ざわ…
ざわ…
4416「チンチロリンしか知らねーくせに」
ちなみに ペイジは関係ありません
単に カ○ジに近い語呂だったので
クレイドルの男性陣+αが ラウンジのテーブルに集まっている
これが女性陣なら 甘いガールズトークをしていてもおかしくないが 男性陣となると なんと暑苦しいこと
4416「ぬっころされてェか」
[ラウンジ]
4416「ここに 3つのサイコロと どんぶりがあります
このどんぶりに サイコロを落とします
たったこれだけ」
コウタ「それだけ?」
4416「んだ
んで 出た目の組み合わせによって 勝敗が決まるって寸法だ
例えば…」
カランカラン
4416「目が3,3,5のように 2つの数字が揃った場合は 仲間外れの5が出目になる
んで もし 3,3,3と ゾロ目になった場合は 三倍勝ちとなる
今回使う役と配当は これを参考にしてくれ」
ゾロ目(ピンゾロ)→五倍勝ち
ゾロ目(1以外)→三倍勝ち(優劣は6>2)
シゴロ(4,5,6)→二倍勝ち
3,3,4 6,6,2等→等倍勝ち(優劣は6>1)
目無し→等倍負け
ヒフミ(1,2,3)→二倍負け
ションベン(サイが丼から落ちる)→強制負け
4416「んで ルールは」
親の回数は一回
ションベン、ヒフミの役が出ない限り 三回まで振り直せる
ただし 最後に振った役で勝負する
親の目がションベン以外の時は 子も振る
親 二倍勝ち×子 二倍負け等の場合は 乗算する
賭け金の最低額は1000fc 最高額の上限なし
4416「と 少し特殊だけど これで」
(実は全部把握していないなんて 言えない…)
リンドウ「質問 いいか?」
4416「どぞ」
リンドウ「ビールの配給チケットは賭け金代わりに」
4416「なりません」
リンドウ「そんな固いこと言うなって
ほら ソーマからもビシッと言ってやってくれ!」
ソーマ「………」
4416「とにかく 賭け金はfcだけッスから
…で 他に質問は?」
イチカ「公の場で賭博など しても良いのか?」
4416「まあ 遊びの一環ってことで」
チンチロリン 開始
親 4416
4416「賭け額を決めてくれ」
※以降 fcは省略して表示します
コウタ 2000
リンドウ 5000
ソーマ 1000
イチカ 1500
4416「よーし 振るぞ」
2,4,5 役なし
4416「ぐぬぬ もう一回」
2,2,6 出目 6
4416「まあ これでいいや
次 コウタから順番に」
コウタ「いいの出てくれよ」
1,2,6 役なし
コウタ「もういっちょ!」
4,4,2 出目 2
コウタ「うぅ…まだだ!」
3,3,5 出目 5
コウタ「くそーっ!」-2000
リンドウ「惜しかったなぁ
よぉし やってやるぞ」
1,2,3 ヒフミ
リンドウ「だぁぁ!やっちまったぁ!」-10000
ソーマ「………」
2,2,3 出目 3
ソーマ「俺はもういい」-1000
イチカ「手加減無しで挑ませてもらう」
1,4,5 役なし
イチカ「………」
1,1,5 出目 5
イチカ「最後に掛ける!」
4,4,1 出目 1
イチカ「この程度では…」-1500
4416「Yeah!1人勝ちだ!」+14500
親 コウタ
4416 3000
リンドウ 2000
ソーマ 1000
イチカ 2500
コウタ「まず 俺からか」
1,4,5 役なし
コウタ「いいの出てくれ!」
3,5,6 役なし
コウタ「頼む!」
4,4,6 出目 6
コウタ「お!キタか!?」
4416「まだわからんさ」
3,3,3 ゾロ目
4416「あらぁ?悪いねぇ
また勝っちゃったわねぇ」+9000
コウタ「くっ…ムカつく…」
リンドウ「負け分を取り返すぞ!」
6,6,2 出目 2
リンドウ「もう一回!」
2,2,3 出目 3
リンドウ「うぉぉおお!」
3,3,4 出目 4
リンドウ「チクショウ…」-2000
ソーマ「仕事をサボったツケがきたと思え」
2,2,4 出目 4
ソーマ「もういい…」-1000
イチカ「ソーマ殿 楽しめとは言わないが せめて最後までやり遂げてほしい」
1,1,4 出目 4
イチカ「ブラッドの隊長殿がこうして 交流を兼ねた娯楽を提案してくれた手前」
2,3,6 役なし
イチカ「無下にするのも失礼というもの」
3,3,4 出目 4
イチカ「快く受け入れることこそが 友好をより深めることだろう」-2500
コウタ(カッコいいこと言ってるけど 負けてるんだよな…)-3500
