I・S~DC~ インフィニット・ストラトス~ダサシンクリード~   作:凡人9号

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原作買いましたよー、小説投稿する前に買えって話ですがまぁこれから原作入るって所だから別にいいよね。

箒さんも可愛いね、セシリアさんも可愛いね。山田先生可愛いね!千冬さんクールだね。

でも僕は酢豚で有名な凰鈴音ちゃん!

そして申し訳程度のアサクリ要素。


原作が始まりそうですよ

正直言って、俺はISを動かしたり前世の記憶的な何かがあるだけの凡人だと思っていた。いや戦闘能力は反復練習のおかげだから、これ生まれつきとかじゃないから。多分だけど千冬せんせーも同じだろう。素質と才能の差がこれだよ!あの人はきっとあれだ、剣オンリーのVRデスゲームに巻き込まれたら直ぐに二刀流を使えるようになるくらい反射神経高い。

 

なんでそんな事を突然言い出したのかというと、

 

「今このタイミングで鷹の目覚醒とかどういうことなの」

 

俺の視界は今、夜空の様に黒く染まっている。

 

『鷹の目』特定のアサシンが所持する能力であり、コレさえあれば『一度視認した人物を見失う事はなくなる』そんな代物だ。

 

「ハッハッハ、まっさか俺が使える日が来るとはなー」

 

父親も母親も祖父も祖母もアサシンだって話は聞いた事ないし彼等から教えを受けた覚えも無いし・・・なんでだろうねこれ。

 

さて、そんな俺が今どこにいるか分かる人ー?ヒントはIS学園で一番アサシンらしい場所。

 

答え?

 

 

 

渦巻状の塔の天辺。いやこれ本当に塔なのか?いや塔なんじゃないかなぁ・・・塔でいいんだよねぇ!誰か教えてよ!!

 

いやー、ついうっかりいつも通り規則正しく日の出と共に起きてちょっとランニングしたり竹刀振ったりしてたら不意に視界に入ったあの塔。ウズウズしてつい登っちゃいました。

 

登りきってのんびり景色を見てたらある一回まばたきした直後、視界が殆ど真っ黒に染まって驚いて塔から落ちかけたのはついさっきの事だ。

少し意識をして目を瞑り、そして開く事で鷹の目のオンオフを切り替えるようになった。

 

「転生特典か何かかな?前世の記憶に無いだけで実は神様に会ってたとか?」

 

考えうる可能性は大量にある。が、ソレはおいておいて今俺は無性にある行動への衝動に駆られている。

 

あぁ、イーグルダイブしてぇ・・・

 

幸いな事に鷹の目を使って地面を見れば塔の膝元辺りに白い塊が見えるわけだ。鷹の目を解除して見てみると木の葉が集められた山のようにも見える・・・遠いからで良く分からないが鷹の目を使えばよく分かる。

 

金色に光る人物が木の葉の山(仮定)の付近を行ったり来たりしているのだ。金色ってことは重要人物なんだろうが・・・そんな事知らん!

 

「今の俺なら行けるぜ!レッツイーグルダイブ!」

 

鷹の目を維持したまま少し膝を曲げ、木の葉の山(仮)の真上へジャンプ。

 

やっぱり地面見たままのは怖いから鷹の目をオフにしながら回転して空を見る。

 

ああ、だんだん離れていく空が青いなぁ・・・これで死んだらダサいよなぁ・・・俺の記憶も誰かにインストールされるのかなぁ・・・

 

「へぶっ!」

 

体を優しく包むような感触と同時に背中に硬いものがぶつかる感触と、視界内で舞い上がる木の葉。

 

「え、ええっと・・・だ、大丈夫かい?」

「ええ、何故か無傷です・・・えっと、用務員さん、でいいんですか?」

 

俺の顔の上に突如現れた壮年なのだろうか皺の刻まれた柔和な笑顔を湛えた人物が現れた。特徴的な色のツナギから察して用務員さんなのだろう。

 

