神の捕喰は程々に   作:4416

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ダークソウル2楽しすぎるが故に フロム脳が復活してしまった作者です

4416「更新そっちのけにすんなよ…」


ニンジャすれいやぁ

 

ラウンジに 1人の人物が入ってきた

 

その人物は 少なくともアナグラにいる者は見たことがない人だった

 

黒い衣装を纏い 顔を覆っているため かろうじて見える素肌といえば 目と手ぐらい

 

彼は 俗に云う「忍者」であった

 

瞬く間に 忍者がいるという情報がアナグラ内に伝わった

 

そして ラウンジに駆けつけたのは

 

外国人勢だった…

 

 

 

4416(まさか忍者の正体が自分だとは思わないだろうなぁ

   んで 自分の読み通り 外人勢が食らいついてきたな)

 

エミール「ほぅ…これがニンジャ…!

     やはり 極東にはニンジャがいるのだ!」

 

4416(「ニンジャ」じゃなくて「忍者」な)

 

シエル「腕輪がある ということは…神機使いですね」

 

4416(ブラッドだとバレないように 赤く塗ってきて正解だったな)

 

エリナ「この人 ホントにニンジャなの?

    コスプレとかじゃないの?」

 

ギル「そういや 隊長がコスプレ好きだったな…」

 

4416(この二人 スピアの如くなかなか鋭い…!

   さすがスピアの使い手…!)

 

エミール「何を言うか!

     目の前にいるのは まさしくニンジャだ!」

 

4416(だから「ニンジャ」じゃない

   「忍者」だ)

 

アリサ「あの…ニンジャって どういったモノなんですか?」

 

4416(端的に言うと スパイだね)

 

エミール「僕が説明しよう

     ニンジャとは 闇に生きる者…

     超人的な身体能力に 忍術を使いこなすという…」

 

4416(いや それ アニメとかの設定じゃね?

   ナ○トとか ハッ○リくんとかの)

 

エミール「強靭に鍛え上げられた肉体は 空高く跳躍することも 水面を走ることも可能にする

     まさに 超人そのものだ」

 

4416(道具を使えば 可能といえば可能なんだけどな)

 

エミール「さらに 壁や天井を歩いたり 自らの姿を消すこともできるうえ 自在に炎を操ることができる「火遁」も使いこなすのだ!」

 

4416(なんか…誇張してね?)

 

エミール「また ニンジャは道具も使いこなす

     クナイ スリケン マキビシ…

     …この他にもたくさんある!」

 

4416(スリケンって言ったぞ スリケンて

   あと さっきの三つしか知らねーのかよ)

 

エミール「これで分かっただろう?

     ニンジャとは どういう者か…」

 

4416(「ニンジャ」と「忍者」は別物だぞ)

 

リンドウ「どうした?皆集まって

     なんか面白いモンでも……」

 

4416(…ん?)

 

リンドウ「アイエエエ!?ニンジャ!?ニンジャナンデ!?」

 

4416(リ リンドウさん!?

   あんた 名前からして極東出身じゃあ…)

 

リンドウ「ニンジャってホントにいるんだなぁ

     初めて見たぜ」

 

4416(まあ 見ることは殆ど無いでしょうね…)

 

リンドウ「ニンジャってアレだろ

     妖精さんみたいに 魔法を使うんだろ?」

 

4416(なにサラッと中の人ネタ言ってんの!?)

 

エミール「魔法ではない

     忍術だ」

 

リンドウ「まあ そんな細かいこと気にすんなって」

 

4416(細かい…?)

 

エミール「リンドウ殿にとっては細かいことかもしれない…

     しかし!ニンジャにとって 魔法と忍術は 似て非なるものだ!」

 

4416(魔法っつっても いろいろあるけどな

   呪術だとか奇跡だとか闇術だとか…)

 

 

 

その後十分ほど エミールの()()()()に関する講習が続いた…

 

 

 

エミール「……と ニンジャに関する僕の知識は これが全てだ」

 

4416(殆ど脱線してたけどな

   なんで イチカさんニンジャ説が浮上したかも気になるし

   あの人 ニンジャっていうより バーサーカーじゃん…)

 

エリナ「あのさ もし エミールの話がホントなら この人はなんでここにいるの?」

 

4416(闇に潜んでとか言ってたな 確か)

 

エミール「そ…それはだな…

     …こ このアナグラに 何か重大な何かが迫っていることを伝えに来たのだ!」

 

4416(そ…ッ そうきたかァ~~ッッ)

 

エミール「1人では到底立ち向かうことすら困難なため 我々に協力を求めてきたのだ!」

 

リンドウ「そうなのか!?だったら力を貸してやろうじゃねぇか!」

 

アリサ「リンドウさんがそういうなら 仕方ありませんね」

 

ギル「ニンジャの戦闘ってのに 少し興味はあるが…」

 

シエル「現代の戦闘術とどう違うのか 気になりますね」

 

4416(え?な なに?この団結力!?

   皆の絆の強さが裏目に出るとは…)

 

エミール「さあ!共に力を合わせて 迫り来る脅威を討ち倒そうではないか!」

 

エリナ「なんでエミールが仕切ってるのよ!」

 

4416(…誰か助けて)





ーー後日談


4416「ホントすみません…クレイドルの皆さんも巻き込んでしまって…」

ソーマ「あまり気にするな
    だが リンドウは人が良いからか あまり疑わない
    そのことは覚えておけ」

4416「はい…以後気をつけます」

イチカ「そこがリンドウ殿の長所でもあるのだがな」

4416「えぇ なんか憎めないというか…ねぇ…
   あ そういえば イチカさんニンジャ説が浮上してたんスけど まさかニンジャとかじゃないですよね…?」

イチカ「我々の家系は 代々忍者の末裔として 生き残ってきた
    それを忘れぬよう 文献に記録して 次の代へと受け継いでいる」

4416「ですよねぇ
   忍者の末裔だなんてことがあるワケ…
   …え?」

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