ギャラクシーエンジェルⅡ ~失われた英雄と心に傷を負った天使~   作:ゼクス

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最近息抜きにやったギャラクシーエンジェルに嵌り、何となく書いてみました。


第0章 始まりのバットエンド
プロローグ 前編


 無限に広がる大宇宙。

 其処には数え切れない星々が存在し、星々が形成する銀河が広がっていた。多くの星から人は宇宙に進出し、広大な星間ネットワークが形成されていた。その文明を『EDEN(エデン)文明』と呼ばれていた。

 だが、その広大かつ凄まじいテクロノジーを保有していた『EDEN(エデン)文明』に崩壊が訪れた。時を震わせる絶対的な災害。その名は『クロノ・クェイク』。宇宙全体にその災害は及び、『EDEN(エデン)文明』が築いていた銀河ネットワークは全てが使用不可能になった。その結果、多くの惑星が築いていた自らの文明は衰退の一歩を辿った。『クロノ・クェイク』の災害は一時的で済まなかったのだ。

 惑星間に於ける長距離移動の使用不可能。惑星と惑星の間での長距離通信の途絶。影響が完全に治まるまでに実に二百年以上の歳月が掛かってしまったのが文明の衰退の原因だった。

 そして『クロノ・クェイク』の発生から六百年後。銀河には『トランスバール皇国』と言う汎惑星国家が生まれていた。『EDEN(エデン)文明』の遺産であるロストテクノロジー『白き月』を保有した巨大惑星国家である。

 『白き月』と、其処に住む『白き月の聖母・シャトヤーン』のおかげで『EDEN(エデン)文明』に変わる新たな銀河の中心となった皇国である。しかし、長い月日によって皇国の貴族や皇族は腐敗し、自らに恩恵を齎した『白き月』への畏敬の念が失われ始めていた。

 

《トランスバール暦402年》

 突如として13代皇帝ジェラール・トランスバールは軍を率いて白き月に侵攻。争いを嫌った『白き月の聖母シャトヤーン』の行動によって血を流す事は無かったが、『白き月』はトランスバール皇国の直轄地になってしまう。また、月の聖母シャトヤーンは皇帝の妃にされ、『白き月』及び白き月の巫女を近衛軍の所属に組み込み、軍の基地が設置されてしまった。月の聖母シャトヤーンは事実上の幽閉状態となる。しかし、この皇族の行動に寄り、皇国各地で市民による暴動が発生。反貴族・ロストテクノロジーの全宇宙共有化の意識が高まり、反皇国思想のテロ活動が活発化してしまう事になった。

 

《トランスバール暦407年》

 シグルト・ジーダマイア少将に扇動され第五皇子エオニア・トランスバールは聖母シャトヤーンと白き月の解放及び、トランスバール建国目的の復活、正統性の回復、初期の理想を取り戻すことを掲げ、皇国に対してクーデターを起こす。しかし、これはジェラール・トランスバールとジーダマイア少将の謀略だった。『白き月』の占領に寄る民衆と皇族及び貴族内での不穏分子を一掃する為に二人は裏で手を組んでいた。クーデターが始まるや否や、ジーダマイアが皇帝ジェラールに寝返り、それが原因でエオニアは敗北する。結果エオニアは全ての権利を剥奪され追放刑を受け皇国外宇宙へと追放、親しいものも全員処刑される。

 

《トランスバール暦412年》

 強力な無人艦隊を率いて追放されていたエオニア王子はトランスバールへと帰還を果たす。防衛にあたった第一方面軍と近衛軍を駆逐するなど無人艦隊は圧倒的な性能を示しトランスバール本星を制圧。軌道上からの砲撃により皇族の粛清を実行。これにより13代皇帝ジェラール・トランスバール及び皇族の殆どが死亡。主だったジェラール・トランスバールに組していた貴族達も死亡した。唯一『白き月』に居たシヴァ皇子は粛清を逃れ、『儀礼艦エルシオール』と『白き月』の最大戦力『紋章機(エンブレムフレーム)』と共に残存勢力が集まるローム星系都市衛星ファーゴに集結した。しかし、長い放浪によってエオニア皇子の心は狂気に蝕まれていた。初戦には勝利するも、エオニア軍主力により都市衛星ファーゴが奇襲を受けた際、ジーダマイア大将を含む多くの高級将官を失ったばかりか、ファーゴに居た一般市民も大勢死亡してしまう。

 何とか難を逃れたシヴァ皇子が乗る儀礼艦エルシオールは『白き月』へと辿り着く。そしてエオニアの背後に居る真の敵。『白き月』と対を成すロストテクノロジー『黒き月』の存在が知らされる。『黒き月』の存在に聖母シャトヤーンは封じていたエルシオールの主砲『クロノ・ブレイク・キャノン』と『紋章機』の真の力を解放する。これによってルフト准将率いる皇国軍の残存戦力と共にエオニア及び『黒き月』を打ち倒す事に成功した。後にこの戦いは『エオニア戦役』と呼ばれる。

 

