I・S~DC~ インフィニット・ストラトス~ダサシンクリード~   作:凡人9号

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お酒のせいで前半ネタだよ!
お酒のせいで投稿遅れたよ!
お酒のせいでなんかバイトが増えたよ!

全部美味しいお酒が悪いんや!


原作的全校集会ですよ

宇宙で色々カオスになってたり、束博士とクロエが暴走して使い物にならなくなったり、月に旗差してさっさと帰ろうとしたら銀色の何かとすれ違ったり、大気圏突入の際の空気摩擦で死にそうになったり、海に着水したら束博士が回収しに来てくれたり、そのまま拉致られたりしたけど、俺はそこそこ元気です。

 

夏休みはひたすら毒舌を浴びながらの試験機のテスターとして働き、三食飯付き昼寝ありネット完備で仕事中でも見れる快適と言える職場で楽しんでいた。なお給料は出なかった模様・・・いや、お金いっぱいあるから別にいいんだけどね・・・まだ試作段階で製品になってないからね、そりゃお金にならないですわ。

 

八月三十一日

どうやら俺は束アンリミテットインダストリから解放されたようだ。

何故って?パラシュート背負わされて害悪幼女クロエ・クロニクルの運転する雪ウサギ型SFカーから落とされ空の上からIS学園に向けてシュー!超エキサイティン!敵襲と思われ迎撃に来たモスグリーンのラファールを装備した山田先生に驚かれたのはいい思い出だ。

その後?山田先生に一時間、千冬さんに二時間の説教を受け。そして千冬さんからの修行という名の虐待を受けて夏休み最終日を迎えた。

 

九月一日

始業式。

偉い人からなんかグチグチとネチッこい嫌がらせを言われたような気がするが・・・一月程クロエの毒舌を毎日聞かされて慣れた俺に死角は無かった!むしろクロエの毒舌レベルが67だとしたら21程度だったので「俺に文句言ってる暇があったら仕事したらどうですか?」っていう趣の事を言っちゃった。

その後、入学式と同様に授業が有ったわけだが・・・別段何事も無かった。本当に、何も無かった。

 

九月二日

今日は、ひどかった。

昨日と違って何故か執拗に質問攻めにあった。何故昨日しなかったし・・・

途中で新聞部の連中が来たが「取材はNGだ!」と返したら帰っていったが・・・捏造されそう。

一番多かった質問が「篠ノ之博士って普段でもああなの?」だ。正直言おう「あれよりひどい」

なんてったって下着姿に白衣を羽織っただけで俺に試作品を渡してきた事も一度や二度ではない。

だが俺の鋼の精神は揺らがなかった!クロエが露骨に手で体を隠すようにしてたがそっちには興味ねぇ。俺のタイプは包容力のありそうな年上のおねぇさんだ、ぶっちゃけてしまえば山田先生の様な女性だ・・・欲を言えば年齢は女子大生キボンヌ。

 

そして今日!九月三日!

二学期初めの一組二組合同実戦訓練は一組の中で抽選で当たった一夏君と鈴嬢が空で戦っている・・・

しかしなんだ、一夏君武装に頼りすぎだな。もっと実体剣を使え実体剣を・・・そりゃもう金ジムを倒したガンダムさんのように「俺が白式だ!」っていうくらいには使おうぜ。

 

あ、あー・・・ボロ雑巾のようにフルボッコにされた一夏君はとても哀れだったと追記しておこう。

 

 

 

最近俺の中で流行のデジタル日記を付け、モニターを閉じる。

 

俺の日記は基本的には一日二本立てだ。昼飯食べる前に少し書いて、寝る前にまた書いて。なんでそんな面倒な事してるんだって?最近忘れっぽいんだよ言わせるな恥ずかしい。

 

精神的な意味では毎日毎日夢の中で殺されてるから正直余裕は出来たが・・・なんというか、自然と脳みそから不必要な情報で抜け落ちるようになってしまった。

一夏君とかクリスとか、その他大勢のISの動かし方とかは完全に覚えてるんだけど授業風景が殆ど抜け落ちている。

でもそれでも問題ないのさ・・・何故なら俺の脳みそはリンゴのおかげでチートになってしまったからさ!もう脳みそをネットに直結してるような物さ、正直ズルだよこれ!

