IS 深海の探索者   作:雨夜 亜由

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第十四話 間違えた意味

 沙良は、いつものように簪の機体を作るため、整備室に訪れていた。

 

「おはようございます」

 

 時間は放課後なのだが、ここでの挨拶は「おはようございます」という決まりがあった。

 

「あぁ、おはようございます、沙良さん」

 

 聞き覚えのある声が聞こえてきたので、周りを見渡すと、ISの下に体をねじ込んでいるフィオナを見つけた。

 

「おはようフィーナ」

 

 沙良は、ISと睨めっこしていたフィオナに近づく。

 フィオナは現在はスラスターの出力調節に回っている。

 その作業着は油で汚れてしまっているが、本人は気にも留めていない様子でスラスターの下に体を突っ込んで作業している。

 スラスターは話し合いの結果、大型のウィングスラスターを二つ、小型のスラスターを二つ、補佐ジェットブースターを前後二基という配置に落ち着いている。これにより、大幅な機動性の向上と、旋回力の向上が認められた。

 

「じゃあ、邪魔しちゃ悪いし、僕は自分の持ち場に行くよ」

 

「はい、沙良さんも頑張ってください」

 

 沙良は、自分の持ち場である特殊なシステムの制御を行なうコンピューターの前に腰を下ろす。

 沙良の仕事は、反応速度の向上。

 元が、打鉄という機体を使っている以上、元々の反応速度は高くない。

 それに、搭乗者が高い技術を持つ、日本の代表候補生の簪である。

 並大抵の反応速度では、簪の動きについてこれないのだ。

 沙良は、打鉄弐式の回路図と配線図を空中ディスプレイに投影しながら、キーボードを叩く。

 そのキーボードは一つではない、同時に四つのキーボードを操作していた。

 両手と、両足を使って。

 その光景は、整備課の生徒の目を丸くさせるものだった。

 

「あれ、どういう原理なんだろうね」

 

「足でキーボードって、どういうプログラムをつんでいるのだろう」

 

 周りで、生徒たちが騒いでいるが、沙良は聞こえていないのか、モニターから眼を離すことをしない。

 

「信号の伝達速度が気にかかるなぁ。これは、反応素子から変えたほうがいいかも」

 

 沙良は、倉持技研にパーツの要求書を送る。

 素子は打鉄と同じ系統のもの利用するため、届くのに時間はかからないだろう。

 沙良は、機動型のデータを展開し、それを参考に回路の積み上げとプログラムを組み立てる。

 

「上手くいけば、今よりも二十四パーセントは反応速度が向上するはず」

 

 沙良は、不意にその手を止めると、一つ伸びをして、時計をちらりと見る。

 その短針は六の数字を刺していた。

 沙良は、データを保存して、コンピュータを落とす。

 ある程度のプログラムは組めているため、あとは素子が届くまでは他のことをしていたほうが効率がいいだろう。

 沙良は、他の状況を見て回る。

 スラスターは先ほども見たからいい。

 エネルギー効率を担当する先輩チームも作業は順調なようだ。

 簪専用のユーザーインターフェースを担当する薫子もぼちぼちと作業は進んでいるみたいだ。

 ならば、自らが足を運ぶところは一つしかないだろう。

 沙良は、武器を製作している簪の元へと向かった。

 そこには、一心不乱にコンピューターへと噛り付いていた簪の姿があった。

 

「簪、調子はどう?」

 

「……沙良? 調子はいい。もう少しで、出来る」

 

「それは、重畳」

 

 沙良は、簪の造っていたものを見て驚きの声を上げる。

 

「これは考えたね」

 

 それは、背中に搭載するタイプなのだろうか。二門の荷電粒子砲が映し出される。

 それは見ただけでわかる。

 

「連射型なんだね」

 

 そう、連射が出来るように作られていた。

 

「秒間に二発だけど、1トリガーあたりの総ダメージは大幅に強化した」

 

「なるほど、リロード時間の長さは、二門というところでカバーするわけか」

 

「私のAIM力なら十分使えるはず」

 

 沙良は、満足そうに頷く。

 悪くない。

 むしろとても良い武装だ。

 自分が作った武装と横に並んでも遜色ないだろう。

 

「じゃあ、約束してた物を渡すね」

 

 沙良は『収納』していた武装を『展開』する。

 

「……それ、規約違反」

 

 専用機持ちに課せられる規約に違反していると簪は指摘してくるが、沙良としては知ったことではない。ISの武装を普通に運ぶなんて効率が悪すぎる。

 

「ばれなかったら問題ないんだよ。はい、これが簪の薙刀、『夢現』だよ」

 

「これが、『夢現』」

 

「そう、高周波と超音波により、超高速振動を可能にした武装だよ」

 

 簪は、その武装を見て、心を振るわせた。

 この武装の凄まじさは使わなくてもわかる。

 

