I・S~DC~ インフィニット・ストラトス~ダサシンクリード~   作:凡人9号

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アイディアが浮かばないよ、迷走してるってのは作者が一番分かってるんだよ・・・ボスケテ。


原作的ではない何処かへ3

生徒会長と話して彼女が作戦に加わったり、新しいオモチャを貰ってテンション上がってる千冬さんに巻き込まれたり、なんかしらんが新しいISコアを創らされたり、一夏君が妹達に追われていたり、国際連合?の要求を聞いたり、千冬さんに仕事を終わらせるまで自由を奪われたどうも鷲津です。

 

エナジードリンクを飲みながら束さんの隣でクロエに毒舌吐かれながらもISコアを創ってる俺です。

 

「寝ても、いいですかね」

 

クロエが仮眠に行ったところで、俺はようやく口を開いた。今の今まで無言でドリンク飲みながら触ってる感じのないキーボードをタッチしてたから感覚がぶっ壊れてる。今何時だよ、サラリーマンってこんな大変なのかよ。

 

「駄目だよしょーくん、これが山場さ。束さんは後十個、しょーくんは後四個だね。それで何とか一学園分?になるのかな」

「束さん467個もどうやって作ったんですか」

「コツコツやってれば半年で出来るよ。でも第二世代は勝手が違うからねー、まいっちゃうよもー」

「製作者がなに泣き言言ってんですか」

「束さんも大分無茶して作ったんだよ!分かってよ!」

「脳筋に天才の考えを理解しろだなんて・・・ハハッワロス」

「ISコア創れる脳筋なんてしょーくんだけだかんね!他にいないんだからね!」

「案外いるんじゃないですか?世界探せば三人くらい」

「世界にISコア創れる人間三人も!・・・あ、いるかも」

「いるんですか、そうですか」

「束さんでしょー、しょーくんでしょー、あとはー、ゴーレム作ったの。まっあれはかなりの劣化品だけどね」

「連中ってあの、なんでしたっけ?亡国、なんでしたっけ?」

「亡国機業ね。連中束さんの大切な子達をパクるなんて!」

「有澤解体作戦で出てくるのがアレかぁ、囲んで叩けば何とかなるかな」

「多少アップグレードされてても所詮は第一世代にも及ばないからねー、第二世代なら子供が乗ってても楽勝さっ!」

「そんなスペック上がってるんですか、第二世代」

「そんなスペック上げてみたよ。だからこそ、第二世代!」

 

俺には違いが分からんが、とにかくすごい自信だ。

 

「とりあえず作業再開しよっか」

「そうですね、息抜きにもなりましたしさっさと終わらせて寝ましょう」

「やだ・・・しょーくんってば束さんに寝ようなんて」

「いや、うん、ないです」

「そ、そんな真顔でっ!」

 

黙ってりゃ美人なんだけど口を開けば残念だからな。というか、そんな余裕はない。そもそも考えたくもない。

 

 

 

ノルマを達成してようやく待ちに待った睡眠時間。に入る直前に千冬さんからの連絡が入ってきた・・・勘弁してくだしあ。

 

「はいもしもし、眠いっすけどなんですか。すっごい眠いんですけど」

『更識が演説を行う、来い』

「・・・音声繋いでてくれません?」

『何をしていたんだ』

「第二世代コアを作ってました。ノルマ終わったんで寝ようとしたら・・・これ」

『無茶をする』

「いつ国際連合?が行動するか分からなかったんで早めにやろうって束さんが」

『嘘だな』

「はい嘘です。千冬さんの伝言伝えたらやる気満々になっちゃって」

『そんなことだろうと思っていた。付き合せてしまったようですまないな』

「まぁ俺にもいい経験になりましたし・・・じゃ、今から向かいますね」

『いや、映像を送る。そのまま寝ていろ』

「横になってのんびり待ってます」

『もうじき始める予定だ。志願する者に対しては全力でバックアップをする。TUIの基本方針はこれでいいのだな』

「同級生に戦争なんてさせたくなんてないししたくもないけど、相手は国じゃないし、それに敵も多分人間使ってこないでしょうし」

『待て、どういうことだ』

「束さん曰く「有澤はゴーレム出してくる」そうで。まぁ、たぶん・・・他のも出てくるとは思いますけど」

『心当たりがあるんだな』

「クリスの奴が、多分やらかしてくるかと思います」

『内容まで分かるか』

「まぁ、俺のチェーンソーみたいなものかと」

『・・・アレ以外に何かあるのか』

「アレ自体、執念を具現化したみたいなもんですし。考える脳と実行できるだけの科学力と素材があればアレとはまた違う規格外が」

『それに出会うまで楽しみに待っておこう』

「まぁそんなポンポン使えるような代物じゃないと思うんで・・・いや出てきたらどうしよう」

『そこは自信をもって言い切れ。まぁいい、相手が使ってくるのはゴーレムだな』

「多分、きっと・・・・・・メイビー」

『だから自信をもって言え。更識に伝えてくる、重要な情報だからな』

「束さんが出所って忘れないでくださいね」

『わかっている、私を誰だと思っている』

「せかいさいきょーさん」

『少し寝ていろ。演説が始まり次第起こす』

「おやしゃーす・・・」

 