 

そんな感じで変わってしまった自分に凹みつつ、感謝もしつつ、やっぱり凹みつつ、何故か俺になんかの薄いカツっぽいのをあーんで食わせてくる少佐・・・

 

「なんなのこれ?」

「嫁にドイツを少しでも知って欲しくてな・・・ドイツ料理だ!」

「ああうん・・・その国を知るにはまず食文化って言うよね。で、これ何?」

「子牛のカツレツ。その名もシュニッツェルだ!」

「相変わらずドイツ語はかっこいいなぁ・・・ボーデヴッヒとか戦闘機みたいで超かっこいい」

「そ、そうか・・・そうか!かっこいいか!」

「超かっこいい。名前のかっこよさと少佐のかわいさが合わさり最強に見える」

「普通の人間ではこうは行くまい!」

「鈴嬢が持つと頭おかしくなって死ぬ」

「勝手に殺すな!」

 

向かいに居た鈴嬢に箸投げつけられたけど気にしない・・・いや、だってネタだっとは言え悪いの俺だし・・・

 

「鈴、箸投げるのは行儀が悪いぞ」

「うっさい一夏!なんか馬鹿にされた!」

「凰、確かに名前はかっこいい・・・だがしかし!鳳凰ならもっとかっこよかった!」

「強そう(確信)」

「あ、確かに炎属性っぽいな」

「やっぱり鳳凰の片割れじゃ駄目だな」

「どんな貶しかたよそれ!」

「おい鳳連れて来い。そしたら完全体になれるから」

「なる必要ないし!」

「まぁそういわずに、本国戻って鳳探してきなって鈴ちゃん。強くなれるよ」

「強くなる必要ないし!もう十分強いし!」

「一夏君をコロッと落とせるようになるかもよ?」

「私が国に帰ってる間に先を越されるんでしょう!あんた達の魂胆見え見えよ!」

「「・・・え?」」

「・・・え?」

「鈴ちゃん・・・色ボケしすぎじゃない?」

「ないわー・・・学生の本分は学業だぜ・・・・・・ないわー」

「そっ、そういうあんた達はどうなのよ!」

「俺はそんな暇が無いだけ・・・クリスは・・・」

「・・・・・・いやだ、死にたくない・・・シニタクナーイ!」

「なんかトラウマあるっぽい」

「・・・もうコイツ訳が分からないわ」

「それに関しては同感だ、どうすりゃいいのよ・・・・」

 

なんかガクブルしてるクリスは放っておいて、そろそろ昼休みが終わるのでさっさと教室に戻る事にする・・・授業に遅れて千冬さんに訓練増やされるのはイヤだしな。

 

いつの間にか向こうで開催されてる一夏君のパートナー争奪戦に鈴嬢が加わりに行ったが・・・遅れんなよー。

 

案の定、一夏君は実戦授業で遅刻してきた。

なんでも「見知らぬ女子生徒に絡まれたから」だそうだ・・・所構わずフラグ乱立させるイケメン死ね。氏ねじゃなくて死ね。

 

 

 

そんな翌日。

朝っぱらから全校集会が行われた。名目は、今月の文化祭についての色々。

朝のSHRと一限目が使われ、授業がつぶれて喜んでる生徒が大半だが・・・俺は嫌な予感しかしなかった。

 

ザワザワとザワついている体育館で、虚さんがマイクを使って「それでは、早速ですが生徒会長からの説明となります」と言うとザワつきがあっという間に収まった。生徒会ってスゲェ!

