緋弾のアリア~装備科の剣士   作:春秋時雨

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はいっ
春秋時雨です

アンケートでハーレム展開にしてほしいという意見が多数出てきているので
ハーレムにしてみようかなと半ば真剣に考えている今日この頃です

今回はラクーン台場事件
どうぞっ


第24話 ラクーン台場

「とーう!」

 

あたしがシュウ先輩に向かって殴りかかる

 

「甘い甘い」

「きゃう!」

 

拳をいなされあたしの勢いを利用して床に叩きつけられる

 

「・・・あかりちゃん、急所を狙わないのは良いけど

 そのために、判断が遅れてる一々攻撃するたびに考え事をしているんじゃ

 負けて当然、そういうのはもっと動きがスムーズになってからにしなさい

 幸い俺には通用しないんだから」

 

うう・・・先輩はいつもは優しいけれどこういう時はとことんキビシイ

普段と訓練時のメリハリがしっかりとしている

 

「いたたた」

 

おお~~~

 

ん?何だろう?

 

「男女やるなあ~」

 

あたしがそっちを見ると

ライカが男子の急所を責め立てていた

相手はたまらずタップする

 

「また男女の勝ちか」「強ェー!」

 

周りからそんな声が上がる

 

「ライカすごい!」

「男としてあれはやられたくは無いけど

 あかりちゃんもライカちゃんを見習って

 もうちょっと容赦を無くした方がいいかもね」

 

あははは・・・

返す言葉が見つからないです

 

「チッ男女め!

 覚えてろ!!」

 

そんなことを言う男子にライカは不敵な笑みを浮かべていた

 

 

 

 

強襲科(アサルト)での授業を終え

志乃ちゃんと日曜にラクーン台場に行く話をしていると

 

「あっライカ」

「あかり!志乃!何だこんな所で」

「あたし達日曜に二人でラクーン台場に行くんだけど、ライカも来る?」

 

あたしがライカを誘うけど・・・

 

「あれ遊園地だろ?ガキじゃないんだからさっ・・・」

 

行き無くないのかな・・・

 

「・・・まぁ、言ってやっても良いか」

 

良かった

 

「このタダ券で3人まで入場できるんだ」

「ほうほう、それは楽しそうだね」

『!!?』

 

イキナリ後ろから聞こえた声に全員がそっちを見る

そこには

 

「シュウ先輩!?」

「やあやあ、遊びに行くのね~

 楽しむのは結構だけど、武偵は常在戦場

 いつ事件が起きるか分らないから武装等はしっかりとていきなよ」

「はい!」

「あかりさん、日曜の待ち合わせの場所ですけど・・・」

「ん?うん」

「ライカちゃんも、アサルトライフルは銃検が厳しいけど

 いつまでも整備中じゃ通らないよ

 ・・・そうだこっち(アムド)のコネ使って銃検の通し口、見つけてこようか?」

「えっ、いいんですか!?」

「うん。まあ、交渉してみないと分らないから約束は出来ないけど

 どうにか探して見るよ・・・文あたりならなんとかできそうだし」

 

ライカ、銃検通してなかったんだ・・・

 

「じゃ、あかりさん行きましょう」

「良かったねライカ、シュウ先輩また明日~!」

 

・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラクーン台場

 

「うひゃああぁぁぁぁぁ~~~~!!

 わぁあぁッ!!

 なにこれ~~~!」

 

あたしは今ロープに繋がれて振り子のように空中を行ったり来たりしていた

そのあと観覧車に乗って

 

「うう・・・怖かった」

「あはは・・大変でしたね・・・」

「うおーたけーな」

 

うう・・・あたしの見方は志乃ちゃんだけだよ

そんな時、三人の携帯が同時に鳴った

もしかして・・・

 

「武偵高の周知メール?」

 

そこには・・・

 

Area:江東区青梅5丁目1,2

Case Code:F3B-02-EAW

特殊捜査研究科

インターン(中3)の

島麒麟より発信あり(13:55)

 

とあった

 

「現場、ここだぞラクーン台場だ」

「ケースF3Bは誘拐・監禁されたって事で

 O2ってなんだっけ」

「原則2年以上が動け、です」

犯人は防弾装備(FAW)か、プロかもな」

「近隣生徒からの報告が・・・早い生徒でも現場到着は15分かかるそうです」

特殊捜査研究科(CVR)色じかけ(ハニー・トラップ)の専門家

 騙し打ちぐらいしかできない生徒だ」

 

観覧車の中で状況を確認し合う

 

「ありがとうございましたー」

 

「どうする、動くか?」

「でも私たちまだ高1になったばかりですし・・・」

 

シュウ先輩・・・先輩ならどう動くかな・・・

 

「・・・行こう

 今この子を助けられるのはあたしたちしかいない!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

               ~???視点~

 

やれやれ、どんぴしゃで事件とは、あかりちゃんたちもついてないね~

 

ん?動く・・か・・・原則は(・・・)2年以上がなんだけど

まあ、何とかなるか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

               ~あかり視点~

 

 

あたしたちは、島麒麟を探してラクーン台場中を探し回る

どこなの・・・島麒麟・・・!

 

コツッ

 

「いたっ

 ・・・何コレ」

 

紙飛行機?

 

703NFターザン戻りでダイブ

 

武偵の短暗号(ショートサイファー)・・・

応援要請!

島麒麟は

ラクーングランドホテル703号室!

