I・S~DC~ インフィニット・ストラトス~ダサシンクリード~   作:凡人9号

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誤字脱字が目立つ作者ですが第五話です。

原作を買った結果・・・原作を下地にしてるからソレ+書きたい事をプラスしたらあっという間に五千文字!こんなに書いたのなんて初めてじゃね俺。

この調子で書いてて・・・何時になったら鈴ちゃん出せるんだ(困惑)


原作が始まってるそうですよ

さて、少し疑問に思ったのだがこの机は凄い未来的だ。そりゃISなんて近未来を通り越した兵器について勉強する施設なんだ、そりゃ最先端な代物を使うのが相応しいという物だろう。

 

にもかかわらずだ!椅子は古今東西何も変わらずシンプルな椅子のままだ!

 

何故だ、椅子の下にでも推進エンジンでもつければ少しはバランスが取れるようになるのか?イーツモヒートリーデアールイテーイター

 

「諸君、私が織斑千冬だ。君たち新人を一年で使い物になる操縦者に育てるのが私の仕事だ。私の言う事を良く聴き、よく理解しろ。出来ない者は出来るまで指導してやる。私の仕事は弱冠十五才を十六才まで鍛え抜くことだ。逆らってもいいが、私の言うことは聞け。いいな」

 

千冬さんなんで仕事内容二回言ったんですかねぇ・・・あれか?強調したいのかな?

なんてのんびり構えてたら突然響いた黄色い歓声に耳をやられることになる。

 

「きゃー!千冬様、本物の千冬様よ!」

「ずっとファンでした!」

「私、お姉様に憧れて北九州からこの学校に来たんです!」

「あの千冬様に指導していただけるなんて嬉しいです!」

「私、お姉様のためなら死ねます!」

 

突っ込みどころ満載だが今耳が痛すぎてそれどころじゃないんですよ、だがこれからする行動は必然なのだ・・・

 

乗るかしかない、このビックウェーブにっ!

 

「キャー千冬様素敵ー!抱いて!」

「お前はさらりとそっちに混ざるな!」

「ワザマエ!」

「お前もだ!」

 

乗った結果がこれだけどな!

 

「・・・毎年毎年よくもこれだけ馬鹿者が集まるのだ・・・二名ほど違うのもいるが、感心させられる・・・・・・それとも何か?私のクラスにだけわざと馬鹿者を集めているのか?」

 

またまたご冗談を、じゃなきゃ貴重な男性IS操縦者を三人も同じクラスにしませんってば。

にしても流石千冬さん、コレちょっとした国が作れるレベルの人気なんじゃないですかね、IS学園から独立しません?

 

「きゃああああ!お姉様!もっと叱ってください!罵ってください!」

「でも時には優しくしてっ!」

「そしてつけあがらないように躾をしてください!」

「たまには下克上を果たしてみたり!ふべっ」

「そしてその反動でさらに躾けられたり!あべしっ」

 

下二人は言わなくても分かるだろう?千冬先生の出席簿を喰らった俺と転生者だ。

 

周りの女子からの目線がひどいが・・・お前等も大してかわらねぇからな!むしろ本気で言ってるお前等の方がおかしいからな!レズが普通とか奇妙な思考回路してんじゃねぇぞオルァ!

 

「で、挨拶もまともに出来んのか?お前は」

「いや、千冬ねぇ!俺は――って!」

「織斑先生、と呼べ」

「・・・・・・はい、織斑先生」

 

机に叩きつけられた一夏君見てうっとりするのは止めるんだ女子達!顔がだらしない事になってる子が二~三人居るぞ!