 

だがその後に現われ教壇に立ち「やあみんな、おはよう」と発言したのはあの日あの夜あの場所で俺に扇子を突きつけようとしてきた厨二女だった!いやまぁ、知ってたから衝撃は欠片もなかったけど・・・あの厨二が生徒会長とか違和感しか感じねぇ。

 

一度軽く微笑み「さーてさて、今年は色々と立て込んじゃってちゃんとした挨拶がまだだったね。では改めて、更識楯無です。君たち生徒の長です。今後ともよろしくね」とかのたまってくれやがった。テメーが長とか俺は認めん、認めんぞ!だがなんだ、周りからはレズっぽい奴等・・・以外からもなんか溜息ついてたけど、なんだ?実はあいつカリスマなのか?信じられない・・・

 

「ではでは、今月含め今年一年の一大イベント!学園祭!今年は例年とは少し勝手が違うから、ちょっとした特別ルールを儲けるわ。そして、その内容というのが!」

 

すこし大げさに扇子を取り出し、真横に振るとそれに連動してモニターが表示される。

それだけならまだ良い、良いんだ・・・

 

モニターに一夏君とクリス、ついでに俺の顔写真がデカデカと貼り付けられてなかったらな!

 

「名付けて!『各部活動対抗、男子三人争奪戦』よ!」

 

・・・こんなんあったら俺は全力で剣道部に駆け込んでたぞ。糞テンプル騎士が、面倒な事を・・・

そんな俺の悩みを知らない皆さんは盛大に叫んでいる・・・中には女子高生らしからぬ生徒も居る。というかうるさい、超うるさい。

 

「皆静粛に!学園祭では各部活動が各々に催し物をして、ソレに対して投票を行って上位に入った部活には特別助成金が出る仕組みでしたが・・・それではつまらないということで部活動に入っていない三人の男子を上位三組に強制入部させます!」

 

厨二女、死ぬか?なぁおい、死ぬか?生まれて初めて他人を本気で殺したいって思ったわ・・・久々にキレちまったぜ・・・

 

そんな爆弾発言と、女子生徒達の狂乱と、おまけ扱いで貰っても誰も欠片も嬉しくないだろう内心でキレてる俺。そしてぽかーんとしている一夏君、なんかテンション上がってるっぽいクリス。

この怒りを一体どこに向けようか・・・

 

 

 

とりあえずその辺で壁ドンをして一回落ち着き、教室に戻ったら戻ったで始まった文化祭会議。

六つくらいある織斑一夏シリーズ、五つある金城クリスシリーズ、申し訳程度に添えされている二つの俺シリーズ・・・ってか俺のところだけ二人と比べておかしくないか『鷲津翔ブートキャンプ』『鷲津道場破り』おかしいだろこれ・・・

いや、文化祭的には二人のホストがどうのこうのより許可は出やすいだろうけど・・・所詮北海道の田舎男の扱いなんてこんな物ってことかチクショウ。来いよ脳筋生徒達に脳筋来賓客達よ、竹刀渡してやるから掛って来い。

 

なんて事にはならずに、少佐発案の「メイド喫茶」に落ち着いた。男子は執事をやれと言う話になったが・・・一夏君、クリス、俺・・・これ駄目な奴だよ!鈍感一人に馬鹿が二人、内二人イケメンだから問題ないだろうけど俺がやってもリアル執事みたいな感じで萌えは望めないぞ?そもそも俺が執事服来たらアサシン装束来たコナーみたいな感じでパツンパツンになるんじゃないか?筋肉的な意味で。

そして落ち着いた先は『ご奉仕喫茶』・・・迸る地雷臭に俺は前世の記憶にある合コン喫茶を思い出してしまった。

 

そしてクラスの代表たる一夏君が担任である千冬先生の元に報告をしにいくって決まった際、かわいそうなので付いて行ってあげることにした。ほれヒロインズ、この辺の気配りが出来ないようじゃ一夏君が俺ルートに入ってしまうぞ、無論コッチからお断りだがな!だから頑張れヒロインズ、一夏君をこっちに来させるな!

