神の捕喰は程々に   作:4416

1 / 28
自演パリィ

 

いつものように アラガミを倒しつつ いつものように生活をする

 

いつしかアナグラでは それが日常となっている

 

しかし 非日常な出来事が起こることも少なくない

 

それは アラガミによって起こるとは限らない…

 

 

[ロビー]

 

 

ナナ「ねぇ ギル~」

 

ギル「なんだ?」

 

ナナ「隊長がね 訓練室で何かしてるんだけど ギルは何か知らない?」

 

ギル「何をしてるんだ…?」

 

ナナ「んーとね 銃で撃って 剣に切り替えて ぱりんぐあっぱー?をしてるー」

 

ギル「…あの隊長のことだ 遊んでいるんじゃないのか」

 

ナナ「んー でも すごい真剣な顔してたよ

   たぶん まだ訓練室にいると思うから 見に行こーよ」

 

ギル「別に構わないが…」

 

ナナ ギル 訓練室へ

 

 

[訓練室]

 

 

4416「ふんっ…うぐっ!」

 

ガシャン

 

4416「もう少し奥…かな」

 

ドン

 

ガシャン

 

4416「はぁっ!…うげっ!」

 

 

ギル「…ナナの言う通りだな」

 

ナナ「でしょー?あれってなにしてるの?」

 

ギル「さあな…見当もつかない…」

 

ナナ「ハルオミさんなら分かるかなー?」

 

ギル「ハルさんが…?」

 

ナナ「ほらー バスターブレード使ってるから」

 

ギル「…ダメ元で聞いてみるか」

 

ナナ ギル ラウンジへ

 

 

[ラウンジ]

 

 

ハルオミ「ブラッドの隊長さんが 銃撃とパリングアッパーを繰り返してる?」

 

ナナ「うんー」

 

ギル「バスターブレードを使ってるハルさんなら 何か分かるかと思って…」

 

ハルオミ「うーん 俺はパリングアッパーは殆どしないからなぁ

     隊長さんのしようとしてることは 俺も分からないな」

 

ナナ「これじゃあ ソーマさんに聞いても分からないかなー」

 

ギル「………」

 

 

4416「おー いたいた」

 

ナナ「あ!隊長!」

 

4416「赤サソリ(ボルグ・カムラン堕天)戦車(クアドリガ)を倒しに行くんだけどさ 一緒に行かねーか?」

 

ナナ「いいよー」

 

ギル「俺は別の任務がある」

 

4416「ハルさんもどうっスか?」

 

ハルオミ「そうだな… ギルの代わりに行こうかな」

 

ギル「ハルさん…」

 

ハルオミ「ハハハッ 冗談だよ

     でも 隊長さんの任務には行くけどな」

 

4416「ぃよしっ じゃあ 早速行くぞ~

   セイコウスルカナ」

 

ナナ「ん?どーしたの 隊長」

 

4416「いや 何でもない」

 

ハルオミ「んじゃ 行きますか」

 

 

ギル(本人に直接聞いた方が良かったんじゃあ…)

 

4416 高難度 難易度9 「キャットウォーク」を受注

 

 

[蒼氷の峡谷]

 

 

ハルオミ「隊長さん それは 氷結槌イェーガーかい?」

 

4416「∠(゚Д゚)/」

 

ハルオミ「?」

 

4416「も、もちろんイェーガーさ…ハハ」

   (どうしよう… これのためだけに造ったなんて言えない…!)

 

※実話です

 

   (いや…自分の本命は イェーガーではない…!)

 

クアドリガ<オオォォオオオン!