 

「え・・・もしかして織斑くんって千冬様の弟・・・?」

「なん・・・だと・・・!?」

「それじゃあ彼がIS使えるのっていうもの関係してるのかしら?」

「だとしたら他の二人も・・・」

「ああっ、いいなぁ・・・代わってもらえないかなぁ」

 

やめろ、一斉にこっちとあっちをチラッと見るのは止めるんだ。

後、最後の一人はせめてこっちを見て言ってくれ、俺でも転生者でも一夏君でもなく千冬先生を見ながら言うな、どんな思考してるんだお前さんは。

 

さて、教室の雰囲気がなんか残念な感じになったところで

 

「さぁホームルームはこれで終わりだ。諸君等にはこれからISの基礎知識を半月で覚えてもらう。その後実習だが基本行動は半月で体に染み込ませろ。いいか、いいなら返事をしろ。よろしくなくても返事をしろ!私の言葉には返事をしろ!」

 

そして全員一斉に返事を・・・いや、センセー、一夏君が返事をしてません。ただの屍です。

 

その後、姉弟で少し会話をしてから一夏君が席に座り姿勢を正して早速授業が始まった。

 

イヤ冷静に考えたら入学式の日に授業があるってどういうことなのっ!ってか自己紹介まだですよ俺!

 

 

 

一時間目のIS基礎知識の授業が終わったところで殆どのクラスメイトが席を立ちフラフラと団体を形成していく。そんな中俺と転生者は完全に動きがシンクロしていた。

 

教卓の真ん前の席で項垂れている一夏君へと真っ先に近づいていった。

 

「おっすおっす一番目と二番目、俺が三番目の金城栗栖だ。気軽にクリスって呼んでくれ!」

 

・・・・・・なにこの転生者良い奴。

 

「お、俺は織斑一夏だ。俺の事も気軽に一夏って呼んでくれ」

 

うん、なかなかに好青年だな一夏君。だがしかし顔色が優れないのはいけないことだな、どんなときも平常運行で生きなければいけないよ・・・ええそうですとも、地獄の修行の成果ですともチクショウ。

 

「初めまして一夏君とクリス。鷲津翔だ。まぁ好きに呼んでくれ」

「じゃあ麻雀で負けた奴で」

「チッ、チゲーし、あっ相手が悪かっただけだし・・・ってか微妙に違うし、俺は『づ』あっちは『ず』」

「あの初登場時の時点で中学生には見えない主人公の漫画か、一瞬何事かと思っちまったぜ」

「ロマンだよな~ギャンブル」

「勝てる気しねぇけどなー」

「だよなー。麻雀のルールは覚えたけど難しすぎて出来る気がしないって」

 

そんな初対面でするような会話じゃない会話をしていると後ろから「ちょっといいか」とキツめの声が聞こえた。

 

振り返ってみればワガママボディーに黒髪ポニテの美少女が!ただまぁ少し目つきは悪いがソレは愛嬌だろう。そしてこの子・・・かなり強いな、その筋では有名なのだろうか。

 

「鷲津、知り合い?」

「んいや、俺は知らん。そっちは?」

「・・・ほ、箒?」

「なんだ、一夏の知り合いだったか」

「なんだ、一夏君の知り合いか」

「少し借りてもいいか?」

「「どうぞどうぞ」」

「では、廊下でいいか?」

「あ、ああ。じゃあ悪いけど少し行って来る」

「「ごゆっくりー」」

 

そして教室から出て行った一夏君とポニテ少女・・・箒とか呼ばれてたから箒嬢でいいかな。二人を見送って・・・

 

「モーゼみたいな光景だなありゃ」

「すげぇ、人ごみが避ける光景なんて初めて・・・でもないか」

 

体育館で千冬先生に説教される少し前に千冬先生相手にも道を開けてるのを見たな。

 

「で、時に鷲津君や?」

「いきなり何ぞやクリス氏?」

「IS学園って・・・女子のレベル高くね?」

「都会って感じがしますなぁクリス氏!・・・うっぷ」

「え、どうしたん急に」

「化粧とか香水の匂いとか意識したら気持ち悪くなってきた、リバースしそうだからトイレ行って来る」

「お、おう・・・気つけてな鷲津」

 

