神の捕喰は程々に   作:4416

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『愛』と『eye』をかけたサブタイトルなのです

4416「ほー」

まあ 特に意味は無いです

4416「凄いと思った自分がバカだった」

あと 内容は どうにでもなれって勢いが滲みでてるです

4416「溢れ出てる の間違いだろ」


愛は目で見るもの

 

 

[ラウンジ]

 

 

エリナ「………」

 

エリナは カウンター席に座って 考えていた

 

4416が 本当に自分のことが好きなのかを

 

エリナ「……どう…かな」

 

テーブル席に座っている4416を 横目で見る

 

4416「リザイア…」

 

コウタ「だぁー!なんで俺ばっかり!」

 

ハルオミ「ファルコォン パァーンチ!」

 

カノン「穏やかじゃないですね」

 

四人で集まって スマ〇ラをしていた

 

エリナ「………」

 

楽しそうとは思うものの 声をかけられないでいた

 

エリナ「…やっぱり……なのかな…」

 

 

───

 

[贖罪の街]

 

 

カリギュラ<ズニノルナ!ニンゲン…ウボッ!

 

次々と各部位が崩壊し みるみる弱体化していくカリギュラ…

 

カリギュラ<ウボァー

 

謎の断末魔と共に 動かなくなった

 

4416「はい 終了」

 

シエル「なんだか 呆気なかったですね」

 

エミール「つまり 我々が成長しているということだ」

 

エリナ「………」

 

エリナは 一言も発しない

 

傍から見るに うわの空といった様子である

 

4416「…お そうだ」

 

何かを思いつき それをシエルとエミールに話す

 

4416「……といった感じで」

 

エミール「なるほど… 勝利に華を飾るという訳か」

 

シエル「…別に 構いませんが」

 

4416「んじゃ やるぞ」

 

カリギュラ(故)を背に 左から エミール シエル 4416の順で横に並ぶ

 

4416「エリナー 見てくりー」

 

エリナ「………?」

 

ゆっくりと 3人の方を見るエリナ

 

3人は こっちを見たのを確認し

 

4416「チョロイね!」

 

エミール「甘いな!」

 

シエル「チョロ甘ですね」

 

見たことがあるようなポーズと共に 聞いたことがあるような決めゼリフを言い放った

 

エリナ「……うん」

 

4416「………」

 

全くの無反応に 顔が赤くなる4416

 

4416「…アカン 恥ずい……」

 

 

───

 

[ラウンジ]

 

 

4416「ぐぬぬ…」

 

キグルミ「………」

 

チェスをしている2人

 

明らかに 4416が劣勢である状況となっている

 

アリサ「さすがに ここから逆転するのは難しいでしょうね…」

 

4416「…いや 諦めたらそこで試合終了だ…!」

 

そうは言うも小声で 将棋なら勝てる… と呟いている

 

4416「……!そこだぁ!」

 

大声で叫び 駒を動かした

 

アリサ「あっ!そこは…」

 

キグルミ「………」

 

キグルミは 五秒も経たずして 駒を動かした

 

アリサ「チェックメイト…ですね…」

 

4416「……え?」

 

盤上の駒を 時間をかけて1つ1つ確認していく

 

その様子を エリナは遠くから見ていた

 

エリナ「……やっぱり……なのかな…」

 

何やら悲しそうな 残念そうな顔になる

 

4416「…自分が…負けた……?」

 

キグルミ「………」パタパタ

 

喜びの感情を 体全体で表現するキグルミ

 

4416「ウゾダ ドンドコドーン!!」

 

アリサ「ま まあ… 相手が一枚上手だったということで…」

 

4416「…なら次は 将棋で勝負だ!」

 

 

───

 

[4416の部屋]

 

 

4416「…ハァ~……」

 

結局 将棋でも惨敗となり 涙の敗走以外の選択肢がなかった4416

 

ベッドで横たわるその背中は 哀愁が漂っている気がしないでもない

 

4416「…誰か慰めてくれぇ……」

 

そう言った時

 

エリナ「…先輩……」

 

エリナがやってきた

 