 

クアドリガが4416を捕捉した

 

4416「もう戦車来たの!? まだ雑魚片付けてないんだけど!」

 

クアドリガ<シニイソギヤロウガイルトキイテ

 

4416「仕方ない…!アレを使わざるを得ないか…」

 

ナナ「隊長ー!はやくー!」

 

4416「え?」

 

ハルオミ「周りの敵は倒しておいたぞ」

 

4416「えー…」

 

ナナとハルオミは 既に付近の小型アラガミを殲滅していた

 

4416「…まあ アレは実践で使えないと意味ないし…好都合ということで…」

 

ナナ「隊長ー!あぶなーい!」

 

4416「ふぇ?」

 

ヒバリ『遠距離攻撃、来ます!』

 

ズドドドーン

 

4416「ぬわーっ!!」

 

クアドリガのミサイルをモロに食らった4416

 

4416 激情し クアドリガをCCのみで討伐

 

弱点に当たったのは五回ほどだが…

 

 

4416「ハァ…後は…ハァ…赤サソリのみ…」

 

4416が所持していた回復アイテムは ほとんど使ってしまった

 

回復球しか持って行かなかったのは やはりマズかっただろう

 

ナナ「隊長 だいじょうぶ?」

 

ハルオミ「なにもムリするこたぁねえんだぜ?」

 

4416「自分は…やらなければいけないことがある…!

   だから ムリしてでも…自分は…!」

 

ナナ「おぉー 隊長 かっこいい!」

 

ハルオミ(わざわざ難易度の高いミッションに行く必要はなさそうだけどなぁ

     でも 言っちゃ悪いから黙っとくか)

 

 

ボルグカムラン堕天と交戦開始

 

から数分後

 

 

ボルグ<ア゙ア゙ァァァア゙!

 

4416「よし ダウンとった!」

 

4416 神機を剣から銃形態へと変える

 

そして バレットを発射した

 

そのバレットは 銃口から少しずれた位置に 球を撃ち出す 少し変わったバレットだった

 

ハルオミ「球…? 機雷か?」

 

再び 剣状態に変える

 

4416「ラストリベンジャーの弱点は ガード判定の短さと ガードしないと発動しない点…

   熟練した者でないと 使いこなせない上 ダウン中は 無意味に等しい…

   しかし!それらを覆すバレットを 試行錯誤の末 完成させた…!」

 

突然 ラストリベンジャーについて語り始めた

 

4416「この球でラストリベンジャーを強制的に発動させる!

   食らえ!ラストリベ あ 球消えた…」

 

スカッ

 

 

ヒバリ『アラガミの活性化を確認』

 

4416「んなアホな」

 

ボルグ<サボテンニシテヤル

 

4416「ぬわーっ!!熱っ!」

 

 

結局 CCを主体にボルグカムラン堕天を撃破

 

 

ヒバリ『オラクル反応の消滅を確認

    帰還ポイントを送信します』

 

4416「 」

 

高難度のミッションでなくても良かったと気付き 呆然とする4416

 

ナナは その姿を見て 疲れているのだと解釈した

 

ナナ「隊長ー おでんパン食べるー?」

 

4416「 」

   (俺の苦労はいったい…)

 

ハルオミ「まあ 隊長さん そんな落ち込むなよ

     帰ったら一杯やろうぜ な?」

 

4416「 」

 

 

 

ーー翌日

 

[訓練室]

 

 

4416「出来たぁぁぁあああ!!」

 

アナグラ内に響き渡るほどの大声をあげる4416

 

しかし 訓練室は防音仕様なので その声を聞いた者は近くにいる人ぐらいだろう

 

4416「ぅえほっ!げふぉっ!…」

 

慣れない大声を出したため むせてしまった

 

4416「よーし さっそくテストだ!

   サル(コンゴウ)あたりでも行くか」

 

4416 通常 難易度2 「邂逅」を受注

 

 

[黎明の亡都]

 

 

4416「アカーン!すばしっこくて当たらーん!

   ダウンとれねー!」

 

案の定 ラストリベンジャーを当てられずにいた

 

オウガ<ウシロガガラアキダゼ

 

4416「ぬわーっ!!」

 

 

 

ー終ー


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。