「そして、まだプログラムだけだけど、これが最後の武装になる『百千颪』」

 

 簪はそのデータを見て、言葉を失った。

 

「見てわかるとは思うけど、一対多を想定とする実弾系の面制圧兵器としては最高性能を誇るはずだよ」

 

 簡単に言ってのける沙良だが、内容は馬鹿げている。

 

「使ったのはマルチロックオン・システム。それによって八機×八門のミサイルポッドから最大六十四発の独立稼動型誘導ミサイルを発射することが出来る。相手のエネルギーシールドに反応して追尾を行うようになってるから熱源を逸らされようと追撃を外される事はないよ」

 

「でも、これ……エネルギーが」

 

「そこが欠点なんだよね。一斉射撃するにはエネルギーの消費が激しいんだ。それに並の戦いでは使うことすら出来ないだろうし。だからこんな機能を持たせてみようと思う」

 

 沙良は別のウィンドウを開く。

 

「……個別作動システム」

 

「そう、八機あるミサイルポッドに個別に特性を持たせて、別々に稼動できるようにするんだ。簡単に言ってみれば性能の違うミサイルを八機持ってるのと一緒。状況に応じて一機ずつ使えばエネルギーの消費も抑えれるし、多対多の戦闘のときにも使用することができる」

 

 その、応用性はこの『百千颪』だけで射撃戦闘を行えるほどだ。

 簪は驚愕を隠せなかった。

 どう見ても第二世代に相応しくない兵装。

 これにイメージインターフェイスが使われていたら、それを積むだけで第三世代と名乗っていいぐらいに。

 

「良いの?」

 

 それは、ここまでしてくれていいの? そういう意味が込められている。

 沙良はきちんとその意味を読み取った。

 

「もちろんだよ。簪には借りがあるしね」

 

「あんなの、大したことじゃない」

 

「簪にとってはそうかもしれないけど、僕にとっては大きなことだったんだよ」

 

 沙良が簪と出会ったのは、二年前だ。

 とあるIS関連の学生論文コンペにゲストとして参加した沙良は、そこで金賞を取った簪と初めて顔を合わせた。

 それから、お互い時間を見つけてはチャットで会話したり、学会に参加したりして顔を合わせている。

 その間に、色々なことがあったのだ。

 

「じゃあ、素直に受け取る。……ありがとう」

 

「どういたしまして」

 

 簪はその頬を赤くし、沙良に感謝の気持ちを伝える。

 沙良はそれを、最高の笑顔で受け止める。

 

「…………っ」

 

 それを見て、簪は朱を濃くし、俯いてしまった。

 沙良はそんな簪に首を傾げるが、簡単に思考を放棄した。

 

「じゃあ、この『百千颪』はこれで決定だね。さすがに倉持では作れないし、大まかなパーツはSQ社に頼むことにするから実験段階まで持っていくのは対抗戦ギリギリになると思う」

 

 簪は、こくりと頷く。

 

「じゃあ、僕は黛先輩の方を手伝ってくるよ。簪も、根を詰め過ぎないでね」

 

「沙良も、だよ?」

 

 沙良は笑いながらわかってると言うと、薫子の元へと向かうのだった。

 こうして、打鉄弐式は日々、完成に近づいていくのだった。

 

 

 

 

     ◆ ◇ ◆

 

 

 

 

 沙良は整備棟から出ると、まっすぐ寮に向かう。

 時刻は八時を過ぎているため、夕食は部屋で取ることになるだろう。

 買い置きしておいたインスタント食品が活躍する時が早くも来たのだ。

 しかし、部屋に戻る道中、とある部屋が騒がしいのに気づきその様子を見に行った。

 

「一夏の部屋じゃん」

 

 大方また一夏が何かやらかしたのだろう。

 沙良は、一夏の部屋ということで、躊躇することなく、その部屋に入る。

 

「失礼しまーす」

 

 扉を開けると、そこには竹刀を持った箒とISを部分展開した鈴音がいた。

 

「……えっと、どういう状況かな?」

 

 沙良は理解できない状況に固まることしか出来ないのであった。

 

 

 

 

     ◆ ◇ ◆

 

 

 

 

「つまり、鈴は一夏が箒と同じ部屋というのが気に食わないんだね」

 

「そういうこと」

 

 腕を組み答える鈴音に、沙良は冷たく言い放つ。

 

「鈴」

 

「な、何よ」

 

「諦めなさい」

 

「ちょっ、沙良までそっちの味方するの!?」

 

「いや、そうじゃなくて、この寮の寮長は千冬姉だよ? 何言っても無駄だと思うなぁ」

 

「う、確かに……」

 

 鈴音は顔を顰める。

 

「大丈夫だって。だって一夏だよ?」

 

 鈴音もその言葉に納得するように頷く。

 

「そうね、一夏だもんね」

 

