神の捕喰は程々に   作:4416

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4416「そういえば シエルがまだ出ていないな」

今回も出番は ないよ!

4416「いや 出してやれよ」


黒いきつね

[サカキ博士の研究室]

 

 

室内には ハルオミ、エミール、ギル、そして 4416がいた

 

四人とも サカキ博士に呼び出されて ここにいる

 

サカキ「忙しいところ 急に呼び出してすまない

    キミ達に 手伝ってもらいたいことがあるんだ」

 

4416「師範(ウロヴォロス)の討伐スか?

   二・三分で()ってきますよ」

 

4416は やたら自信有りげに言った

 

サカキ「いや 今回は別の依頼だ」

 

4416「まさか師範代(ウロヴォロス堕天)とか てんてる(アマテラス)とかじゃないスよね?

   ヤツらとはあんまり接触したくないんスけど」

 

サカキ「安心したまえ

    それらとは別のアラガミだ」

 

ギル(師範とか てんてるとか 何のことを言っているんだ…? )

 

サカキ「キミ達には あるアラガミの素材を持ってきてもらいたい

    その素材が 竜帝金糸と禁王高純油だ

    各二つずつ お願いするよ」

 

4416「皇帝(カリギュラ)二面ボス(テスカトリポカ)

   皇帝はいいけど 二面がなぁ…」

 

ハルオミ「んじゃ 二手に別れて行くってのはどうだ?」

 

効率化のためか 提案を出してきたハルオミ

 

4416「あー」

 

ハルオミ「俺はギルと お前はエミールと てな感じでいいか?」

 

4416「いいスよ」

 

エミール「サカキ博士 1つお聞きしたいことが」

 

場の空気などお構いなしに エミールはサカキ博士に質問

し出した

 

サカキ「ん?なんだい?」

 

エミール「いったい どんな研究をされるのでしょうか?」

 

4416「あー 確かに気になる

   大概の研究はソーマさんがやってるし」

 

サカキ「そのことについては 追々話すとしよう

    今は素材を集めてきてほしい」

 

4416「アッハイ」

 

4416 通常 難易度10「インフェリス」を受注

 

4416「オラソ&アルバレで行こ」

 

 

 

[鉄塔の森]

 

 

4416「ザコは無限湧きだからなぁ

   皇帝メインで片付けるぞ」

 

エミール「了解した」

 

炎メイデン<ダレガザコヤネン! イテマウゾ!

 

炎テイル<ヤンノカ ワレェ?ヤッタンデコラァ!

 

カリギュラ<オチツケ

 

炎属性であるためか やたらと熱くなる小型アラガミ達…

 

 

 

三分後

 

 

ヒバリ『アラガミの結合崩壊を確認』

 

4416「ぃよし ブースター壊したった」

 

カリギュラ<ブルルアアアァァァ!!

 

4416「まあ 怒るわな」

 

炎メイデン<イテマウゾ!

 

横槍(物理)を入れるコクーンメイデン堕天

 

4416「ぬわーっ!!」

 

炎テイル<ヤッタンデ コラァ!

 

横槍(物理)を入れるヴァジュラテイル

 

エミール「のぅわぁああ!!」

 

カリギュラ<オマエラ オチツケェェェ!!

 

冷やしたいのか熱くなりたいのかわからないカリギュラ

 

 

 

三分後

 

 

ヒバリ『目標のアラガミは全て撃破しました』

 

4416「よーし 喰うぞ」

 

炎テイル<シャー!

 

案の定 捕喰の邪魔をしてくる

 

4416「ぬわーっ!!」

 

エミール「アラガミめ!卑怯な真似を…!」

 

炎メイデン<ラァ!

 

エミール「のぅわぁああ!!」

 

 

 

[サカキ博士の研究室]

 

 

4416「まあ なんとかゲットしました…」

 

ハルオミ「お疲れさん

     こっちも今し方戻ってきたところだ」

 

サカキ「ご苦労様

    さて 私は作業を始めるとしよう

    それまでの間 キミ達はゆっくり休んでくれたまえ」

 

4416「ダクソして寝よ」

 

エミール「精一杯動き回った後の紅茶も 悪くない…」

 

ハルオミ「さーて 一杯やるとしますかねぇ」

 

ギル(ダクソ…?)

 

各々 自由に動いていった…

 

 

ー二時間後

 

 

[自室]

 

 

4416「zzZ」

 

爆睡中の4416

 

「zzZ」

 

<タイチョーサーン

 

「zzZ」

 

<タイチョーサーン

 

「zzZ」

 

<ハイルゾー

 

「zzZ」

 

ハルオミ「おーい 起きろー」

 

「zzZ」

 

ハルオミ「エリナちゃんが待ってるぞ」

 

4416「なに!?」ガバッ

 

ハルオミ「よし 起きたな

     もう出来たんだとよ」

 

4416「エリナは?」

 

ハルオミ「ありゃ お前を起こすためのウソだ

     スマンな」

 

4416「 」ボフッ

 

ハルオミ「あー 悪かった 俺が悪かったから

     ふて寝すんなって」

    (ここまでダメージがデカいとはな…)

 

 

 

[サカキ博士の(ry]

 

 

