カービィは空飛ぶ星に乗って どこかに行きました
『M』の文字があるトマトを置いて
4416「食うと HPが全回復するのか？」
ここ最近 目立った被害状況も無く 暇を持て余している神機使い
いつもは和気あいあいと楽しんでいる筈が 今日は喧騒な雰囲気に満ち溢れていた
事の発端は ある１つの菓子からだった…
ー五分前
[ラウンジ]
4416「あー 小腹すいたー」
コウタ「そーだなー」
4416「自分 ほとんどの食料が あのピンクの悪魔の胃袋に直行してったからなー」
コウタ「そーだなー」
4416「唯一残ったのが焼き芋寿司て…
せめて食ってくれよ 後味悪いじゃねえか…」
コウタ「そーだなー」
4416「さっきから返事が適当すぎるだろ」
コウタ「そーだなー」
4416「そういえばさ バガラリーのアナザーストーリー見た？」
コウタ「見た見た！やっぱサイコーだよな！
いつも見るバガラリーとは違う観点で見れるしさぁ！
なんといっても凄かったのが…」
4416（コイツ…）
ナナ「ねぇねぇ 何の話してるの？」
4416「聞かない方がいいぞ
ヤツは一度語り出すと ノンストップで一時間は喋り続けるからな」
ナナ「？」
4416「ところでナナ
左手のそれは何だ？」
ナナ「ん？コレ？
た○のこの里だよ」
4416「ｳｰﾝ…ﾀｹﾉｺｶｧ…」
ナナ「隊長も食べる？」
4416「き○この山のがいいんだが…
まあ たけのこでもいいや」
コウタ「おい ちょっと待て」
4416「んぁ？」
ナナ「ん？」
コウタ「きのこがいい…だと？」
4416「…貴様 もしや……
たけのこ派か!?」
コウタ「そういうお前はきのこ派…」
ナナ「え？え？」
4416「認めん…断じて認めんぞ！
たけのこなんぞ きのこの二番煎じにすぎぬ！」
コウタ「そうとは限らねえだろ！
たけのこが先にあったかもしれねえじゃねぇか！」
4416「仮にそうだとしても たけのこはきのこに到底及ぶまい…
幅広い層から支持されているのだからなぁ！」
コウタ「たけのこの方が人気だということを知らんのか？」
4416「あんな数値上のデータを信じられるたぁ たけのこの連中は頭がお花畑だなぁ！
いや たけのこ畑かぁ？」
コウタ「どっちにしろ きのこの方が人気だという根拠は無いぞ」
4416「ぐっ…！」
コウタ「それに 売上はたけのこが勝ってるし」
4416「…それだよ」
コウタ「ん？」
4416「…たけのこの連中は 口を開けば売上売上……！
そんなに金が大事か!?
たけのこ共は守銭奴の集まりか!?」
コウタ「なんだその言い草は！
負け惜しみなんて見苦しいぞ！」
4416「負け惜しみ…？
そういうお前らはいつから勝った気でいるんだ？」
コウタ「なに？」
4416「第一たけのこなんて食えたモンじゃねーよ
パッサパサなのか湿気ってるのかわかんねーし 表面の大半がチョコで 手が汚れるし… 」
コウタ「そういうきのこだって ビスケットの部分が折れてることがあるし チョコとビスケットに一体感がねぇじゃんかよ！」
4416「なにぃ!?」
コウタ「そもそも先だとか後だとか関係無く 人気なものは人気なんだよ！
現実を受け入れろ！」
4416「おいおい その台詞は二番煎じの常套句だ
それに 人気だからって優位に立つのはおかしいだろう」
コウタ「んだとぉ！」ｸﾞｯ
4416「なんやワレ！
やんのかコラ！」ｸﾞｯ
リンドウ「おっす
どうした？ケンカなんかして」
4416「あ リンドウさん！
リンドウさんはきのこ派スよね!?」
コウタ「いいや たけのこ派だ！」
リンドウ「いったい 何の話なんだ？
ま それはおいといて お前ら コレ食うか？」
4416「いや おいといてって 今重要な…
そ それは!?」
コウタ「ブラックサンダー!?」
リンドウ「欲しいか？」
二人「いただきます！」
二人の間でのきのこたけのこ戦争は ブラックサンダーによって終結した
ちなみにリンドウは すぎのこ村派だとかなんとか…
ナナ「私１人でたけのこの里 食べちゃったけど 良かったのかな…？」
ー終ー
自分はきのこの山派です
中立的立場で書こうと思ったものの ところどころきのこを擁護していたりと なかなかに難しかったです
ちなみに きのこたけのこ戦争をテーマに書こうとした理由は
『デー・・・・・デッデン♪デデッデデン♪』
の動画を見たとかなんとか
4416「わからん さっぱりわからん！」
わかる人にはわかる