よかった、俺の時もちゃんとモーゼごっこしてくれた。さて、男子トイレは・・・遠いな。

 

 

 

タップリ吐いて帰り道の途中にあった自販機で水を買って飲みながら女子生徒達とモーゼごっこをしつつ教室に戻ったらなんかクリスが女子三人組に囲まれていた。内一人はなんかダボダボな袖、通称『萌え袖』をしているが・・・見ていて袖をまくってやりたくなる感情に駆られる。

 

「ただいまクリスー、モテモテだな」

「わ、鷲津!たすけ、助けてくれ!」

 

声をかけたらなんか知らんが急に抱きついて来てそのままの流れで俺を盾にしやがった・・・うわっ!クラスと廊下に居る女子の数人の目が光った!

 

「とりあえず離れろ、話はソレからだ」

 

俺はホモォを見かけたら踏みつけることを信条にしているんだ、流血沙汰になりたくなければ離れる事だな。

 

「すまん、だが・・・俺は実は女子は苦手なんだよぉ」

「男の方が好きとかそう言うんじゃないよなテメェ!」

「それは違う!断じて違う!普通に女子は好きなんだが・・・」

「なにがあったかは深くは聞かないがとりあえず落ち着け。クラスメイトも困ってる」

 

一部は涎垂らしてるけど・・・やめろ!鷲×金とか言うの止めろ!逆も止めるんだ!ついでにと言わんばかりに一夏入れんな!駄目だ腐ってやがる、遅すぎたんだ!

 

「あ、予鈴鳴っちゃった!」

「戻んなきゃ先生に怒られる!」

「でももう少し見ていたい!」

「先生に叱られるのと目の前の楽園・・・後者だな!」

 

後者だな(キリッ)じゃねぇよ戻れよ!

 

 

 

その後は人ごみも去り、どこかに行っていたクラスメイトも戻って来たり、一夏君が千冬先生に叩かれたりあったが、授業中です。

 

「であるからしてISの基本運用は国家の認証が必要であり、枠内を逸脱した運用をした場合は刑法によって罰せられ――」

 

先生してる山田先生は可愛いが大人な感じが確りと伝わってくる。うん、説明も分かりやすいし良い教師だな本当。

 

ただ一夏、お前はなにをさっきから挙動不審なんだ。俺と目が合って手元を確認してガッカリするのはやめるんだ。隣の女子を見るなビックリしてるだろ、女子も女子でなんかまんざらでもなさそうな雰囲気を出すのは勘弁してくれ、他の女子達が集中できないだろう。

 

それすなわち山田先生の授業の妨害以外何物でもない!

 

「織斑くん、何か分からないところがありますか?」

 

ほーら山田先生良い教師だから放っておけないんだよ、妨害か?妨害なのかテメェ。

 

「あ、えっと」

「分からないところがあったら何でも聞いてくださいね。なにせ私、先生ですから!」

 

胸を張ってたわわに実った二つの果実を振らすのは止めてください、一部の女子生徒達が自分の胸を触って落ち込んだり舌打ちしたり怖いです。

だがクリス、テメーは駄目だ。ハァハァすんなムッツリかよテメェ。

 

「先生!」

「はいなんでしょうか織斑くん」

「殆ど全部分かりません!」

 

よろしい、ならば誅伐だ。誰か魔術が施された水銀持ってこーい!

 

「え・・・・・・・・・殆どぜ、全部・・・ですか・・・・・・」

 

山田先生が自信喪失しちゃったじゃないか!直訴だ直訴!

