Dämon Entfernung Organisation   作:双紅

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なんか小難しく書こうとしてしまったみたいで
迷走しまくった結果がこれですww
読みにくかったりあまり状況が伝わらないかもですが
初投稿作品になります!
どうぞ最後までお付き合いくださいm(_ _)m

ではレッツゴー☟

この作品はDAT落ちしてしまったスレを
SS化したものです。
自分も開発に大きく関わったので
漫画化という話でしたがSS化させていただきました。
自分の文才一つでスレ内容自体を評価されてしまうので
責任重大ですが頑張りますので見守ってください!


序章~災厄の起源~

 

「ハァ、ハァ・・・ッ!!!」

 

少年はただひたすらに背後から迫るこの世のものとは思えない「恐怖」から逃げていた。

実態がわからない、ただひたすらの「恐怖」から・・・。

 

 

 

そこはかつてこの世すべてが集まっているのではないか、

というほど、巨大で発展していた街であった。

そこに行けば何不自由ない生活が約束され、平凡ながらも幸せな人生を歩める。

この枯渇しきった世界で唯一のオアシスであった。

背の高いビル、道路を縦横無尽に走り去る無数の車。

もはやそれは過去の「トウキョウ」と呼ばれた街など非でもなく、

最後にして最大の都市であった。

 

時は2096年22世紀を迎えるまでは秒読みの頃

その都市は過去の汚名を返上し幾多の時代の波を超え今に至る

それまでには戦争や論争、紛争やデモ、はたまた内乱等数え切れないほどの血を流し、

しかし確実に上に登りつめていった。

 

かくしてその都市「ニホン」は世界に数箇所しかない都市の中で

過去最大の経済発展を遂げていた。

 

そこには何万人もの人々がなんの変哲もない平凡な日々を送っていた。

 

その日までは・・・

 

 

その少年、いや男の子と称した方が正しいのだろうか・・・

小学生の少年とまで言ってしまおう。

その少年は一人家の中から外を眺めていた。

外では同い年ぐらいの子供達が楽しそうに遊んでいた。

別にこの少年の体がどうということはなく、ただ単に課題が片付かなく外に出れないのだ。

しかし小学生にして既に課題に積極的でない彼は、

半ば今日は外で遊ぶのを諦め眺めることに徹しようと頑として課題を進めなかった。

 

本人もわかってわいるが筆が進まないものは仕方がない。

 

ただ何をすることもなく外を眺めていた

 

かれこれ何時間が経ったのだろうか。

外はすっかり朱く染まり、外で遊んでいた子供達がいなくなっても

その少年は子供達が遊んでいた場所を見ていた。

いや、ぼーっと眺めていたというべきかもしれない。

 

すると不意に眺めていた場所を大きな影が通り過ぎた。

 

その少年は最初は特になにも感じなかったが

ふと、顔を持ち上げ空の遠くを見ると何やら黒い影が飛んでいた。

黒い影としか表せないほどそれは

現実なのか幻なのか。はたまたホントに影なのか、実態はあるのか。

全くの未知がこの都市の上にあるのだ

先程飛んでいたと言ったが、飛んでるのかすらわからない。

浮いてるのかもしれない、立っているのか、座っているのか。

ただ「何か黒いモノがある」としか言えないのだ。

それは少年で表現力が乏しいからではない。誰もソレを認識できないのだ。

その都市には何万もの人がいるが、

誰としてその「黒いモノ」に違和感を覚えるどころか気づいていない。

ならばきっと気のせいなのだろう、

少年はそこで初めて視線を課題に戻した。

 

と、同時に遠くで爆発する音が響き渡った。

 

少年は咄嗟に振り返ったが、高いビルに隠れてか

その様子は見えなかった。

ただ空高く登る黒い煙を除いては。

 

都市は混乱に陥っていた。

爆発から始まり、ビルの倒壊、建物の火事、地面は裂け、乗り物は機能を停止した。

さらには突然人が消えたり、なんの前触れもなく見るも無残なかたちに変わり果てたり

なぜかなにもない空から降ってくるものまでいた。

 