 

 

 

他のクラスメイト達が黒板に落書きしたり話してたりしている教室から生暖かく送り出され、職員室です。

 

「・・・・・・で、こうなったわけか」

「・・・はい、一組は喫茶店になりました」

 

一夏君と申し訳程度に軽く纏めたレポート用紙を教師机の上に置き、溜息をついてから千冬先生はつぶやいた。

前世の俺も文化祭で喫茶店になってスーパーに買出しとか行かされたけどIS学園はどうなんだ?業務用を大量に仕入れるのか?

 

「いやまぁ・・・なんというか、コスプレ喫茶、みたいなことです、はい」

「どちらかと言うとメイド喫茶ですかね。皆メイドで統一するみたいですし・・・いややっぱりコスプレ喫茶でいいですわ」

「・・・・・・お前等もなのか」

「いや俺達は執事服だ、です」

「俺とか普通似合わなそうですけどねー」

「で、コレは誰の考えだ・・・大方騒ぎたいだけの連中だろうが一応聞いておこう」

「それが・・・なんとですね・・・」

「ラウラです」

 

一夏君のその言葉に鳩が豆鉄砲食らった様は表情をした千冬先生・・・レア顔だー、とか思ってると爆笑し始めた。コレもまたレア顔だな。隣では一夏君が俺を見て微妙な顔してるが・・・なにか?家族だけしか見ることが許されない表情なのか?爆笑が?

 

「くっ、ハハハッ!そうか、アイツか!アイツがか!あ、アイツがコスプレやメイド喫茶とはな・・・いやはや、良い変化と言えばいいのか残念になったと言えばいいのか・・・ぷ、くくっ、ハッハッハ!」

 

どうしよう、手のつけられないくらいスゲーツボってる。

手の施しようが無いので一夏君を肘で突いて催促する。

 

「はっ、や、やっぱり、意外です・・・か]

「当然だろう。私はアイツの前を良く知っているからな。おかしくないわけが無いだろう・・・あいつが、くくっ、こ、コスプレ喫茶とは・・・クックック、あーはっはっは!」

 

爆笑しすぎて若干涙目になっている千冬さんを職員室に居る他の教師が奇妙な目で見ているが、一夏君がいるのを確認して「ああなんだ、家族の会話か」となって目線を戻したが「え!なんで鷲津くんいるの!」みたいな感じで二度見された。多分これで合ってるはず。

 

「ふぅ・・・さて、報告はコレだけだな」

「はい、これで終わりです」

「よろしい、ではこの申請書に必要な機材と数、必要な食材類を書いておくように。クラスでちゃんと話し合うように・・・それと、提出期限は最低でも一週間前だ・・・わかったな」

 

隣で「あ、やべ、面倒だな」とか顔に出てる一夏君の代わりに「一夏君に丸投げしますんで大丈夫ですよ」と答えておく。

 

「ちょ、おま、翔!」

「もし提出期限過ぎても提出できてなかったら一夏君・・・皆が悪乗りで考えた案やらせるからな」

「ほう、おもしろそうだな。詳しく聞かせろ」

「そうですね、じゃあ一つ一つ・・・」

「おいばかやめてくれ・・・頼む、止めてくれ・・・」

 

そんな一夏君は千冬さんにヘッドロックをされているので・・・俺は記憶にある黒板に書かれていた織斑一夏シリーズを上げていく。上げていくと唸ってる一夏君をよそに他の教師達が集まってくる。片棒担いでいる俺が言うのもなんだけど・・・なにこれかわいそう。




鷲津日記
機体性能を生かせない原作主人公
厨二女に先手を打たれた本作主人公
本作の裏で厨二女に絡まれる原作主人公

ふぁっきゅー生徒会長


次回

主人公、厨二女・・・再会。

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