 

「志乃ちゃん!ライカ!集まって!」

『はい!了解しました!すぐ行きます!』

『ホテルロビーで作戦会議な!』

 

「ターザンは強襲科(アサルト)でロープワークの暗号(サイファー)だけど・・・

 戻りでダイブってなんだろう」

「とにかく窓からとドアからで挟み打ちするのがセオリーです」

「そうだな・・・じゃ、アタシがロープで窓の上から行く

 あかりたちはドアから」

 

カチャ

 

ライカがアタッシュケースの中からアサルトライフルを取り出し背負う

 

「703号室で会おうぜ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「行くよ志乃ちゃん」

「はい、あかりさん私がついています」

 

志乃ちゃんは刀を構えて息を整え

 

「はあっ」

 

バンッ

 

ドアを抉じ開けた

 

「!?」「!!」

「武器を捨てて!!・・わっ」

 

バタン!

 

床にあったスリッパに足をとられて転んでしまった

 

「あかりちゃん!大丈夫ですか!!

「う・・武器を・・・捨て・・」

「捨てるのはそっちだ」

 

犯人は島麒麟に銃を当て私たちの方にも銃を向けていた

 

「なんでそこで転ぶですのーーー!?」

 

 

 

 

 

 

「ハハッ、人質と銃が増えたぜ」

 

あたし達は銃を取られ両手を上げさせられていた

そんなとき

 

バババババババババ!!

 

ライカが窓越しにアサルトライフルを放ってきた

 

「!?」

 

バババババババ!!

 

「バカがそっちにゃ誰もいねえよッ!」

「な・・何だ?今のは」

「がうですの!」

「うわ!」

 

島麒麟が犯人の腕を噛んで拘束を抜ける

 

「てめえ・・・!」

 

そうしている間にも島麒麟は銃で破壊されたベッドの方へ

 

「と・・止まれ!!」

「♪恋心は振り子みたいに

 揺れて揺れてー♪

 3

 2

 1

 きゃはーん☆」

「!!」

 

窓の外に!!

 

がしい!

 

ライカが空中で島麒麟をキャッチした

ライカかっこい!

 

「クソッ!」

 

!!犯人がライカ達に銃を向けている!!

 

「ライカー!!

 だめー!」

「動くんじゃねぇ!

「あかりさん危ない!!」

 

ヒュ

 

鳶穿!!

 

シュウ先輩・・・あたしたち常在戦場の心構えがなっていませんでした

反省しました・・・だから・・・だから・・・助けて・・!

 

「やめてーー!!」

 

ギイン!!

 

聞こえた音は銃声ではなく・・・何かが・・・金属が切れたような音・・・

それは・・・

 

「シュウ先輩!?」

 

助けて・・・くれたんだ・・・

 

「いやー、嫌な予感って当るもんだね

 あっそうそう、動かないでくれよ

 武偵法9条はあるけど、この間合いなら

 生かさず殺さずで斬れるから・・・さ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっ・・・じゃあ始めから見てたんですか!?」

「いやいや、流石に始めからは見ていないよ

 事件開始から10分ぐらいで到着して

 ラクーングランドホテルに向かってみたら3人の女子がもう向かったって言うじゃないか

 だから、取りあえず703号室に向かって駆け上がってみたワケ」

 

そうだったんですか・・・でも

 

「・・・天井歩行の術・・・出来ないんじゃなかったんですか?」

「ふっふっふ、あんなのは三角飛びの連続さ、窓の冊子と壁と、そうした出っ張りを足場にして

 ほぼ垂直に駆け上がっただけだよ・・いやー焦ったよ~

 イキナリライカちゃんが麒麟ちゃんらしき人を抱きかかえたと思ったら

 銃を持った人が乗り出してくるんだもの」

 

あたしの軽口に不敵な笑みを浮かべて返してくる

 

「助けてくれてありがとうございました」

「何、武偵憲章1条を守ったまでだよ

 ・・・そうそう、今回の手柄はあかりちゃん達だから」

「ええっ」

「なんか、俺が来た時にはもう終わっちゃてたし」

「そんなことないです!!先輩が来てくれて助かりました!」

「まあまあ・・・次はもっとしっかりね」

 

う・・・もしかして人質に取られていたこと・・・・バレてた?

 

「ライカちゃんが撃ったベッド付近以外、目立った戦場痕は無し

 精々、何かが零れた床程度だけどあかりちゃん達が拳を武器に戦ったわけじゃあ無さそうだし

 つまり、何かポカやらかして人質になっていた・・・でしょ?

 だから、次はしっかりとね、今回の事件は俺は何にも見ていませんでした、まる」

 

ワザとらしく先輩がおどけて見せる

 

「っと、替えの制服を持ってきたのは文か・・・ちょうどいいな」

 

そう言ってこんどはあたしと同じぐらいの女の子の下に行ってしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日、志乃ちゃんと勉強していると

 

ガラッ

 

「・・・何やってんの?ライカ」

「こないだのインターンがひっついて離れないんだ」

「おねーさまー♡」

 

島麒麟ちゃんをおんぶした状態のライカが教室に入ってきた

 

 

 

 

 

 

 




はいっ
今回はここまで!
一応言っときますが、主人公はチートではありません!(きっと)
ただ規格外なだけです!!
次回はライカvs麒麟!!・・・といくトコですが・・・ここはスキップします・・・
・・・だって、シュウの入る余地が無いんですもの!!
・・・というワケで適当に流してカルテットに入って行こうと思います

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