しかし原因はわからず市民は死の恐怖から逃げるため

我先にと都市の外へ走っていた。

 

その中にも幼い子供や老人などは踏まれたり

蹴飛ばされたり、押されて角に頭を打ち付けたりと

人災まで出ていたことはいかに都市中の人々が

パニックを起こしていたかが伺える。

聞こえてくるものは悲鳴、悲鳴、罵声。

どうにも収集がつかなくなっていた。

 

少年はそんな中一人家から外を眺めるだけでいた

いや、眺めることしかできなかった。

外で起きていることがあまりにもショッキングで

体は硬直し今にも叫びだしそうな雰囲気であったが

何よりも恐怖が少年の体をこわばらせていた。

家の家族はとっくに家から飛び出し

外の人の荒波に飲まれていった。

 

みるみるうちに外は暗くなったが

燃え盛る炎がその悲劇の舞台を暗く閉ざさなかった

少年の家にも火の手が周り、熱さを実感した頃

初めてその足が動き出した。

 

少年の心は何を捉えていいかわからず、

もはや自分でも今どんな感情なのかもわからない状態で

外の川沿いを市外に向かって走っていた。

 

すると突然自分の目の前に「黒いモノ」がそびえ立った。

その「黒いモノ」からは血が滴り落ち

その存在からは異臭を放っていた。

 

少年はゆっくりと後ずさり背中を向けて今来た道を引き返した。

そっちの道はもうすでに炎の海だとわかってはいても

あの「黒いモノ」を通り過ぎることやその前で立ち止まることは

命の危険があると感じたのだ。

 

少年は無我夢中で走った。

ただひたすらに。

 

しかし走った先に「黒いモノ」がいた

手らしき部分で何やら人らしきモノを持っている。

いや、悲鳴をあげた、あれは紛れもなく人だ。

人が捕まっているのだ。

 

その「黒いモノ」は目の前で人を喰らって見せた。

頭から人から出るとは思えない声と音を立て・・・

血は飛び散り、腰から下は少年の目の前に無造作に投げ捨てられた。

 

少年は動けなかった。

目の前の光景はあまりにも残酷で

あまりにも現実味が無かった・・・

ただ飛び散った血が頬に触れるやいなや

横に偶然あった下水道の入口に潜り込んでいたのは

恐怖からなのか意識的なのか、

気づいたときには息をするのを忘れるほど

必死に走っていた。

 

もはや下水道も「黒いモノ」が通った後なのか

そこらじゅうに人の残骸が散らばっていたが

そんなものはもう視界に入らなかった。

視界に入ったほうが少年もさぞかし不快に思いながらも

安堵の呼吸くらいはできただろう。

 

視界に入らない原因はほかでもなく

少年の後を「黒いモノ」が追いかけてきているからなのだから。

 

 

「ハァ、ハァ・・・ッ!!」

少年はただひたすらに背後から迫るこの世のものとは思えない「恐怖」から逃げていた。

実態がわからない、ただひたすらの「恐怖」から・・・。

 

 

下水道から出るとそこは真っ赤な世界だった

もはや炎なのか血なのかわからないほどに紅く染まった街と

むせ返る煙と生臭い腐敗した空気に少年は

動けなくなってしまった。

 

後ろから感じる足を踏みしめる気配と

影に映る鋭く尖った爪を自分に向かって振り下ろすのは

ほぼ同時だった。

 

少年は右腕を切り落とされた。

消えゆく意識の中目に映ったものは

 

 

どことなく人の面影を持った「黒いモノ」であった

 

 

 

少年はそのまま動かなくなっていった。

 

 

      序章~fin~




どうですかね?読み終わってww

これが初投稿作品になります<(_ _)>ペコリンチョ

ちょっと日本語変だよm9(^Д^)プギャー
とか
字間違ってるしm9(^Д^)プギャー
とか
なんか意味わかんない( ′∇ソ ヨーワカラン
等、ありましたらご指摘よろしくお願いします<(_ _)> 

そしてこれはほんの序章です!
これから盛り上げられるよう頑張りますので
どうか見限らないで(´;ω;`) 

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