緋弾のアリア~装備科の剣士   作:春秋時雨

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はいどうも~
春秋時雨です

祝日土曜と更新してませんでしたが
今日は更新していきます!!
この連休中に吸血鬼編は終わらせたい

では、どうぞ!


絶望の歌

 

空は曇り今にも雨が降りそうだ

この風景を見てテンションが下がるヤツもいれば

テンションが上がるヤツもいる

どちらかというと俺は後者なのだがほとんどの人間は前者だろう

 

 

『こちらキンジ。モグラはコウモリになった』

『OKキーくん〔レール作戦〕始めるよ』

「こちら雨宮了解しました。理子、危なくなったらこっちに連絡頂戴」

『そっちもOK!じゃ上手くやってね雨ちゃん!』

 

そう言われ理子との回線が切れる

・・・雨ちゃんてお前は大阪のオバサンか

現在進行形で大泥棒大作戦実行中だ

アリアは庭園で小夜鳴先生と一緒にバラを観賞しながら遺伝子について学んでいて

キンジは遊戯室から掘った穴を通じて地下金庫の中にある十字架を盗りにいっている

・・・・俺の出番が無いことを祈るばかりだ

そう思いつつテキパキと二人分の仕事をこなしていく

キンジもアリアも仕事が出来ない状況にあるが

小夜鳴先生はそれを知らない・・俺とキンジが働いていると思っているため

最低限の仕事をこなしておかなければならない

テレビに出てくる怪盗のように事前に大々的に宣告してから盗むのは至難の業だ

現実に物を盗む際はいかに相手に気付かれないように盗むかがポイントだ

そのため泥棒は住人が外出していない時に計画を実行したり深夜に行動を開始するのだ

 

(・・・ん?)

 

ふと窓の外を見るとポツポツと雨が降ってきた

ふむ、アリアと先生はこの雨ですぐに戻るだろうがこれは逆にチャンスだ

俺は傘を持ち庭に出て二人を迎えに行く

 

「アリア、先生。早くこの中に」

「ああ、ありがとうございます雨宮さん」

「ありがと」

 

傘の中に二人は入り俺は外に出る

 

「・・・?雨宮さん、濡れてしまいますよ?」

「ああ、いいんです先生。私、雨が好きですから・・・」

 

そう言いながら俺は雨雲を見上げる

 

「雨が好き?随分と変わっているんですね」

「ふふっ・・・マイノリティーなのは自覚しています

 ・・・けど、雨は・・・水は素敵だと思いませんか?」

「??」

「だって、水は育み滅ぼす・・・そういう力を持っているじゃないですか」

「育み滅ぼすですか・・・なかなか過激な思考をもっているんですね」

「えーっと。そういうのではなくて・・・

 生物が生きるためには水が必要ですよね?」

「はい、人体の60%以上は水ですし動物植物を問わず

 水がその殆どの要素となっていますからね」

「あら。生物についてお詳しい先生には愚問でしたね」

「いえいえ。雨宮さんこそ博識でいらっしゃいますよ」

「ありがとうございます・・・けど、水はだた私達生物に恩恵を与えてくれるだけじゃない

 時として大雨が降り洪水が起き。多くの生物を滅ぼしてしまったりするでしょう?

 だからこそ、私は水が好きなんです。水のように柔軟な人になりたいといつも思っているんです

 ・・・殆どが父の教えなんですけどね」

「そうなんですか・・・立派なご両親なんですね」

「ええ・・・水のように立派に生きろ・・っていつも事あるごとに言ってきて

 けど、優しいお父さんなんです・・・っとすみません

 この寒い中長々と話をしてしまって・・・」

 

俺は俯きながらも呼吸を乱し血流を促進

顔を赤くする。女優が真っ青になる変色術だ・・・言ってて悲しくなるな・・・

 

「いえいえ。こちらこそ有意義な時間を過ごせましたよ

 あなたのような知的な人との語らいは

 泉のように新しいインスピレーションを湧かせてくれますからね」

「あらあら。これはまた詩的な人ですね先生は・・・」

 

最後に微笑みを作るのも忘れない

傘を持っていきつつも

自分の好きな雨を題材にして時間を稼ぐ

・・・こんなもので良いだろう?

