I・S~DC~ インフィニット・ストラトス~ダサシンクリード~   作:凡人9号

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続きましたが、アサシン要素皆無です。

普通に書いてたはずなんだけど何故かブラウザが閉じ、自動保存もあまり芳しくなく、書き直しましたが・・・

最初の予定と大分違うなぁ・・・


原作はまだ始まりませんよ

唐突だが、皆さんは『重要人物保護プログラム』というのをご存知だろうか。

 

『国家にとって重要な人物、およびその血縁者を保護するプログラム』の事である。

言い方を変えてしまえば『お前の身柄と家族守ってやる代わりに国のために働けや』と言った感じになる。

 

家に帰ったら美人な秘書さんと黒服黒グラサンのガタイの良いボディーガード風の男三人を連れたデブでスーツのオッサンが家に居て両親にドヤ顔でそんな感じの説明をしていたからだ。

話し聞いてて正直白目向きそうになった。そして軽く立ったまま気絶していた。なんとか白目は向いてなかったようだが死にそうな顔をしていたらしい。

 

そして俺が気絶しているその間になんと、なんと!

 

目の前の椅子に座って世界最強と名高い織斑千冬さんが母の出したお茶を飲んでいた。何でこんなド田舎の家に居るんすかこの人。

 

まぁこの人が居るお蔭でデブのオッサンは滝の様な汗を流し、美人秘書さんは淡々と家族と保護プログラムについてだのなんだの会話をしている。

 

「IS学園から派遣されてきた織斑千冬だ。政府の人間が不平等な契約を結ばないかどうか見て来い、と言われてな」

「お、同じくIS学園教師の山田真耶です!」

 

IS学園って確か国から不干渉の独立国家的扱いなんだったっけ?ってか政府ってそんな仲介人が出てこなきゃ一方的な契約結ぶくらいヤバイの?

それにしても山田さん・・・童顔巨乳教師とかニッチすぎませんかね?

 

「どうも、鷲津翔です。なんか現状良く分かってないんですが、俺ってIS学園行かなきゃいけないんですか?」

「そうだな。色々大変だろうがそうなるな」

「・・・マジですか。かーさん、高校入学金まだ払ってなかったよね!」

「政府から連絡が行ってお金返ってきたわよ」

「政府スゲェ!なんでこんな仕事だけ早いんだよ!」

 

本気で仕事速すぎだろ!自分達の利益になることなら早いのか?

会話を戻そうとしたら織斑さんしか居なかった。山田さんを探せば家の家族サイドについて美人秘書さんの提案をあーだこーだ口出ししている。あの人良い人だ。

 

「なに、政府なんてこんなモノだ」

「なんか重みありますね織斑さん」

「実体験だ。今私の弟もお前と同じように大変だ」

「ああうん、一番目ってやっぱり織斑さんの弟さんだったんですか」

「うむ、まぁIS学園で仲良くやってくれると助かる」

「ええ・・・俺ら以外女子しかいないんでしょう?そりゃ仲良くはなりますよね」

「まぁ覚える事も多いぞ、一先ずこれだ」

 

そう言って織斑さんが鞄から取り出したのは・・・

 

「なにこれ厚い、六法全書か広辞苑かな?」

「両方が混ざったようなモノだ。IS関連の用語から法律、取り扱い方等が書かれている参考書だ」

「ISヤベェ、一番初めは宇宙作業できるパワードスーツって話だったけど・・・俺には関係ないだろうとか笑ってた間にこんな事になってるなんて・・・」

 

前世の記憶的に宇宙キターとか、USGIsimuraとか戦術機とかそういう話が出てくるとか思ってたけど・・・どう見ても兵器ですありがとうございます。あ、最後のは兵器だったか。

 

「正直に言って、普通に殴るだけでも人を殺せるような代物だからな。取り扱いは厳重にしなければならないのだ」

「これってIS学園受験する女の子達ってどうやって覚えるんですかね、参考書配られるわけじゃないんでしょう?」

「買うのだ。IS学園からな」

「教科書的な扱いなんすね・・・買って受からなかったら埃を被る運命か」

「そういうのは不謹慎だから止めておけ」

「ラジャー・・・それにしても、後一月でコレ覚えるのか。つらいな」

「それにしても鷲津、貴様。何か武道をやっているか?」

「話変わりましたね。まぁ剣道的なモノを少し。そう言えば織斑さんもでしたっけ?剣道」

「うむ、分かるか」

「第一回と第二回の映像って結構出回りますからね。ネットで少し」

「そうか・・・ああ、ついでに言っておくが、IS学園で彼女を作ろうだとか考えるのはやめておいたほうが良いぞ」

「・・・ああ、ハニートラップでしたっけ。ぶっちゃけ祖父さんも父さんも動かせないってことは突然変異か何かでしょう?子供に遺伝しますかね?」

「さぁな、現状理解できていないから各国が躍起になってお前と一夏の身柄を寄越せと言って来ているのだ」

「そ、そんな事になってるんですか・・・」

「教師が毎日対応していてな、それに含めて女性権利団体からも煩くてな」

「聞きたくないですねその辺の話」

 

頭が痛くなる。俺は前世含め脳筋だからこういう難しい話は苦手なんだよ。

 

「時に鷲津、お前の通っている道場に連絡は取れるか?」

「まぁいつでも大丈夫ですけど、なんでです?」

「なに、すこし・・・な」

 

ああ、なんか嫌な予感がする笑みを浮かべてるよこの世界最強・・・マジ何が起こるんだよ。

 

そんな会話の裏で俺の家族の扱いは・・・ばれないようにボディーガードは付くけれど平常通り。ただし苗字と家は捨てる事になる。

 

祖父さんと祖母さんは変わらずド田舎だが両親は都会に行く事になるらしい。今日ほど兄弟が居なくて良かったと思う日は恐らくもう無いだろう。

 

祖父さんも祖母さんも両親も『事故みたいなもの』と割り切っているが、俺はまだ割り切れてないんだよなぁ・・・まったく、俺はド田舎で平凡に過ごそうと思ってたの畜生が。

 

 

 

何が起こるんです?

