I・S~DC~ インフィニット・ストラトス~ダサシンクリード~ 作:凡人9号
エイツォさんがアサシン装束に身を包んでIS学園の女子達に囲まれる絵。
そんな絵を見て衝動的に書いてみようと思ったはいいものの・・・
「俺のアサシンこんなにかっこよくねぇよ!ダサシンだよダサシン!だから主人公ダサシンで行くぞ!」
な残念な作者がお送りする、残念っぽい主人公がお送りする予定の小説です。
駄文ですので読む際にはご注意を。
ISなんて最後にちょろっと出てくる程度だし、そもそも主人公アサシンじゃないです。なんで俺こんなの投稿したんだ?気でも狂ったか?
突然だが、俺には前世の記憶がある。
問題としては、『前世の記憶』があるだけで俗に言う『転生者』ではないという事だ。
神様に会った覚えも無ければ女の子を助けたわけでも、トラックに轢かれた訳でもない。
というか、その記憶自体も赤ん坊の時に急に智恵熱に襲われ三日三晩魘された後に得た記憶だ。
さて、そんな前世の記憶を手に入れた俺こと子供が憧れたものは一つ、
前世の俺が憧れたゲームの主人公のスキルを磨きたい。
北海道のド田舎に生まれ、祖父が山持ち土地持ち不動産。そんな境遇を生かした主人公・・・
「自然溢れる野山を自由に走り回る・・・ひとまず目指すはラドンハゲードンだな」
某アサシンゲームの三作品目兼五作品目の主人公なのにあまり人気の無い英雄ことコナーさんだ。
前主人公達が「テンプル騎士団」相手に無双したり、世界の秘密に近づいたりしたという功績と比べればボストン茶会事件とかを影で引き起こしただけだからだ。まぁゲームシステム自体もなんか残念だと言う話もある。
これで「アメリカ独立を最初から最後まで支えていた」なら人気が出たのだろうが「故郷の土地守るには独立してくれた方がマシ」というスタンスだったから悪かったのだろうか。それとも独立した後にその「故郷の土地」も奪われたからだろうか。
まあこれは俺の考えであって全てではないのだが・・・一先ず置いておこう。
「今日も学校へ行こう!」
小学二年生、距離で言えば十キロ程の道をランドセル担いで山道掛け分け進むわけですよ。いい修行になるよねホント。
「あぁだからもう!木に登って移動するの止めなさい!」
かーちゃんなんが何か言ってるけど気にしない気にしない。こっちのが早いしきっと将来的にもいい結果に転ぶはずさ!
「ふぃいいいいいいやっふぅううううううううう!」
ひょっとして毎回毎回奇声を上げながら走ってるからかーちゃんも止めようとするんかね。だが私は謝らない!
「ってあ・・・イテェ!」
ちょっと考え事しすぎて着地ミスって地面に落ちちまった。枝から枝にジャンプするときは変な事考えない方がいいな、いやマジで死にかねない。
時は少しだけ過ぎ
通学往復二十キロダッシュ、帰ってからも野山を駆けずり回り時に木刀振るい、麻縄回した木に拳を打ちつけたりそんな野生児な生活を送っているとなにやら面白い事件が起こった。
ハッキングにより日本に向け発射された2341発のミサイルを、たった一人の人物が操縦する『IS(インフィニット・ストラトス)』と称される飛行パワードスーツで全てを無力化した事件。
通称『白騎士事件』が起こったのである。映像見たけど超カッコ良かった。あの動きは熟練者だな、適当な人間が装備してもあんなにスムーズに動かせまい。
まぁそんな評価は置いておいて・・・うむ、知らん。前世の記憶と、現状の二重の意味で知らん。というか興味無い。
俺は今生身を鍛えてんだぞ!パワードスーツ?あれば将来祖父さんの介護の補佐くらいには役立つかもな!くらいなのが率直な感想だ。
ただまぁそんな野生児を置き去りにして世の中は変わりつつある。
なにやらISというのは女性にしか扱えない物であり、そのISを使える女性は偉い。という『女尊男卑』なる風潮が世間に満栄した・・・らしい。
らしいと言うのは俺の家も学校もド田舎でのんびりしているものだ。近所のおばちゃんも同級生も「そんな凄い技術が出来たんだ、生きてるうちに触れればいいね」程度だ。
男連中?「宇宙活動出来るんだろ?カッケー」ってな具合だ。田舎の男なんて総じて能天気のバカばかりである。「畑耕しやすくなるん?」他の意見はこれくらいだ。
学校に一台おいてあるパソコンや父親が仕事の関係上使用しているソレから『Oチャンネル(オーチャンネル)』という掲示板を覗けばごまんとある都会の男達が理不尽な女達に苦労させられている話を聞いて田舎者達は震え上がっている。
「都会コエェ」
「身に覚えの無い罪で捕まるとかなにそれこわい」
「物無理矢理買わされるし、それも自分の物じゃないとか働く気失せる」
「俺もう爺ちゃんと農作業して生きる」
「私達こんな大人にならないように気をつけなきゃねー」
「ねー」
数少ない学校の友達(生徒全員)でパソコンの前に集まって掲示板見ながらこんな話をしたのは記憶に新しい。