キンジ、理子

 

『シュウシュウ完璧。キーくんが十字架をすりかえ終わった

 もう大丈夫だよ』

 

タイミング完璧

丁度今屋敷に入ったトコだ

だが、泥棒は去るまでが泥棒だ

俺達はその後も時間一杯になるまで何事も無かったように働き続けた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それでキンジ、受け渡しはドコでするのよ?」

 

紅鳴館からの帰り

一旦別れた俺達は再び合流して

理子との合流場所にタクシーで向かう

行き先は、横浜ランドマークタワーだ

エレベーターと階段を使い

ランドマークタワー屋上へと上がる

理子はそこで俺達が盗んだ十字架をうけとる手はずになっている

しかし・・・何故俺は未だに女装しているのだろう?       A着替える時間が無かったため

 

「キーくぅーん!」

 

理子がキンジに抱きつく

 

「やっぱり理子の見込んだ通り。このキーくんとアリアは名コンビだよ!

 理子にできないことを平然とやっちゃうんだから!」

「・・・キンジ・・・さっさと十字架を渡しちゃって

 ソイツが上機嫌だとムカつくから・・・!」

 

オイオイアリア、落ちつけよ・・そして俺は空気なのねハイ分ってます

 

「おーおーアリアんや、キーくんを取られてジェラシーですね?分ります」

「違うわよ!」

「理子。お望みの物を渡してやるから離れろ」

 

キンジが理子の前に十字架を差し出すと

理子の顔が喜色満面の笑みに変わった・・・もとから笑顔だったけれども

 

「・・・それで理子。俺達の約束はキッチリ守れよ?」

 

俺が言いたいことはそれだけだ

ブラドが来ないんじゃあアレ(・・)を持ってきた意味ないし

さっさと帰って飯でも食うか

 

「くっふふ・・・シュウシュウってばまだ理子の事疑ってるの?

 心配しなくても理子は約束は守る子なのですよ

 ・・・それよりもキーくん。ハイ、プレゼントのリボンを解いてください」

 

理子は後頭部に増設したリボンを指しながらキンジに向かって頭を下げ

キンジはそれを訝しみながらも解きそして・・・

 

「んっ」

「・・・!!」

「~~~~~~っ!!」

「・・・ハァ」

 

一瞬

場の空気が凍った

キンジがリボンを解くや否や

理子が自分の唇をキンジの唇に押し付けてきたためだ・・・こうなるのね

まあ、薄々予感はしていたけれども

 

「・・り、りりりりりりり理子ぉ!?

 なな、何やってんのよ!?」

 

アリアの怒声で凍った時が動き出す

理子はバク転して俺達から距離をとる   ㊟バク転は地面に手をつきバク宙は手をつきません

 

「ごめんねぇキーくん

 キーくんがさっき言った通り理子悪い子なの

 この十字架が戻ってくれば理子の欲しいカードは全部揃っちゃったの」

 

ああ、タクシーの中でキンジが頭を抱えていたから何事かと思ったが

一度なったワケな・・・そして

 

「もう一度言おう、理子は悪い子だ

 しかし、女性の犯した罪は罪にはならないが

 俺のご主人様はそうじゃないみないなんでね」

 

キンジがアリアの眼前で指を鳴らし

硬直から解き放つ

 

「・・・こうなる予感してたわ・・・

 キンジ、シュウ!合わせなさい!」

「くふふっ・・・それでいいんだよアリア

 アリアとキーくんを使って十字架を取り戻しそのまま二人を斃す

 それが理子の描いたシナリオなんだけどぉー

 シュウシュウは邪魔しないでよね?・・・くふふっ」

「・・・分ってるよ・・言われなくてもそうするさ」

「なっ・・・シュウ、裏切るの!?」

 

アリアが俺を怒鳴ってくるが

この際俺は大人しくしていよう

ジャンヌに聞いた限り、ブラドの城に監禁されていたのは恐らく理子だ

そして、俺は理子を助けられなかった一方的な物でもそういう義理は通す

・・・それに

 

「くふふっ。アリア・・・何を言っても無駄だよー?