サカキ「研究の成果の前に まずは 話を聞いてほしい」

 

4416「アッハイ」

 

 

 

サカキ「まだオラクル細胞が発生していなかった頃の世界には レーションとは違うコンセプトの保存食があったという

    その中でも人気を博していたのが 即席麺と言われる物らしい

    即席麺とは お湯と付属のスープを入れて 待つだけでできるという物だ

    簡単で美味しく出来る上に 保存性もある そんな夢の食べ物を再現出来ればと思ったワケだ」

 

4416「…それがアラガミと何の関係が……?」

 

サカキ「キミ達は 戦闘中に回復する時 どんな手段を用いる?」

 

4416「捕喰時体力回復のスキル有りの捕喰」

 

ギル「回復錠を飲む」

 

ハルオミ「回復柱を使うかね~」

 

エミール「無論 回復弾を(ry

 

4416「ロングのBAの吸命刃もアリだな」

 

サカキ「それら全ては オラクル細胞によって瞬時に効果が出ている

    偏食因子を組み込んだゴッドイーターだからこそ成せる業だ」

 

4416「んで オラクル細胞と即席麺と 何の関係が?」

 

サカキ「私が研究していたのは 出撃前に食すことで 身体能力を一時的に向上させる糧食を研究していたんだ

    四方八方 あらゆる情報を集めたところ 麺類は 乾燥させると長く保存が効く上 お湯で戻すだけだから時間も取らないという

    まさに 私の研究にうってつけの食べ物だろう?」

 

4416「いいんじゃないかな」

 

サカキ「そして まだ試作段階ではあるが 出来たのがこれだ」スッ

 

サカキ博士は 紙と金属箔のふたで閉じられた 白いどんぶりを出した

 

4416「どんぶり?うわ 軽っ!」

 

ハルオミ「お湯を入れるだけで出来るのか~

     なんで普及してないんだろうな」

 

4416「というか なんで黒ギツネ(マガツキュウビ)の絵が…」

 

サカキ「どうやら 即席麺の一種で『赤いき○ね』というものがあったそうだ

    それに因んで その絵を印刷してみたんだ」

 

4416「へー」

 

エミール「早速 食べてみようではないか」

 

ギル「サカキ博士は食べないんですか?」

 

サカキ「私が言うのもなんだが 作った本人だと 過大評価をしてしまう恐れがあるのでね

    まずは キミ達の意見を参考に 微調整を行うつもりだ」

 

4416「アッハイ」

 

ハルオミ「それじゃ お湯をもらってきますかね」

 

 

 

[ラウンジ]

 

 

4416「ムツミちゃーん…がいない」

 

エミール「なんと…これでは…」

 

4416「まあ でも お湯ぐらいなら使ってもいいっしょ」

 

躊躇なく ふたを剥がして ふたをゴミ箱に捨てた

 

そして 説明も見ずに目分量でお湯を注いでいく

 

4416「お湯を入れたら…なんだっけ?」

 

ギル「フタを閉じて五分待つ…じゃなかったか?」

 

4416「フタね フタ

   …フタ?フタなんてねーぞ?」

 

ギル「さっき剥がしたやつがフタだ」

 

4416「えー捨てちまったよー

   まあ いいや この皿借りよ」

 

食器棚から皿を取り出し 裏返してふたをした

 

4416「んで 五分

   キッチンタイマーも借りよ」

 

ハルオミ「待ち遠しいなぁ」

 

 

 

五分後

 

 

4416「…んでさ こっちは脳筋で黒鉄だからさ 雷ショーテルなんかに勝てるワケが……」

 

ピピピピピ

 

キッチンタイマーの音が鳴った

 

4416「お 五分たった」

 

エミール「では 早速いただくとしよう」

 

ふたを取り 皆同時に食べ始めた

ズルルッ

 

モグモグ…

 

ハルオミ「こ…これは…」

 

エミール「なんという…」

 

ギル「予想を…裏切る…」

 

4416「不味さ…!」

 

バタンッ

 

顔面蒼白になりながら 気絶した四人

 

 

 

十数分後 ラウンジに戻ってきたムツミが 現場を見て騒然としたという

 

 

[病室]

 

 

4416「………ぅ」

 

コウタ「お 気がついたか」

 

4416「ここは…」

 

コウタ「病室だよ

    ムツミちゃんが 四人が倒れてるのを見て 皆を呼んだんだ」

 

4416「…自分は確か うどんを食ってて…」

 

コウタ「そのうどんなんだけどさ アレって 何なの?

    見たこともないし…」

 

4416「あのうどんは サカキ博士が作った試作品でさ…

   なんというか 不快な甘酸っぱさというか…

   とても食えるような代物じゃない…」

 

コウタ(サカキ博士が作ったて…ダメじゃん…)

 

4416「微調整どころか 大幅な修正が必要だ と報告しようかね」

 

コウタ(初恋ジュースの悪夢が…再来する…!)

 

 

 

コウタを中心とした 反黒いきつね組合により 黒いきつねの製品化は凍結したのだとか

 

 

 

ー終ー




4416「相変わらず オチにインパクトが無いな」

そりゃ 考えながら書いてますし

4416「せめて 大体の構成決めてから書いてくれよ」

スミマセン

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