親 リンドウ
4416 6000
コウタ 1000
ソーマ 2000
イチカ 4000
リンドウ「よぉし オジサン 本気出しちゃうぞ~」
3,3,2 出目 2
リンドウ「まだ本気は出してないから」
3,3,1 出目 1
リンドウ「次 本気出すからな!」
2,4,6 役なし
リンドウ「………」
4416(…気まずい)
1,4,6 役なし
4416(ここで止めるのも不自然だし…)
4,4,6 出目 6
4416(…皆に任せよう)+6000
コウタ(おいおい この空気どうするんだよ…)
5,5,1 出目 1
コウタ(どうしようか… もう一回やってみるか…)
2,3,5 役なし
コウタ(三回目…)
2,5,6 役なし
コウタ(良かった…のか…?)±0
ソーマ「………」
4,4,1 出目 1
ソーマ「………」
2,4,5 役なし
ソーマ「………」
1,2,5 役なし
ソーマ「………」±0
イチカ「初めにも言ったが 相手が誰であろうとも 容赦はしない」
1,3,6 役なし
イチカ「例え 窮地に追いやられていてもだ」
1,1,6 出目 6
イチカ「生憎 茶番は苦手だ 」+4000
リンドウ「………」-10000
親 ソーマ
4416 5000
コウタ 3000
リンドウ 1000
イチカ 5000
ソーマ「手加減する理由は無い…」
4,4,4 ゾロ目
4416「こりゃ勝てねえ」
1,5,6 役なし
4416「だが 自分は諦めん!」
1,3,4 役なし
4416「諦めない限り 負けることは無い!」
2,2,1 出目 1
4416「…って誰かが言ってた……」-15000
コウタ「やべぇよ これ…」
5,5,1 出目 1
コウタ「勝てるのかよ…」
2,3,6 役なし
コウタ「二倍負けだけは…!」
6,6,5 出目 5
コウタ「…ぅ」-9000
リンドウ「ここからが本番だぁぁああ!」
5,5,5 ゾロ目
リンドウ「キタぁぁぁあああ!!」+3000
イチカ「強大な敵を目の前にして 背を向ける訳にはいかない」
1,1,5 出目 5
イチカ「例え 理不尽であろうとも…!」
2,4,5 役なし
イチカ「負けを認めない限り 敗北は来ない…」
1,3,4 役なし
イチカ「勝利へと近づくための糧として…!」-15000
ソーマ「負けは負けだ…」+36000
親 イチカ
4416 20000
コウタ 2000
リンドウ 3000
ソーマ 2000
4416「ドーンと張ったった
これで勝ったら…ウヘヘヘ」
イチカ「それはこちらの台詞でもある」
1,1,1 ピンゾロ
4416「!?
い いや まだ負けが確定したワケじゃない…!
1/216の確率で引き分けになる…!」
1,2,3 ヒフミ
4416「 」-200000
コウタ「お おう…お気の毒に…」
2,3,4 役なし
コウタ「どうせ負けるなら 最後まで振るか…」
1,3,6 役なし
コウタ「これで終わり…か」
1,3,5 役なし
コウタ「なかなか痛いな…」-10000
リンドウ「ピンゾロがなんだってんだぁ!
俺だってピンゾロ出してやる!」
ションベン
リンドウ「 」-15000
ソーマ「流石に勝てないが…最後までやってやる」
4,4,3 出目 3
1,1,2 出目 2
2,2,3 出目 3
ソーマ「………」-10000
イチカ「ここまでとはな…」+235000
チンチロリン 終了
累計
4416 -185500
コウタ -24500
リンドウ -34000
ソーマ +24000
イチカ +220000
4416「 」
リンドウ「 」
コウタ「あの二人が心配だ…」
ソーマ「放っておけ
明日にでも忘れるだろ…」
コウタ「だといいんだけどな…」
イチカ「少々やりすぎてしまったか…?」
ー終ー
この話の制作に関わる ちょっとした裏話をしてみる
4416「なんだ 唐突に」
一見 出目は適当に決めているように見えて 実は執筆中に(アプリで)リアルで振って出た出目を書いてました
4416「つまり ゾロ目もピンゾロも偶然出たと?」
いや オチは決めていた
ただ 最後のピンゾロとヒフミ 莫大な賭け額は 書く前から決定してたけど 思いの外 リンドウさんも結構負けてしまったから 最後のションベンも追加した
まさかゾロ目がこんなに出るとも思わなかったし
4416「リンドウさんが何をしたっていうんだ」
シャセンアケテクレー
これで分かるな…?
4416「…ハァ……」