《トランスバール暦412年・エオニア戦役より六ヵ月後》

 『黒き月』及びエオニア皇子を倒した事によって皇国に平和が戻ったかのように思われていた。だが、その平和が偽りだと言うように戦いは再び始まった。エオニア軍の残党、レゾム・メア・ゾムによる真・正統トランスバール皇国建国の発表。そして破壊した筈の『黒き月』の復活。しかし、これは全て嘗て『EDEN(エデン)文明』が戦っていた敵対勢力『ヴァル・ファスク』の一員であるネフューリアの謀略だった。『黒き月』の力を取り込んで建造された『超巨大戦艦オ・ガウブ』の前には『クロノ・ブレイク・キャノン』さえも無力だった。真なる『黒き月』の管理者である『ノア』から真実を告げられたムーンエンジェル隊は『白き月』へと集い、『黒き月』と『白き月』の技術を合わせて『七番機目の紋章機』を改造し、『超巨大戦艦オ・ガウブ』を撃破する。だが、これらは新たなる戦いの序章に過ぎなかった。

 

《トランスバール暦413年》

 ヴァル・ファスクの来襲。これを察知していたシヴァ女王陛下(皇位継承と同時に女性である事を発表)は即座に皇国軍最強戦力であるエルシオール及び六機の『紋章機』を派遣。第二次ヴァル・ファスク大戦が始まった。

 エルシオールと『紋章機』は次々と迫るヴァル・ファスク軍を打ち倒して行く。そして彼らは滅んだとされていたロストテクノロジーの発祥の地である『EDEN(エデン)』が存続している事を確認する。だが、『EDEN(エデン)』は既にヴァル・ファスクによって占領されていた。宇宙全体に多大な被害を齎した大災害『クロノ・クェイク』は、実は自然によって発生したモノではなくヴァル・ファスクの兵器『クロノ・クェイク・ボム』に引き起こされた災害だったのだ。再び『クロノ・クェイク』を引き起こそうとするヴァル・ファスクの王ゲルンを倒す為に、『白き月』率いるトランスバール皇国軍はヴァル・ファスク本星へと侵攻し、最終決戦へと望んだ。

 激闘の末に王であるゲルンを倒す事には成功したが、ゲルンの死と同時に『クロノ・クェイク・ボム』は起動してしまう。トランスバール軍と紋章機が決死に攻撃を加えるが、『クロノ・クェイク・ボム』を破壊する事は出来なかった。誰もが第二次『クロノ・クェイク』の発生を思った瞬間、一機の『紋章機』が『クロノ・クェイク・ボム』へと向かった。ムーンエンジェル隊所属『烏丸ちとせ』が操る六番機“シャープシューター”だった。『クロノ・クェイク』を唯一止める手段。それは『紋章機』の出力を最大に発揮し、『クロノ・クェイク』によって発生した膨大なエネルギーを『アナザースペース』と呼ばれる空間に流し込むと方法だった。だが、この方法には問題が在り、『紋章機』の出力が最大に常に発生してなけばならない事と、『紋章機』も『アナザースペース』内部に飲み込まれてしまう。烏丸ちとせはエンジェル隊で唯一その不可能に近い方法を可能にする事が出来る女性だった。シャープシューターのコックピットの中にはちとせだけではなく彼女の恋人であり、エンジェル隊を率いて来た司令官タクト・マイヤーズの姿も在った。

 二人の思いはシャープシューターの出力を最大に発揮し、『クロノ・クェイク』の発生は防がれた。だが、タクト・マイヤーズと烏丸ちとせは『アナザースペース』へと飲み込まれてしまった。

 

 

 

 

 

《トランスバール暦413年・ヴァル・ファスク大戦終結から数ヵ月後》

 『EDEN(エデン)』の主惑星ジュノーの軌道上。『白き月』は軌道上に待機し、其処から少し離れた宙域でエルシオールと五機の紋章機が待機していた。彼らの目的はただ一つ。『アナザースペース』に飲み込まれたタクト・マイヤーズと烏丸ちとせを帰還させる事だった。

 二人が『アナザースペース』に飲み込まれる事を事前に知っていた『黒き月』の管理者であるノアは、『EDEN(エデン)』及び『白き月』、そしてトランスバールの技術の全てを結集させて二人を帰還させる理論を遂に完成させたのだ。そして今日二人を帰還させる為の準備が進められていた。

 

「それじゃ、始めるわよ。エンジェル隊は全員その場所で待機していなさい」

 

『はい』

 

『了解よ!』

 

『任されましたわ』

 

『あいよ』

 

『必ず成功させます』

 

 エルシオールのブリッジから褐色肌の金髪の十歳ぐらいの少女-『黒き月』の管理者ノア-からの指示に各紋章機に乗っている女性パイロット達が返事を返した。

 その様子にノアは満足げに頷きながら、自らの目の前に在るコンソールに手を伸ばして操作を開始する。すると、左目に大きな機械仕掛けらしいアイパッチを付けた男性-現エルシオールの艦長レスター・クールダラス-を横に伴った豪奢な服を身に纏った美しい顔立ちの十一歳ぐらいの少女-14代女皇シヴァ・トランスバール-が神妙な顔をしながら質問して来る。

 

「必ず成功するのであろうな、ノア?」

 