「ええ、どうも始めまして。IS学園の用務員、轡木十蔵です」

「どうも轡木さん、鷲津翔です。こんな形で初対面を迎えた事を謝ります」

「いえいえ、若い子供は元気が一番ですから」

「そう言って頂けると助かります。っと、散らかしちゃった木の葉集めるの手伝いますよ」

 

・・・その木の葉の山の上で寝そべってる俺が言う台詞じゃねぇなこれ。

 

「いえいえ、見たところジャージですがそろそろ食堂に行って食事を取ったほうが良いのでは?新入生は八時半に体育館の予定ですよ」

「・・・今、何時でしょうか」

「七時丁度ですね」

「やっべ後一時間半しかねぇ!・・・・・・いや十分じゃね?」

「鷲津君、少し汗臭いですよ?」

「マジすか、じゃあ早速戻ってシャワー浴びて食堂行く事にします!」

「道中、お気をつけて」

 

葉っぱの山から飛び跳ねてすぐさま真っ直ぐ寮へダッシュで向かう。

 

だけどなんだろうか、背中に突き刺さるような視線を感じるのはどうしてだろうか。轡木さん?・・・あー、なんかSMプレイで使いそうな器具の名前してるよね。

 

でも鷹の目で金色に光るって事は『重要人物』って事なんだよな、一介の用務員が重要ってどんなだ?こんど千冬先生に聞く事にしよう。

 

 

 

それからと言えば・・・真っ直ぐ森の中を走りぬけ寮に到着したり、颯爽とシャワーを浴びて髪乾かしてなんかやけにフィットする制服着たり、食堂で働いているおばちゃん達をお姉さんと呼んだり、そのお姉さん方がサービスしてとんかつ定食を特盛りにしてくれたり、他の女子生徒達の波にこっそり馴染んでしれっと体育館に入り込み教師に見つかって騒ぎになったり、

 

「全く、お前は何故あんな行動をした」

 

千冬センセーに正座させられています。

 

「いや、ノリで。正直男一人でどう行動すれば良いのか分からなかったんです・・・不安だったんですよぉ!」

「だからといって女子の列に並ぶか普通」

「バーゲンの時とか」

「話を逸らすな!」

 

手に持ってた出席簿で叩かれたが・・・なんだろうか、手加減された?

 

「そしてお前の居るべき席はあそこだ」

 

出席簿で示された場所を見てみると・・・

 

一人目、織斑一夏。

うん、まぁ当然だ。

 

二人目、金髪オッドアイ。

 

まって、修行でろくにテレビとか見てなかったから三人目が居るなんて知らなかった・・・・・・・・・ってか転生者だアレー!

 

待って!ねぇ待って!転生者とか居るのこの世界!じゃあ何か?この世界なんかの物語の世界なのか!

「ここが○○の世界か」とかいうライダー来ちゃうの?ライダー大戦始まっちゃう感じですか!

 

「落ち着け!」

「たわばっ!」

 

うん、今度の出席簿はちゃんと痛い。表現するなら・・・ちゃんと腰が入ってるって言うの?

 

「落ち着いたか」

「あい、すみませんでした千冬センセー」

「よろしい、では空いてる席に座れ」

「ういッス、行ってきます」

「うむ、行け」

 

とりあえず衆目に晒されながらも歩いて織斑一夏君の隣に座る。

配置的には俺、織斑、てんせーしゃ。

 

どこからどう見ても髪の毛ボサボサの野生児、キリッとした爽やかなイケメン、クール系金髪オッドアイイケメン・・・なんだこの公開処刑。イケメンしかIS動かしちゃいけないの?やっぱ俺って突然変異かなんかで動かせたんじゃないかなぁ・・・

 

隣を見たら織斑一夏君はなんか放心してるし、その向こうに見える転生者(仮)はこっちを射殺さんばかりに睨んで来てるし・・・助けて千冬せんせー・・・あ、無視ですか。まぁそうですよね。

 

 

 

入学式は入学式で変わらないようだ。

お偉いさんが長い話したり、生徒会長が話したり、新入生代表として転生者君がカッコイイ事言ったり、千冬さんが話したり・・・あれおかしくね?千冬先生って一教師じゃないの?非常時の指揮権一任するとかなにそれこわい。

 

そんな式の真っ最中、暇でもあったので鷹の目使ってみたらカオスカオス。

 

所々に居る青い人物。青いのは『此方に友好的な感情を持っている人物』である。

大量に要る白い輪郭の人物。これは『取るに足らない通行人とか』背景とかモブである。俺もそっちがいいなぁ・・・

その次に多いのは赤い人物。赤いのは『此方に敵意を抱いている人物』である。敵多ッ!