ソレから一年くらいし小学三年生の時。IS版オリンピックみたいなモンドグロッソとやらが開かれ日本人女性『織斑千冬』と言うキリッとした美少女が優勝した。映像見たが・・・どう見ても剣筋や体運びが白騎士のソレですありがとうございます。
そんな事があって以来地元にある剣道場の門下生の数が跳ね上がった。そして増えた分の三分の一が一月もしないうちに止めた。基本的には皆ミーハーである。何が驚きかというと近所のおばちゃん達がしれっと混ざってちゃっかり続けているという事だ。
俺も俺で親に「彼女の様に芯のある人になりなさい」とか言われて通わされる事になり、入門して僅か二ヶ月で師範と師範代くらいしかまともに打ち合えない程になっている。あくまで『剣道』ではだ。
師範と師範代が振るう剣術は地元に伝わる伝承、アイヌ神話時代からマイナーチェンジしながら今へと伝わる由緒正しいらしい『ウェンペクル・エシクキク』という物で。日本語にすると「悪人を打ち倒す」という意味になるらしい。用は『実戦用剣術』『古流剣術』とか呼ばれるソレだそうだ。
ほぼ毎日打ち倒されている俺は悪人か何かかよ。しかもなんかソレを俺に教えるとか何とかいう話になったから逃げ出した。全力で逃げ出した。
しかし家に帰ったら何故か師範が居た。
「知らなかったのか?師匠からは逃げられない」とは彼の弁であるが、俺が何時弟子入りしたし。え?一度道場に入った時点で?スゲェな辞めたやつまで皆弟子かよ、懐広いなおい。
そんな嬉しくない弟子入りを果たしてから三年、俺もそろそろ中学生。なお、中学はこの辺りには一つしかなく、小学校よりももう少し離れ十五キロ先になる。
今日も今日とて師範に打ちのめされ倒れ疲労困憊でダウンしていると師範が見ていたテレビのニュースが耳に入ってきた。
なんでもモンドグロッソ第一回覇者こと織斑千冬氏が第二回モンドグロッソの決勝戦を棄権したらしい。原因は語られてはいないが師匠はポツリと「陰謀だな」とだけ呟いていた。
「世界最強でも陰謀には適わないか。そりゃそうだ、彼女だって人間だ・・・よし、続きだ」そう言って稽古の再開を宣言した師匠の顔も、その後の剣もどこか優れなかった。何か思うところがあったのだろうか、少しだけ師範の過去が気になった一幕。
しかしなんだ、師範引き出し多すぎ。なんで剣戟の隙間を縫って壁駆け上って真上から竹刀振り下ろしたのに反撃してこれるんだよ、俺のこと見失ってた癖にくそう。
ソレからまた時間は飛び、中学三年だ。
この三年間、勉学に剣道こと「悪人ブッコロ剣」に趣味の野山フリーラン、質実剛健を地で行く充実した三年だっただろう。主に師範のお蔭ではあるが大幅なレベルアップをしただろう。実感は無いが、師範曰く「そろそろ俺も本気を出さなきゃ負ける」とか言ってくれる。毎度毎度冬になった時の雪がやばいけどいい鍛錬になるね!師範発町内雪かき大ボランティアとか超疲れるけど。
で、何が問題って?高校受験が終わって師範のところで稽古を受けて休憩中に見てたテレビで『織斑一夏』とか言う『男』が『IS』を動かしてくれやがったというニュースが流れた事が切欠だ。まぁ苗字からしてかの世界最強剣士と呼ばれているらしい織斑千冬さんの弟なのだろうけれど。
『もしかしたら他にも動かせる男がいるんじゃないか?』とかお偉いさんの妄言によって全国で『男性IS機動テスト』なるモノが開催された。いや、名前は違ったかな、まぁ関係ないからどうでもいいことだ。どうせ動かせたのも弟とかそんな理由なんだろ?
中学に上がって少し増えた男友達や少しだけ女尊男卑な世界に染まった女友達やらとワイワイやりながらそのテストとやら、ぶっちゃけISに触るだけのモノだが・・・ワクワクでチャレンジした同級生達が凹みソレを見て女子が爆笑する中・・・
なんと機動出来ちゃいました。打鉄とか言う黒い機体。
マジで止めてくれよ。都会なんて行きたくねぇよコエェよ畜生が。
続くかどうか未定です。
作者が「割と頑張って書いたけど四千文字行かないのか(困惑)」こんな状況なんで続きを書けるかも謎です。プロットなんてありません。もしかしたら誤字の修正するくらいかもしれません。
というかそもそも作者はIS原作未読です。それどころかアニメも「なんだ、ハーレムか」とか判断して切った哀れな人間です。どうか平にご容赦を。
アサクリは現状Ⅲをプレイ中。ビーバー大虐殺中にて進んでいるとも言いがたいです。ヒャッハー金だー。
原作知らない、気分で書きます、そもそも主人公設定すら曖昧です。
とりあえずアサシンの真似事させてみたけど何故か剣術を学ぶ羽目になった主人公。コナー君も修行シーンカットされてたけどきっと剣術指南くらいされてるよね!歴史の勉強が云々とか言ってたし他にも色々修行してるよね!だって彼とっても強いもの!
来いよ感想、色眼鏡なんて捨てて批判よ掛って来い!