もぅむり、きぜっしょ・・・

 

 

 

人の話し声が聞こえるのでぼんやりと寝ぼけ眼をこすりながら起き上ると、なんか妙なことになっていた。

 

「束さん悪くないもん!無防備に寝てるしょーくんが悪いんだもん!」

『だからと言って添い寝する馬鹿がどこに・・・ああ、ここにいたな』

「ちーちゃんそれはひどいよ!束さんだって頑張ったんだよ!」

『いいから布団から出ろ』

「いえ、大丈夫でしょう織斑千冬様。鷲津様はロリコンですから」

『・・・それはそれでいかがなものかと』

「そーだよ!ロリコンなんて悪だよ悪!束さんが修正してやるんだー!」

『やめろ束』

「やめてください束様」

「アカンて束さん。俺、性癖は普通だから」

「おっ起きてたのしょーくん!」

「さっき・・・つーかなんすかこれ?これからシリアスやるんすよ?なにふざけてんすか」

「寝起き、怖いよしょーくん」

「やだなー、いつもどおりじゃないですかー」

「いつもより容赦なかったからね!」

『鷲津、これから更識の演説だ』

「了解です千冬さん。映像回してもらっても?」

『元より、そのつもりだ』

 

頭を軽く振って出てきた画面に顔を向ける。まだちょっと眠いけど起きるんだ俺。

 

その後、語られた長ったらしい話に俺は寝落ちした。パトラッシュ、なんだかとっても眠いんだ。

 

 

 

起きたのは深夜で、録画されてた演説を見ることになったわけだが、やっぱ本職は違うな。なんというのか、聞いてる人間を引き付ける何かがある、と思わされるが同時に人間の素直な面を引き出す技術もあるのだろう。演説中は皆内容に押し黙り、演説も終わり『みんなの意思を尊重する。自由に決めてくれて構わない』と途中の言葉を受けて生徒達は皆で深刻な顔をして話し合っていた。

 

「出来れば誰も参加してくれない方がうれしいんだけどなー」

「そーだねー、やることも増えちゃうしねー」

「束さん、こんばんわ。起きてたんですか」

「さっき起きたらしょーくんが録画みてたから黙ってたのさ!」

「なんかありがとうございます」

「でさでさ、しょーくんまだ眠い?」

「おめめパッチリですわ」

「じゃあ今から最終調整するから整備室来てよ!」

「白影のです?」

「んいや、もう一つの方さ!」

 

もう一つ?・・・ん、もう一つ?あったっけそんなの?

 

 

 

翌朝、整備室での最終調整をしてから仮眠をはさみ、束さんとIS学園に戻り第一志願生徒のISの調整に駆り出された・・・のだが、一年専用機持ちしかいねぇわ。あ、いや、角に会長が隠れてる。何してんのあの人。

 

「で、一夏君。参加すんの?マジで?」

「クリスを連れ戻してやらなきゃな!」

「あれ?楽にしてやるんじゃなかったっけか?」

「・・・・・・・・・シャルが、な」

「あーうんなんだ、ドンマイ」

死んだような眼をしてたからこれ以上深く掘り下げない方がいいな。

 

「篠ノ之さんは博士と家族水入らずでどうぞ」

「うむ、気遣いありがとう」

その直後、束さんが篠ノ之さんに飛びついて叩き潰されていた。

 

「オルコットさん、ビーム曲げるのは順調?」

「いえ。ですが、もう少し、あと少しで何かつかめると思っておりますわ」

そのあと少しを実戦で求めるのはリスキーというか、なんというか・・・

 

「鈴嬢はパッケージは外してる?」

「あ、まだだわ。外しておくわ」

あー、こっちで外すつもりだったんだけど・・・自国の情報云々的な?

 

「デュノア・・・うん、クリス捕まえて戻ってこようぜ」

「うんそうだね翔。ところで・・・クリスを捕まえられるような武器、あるかな?」

なんでこんな怖くなっちゃったのこの子。

 

「少佐。まぁ、少佐は大丈夫か」

「私としては、軍人でないものが戦場に立つのは見逃せないさ。勿論、嫁に関しても同じだ!」

この子、いい加減一夏君の所行ってくれないかなぁ。なんの悔いもなく死ねないじゃないか。

 

「簪嬢。武装が尽きたらすぐに戻ってくるようにな」

「もち、ろん・・・心配しないで」

ピースしてる手を突き出してきて宣言してるんだけど・・・後ろのシスコン会長がウゼェんでやめてもらってもいい?

