきなり天井から現れたヒモを引っ張った

 

「おいっ⁈まさかっ‼」

そう言うと同時に感じる浮遊感

足元には穴があいていた

 

「ってめぇぇぇぇぇぇぇ⁈」

 

「頑張るのじゃぞぉ」

 

そんな声を聞きながら俺は穴に落ちていった

 

 


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