I・S~DC~ インフィニット・ストラトス~ダサシンクリード~   作:凡人9号

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今回、前の二話よりも長いです。まぁいつもが三千五百文字くらいなので長くも無いですけどね。

本来なら金曜の昼にでも上げようかと思ってたんですけどQBH(急にバイトが入ったので)
バイト中に色々考えてた結果伸びたわけです。

もうこれ方向性わかんねぇな。相変わらずアサシン要素皆無だし。


原作は始まりませんよ

どうも、鷲津翔です。俺は今・・・

 

「IS、正式名称『インフィニット・ストラトス』科学者『篠ノ之束』が独力で開発した宇宙空間での活動を想定して作られたマルチフォームスーツであるが、製作者の『宇宙進出』の思惑とは大きく外れ『兵器』として運用のみに開発が進められる事になった哀れな兵器よ」

「うん、哀れと思うなら『兵器』って呼ぶの止めろよ」

「だって関係ないじゃない」

「言い切ったよこの人、今俺に教えてるのに言い切ったよこの人」

 

学校の教室にて数少ない女友達、早坂さんにISについて教えてもらっている。三年生は卒業まで自由登校となっているが、皆遊びたい盛りだ、横でゲームしやがって畜生が。

 

織斑さん達?何故か家に一泊してから帰っていったよ、その間我が家には近所の人達が集まりに集まってちょっとした宴会騒ぎ。慌ててる山田先生は可愛かった。添えるだけだったけど『第二IS男性操縦者』になった俺とのお別れ会の意味も含めていたっぽい。お前等飲みたいだけだろもう訳ワカンネ。

 

「だって私IS学園受験したのに落ちたんだもの!受験せずに通えるようになった人に八つ当たりするしかないじゃない!」

「うわヒデェ!」

「鷲津君には私が憧れた整備科に行ってもらうんだからね!」

「整備科って何ぞや」

「IS学園は二年生になったら整備科を選択できるんだ!正直整備科に入って技術的なこと学んでるとIS開発してる企業に入社しやすくなるんだよね!」

「将来安定だね!」

「ではそのために一問!アラスカ条約とはなんですか!」

「うわいきなり問題振ってきやがったよこの人!・・・アラスカ条約、確かIS強すぎるからISの情報公開して共有して争わないようにしようよ!IS強すぎるから兵器運用しない様にね!ISの研究は企業だけで国が開発用の機関を作るのは無しだよ!・・・とかじゃなかったっけ?」

「ついでに『IS』作ったのが日本だからって理由で日本にIS学園が建てられたのよ」

「なんかもう頭イテェ」

「次!」

「勘弁してくれよ!」

「ではISコアとはなんですか」

 

詰め込み教育駄目絶対!でも整備科か・・・武装とか作れたりするのかなぁ。いや流石に無いか。

 

 

 

早坂さんとの勉強の後に待っているもの、それはただ一つ!

 

「さぁ、卒業試験に向けての修行です」

「・・・卒業ってなんのですか?」

「我が道場の免許皆伝のです」

「着実に俺の都会進出計画が進んでいく・・・」

「嫌そうですね、何故です?都会はいいところですよ?」

「見ず知らずの女に無理矢理奢らされるような事案が結構な頻度で起こる都会なんて魔境と同じじゃないですかやだー!」

「お上りさんのフリしてれば引っかかりませんよ」

「フリじゃなくてそのものですよ俺は!いやだぁああああ都会なんて行きたかねぇよぉおおおおおお」

「動かしてしまったものは仕方ないじゃないですか、ほら。責任を取りに行ってきなさい、そして義務を果たしなさい」

「大人なんて嫌いだ・・・勝手に法律作って勝手に強要して勝手に逮捕して・・・」

「それが大人のエゴです。これから君は多くの大人達と関わる事になるでしょう、君はまだ中学三年生、様々な事を学び成長するのですよ」

「ソレっぽい事言ってドヤ顔してるところ悪いんですが修行に入りません?」

「よろしい、ならば最後の追い込みだ。これからIS学園入学まで本気で行かせてもらうよ」

 

あ、死んだなこれ。

 

 

 

学校に行っては勉強し、終わっては師範の道場で夜遅くまで最後の追い込み修行に入り一月が過ぎた。

 

黒服さんが運転する車で実家から最寄りの新幹線乗り場へと運ばれ、北海道土産を買い。そこから都会まで新幹線で一直線。何も喋らない黒服さん三人に囲まれむさ苦しい中で時折写真を取られたりし、新幹線降りたらまた車に乗せられ最後にモノレール。窓から見える近未来的な建物に内心仰天しつつも降ろされて三人に囲まれたまま再び歩き・・・

 

「これが・・・IS学園か!近未来的な外見に緑まで多い!流石独立国家的扱い素晴らしいな」

 

スゲェよこの学園。普通森作ろうなんて発想に到らないしそもそもそんな土地が無いだろう、遊歩道には結構な数の木が植えられている素晴らしい光景だ。その上なんか渦巻状の建造物まである、あれどうやって維持されてんの?