 

青いのよりも多いのは金色の人物。要するに重要人物。恐らく『原作での重要人物』ってことなんだろうなぁ・・・なんかテンション下がるわぁ。

 

まぁ置いておいて、金色なのは千冬さんに始まりその弟で隣に座っている織斑一夏君、生徒会長。大量の生徒の中に二人ほど。

 

意外なことに転生者君は青だった。じゃあなんで俺睨まれたん?

 

 

 

早速ですが、教室の空気が最悪です。

 

お前等せっかく山田先生が気を聞かせて『一年間よろしくお願いしますね』って言ったんだから俺みたいに『よろしくおねがいしまーす』って能天気に返せよ!みろよションボリしてる山田先生を、かわいそうだろうが!いや実際は可愛いだけどね!

 

そんな訳で、俺は今一年一組に居る。席順は苗字なので『わ』の俺は俗に言う主人公席な窓際最後尾。こんな良い席に座らされるなんて・・・俺に寝ろと?

 

「織斑くん、織斑一夏くんっ」

「は、はいっ!?」

 

あ、漸く反応した。これから一年間を共にする同級生の自己紹介を聞いていないとは全く太てぇ野郎だな織斑ァ!

 

急に声を上げた織村にビビッた山田先生も可愛いなぁ・・・ってあれ、俺ってこんなキャラだったってけ・・・あ、ヤベェ。

 

化粧とか香水の匂いで気持ち悪くなってきた。

 

ちょ、意識しないようにしてたのに一度思っちゃったら止まらないじゃないか!何故か?それは元々の山育ちという事もあるが師範の修行で五感を鍛えさせられたのだ。なので俺の五感は強靭!無敵!最強・・・ではないが鋭いのだ。

 

やっべ、吐きそう。なんて思ってたらつい先ほど耳元で聞いた破裂音が響いた。

 

「げえっ、関羽!?」

「りょっ、呂布だー!」

 

そんな事を叫んだ直後、先ず織斑が叩かれた。次に俺の方に出席簿が飛んできた。

 

「ワザマエ!」

 

襲ってきた衝撃に耐えながら頭を抑えていると何処かからそんな声が聞こえてきたが・・・お前か転生者、なかなか話の分かる奴っぽいぞ?直後ソイツも千冬先生に叩かれた。席が織斑と近かったのが悪かったな。

 

「誰が三国志の美髭公で飛将で忍者か、馬鹿者共」

 

きゃー千冬センセー!

 

でも現代の呂布クラスじゃね?ISの名前赤兎馬でいいんじゃないかな?

 

ってまた出席簿が飛んできた!ええいっIS学園教師の出席簿はブーメランか!




前回の答え。

④「お、織斑くん、それ本気で言ってるの?」「男が女よりも強かったのって、大昔の話だよ」
「織斑くんは、それは確かにIS使えるかもしれないけど、それは言いすぎよ」(これは原作のみでアニメ未発言)「女と男が戦争したら三日持たないって話だよ」(前の台詞に変わってアニメで発言された)
この一連の流れが嫌いだったから切った、でした。『織斑』の名前くらいは覚えてても良かったんだけど前世の人はソレすら忘れる程にイヤだったようです。

そしてようやく出ましたアサシン要素『鷹の目』!上手く表現出来てるか・・・いやできてねぇわこれ。
さらに出ました『転生者』クール系だと思った?残念系でした!ゴウランガ!

中途半端な所で切りましたが、このまま続けてたらセッシーさんが喧嘩売るところまで書きそうだったから止めておきました。

ソレよりさ、見てくれよお気に入りの数。

うっはw40ww40とかwwwマジワロスwwwwwwwやめてくれよ・・・ほんとにさ、やめてくれよ・・・

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