 だってぇ・・・じゃないとシュウシュウが一番楽な役だったこと(・・・・・・・・・・)に納得いかないでしょー?」

 

そう、つまりはそういうこと

一番楽な仕事にあてがったことに対する対価を要求しているのだ

おそらく、ここで断ったら理子は小鳥の情報を教えない

そうなっては本末転倒だ

 

「全く・・・教務科(マスターズ)には何も言わないどいてやるよ」

 

言外にこの戦いに関与せず傍観に徹しながらも何も報告しない事を告げ数歩下がる

 

「・・・先に抜いてやるよオルメス

 ここは武偵高(シマ)の外、その方がやり易いでしょ?」

「へぇ、気がきくじゃないこれで正当防衛になるわ」

 

二人が拳銃を向け合い構える

 

「・・・ところで理子

 風穴を開ける前に一つ聞かせなさいよ

 なんでそんな十字架を欲しがったの?

 お母様の形見で大切なのは分ってる

 けど。本当にそれだけ(・・・・・・・)?」

「くふふっ・・・流石はオルメス

 片方しか受け継いでいなかったとしてもその直感は侮れないねぇー 

 ・・ねぇ、アリア・・繁殖用雌犬(ブルード・ビッチ)って呼ばれたことある?」

「繁殖用雌犬?」

「ほらぁ、悪徳ブリーダーとかが人気の犬種が欲しいばかりに犬を虐待して

 無理矢理にその犬種を増やすアレだよぉー

 アレの人間版、想像してみなよ」

「何よ、何の話し?」

「ふざけんなっ!

 アタシはただの遺伝子かよっ!

 アタシは理子だっ!

 峰・理子・リュパン4世だっ!

 5世を生むための機械じゃない!」

 

理子はここにいない何かに向けて

・・おそらくブラドに向けて届かないと知りつつも叫ぶ

そうしないと気が済まないんだろう

理子は一しきり叫んだあと妖艶な笑みを浮かべて此方を見る

 

「・・・何でそんなもの。って聞いたよね、アリア

 この十字架はただの十字架じゃない。大好きだったお母様が

 これはリュパン家の全財産を引き換えにしても釣り合う宝物なのよ

 ってご生前にくださった一族の秘宝なんだよ

 だから理子は檻に閉じ込められても絶対に取られないように口の中に隠してた

 そして・・ある夜、理子は気付いた・・この十字架

 いや、この金属は理子にこの力をくれる(・・・・・・・・・・・・・・・)

 

理子の髪が蠢き大振りのタクティカルナイフを2本抜き取る

双剣双銃(カドラ)・・アリアのそれよりもその名を得るにふさわしいそれが

展開される・・・やはり、色金(・・)か!

 

「さあ・・・決着をつけようオルメス

 お前を斃して理子は今日、曾お爺様を超える、それを証明して自由になるんだ・・・!

 オルメス!遠山キンジ!お前達は、あたしの踏み台になれっ!」

 

理子が殺気を全開にしアリたちに向けて発砲するために

引き金に指を掛け

 

 

バチィィッ!

 

聞いたことのある音―――――スタンガンから流れる電気の音が響き

辺りは静寂に包まれる

 

「なん・・で・・・お前・・が・・・」

 

その言葉を最後に理子は倒れその後ろから出てきたのは

 

「小夜鳴先生!?」

 

武偵高救護科(アンビュラス)非常勤講師小夜鳴先生だった

先生は懐から拳銃を取り出し理子の頭に照準をつけ

 

「遠山君、神崎さん、それに雨宮さんちょっとの間動かないでくださいね?」

 

背後に2匹の白狼をつれてそう言い放った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小夜鳴先生・・・単なるイケメン講師じゃなかったワケか

 

「前に出ない方が良いですよ

 あなた達が少しでも私に近づくと襲うように仕込んでありますんで」

「・・・よく飼いならしているな・・・保健室で狼に襲われたのも芝居ってワケかよ」

「お二人の学芸会よりはマシだったと思いますがね?