 

「んで、君も来たのね本音嬢」

「かんちゃんがいくならわたしもいくさ~」

この子、大丈夫なん?いや、ガチで。

 

とりあえず、本音嬢には第二世代ISコアで作った篠ノ之束製後付武装量産機『灰兎』の一機を身に着けてもらって調整をしていく。

 

「っと、簪嬢。これ、やってみる?」

「・・・いいの?」

「この後、志願する人が増えてきたら流石に俺の手じゃ足りなくなるしな。束さんにクロエがすごくとも調整する人数が減るのはいいことだしな・・・あと、出来れば整備科の人達に手伝って欲しいとは思ってるんだけど、どうかな?」

「まかせ、て」

「ばりばり~」

「やめて!」

 

後、志願と言えるのか微妙だが。千冬シスターズが参戦。

 

「まどか、全員の相手頼むわ。一夏君生け贄にして構わないから」

「クックック、アーハッハッハッ!残念ね、私は円なる写身!」

「まどかなにしてん?」

「・・・ちょっとは乗ってくれたっていいじゃん。せっかくのネタだったんだからさ」

「俺もうあの戯言聞きたくねぇんだわ」

「今度全員この口調でそろえてきてやるんだからね!」

「何その意味の分からないツンデレ。ツンしかない上に嫌がらせにも程があるだろ」

「だからこそやる!」

「お前千冬さん似だからって容赦しねぇぞ」

「良いのか?姉さんが黙ってないぞ!」

「ついさっきから売られた喧嘩は買う趣味にしてね。幸いお前の姉妹たちは束さんにISの調整をしてもらってるし邪魔は入らないな」

「え・・・ちょ、じょ、冗談だって」

「お前、気に食わない奴の物まねを知り合いにされたらどう思う?俺はキレる」

「私は笑うけどなー、って答えは聞いてないんですよね分かります」

「くたばればっきゃろう」

 

その後。IS学園に、まどかの悲鳴が響いたことは言うまでもないだろう。

勿論、そのあと千冬さんに俺がフルボッコにされたことも語るまでもないだろう。

 

 

 

調整したデータを纏めてファイル分けしたりとかしたり、量産型の武装の在庫確認したり・・・いくら第二世代ISコアを作ってるとは言っても「作りすぎてバランス崩すのはいけないよねー」とは束さんの言葉だ。ぶっちゃけもうバランスぶっ壊してるんだけどなぁ・・・と内心でぼやきつつすべきことをやっていると、後ろから声がかけられた。

 

「鷲津、君・・・つれてきた」

 

連れてきた?と思いつつも振り返るとなんと簪嬢の隣でなんやかんややってた整備室の常連メンバーが大勢来ていた。

 

「あ、マジで連れて来たん?いや、まぁ助けるけど」

「これでも腕に自信はあるのよ?」

「伊達に二年もIS弄ってないもの」

 

顔は知ってるけど名前は知らん先輩達にとりあえず量産機を触ってみてもらう。何事も慣れから、ってのは千冬さんの言葉だ。

 

「鷲津くん、今までのISとだいぶ違うんだけど?」

「束博士が新しく考案して制作されたISコアですからね。色々と変更点が多いかと」

「え!篠ノ之博士ISコア増やしたの!」

「IS学園にあるISは専用機と訓練機。それだけじゃ少し数が心許ないってんで作ってましたよ」

「うわぁ・・・流石天才、やることのスケールが違いすぎるわ」

 

ま、ほとんど口から出まかせなんですけどねー。

 

「鷲津、くん・・・ここは」

「ISの意思と対話しよう」

「・・・・・・え?」

「対話しよう」

「・・・頭、わいちゃったの?」

「ISと会話すれば、どこに違和感があるのか教えてくれるし、解決方法も教えてくれる。人間で例えるなら、体調崩した針師がどこに針撃てばいいのか教えてくれるようなもんだ」

「・・・わけが、わからないよ」

「考えるな、感じるんだ簪嬢!大丈夫さ、優秀な技術者な君なら大丈夫だ!」

「なんで、急に・・・熱血に」

「もっと、熱くなれよ!」

「暑苦しいから黙って」

 

簪嬢、キレたら流暢に喋るようになるのか。いや、こっちが素?ならさっさとあの厨二姉との決着というか結論というかその辺すっきりすれば本来の簪嬢として生きれるのかねぇ・・・まぁどっちにしろ世界守らなきゃな(使命感)




次回

未定は未定

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