 

「鷲津か。時間通りだな」

「あ、織斑さん。どうもお久しぶりです。忙しい中どうもすみません」

 

正直、IS学園に無理を言って『IS学園入学一日前』に来ることに許可を貰ったのだ!何事も下見は大事だがこれから三年通うことになる学校だからな、初日が大事だろう。

 

「うむ、参考書は覚えてきたか」

「女友達に頼み込んで何とか」

「師範氏は」

「たっぷりフルボッコにされてきました。その分ランクアップはしたと言われましたが」

「ならば今から入試模擬試験だ」

「・・・・・・え、試験あるんですか」

「当然だろう?と、言いたいところだが、入試と言っても筆記試験等ではなくお前が一日早く来ると連絡を入れてから上から『やはりIS機動試験は必要だろう』等と言い出してな。まったく、私がアレだけ言ったにも関わらずに連中は・・・」

 

ああうん・・・なんか仕事増やして申し訳ございませんでした!

 

 

 

「ではこれより、模擬試験を始める!」

 

目の前には打鉄を装備したジャージ姿の織斑さん。そして俺もジャージで打鉄を装備しているわけなのだが・・・・・・ジャージ?

 

「織斑さーん、確かアイエスって専用のスーツありましたよね?ソレ着なきゃスペック落ちるんじゃないんですか?」

「そうだが、私とあれほど打ち合えるんだから別に要らんだろ。それに男用のISスーツはまだ開発中だ」

「打ち合ってない打ち合ってないですよ捏造しないで下さいよ・・・じゃあせめてハンデくれません?」

「私が専用機ではない。これがハンデだ」

「なんてこったい・・・負け確じゃねぇか」

「ソレに加えて私のエネルギーを五割削れたら終わりにしてやろう」

「五割でいいんですか?」

「よろしい、ならば七割だ」

「と言うか俺まだ動かし方すらまともに分からないんですけど!」

「安心しろ、実戦の中で教えてやる!」

「脳筋じゃないですかーやだー!」

 

世界最強 織斑千冬 が 現われた

 

 

 

「武器ってどうやって出すんですかー!」

「イメージしろ!」

「空ってどうやって飛ぶんですか!」

「イメージしろ!」

「こうですか分かりません!」

「良いイメージだ!だが無意味だ!」

「うおっ!ふざけやがってクソが!」

「良いガードだ、だが口が悪いな!」

「打鉄って他に武装無いんですか?」

「刀一振りだ!」

「兵器として欠陥品じゃないですかーやだー」

「ISなど全てが欠陥品だ!」

「それで現代兵器を凌駕するなんて・・・こんな欠陥品があるか!」

 

やってるときは必死だったが終わった後で審判をやって下さっていた山田先生に戦闘データを見せてもらったらこんな会話をしていた。

 

「・・・俺ってこんな喋ってたんですか」

「うむ、必死だったぞ」

「でも凄かったですよ鷲津君!織斑先生の言った通りエネルギーを七割削れたじゃないですか!」

「相打ちでしたけどね・・・と言うか都会に来てまっさきにやったことが戦闘とか・・・やっぱ都会って怖い」

「私からしたらあそこまで雪が積もる事のほうが怖いのだが」

「ああそう言えば宴会の時に見せられてましたね。家の一階くらいなら軽く埋まりますからね」

「あれは恐ろしい」

「ええ、あれはちょっと住みたくないですね」

「畜生都会人にバカにされた!俺だってIS動かさなきゃこんな魔境こねぇよクソが!・・・・・・このデータって俺貰ってもいいんですかね」

「他に出さなければな」

「冷静に見返して反復練習するだけですよ」

 

べっ別に『織斑さんの戦闘データなら金が取れるぜへっへっへ』とか考えてないんだからね!

 

「するなよ」

「しませんよ・・・・・・ッ!」

「織斑先生はたまにこちらの考えを読んでくるのでそれだけは気をつけてくださいね」

「先に言ってくれませんかね山田先生ぃ!」

「ほう、山田君は私のことをそんな風に思っていたのか」

「ぴぃっ!」

 

そして流れるような動きで山田先生の顔面をアイアンクローする織斑さん。あ、山田先生死んだなコレ。

ってかこの映像良く見たら俺の本能スゲェな。打ち合いじゃまともに勝てないって判断して織斑さんの剣を受けたと同時に攻撃を返してるよ、時々避けられるけど確実に当てれるようになっていく映像の中の俺・・・完全に相打ち覚悟だコレー。生身じゃ絶対こんな戦い方しないけどな!

