神の捕喰は程々に   作:4416

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戦鬼憤怒

 

ここ最近 オレ達 スパルタカスの個体数が減少している

 

そしてなぜか それに平行して ヤクシャ・ラージャの個体数も減っている

 

ヤクシャ・ラージャはともかく ただでさえ少ないオレ達が減少しているというのは 由々しき事態だ

 

ホントかどうかは分からないが 急激に数が減ると それに対応しようと変異して 新種が生み出されるとか…

 

オレ達の元となったハンニバルというヤツが変異して 素早く動けるようになったとか…

 

そんなことはどうでもいい

 

問題は 減少している原因だ

 

同胞の話によると とあるゴッドイーターを中心に オレ達を狩り回っているらしい

 

理由は不明

 

そのリーダー格のゴッドイーターは ズバ抜けて強いらしく さっきも言った新種のハンニバルを 1人で倒したとか…

 

何にせよ ヤツを潰さない限り オレ達の減少は止まらない…!

 

___

 

 

今日は 木造の建築物付近で ゴッドイーターを()った

 

まさか オレ達がここへ来るとは思わなかっただろう

 

もとより オレ達がここに滅多に来ないこともあるがな

 

オレは ついさっき喰ったヤツが 例のゴッドイーターだと思ったが 同胞によると コイツは違うらしい

 

ヤツは 緑色の髪の毛の男で 黒い槍を使うらしい

 

そして また オレ達を倒し回っている…

 

…いいだろう

 

ヤツがその気なら オレ達から出向いてやる…!

 

部下の数があれば 勝利はこちらのものだからな

 

許しを乞う暇すら与えてやらねぇ…!

 

もっとも そんなことしたって許さねぇがな!

 

___

 

 

教会という建物の付近が オレ達の狩場

 

小型の野郎共も 腐るほどいる

 

にも関わらず

 

オレの同胞が殺された…

 

…許さねぇ

 

許さねぇ…!

 

ヤツらはどこに行った!?

 

…いた!

 

緑髪…!

 

コロシテヤル…!!

 

…と言いたいが 単騎で挑むのはさすがに無理がある

 

まずは戦力を集めねぇと…

 

緑髪…

 

次に来た時が お前の命日だ…!

 

仲間と仲良く死にに来な!

 

___

 

 

…来たな

 

緑髪に黒い槍…間違いない…!

 

まずは様子見だ

 

おい お前

 

「うい」

 

先に行け

 

「え?」

 

いいから早く行け!

 

「は はい!」

 

さて ヤツらの実力は…

 

 

30秒後

 

 

そろそろやってやろうか…

 

緑髪ゥ…!

 

『お 来た来た』

 

緑髪ゥ!よくも同胞をォ!!

 

『え?なんかいきなり怒った!?』

 

「バカヤロウ逃げるぞ!四人相手じゃ分が悪い!」

 

情けねぇ野郎だ

 

しかし 逃げようと構わねぇがな

 

『ぬわーっ!!』

 

遊んでんじゃねぇぞ!緑髪ゥゥウ!!

 

そこの金髪 ジャマなんだよ!

 

『のぅわぁぁあ!!』

 

 

三分後

 

 

チクショウ…!なんてザマだ…!

 

1人も殺れなかった…!

 

オレは…ヤツを倒すまでは…

 

呪っテ デも… コ ロシ  テヤ   ル……

 

 

 

4416「タカシ君(スパルタカス)の素材は 極密度複合コアの素材に便利だからなぁ

   エリナにカッコ悪いとこ見せてしまったけど…

   ±0ってことで…良くないな…うん……」

 

 

ー終ー




四話目の伏線回収でしたー

まあ 伏線を張ったつもりじゃなかったんだけど

たまには こういうのも良いかな と

4416「いいんじゃないかな」

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