神の捕喰は程々に   作:4416

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神をも恐れぬ星の英雄 弐

 

 

 

前回の

 あらすじ三行

 

アラガミ 激減

原因 調査

まさかの カービィ

 

以上

 

4416「粗すぎだろ…」

 

 

 

[ラウンジ]

 

 

カービィ「ポヨーイ!」プニプニ

 

ナナ「プニプニしてて ふしぎな感じだねー」

 

シエル「えぇ 確かに不思議な手触りです…

    柔らかくも 芯のあるような…」

 

エリナ「こんなにちっちゃいのに アラガミを食べるの?

    ちょっと信じられないなぁ」

 

主に 女性陣に人気であったカービィ

 

4416「…妬ましい妬ましい妬ましい……」パルパルパルパル……

 

ギル「どうした 隊長…

   ドス黒いオーラが溢れ出てるぞ」

 

4416「…人の食料を横取りしたというのに ヤツはなぜ 平然といられるんだ……!?」パルパル……

 

ギル「まだ根に持ってるのか…」

 

4416「挙げ句 皆にちやほやされて…

   妬まずにはいられない!!」パルパル…

 

ギル「………」

 

4416「4416は激怒した

   必ず かの暴飲暴食な玉を取り除かねばならぬと決意した」

 

ギル(さすがに付き合ってられねぇ…)

 

4416「…妬ましい……」パルパル…

 

 

ー五分後

 

 

4416「…腹減ったなぁ……

   …ヤツがちやほやされているスキに……!」

 

4416 ラウンジから退場

 

 

カービィ「ポヨォ…」グゥ~

 

ナナ「おなか減ったの?」

 

シエル「困りましたね…

    何を食べるんでしょうか…?」

 

エリナ「一緒にいた先輩に聞いてみようよ」

 

 

 

[4416の部屋]

 

 

4416「今のうちに食っとかねーと…

   さすがにこれは食われちゃいかん…!」

 

カザゴソ

 

4416「とある支部で 期間限定 数量限定 おまけに高額で販売されているレーション『うなぎめし』!

   あの時は 偶然買えたから良かったけど 次はいつ買えるか…」

 

ガサゴソ

 

4416「乾パン 食パン カレーパンなんざ それなりに出回ってるのに対して うなぎめしは年に数えるほどしかない…!

   ちょっと調べてみたら うなぎっていう魚は もともと数が多くなかったらしいし」

 

ガサゴソ

 

4416「あった…!」

 

パキッ

 

4416「では いただきまs」

 

コンコンコン

 

エリナ『せんぱーい』

 

4416「ん?エリナか?どした?」

 

エリナ『ちょっと聞きたいことがあって…』

 

4416「あーはいはい」

  (うなぎめしは ここに置いといて…と)

 

4416「聞きたいことって…

   なぜにナナとシエルまでいるし」

 

ナナ「あのねー カービィのことなんだけど」

 

4416「な!?

   ならん!ヤツをここに近付けるでない!

   神聖なる食に 踏み入れるべき存在ではない!!」

 

シエル「ど どうしたのですか?

    なにか 問題でも…?」

 

4416「ヤツは!?カービィは!?

   ここにいるのか!?」

 

エリナ「カービィならここに…あれ?

    さっきまでここにいたハズ…」

 

4416「ま まさか…!?」

 

カービィ「ポヨーイ!」パクンッ

 

4416「 」

 

カービィ「ポヨ ポヨーイ!」

 

4416「…ぅ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙……」

 

エリナ「…先輩?どうしたの?」

 

4416「ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙……ゔな゙ぎ゙め゙じぃ゙……」

 

カービィ「ポヨ」トテテテ

 

ナナ「あっ!どこ行くのー?迷子になるよー」

 

4416「йΔ∑ЭΦξ※Ψλ#я……」

 

シエル「………」

 

 

 

同日 21:00

 

[ラウンジ]

 

 

4416「こんなの 絶対おかしいッスよぉぉ…

   アレ(うなぎめし)を買うために どれだけの大金をはたいたか…」

 

ハルオミ「それで泣いてるのか…

     まあ 気持ちは分からなくもない」

 

4416「なんで…なんで自分だけ…こんな目に…」

 

ハルオミ「お前みたいなヤツでも そうなっちまうんだな…」

 

4416「だって 限定品スよ!?

   次はいつ買えるか分かんないッスよ!?」

 

ハルオミ「まあ 一旦落ち着け

     ほれ 俺のロマネ・コンティ分けてやるから

     しかも 当たり年のだぞ」

 

4416「いや いいス… 酒の味 分かんないスから…」

 

ハルオミ「そうか… 高級品なのにな…」

 

リンドウ「このツマミ うんめーや」

 

4416「まあ 万人受けする物は 無いかもしれないスね…

   自分にとっては高級品であるうなぎめしは ヤツからしたら ただの飯に過ぎないのかもしれない…」

 

ハルオミ「輝く宝石も そこらの石ころも 価値を見出さなければ 同じ『石』だからな」

 

リンドウ「こいつも旨えや」

 

4416「スミマセン ハルさん…

   自分の愚痴を聞いてくれて…」

 

ハルオミ「いいってことよ

     なにより 俺から誘ったんだし

     それに 溜め込んでばっかじゃ体に毒だしな」

 

リンドウ「ビールだけじゃ物足りねぇなぁ」

 

4416「ありがとうございまス

   少し 気が楽になりまスた…」

 

ハルオミ「なにかあったら また相談に来いよ」

 

4416「出来れば 相談に来る必要がなけりゃいいんスけどね」

 

ハルオミ「…それもそうだな」

 

リンドウ「ビールの配給チケット まだあったっけなぁ…」

 

4416「…てかリンドウさん

   まだ呑むんスか?」

 

 

 

ー終ー





長いようで短い

前章と合わせても 5000文字もない

分ける必要はあったのだろうか

むーん……

4416「なぜ分けたし」

前章書いた後 これ続けられるんじゃね?と思った

そしてこのオチである

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