 箒も同じように頷く。

 

「そうだな、一夏だしな」

 

「ちょっと待て、お前らどういうことだ?」

 

 一夏だけは、納得いかないのか、反論の声を上げる

 

「黙れ、唐変木」

「うるさいわね、唐変木」

「今は静かにしてて、唐変木」

 

 しかし、その反論は三人の圧力の前に屈してしまう。

 

「……酷い」

 

 一夏は、このままだと駄目だと判断したのか、話を逸らそうとする。

 それが、あんなことになるとは知らずに。

 

「そういえば鈴、さっき何か言おうとしてなかったか?」

 

「え? えっと、そのぅ、約束って覚えてる?」

 

 鈴音は顔を伏せて、ちらちらと上目遣いで一夏を見ている。

 

「えーと、あれか? 鈴の料理の腕が上がったら毎日酢豚を食べさせてくれるってやつか?」

 

 そう一夏が言うと、箒がしかめっ面に変わり、対照的に、鈴音の顔が明るくなる。

 

「なつかしいな、そういえばそんな約束してたよなぁ。俺に飯をご馳走してくれるって約束だろ?」

 

 一夏が笑いながらそう言うと、鈴音は気づいた。

 約束はあっている。

 しかし、一夏はその意味を理解していないことに。

 箒もそれに気づいたのか、複雑な表情をしている。

 

「…………」

 

 鈴音は、うつむいたまま顔を上げることが出来ない。

 

「どうしたんだ?」

 

 鈴音はその顔を上げた。

 一夏が見たのは、涙を零さないように唇をかみ締める、鈴音の姿だった。

 

「り、鈴?」

 

振りあがる腕。それが軌跡を描き、一夏の頬を捉えた。

 

「……へ?」

 

 一夏は、鈴音にいきなり頬を引っ叩かれて呆けてしまう。

 

「……今は、話しかけないで」

 

 鈴音は床に置いたバッグをひったくるように持って、ドアにぶつかるような勢いで出て行った。

 

「り、鈴?」

 

 まだ状況をわかっていない一夏は、呆けるしか出来なかった。 

 箒を見ると、視線をそらされてしまう。

 

「一夏、泣いていた理由、ちゃんと考えなよ」

 

 沙良は、そう言い残し部屋から出て行ってしまう。

 おそらくは鈴音を追いかけたのだろう。

 

「一夏」

 

「お、おう。なんだ箒」

 

「馬に蹴られて死ね」

 

 箒もその怒りを隠せないのか、一夏に辛辣な言葉を浴びせる。

 

「なんだよ、いったい」

 

 未だに状況が把握できない一夏は沙良の言ったことを思い出す。

 

 泣いていた理由。

 

 一夏は、それを考え、眠れない夜を過ごすのだった。

 

 

 

 

     ◆ ◇ ◆

 

 

 

 

 沙良は部屋を出て、鈴を追いかけた。すると、すぐにふらふらと歩く鈴音の姿を見つけた。

 

「鈴」

 

 振り向いた鈴音の顔は、もう限界に近いのだろう。

 涙が決壊しそうだった。

 

「とりあえず、部屋においで。こんなところじゃ、落ち着かないでしょ?」

 

 鈴音はこくりと頷き、沙良の後についてくる。

 沙良は、部屋の扉を開け、鈴音を迎え入れる。

 鈴音が、ベッドに座ると、沙良もその横に腰掛けた。

 

「よく耐えたね」

 

 その言葉に、ついに鈴音の涙腺が決壊した。

 

「ひっ……ふぇっ……うわぁぁぁぁ!」

 

 溢れ出す涙は、頬を伝い、床へと落ちる。

 鼻水と涙でくしゃくしゃになった顔を沙良は何も言わずハンカチで拭いてあげる。

 それは、鈴音が泣き止むまで続いた。

 

 

     ◆ ◇ ◆

 

 

「……沙良、ありがと」

 

「いえいえ」

 

 不意に鈴音が礼を言ってくるが、沙良はそれを軽く受け止める。

 今は幾分か落ち着いたようで、沙良のお菓子を食べながら、一夏の愚痴を言ってくる。

 

「でも、本当に一夏って唐変木ね! 信じらんない!」

 

「それはフォローしようがないね」

 

「普通、意味を捉え間違えないわよ!?」

 

「でもね、鈴。一夏が恋愛面では鈍いってことは前から知ってたでしょ?」

 

「うっ、確かにそうだけど……」

 

「ただでさえ遠まわしな言い方だったんだから、一夏に通じてるのかは疑わないと」

 

「うぅ……」

 

「今回の事は、確かに一夏が悪いけど、一夏を甘く見た鈴音にだって、落ち度がないわけじゃないからね」

 