 

「入試試験だ!」

「いきなりなんだ鷲津」

 

通いなれた師範の道場、その中心に俺と織斑さんは竹刀片手に胴着を着て向かい合っていた。

 

政府のデブオッサンとの話が終わり、山田さんの運転する車で織斑さんと一緒に後座席に座って揺られ・・・師範と織斑さんがなんか達人同士の会話をしている中俺と山田さんは置いてきぼりをくらい、師範の言う言葉に従い胴着に着替えて道場に入ったら

 

この現状である。

 

「まぁ確かに今お前の言った通りではあるが、聞いたところお前のIS適正は高くないようでな」

「そうなんですか?」

「Dだ。これは下から数えたほうが早いランクでな、上からSABCDEの順だ」

「動かせるだけマシなレベル」

「だが所詮簡易適正試験で出た結果だ、それ以降の伸びは含まれてはいない」

「頑張ればランクアップできる様な物を目安にするなよ・・・」

「逆に言うなればソレくらいしか目安に出来ないのが現状だ」

「ISェ・・・まぁこれから発展していく技術に期待することにします」

「うむ、では始めよう」

「・・・・・・え、マジでやるんすか?」

「これをやればISでの模擬戦闘試験をパスさせてやるぞ」

「そんなこと一存で決めちゃっていいんですか?」

「ISのエネルギー保持量や武装、出力等は基本的には一律だが機動力に関しては乗り手次第で十人十色だ、高軌道でヒットアンドアウェイする者も居れば武装を生かしたごり押し戦法まで居るぞ。それら皆が各々の分野で達人級の腕前だ。つまり、乗り主の腕がよければそれだけISも応えてくれるものだ」

「いやゴリ押しとか普通無理でしょう」

「ISの武装には盾があれば盾殺しと呼ばれる武装が存在していてだな・・・巨大な杭打ち機だ」

「なにそのロマン武器」

 

前世の知識の中にそんな武器を使って変態機動を描き敵を落とすゲーマーが居たような気がする。彼等とはきっと見えている世界が違うのだろうと前世の俺は諦めてたな。

 

「そんな話は一先ず置いておいてだな、やるぞ」

「うわーい、世界最強から稽古つけてもらえるぞーやったー」

 

 

 

数分後、そこにはボロボロ担った俺氏の姿が!

 

最後の『絶対殺す』と言わんばかりに喉に突き立てられた竹刀が効いた。だって意識飛んでたもん。

 

何とか三太刀入れられたけど・・・二太刀入れたら発狂モードとか聞いてませんよ織斑さん。平常モードですらカツカツだったのに発狂してから良くあれだけ持ったよ俺。生存本能丸出しよ?そりゃもう壁も蹴るわ天井も蹴るわ師範にもやった頭上から強襲含めて竹刀だけじゃなく拳も振るわ・・・そんな奮闘も竹刀一本で防がれたけどな!タツジン!

 

「どうです?うちのバカ弟子は、IS学園でやっていけそうですか?」

「十分なくらいですよ。生身の戦闘なら生徒の中でもトップでしょう、教師を含めてもトップ3に入るかと。ここまでよく鍛えられましたね、途中から剣道ではなかったですが」

「元々の素質が大きいでしょう、お母様の話によりますとなんでも物心付く前ほどから修行をしていたようで」

「・・・生まれた時代を間違えたようですね」

「でしょう?稽古を付けるたびに少しずつですけれども迫ってきているのが末恐ろしいです」

「織斑さん・・・ついでに師範もですけどあなた達がいいます、ソレ?」

「話せるまで回復したのか?大丈夫か?」

「喉突かれたらそりゃ死に掛けますよ、むしろなんで俺って死んでないんですかね。人間ですよ俺」

「失礼な、私も人間だ」

「僕もですよ」

 

お前等のような人間がいるか。




千冬さんってこんな感じのキャラでいいんですか分かりません(><)

主人公の名前が漸く出てきましたね。鷲津翔君です。
彼以外の家族全員で苗字を変えるで『鷲』は彼だけになりますね。計画通りです・・・正直なんも考えてなかったです本当にすみません。

この作品にはテンプル騎士団もアサシンも恐らく登場しない予定です。林檎も素で小林○子衣装な方々は出てきません多分世界線が違います。

主人公の戦い方は基本的に『目に付いたものを生かしてなんでもする』です。アサ・・・シン・・・?
石ころとか掴んで投げたり殴りつけたりしてきます。目潰しとか普通にします、本気モードに入ると剣道らしい戦い形なんてしません。三次元移動して死角から攻撃してきます・・・うん、アサシンだな(混乱)。

まっ平らな空間での戦闘は自力の問題でちょっと強い程度。多分箒さんと戦ったらギリギリ負ける程度。室内なら割と強い程度。更識さん家の楯無さんに勝てるといいなぁ。

恐らく乗るISはそんな問題で武装の多いラファールになりますかね。弾幕薄いよなにやってんの!

あお、主人公の前世の人はオタク入ったオタリーマンです、技術系ではありません。ロボットもリアル系よりスーパー系でした。好きなコントロールユニットはモビルトレースシステムでした。

アイエスファンにもアサクリファンにも土下座の準備をしつつ次の話には原作は入れたらいいなぁ・・・とか考えている作者でした。

誤字訂正・・・他に間違ってる所とかないよね?

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