 

「え、ええと、織斑くんの他に今の段階で分からないって人はどれくらい居ますか?」

 

織村以外いないかなぁ・・・ってクリース!お、お前って奴は・・・そうか、一夏君に恥をかかせないためだな、俺は分かるぞ、お前は良い奴だ。

 

「・・・織斑、金城。入学前に渡した参考書は読んだか?」

「古い電話帳と間違えて捨てました」

「読み終わった漫画雑誌と一緒に捨てました」

「必読と書いてあっただろうが馬鹿者共」

 

当然の如く出席簿で叩かれた二人だが・・・クリス、お前、マジか。こいつ等二人残念なイケメンなんてレベルじゃないぞ。大丈夫かよこの先。

 

「・・・鷲津、お前は大丈夫と言っていたよな」

「サ、サーイエスマム!自分の事前勉強は万全であります!サーイエスマム!」

「よろしい。二人は後で再発行をしてやるから一週間以内に覚えろ。いいな」

「いや、あの厚さを一週間で覚えるのは・・・」

「俺アレちょっと読んだだけで頭痛くなったんですが・・・」

「やれ、そう言っただろう」

「「はい・・・やらせていただきます・・・」」

「いいか、ISは機動性、攻撃力、制圧力と過去の兵器を晴香にしのぐ代物だ。そんな兵器を十全な知識無く扱えば必ずどこかで事故が起こる。将来諸君等がそういった事故を起こさないための基礎知識と訓練だ。理解できなくとも覚えろ、そして守れ。規則とはそう言ったモノだ」

 

なんか成敗されて印籠出されて説教受けてる悪役みたいになってるが・・・実際あれを一週間ではきつい。俺は早坂さんが居たから一週間と半分ですんだが居なかったら一月は掛ってたんじゃないかな・・・まぁ時間が掛ったのが俺は脳筋だからってのもあるだろうけど。

 

それにしてもつかれたなぁあの追い込みは、ISなんて生涯で接する予定も無かったはずなんだけどなぁ・・・

 

「貴様等、『自分は望んでここに居るわけではない』と思っているな」

 

そらそーですよ、当然じゃないですか。俺はただ森の中走って竹刀振って適当にサラリーマンになって適当に生きようと思ってたんですから。

 

「人は望む望まざるに関わらず集団の中で生きなければ鳴らない。それすら放棄するのなら先ず人を辞めることだな」

 

要略すれば『人間辞めたかったら私を超えてみろ』って事ですよね分かります無理です。石仮面でも使わない限り・・・使っても勝てるかどうか、つまり無理です。

 

「え、ええっと織斑くんと金城くん。分からないところは授業が終わってから放課後に教えてあげますから頑張ってくださいね?ねっ?」

 

あぁ胸の前で両手を握り締めちゃって山田先生可愛いなぁ。

 

「あ、でも織斑くんは織斑先生の弟さん・・・ということは・・・」

「あーあーんんっ。山田先生授業を」

「ひゃっひゃい!」

 

一夏め、さっそく山田先生フラグを建てやがったな・・・いやこれは千冬先生が建てたというべきか?だとしたらこの学校全体に千冬センセーフラグが乱立してるぞ。

 

あ、こけた山田先生も可愛い。




これじゃあ主人公がただの山田先生スキーじゃねぇか!どうしてこうなった!
そして転生者こと金城栗栖。お前もどうしてこうなった!
そしてIS三人娘も少し登場!本当は少し会話させるつもりだったのに主人公がリバースしに行ったり、クリスがヘタレだったりで話せませんでした。
そんなクリス君の設定は書いてる最中に大雑把に作りました。初めは厨二か踏み台のどっちかのはずだったのになんでこんなことに・・・

主人公が女子の群の中にいても動じないのはただ単に『他人なんてどうでもいいや』って考えているからです。ある種ISの一人不思議の国してる電脳兎みたいなもんです。あそこまでぶっ飛んでは無いけどね。
一夏?気にしすぎ。クリス?まぁ設定上少し、ね?

今回も出なかったねオルコット嬢。箒嬢も二回台詞出たきり放棄気味だし・・・箒を放棄・・・ねーよ、どこぞの二十五歳児なら笑ってくれるだろうけどねーよ。

さーて次回のダサクリは~

オルコット嬢、大活躍。二回連続ではないですが、ご期待ください。

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