 一夏のことも鈴音のことも理解している沙良の言うことに、鈴音は言葉を紡げなくなってしまう。

 圧倒的に沙良の言うことは正しいのだ。

 しかし、鈴音の怒りは収まることが出来ない。

 

「でも」

 

「でもじゃないの。僕だって鈴の味方をしてあげたいよ? でも、それで鈴だけを庇うっていうのは鈴のためにもならない」

 

 鈴音だって、沙良が鈴音のために言っているとわかっている。だから何も言い返せなくなる。

 

「……わかってる」

 

「だったら、大丈夫だよ。一夏もこのままはぐらかす様な男じゃない。きっと答えを出してくれるから」

 

 それは、信頼。

 沙良は、一夏のことを理解している。

 その沙良がそういうのだ。鈴音も信じるしかない。

 

「うん、わかってる。ありがと。沙良に話を聞いてもらうとスッキリした」

 

 荷物をまとめて、部屋から出て行こうとする鈴音を見て、沙良は違和感を感じる。

 

「鈴、どこに帰るつもり?」

 

「…………じ、自分の部屋に戻るわよ」

 

「嘘、どうせ屋上にでも行くつもりでしょ」

 

「………………」

 

 返事がないことから、図星だとわかる。

 沙良は、額に手を当てて、ため息をつく。

 

「鈴、泊まっていきな」

 

 その言葉に、鈴音は驚いたように振り替える。

 

「いいの?」

 

「ルームメイトに泣き顔を見られたくないんでしょ?」

 

「……千冬さんにバレたら大変よ?」

 

「鈴を外に放り出してたほうが気にかかって大変だよ」

 

「……ありがと」

 

「いえいえ、さあ着替えてきなよ。そのバッグに着替え入ってるんでしょ?」

 

「うん」

 

 鈴音は洗面所に入っていった。

 おそらくそこで着替えるのだろう。

 ならばと沙良は鈴音が出てくる前に、自分も着替えを済ましてしまう。

 沙良の着替えが終わったと同時に、鈴音が洗面所から出てくる。

 

「じゃあ、寝よっか」

 

 沙良はのそのそとベッドに上がる。

 鈴は床にタオルを敷き、バッグを枕に寝転ぼうとする。

 

「何してるの?」

 

「へ?」

 

 沙良が、声をかけるが、鈴音は何のことかわからず、変な声が出てしまう。

 

「早くおいでよ」

 

 沙良は、ベッドをぽんぽんと叩いた。

 

「ベッド広いんだからさ、そんな床で寝なくても」

 

「え、え、え?」

 

「ほら、こっちに入りなよ」

 

 沙良はその体を片方に寄せ、鈴音が入れるスペースを作る。

 鈴音がその展開についていけず、ぼさっとしていると、沙良は寝息を立ててしまった。

 

「寝付くの早い……」

 

 相変わらず、人のことを女性扱いしてるのだろうかと思う。

 沙良はいつもこうだった。

 しかし、今はそんな優しさが嬉しかった。

 鈴音は、沙良があけてくれたベッドに入り込み、沙良に背を向けて瞳を閉じた。

 こうやって一緒に寝るのは、実は初めてではない。

 鈴が一夏と沙良と出会った時には、沙良は既に織斑家に住んでいた。泊まりに行った際には布団が足りなく二つの布団を引っ付け三人で寝たものだ。そのときから、鈴音は一夏を気にして寝付けなかったし、一夏も寝つけていなかったが、沙良だけは布団に入って数分で眠りに落ちていた。

 

(沙良を好きになる子は大変ね)

 

 沙良が女性に対して異性という接し方をしたところを見たことがない。大したことでは絶対に恥ずかしがらない。

 女性の裸を見ても『風邪引いちゃうよ?』と言うような男だ。

 姉代わりとなった女性が、奔放だったとの話だが、それはどこまで影響しているのだろうか。

 鈴音は一夏と沙良のことを考える。

 二人とも、よくここまで鈍感なくせに他人のことは鋭いのだろう。

 それが、鈴音には可笑しく感じる。

 鈴音は穏やかな気持ちで眠りに落ちるのだった。

 

 

 

     ◆ ◇ ◆

 

 

 

 翌日、沙良が起きると、鈴音の姿はなく、そこには手紙が一つおいてあった。

 

『いろいろありがと。あたしも頑張るわ  鈴』

 

 沙良はそれを見て、笑みを浮かべる。

 

「一夏も鈴も吹っ切れたようだね」

 

 沙良は、携帯のメール画面を閉じる。

 それは夜中に届いた一夏からのメール。

 

「本当に手のかかる幼馴染だよ」

 

 沙良は、軽くなった気持ちで、寮を出た。

 そして、生徒玄関前廊下に張り出された紙を見て気持ちがまた落ちるのだった。

 表題は『クラス対抗戦日程表』。

 一夏の相手となるクラスは、二組。

 鈴音のクラスだった。


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