4416「…開いてるぞ」

 

エリナ「………」

 

無言で入室し 4416の姿を見た

 

4416「…エリナぁ……」

 

エリナ「……なに…?」

 

4416は 気だるそうに起き上がり エリナの前で膝で立つ姿勢になった

 

エリナ「えっ…!?」

 

戸惑っていると 4416は 顔をうずめるように抱きついた

 

エリナ「せっ 先輩…!?」

 

4416「…スマン しばらく こうさせてくれ……」

 

エリナ「………」

 

エリナは 特に嫌がる様子もなく ただじっと立っていた

 

…そんな状態が20秒程続いた時だった

 

4416「あぁ^〜 心がぴょんぴょんするんじゃぁ^〜」

 

そんな言葉が自然と出てきた

 

そして エリナから離れた

 

4416「いやぁ いきなり抱きついたりしてスマン

   あれは 一種の防衛本能が働いたというか…」

 

エリナ「…で いいの?」

 

4416「へ?」

 

エリナ「…先輩は 私なんかとで いいの…?」

 

4416「……どゆこと?」

 

話がさっぱり見えてこない といった表情をしている

 

エリナ「…先輩は私に 良くしてくれた…

    けど それは私の勘違いなのかもしれない…」

 

目には少しだが 涙が溜まっている

 

エリナ「私の好意も もしかしたら一方的なものかもしれないし…

    ホントは すごく迷惑なんじゃないかなって…」

 

4416「………」

 

エリナ「…だから 聞きたいの……

    先輩の…私に対する気持ち……」

 

お互い 顔を見る

 

4416は まっすぐ見ているのに対し エリナは やや俯いている

 

4416「……エリナ」

 

エリナ「………」

 

4416「お前は何を言ってるんだ」

 

エリナ「…え……」

 

捉え方によっては いい方向にも悪い方向にもなりそうな言葉を言った

 

エリナ「それって……」

 

何かを言いかけるエリナの両肩を 優しく かつしっかりと掴んだ

 

4416「一方的に好意を寄せてたのは むしろ自分の方だ

   迷惑だなんてとんでもない!」

 

エリナ「…先輩」

 

4416「()は エリナが好きだ!大好きだ!!」

 

エリナ「で でも 私なんて 何の取り柄もないし…

    …ム ムネだって 大きくないし……」

 

4416「フッ… 小さい方が好みなんでね」

 

おまわりさん こいつです

 

エリナ「…ホントに 私でいいの…?」

 

4416「モチロンだ!」

 

エリナ「……こんな…私と…」

 

4416「えぇい!しつこい!

   分からず屋には 直接伝えるまで!」

 

そう言うと エリナの唇と自分の唇を合わせた

 

エリナ「んっ!?」

 

あまりにも突然すぎる出来事に 4416に身を委ねる流れとなった

 

4416「……これで わかったろ?」

 

エリナ「……先輩…!」

 

涙がぽろぽろと流れ落ち 泣きながらぎゅっと抱きついた

 

4416「………」

 

4416は あえて何も言わずに 背中を優しくさすった

 

 

───

 

 

エリナ「…ねぇ 先輩…」

 

随分泣いたため 目が真っ赤っかになっている

 

4416「ん?」

 

エリナ「今日1日は 一緒に過ごしたいな…」

 

4416「…いいですとも!」

 

互いに 笑顔になる

 

その笑顔は 喜びに満ち溢れていた

 

4416「ぬっふっふ

   今夜が楽しみである…!」

 

エリナ「…え?」

 

…前言撤回

 

4416の笑顔は 獲物を狙う獣を彷彿とさせる笑顔だった

 

エリナ「な…何をするの…?」

 

4416「無論…ナニをするに決まってる!」

 

 

 

─爆─





エリック上田的には エリナはソーマとくっつくべきなんだろうけど

4416「上田言うな」

エリナが好みやったんや… 超スマン…

4416「まず 上田って言ったこと謝るべきじゃね?」

上田って言ってスマソ

4416「これ絶対 反省してねー…」

次からは植田と言います

4416「そこじゃねーよ!」

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