 

しかし・・・実際に乗ってみた結果、ISなんてこんなものか。な感じだ。織斑さんが欠陥品って呼ぶのも納得だわな。

 

「ところで鷲津、お前は私を先生と呼ばないのだな」

「・・・・・・千冬先生?」

「何故苗字ではなんだ?」

「織斑先生より言いやすいですし・・・三文字って素晴らしいですよね」

「そんな理由で山田君の事もか」

「真耶先生より山田先生の方が呼びやすいですし・・・やっぱ名前は駄目ですかね」

「許可しよう」

「わーい許された」

 

許された・・・あれ何故許されたし!

 

「ああそうだ、本来の目的をスッカリ忘れていたが今からIS学園を一通り案内する」

「えっと、山田先生は大丈夫ですか?」

「大丈夫だ。これでも元日本代表候補だ、軟じゃない、いいな」

「アッハイ」

「では行くぞ」

 

 

 

「ここが職員室だ」

「ちょっとお邪魔してもいいですかね」

「何故だ?」

「いや、前に織斑さんが『男がIS乗れるようになったことで学園に連絡が大量に来てる』とか言ってたじゃないですか?その件でお詫びにと北海道土産を買ってきた次第でございます・・・ちょっとした休憩の時にでも」

「そうか、いい心意気だな。だがそういうのは賄賂と思われるぞ」

「・・・・・・じゃあ千冬先生、お手数ですが『北海道で買ってきた』とでも言って」

「私が北海道に行ったのは一月も前だ、いまさら土産か」

「・・・・・・・・・・・・どうしましょ」

「途中まではいい考えをしているんだが最後でトチるなお前は。私が何とかしておこう」

「やったー!千冬先生ステキー!」

「それほどでもない」

 

「ここが生徒会室だ、関わることはないだろう」

「じゃあなんで連れてきたんですか」

 

「ここが第一アリーナだ」

「広い」

「お前も来たことがあるだろう、私達が戦った場所に戻ってきただけだ」

 

ついさっきじゃないですか・・・って、え、説明それだけ?

 

「そしてここが『第一アリーナ整備室だ』」

「わーい整備室だー」

「どうした?」

「いや、友人にね、IS学園に受験した奴がいるんすよ。まぁソイツに勉強教わったってのもあるんですけど・・・ソイツがですね、『整備科入れ、絶対』とか言ってたんでこっちもその気になっちゃったわけですよ」

「まぁ整備室は他にもある、ここはISバトルを行う前にIS自体を搬入したり最終調整したりする場所だ」

「じゃあ普通に使う整備室はここではないと」

「その通りだ」

 

「そしてここがその整備室だ」

「わーい整備室だーやったー!」

「籠もるなら放課後にしておけよ」

「ラジャーです!」

 

「そしてここが最後・・・いや、食堂等はあるがまだ開いていないしな」

「食堂あるんですか・・・で、ここは?なんかホテルっぽいですけど」

「ここがIS学園の寮だ」

「そう言えば寮制でしたね」

「そしてこれが鍵だ。喜べ、男一人部屋だ」

「その言い方からすると男一人部屋じゃないところもあると」

「とある兎のおかげでな」

「なにその兎こわい」

「鍵も渡した、他の者達にも通達が行きわたっている・・・では明日まで自由時間だ」

「気がついたらもう日が暮れてるんですね」

「そうだな、思ったよりもお前がISで粘ったからな」

「まぁ今日は寝ますよ、来る前にも師範にボコられてるんで正直疲れました」

「うむ、では明日から勉学に励むように」

「お疲れ様でしたー」

 

さて、部屋のナンバーは・・・1250号室。キリのいい番号だな。気に入った、返すのは卒業してからにしてやる。




主人公の取った対織斑千冬戦法は生身じゃ出来ません。
主に主人公の耐久力と千冬さんの攻撃力的な意味で。

主人公整備科フラグは・・・なんだろう、バイト中に思いついたノリです。深い意味は無い!

自分から自分への質疑応答
Q1,オタリーマンな前世の人がなんでISを知らないの?以下の回答から一つ選択しなさい。
①OPの前になんで空中戦してるのこわい。
②主人公なんか無理だわ、なんだろうこの感情・・・これが、嫌い?
③姉とはいえ学校で弟を机に叩きつけるのか・・・駄目だコレ。
さてどれだ!

次には原作は入れたらいいなとか思ってたが・・・所詮思ってただけさ!
それより投稿前に二回くらい目通して誤字脱字探してるんだけど後で見ると結構あるんだよな、畜生め。

なんかもう・・・次の話から風呂敷広げまくってみようかな。回収できないくらいデッカイの。さし当たって・・・ご都合展開とか踏み台転生者でも出してみようかな、なんか楽しくなってきたぞ(混乱)

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