 しかし、雨宮さんまで一緒にいるとは少々意外でしたよ

 最初はてっきり私を混乱させるためによこした一般人だとばかり思っていたのですが

 違和感を感じたのはあの雨の中だけでした・・実に見事な潜入でしたよ」

「ふふっ・・・おほめにあずかり光栄です先生

 ・・・それとも、こっちの口調で(・・・・・・・)話した方がいい(・・・・・・・)ですか、先生(・・・ ・・)?」

「おや、天地君だったのですね」

 

まあ、流石にばれないように色々と演技したんだけどな

初日は監視カメラを気にしないように振る舞い

次の日から監視カメラの死角で警戒し視野に入った時にはすっかり元通り身のこなしについては

会社で合気道を推奨しているとさりげなく話題にして誤魔化したりと

色々と違和感を違和感と思わせないような情報を与えたり隠したりすることで

違和感を感じなくさせる・・・潜入捜査の基本中の基本なのだが

この二人はそれほど上手くないからな

 

「なるほど、訓練された動きは相手に違和感を与えるには十分

 なのでまずはそれを隠し私に近づいた・・・ということですか

 しかし、あなたもコレと手を組んだ事だけが過ちでしたねぇ

 このリュパン4世(・・・・・・)とねぇ」

「な、なんでアンタがそれを知っているの!?

 まさか、アンタがブラド!?」

「彼は間もなくここに来ます・・・そうだ、遠山君

 君に一つ補講をしましょう・・・君がこのリュパン4世と不純な遊びに耽って追試になった

 あのテストの補講・・・DNAについてです

 DNA・・つまり遺伝子とは気まぐれなものでして父と母

 その両方の優秀な遺伝子が受け継がれれば優秀な子が受け継がれなければ無能な子が

 それぞれ産まれます。そして、コレはその失敗ケースのサンプルと言えます」

 

先生は理子の頭を軽く蹴った

本当にモノとして扱っているんだな

理子が悔しさに唇を噛むのがここからでも見える

 

「10年ほど前、私はブラドに依頼されてコレの遺伝子を調べたことがあります」

「お前か・・・ブラドに余計なことを吹きこんだのは・・・!」

「なんと、この4世はアルセーヌ・リュパンの血を引いていながら」

「い、言うな!・・・オルメス達には関係・・ない!」

「優秀な遺伝子が全く遺伝していなかったのですよ」

 

先生が放ったその言葉に理子は涙を浮かべた

・・・そろそろいいかな?

俺が認めた強敵に対してそこまで言われるのは流石に我慢の限界だ

 

「なあ、小夜鳴先生」

「はい、なんでしょうか」

「あなたの目は節穴ですか?」

「・・・なんですって?」

「遺伝子の専門家のアンタが言うんだ

 理子にはその優秀な遺伝子とやらは受け継がれていないんだろう

 ・・・でそれがどうした?

 理子は理子だ。リュパンとしての才能ではなく峰理子としての才能は確かにある」

「あははは、一体何を言うのかと思えば・・・天地君、君は才能を否定するのですか?

 君自身が才能に恵まれていると言うのに?」

「いや、才能そのものを否定するつもりは少しも無い・・・けどね

 才能と言ってもピンからキリまである確かに、俺には剣術に関しての才能があるんだろう

 しかし、銃に関しては俺の戦妹(アミカ)にすら劣る

 結局は、いかに自分の才能を見つけ、それを伸ばすかが問題だ

 リュパンとしては無能?だったら理子として有能になればいい・・・ただそれだけの話だよ」

「・・・・ふふふ・・・あっははははっはは!!」

 

俺の台詞の何がおかしかったのか小夜鳴先生は突然笑い出す

 

「あはははは!!・・・実に面白いですよ天地君!

 とても面白い喜劇を見ている気分ですよ!

 全く・・・君達のその強気な顔が絶望に染まると思うと

 堪らないものが有りますねぇ!」

 

狂ってるな・・・この人も・・・・武偵高の先生で狂っていない人の方が少数派なのだが

 

「まあ、今は目の前にある絶望を楽しむとしましょうかねぇ」

 

そう言って先生は理子の口を強引に開かせその口に手を突っ込んだ

 

「んむぅっ!!」

「ガラクタのあなたにはそのガラクタがお似合いですよ

 ほうら、しっかりと口に含んでおきなさい、以前からそうしていたのでしょう?」

 

・・・妙だ

何故先生はこんなことをする?

人質がいることで俺達が何のアクションもしないと思っているのか

単なる退屈しのぎか・・・いや、それにしても偏執的というか

まるで・・・自身の楽しみの為にやっているような?

 

「止めなさい!理子をいじめて何の意味があるのよ!?」

「絶望が必要なんです

 ・・彼を呼ぶには絶望の歌を聴かせることが条件なのです

 この十字架もわざわざ本物を盗ませたのもそう・・・より深い絶望に落とすためでしてねぇ

 おかげで・・・良い感じになってきました・・・遠山君

 よく見ておいてくださいね(・・・・・・・・・・・・)

 私は人に見られている方が掛かりが良いものでしてねぇ」

 

そういった先生の雰囲気が・・・変わった

この変わりよう・・・まさか

 

「そうです遠山君

 これはヒステリア・サヴァン・シンドローム」

「ヒステリア・・サヴァン?」

 

アリアが首を傾げるが今はソレにかまっている暇は無い

 

「皆さん・・・しばしのお別れです・・・がその前に一つ講義をしておきましょう」

 

あくまでも先生として振る舞うつもりなのか

先生は補講だの講義だのといって説明してくる

こっちとしては情報が増えるから大丈夫なのだが

 

「ジャンヌや4世から聞いているでしょう

 イ・ウーとは能力を教え合う場だと・・・しかしそれは彼女らのような階梯の低い者たちの

 おままごとに過ぎません。私のような高い階梯にいる者は

 能力を写す場になった・・・私とブラドがそのような革命を起こしたのです」

「聞いたことがあるわ。イ・ウーのヤツらは何らかの方法で能力をコピーしているって」

「ブラドはそれを600年も前から交配では無い方法でそれを行ってきました

 つまり・・・吸血で」

「・・・・・・キンジ、シュウ。ブラドの正体が読めたわ

 ドラキュラ伯爵よ」

「・・・ブラド、そうかブラド4世串刺し公か」

「ええ・・・ブカレスト武偵高で聞いたことがあるの

 今でも生きているっていう怪談話付きでね」

「お二人とも正解です。よくご存じでしたね

 間もなくそのブラド公に拝謁できるのです楽しみでしょう?」

「でまかせだ、そもそも

 兄さんの能力をコピーしたとして何故理子をそこまで傷つけられる!?」

「良い質問です遠山君・・・私は人間(ホモ・サピエンス)ではなく

 吸血鬼(オーガ・バンピエンス)私にとって人間とは君達から見た犬猫と

 なんら変わりありません・・・そして・・私はそういう動物虐待でも

 性的興奮できる加虐思考の持ち主でしてね・・・・・!!」

 

先生の雰囲気が一層強大な物へと変化していく

・・・いや、雰囲気だけじゃない

細身の体から筋骨隆々とした逞しい肉体に変貌

いや、それすらも適切ではないなぜなら・・・

 

「さあ・・かれが・・・きたぞ・・・!!」

 

2対の翼を持つ化け物だったからだ

 

 

 

 

 




はあ・・はあ・・・書ききった
いや~なぜだろう随分と長く感じた

今更ですが記号の説明を
※〇〇・・・・分りづらいと判断した単語の解説

㊟・・・・・・この作品独自の設定or勘違いしやすい表現の注意

()・・・・・その他説明,作者のツッコミ

ってな感じでやってます
まあ、やっといたほうがいいかなって感じで
結構テキトーに割り振っているので
その辺はテキトーに流してもらって結構です

誤字脱字のご指摘、感想待ってます

それから活動報告のアンケートも実地中(キャスト・オフ・テーブル)です

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