「理論上ではなね。ただ『アナザースペース』自体が謎の空間だから、必ずとは保障出来ないわ。でも、成功確立は高いから大丈夫だと思う」

 

「…そうか。頼むぞ、ノア。タクトと烏丸を必ず帰還させてくれ」

 

「はいはい。それじゃ始めるわ。オペレーター! これから起きる事は逐一私にデータを送りなさい!」

 

「はい!」

 

 ノアの指示にブリッジ内部は慌しく動き出し、各員が自らの行なうべき事を行ない出す。

 彼らの想いは唯一つ。タクト・マイヤーズと烏丸ちとせを必ず帰還させる事だけだった。

 

「それじゃ、皆! タクトとちとせを連れ戻す為に気張りなよ!」

 

 一番最初に号令を放ったのは、パープルカラーが施された多数の火気が備わっている四番機“ハッピートリガー”に搭乗している女性。

 エンジェル隊の隊長を勤める軍服を肩の辺りから切り崩しマント風に羽織り、胸の開いた紫のフォーマルドレスを着て顔には片眼鏡(モノクル)をし、赤いセミロングの髪を帽子で覆った『フォルテ・シュトーレン』だった。

 

「はい! フォルテさん! 早く二人を助けて、皆でパーティーをやりましょう!」

 

 フォルテの呼びかけに即座に答えたのはピンク色のカラーリングが施されて、機体の中心に備わっている主砲が目に付く一番機“ラッキースター”に搭乗している少女。

 天真爛漫と言う言葉が相応しく、ピンク色の髪に白い花を思わせるようなカチューシャを付けた強運の持ち主『ミルフィーユ・桜葉(さくらば)』だった。

 

「そうね。主役が二人とも居ないパーティーなんて詰まらないし、こんだけ私達を心配させたんだから、二人には責任を取って貰わないとね」

 

 次に答えたのは両脚部分に拳のような大型クローを二基を武装したシルバーメタリックにレッドカラーが施されている二番機“カンフーファイター”に搭乗している少女。

 腰まで届く金髪にマラカス思わせるような髪飾りを両側に付けて、真っ赤なチャイナドレスを変形させたような服装を身に纏っている『蘭花(ランファ)・フランボワーズ』だった。

 

「ふふっ、でもあの二人の事ですから、もしかして二人っきりなのを良い事に仲良くしているかもしれませんわね」

 

「…でも、二人には帰って来て欲しいです」

 

 最後に答えたのは電子線を得意とするライトブルーのカラーリングが施されている三番機“トリックマスター”と大きな円盤状のパーツが印象的なライムグリーンのカラーリングが施されている五番機“ハーベスター”に搭乗している二人の少女。

 ロップイヤーのようなうさぎ耳を頭に付けている青いショートカットの髪型の小柄で華奢なスタイルの『ミント・ブラマンシュ』。そして人形のように整った顔立ちと、緑色の豊かにカールした髪に看護婦の帽子を思わせるようなヘッドギアを身につけ、ナノマシンの扱いに長けている『ヴァニラ・H《アッシュ》』だった。

 

 彼女達こそが『紋章機』を操るムーンエンジェル隊のメンバー。『アナザースペース』に居る烏丸ちとせを合わせて六人の隊員達。全員がタクトとちとせを取り戻すと気合い充分だった。

 その気合いに『紋章機』は応え、全ての『紋章機』の左右から白い光の翼-『エンジェルフェザー』-が発生する。これこそが『紋章機』の真の姿だった。この状態の『紋章機』はデータ上の最大値を超えた出力が引き出される。

 ノアは各『紋章機』の出力を利用し、シャープシューターのみで開いた『アナザースペース』への入り口を再び開き、タクトとちとせを帰還させる気だった。各『紋章機』はそれぞれ装備が違うが、メインフレームのみは共通項が在る。其処を利用して『アナザースペース』内のシャープシューターを呼び戻そうというが本作戦の内容だった。内容は簡単だが、実際に実現するに至るまでは試行錯誤が幾重にも掛かった。

 それだけの労力が赦されたのは宇宙全体を救った英雄であるタクトとちとせを救い出す為だった。

 

 そして各『紋章機』が『エンジェルフェザー』を発生させると同時にノア達が作り上げた機械が起動する。すると、『紋章機』とエルシオールの前方の宇宙空間が歪み、“黒い穴”のようなモノが出現した。

 穴は徐々に大きさを広げて行き、五十メートルぐらいの大きさに達した瞬間、眩い白い光が穴の中心に発生し、周囲を照らした。その光に事の推移を見守っていた全員が成功を確信する。

 発生していた光は徐々に治まり、何かが光の中心部分に姿を現す。

 

『ッ!?』

 

 光が治まった後に出現したモノに、見守っていた誰もが息を呑んだ。

 出現したモノは確かに誰もが望んでいた六番機シャープシューターだった。だが、シャープシューターは見るも無残な姿に成っていた。

 主武装である長距離大口径の大型ロングバレルレールガンは半ばから破壊され、他の兵装であるミサイルポッドやレーザーファランクス、ビーム砲なども使用不可能になるまで破壊されていた。背部のブースターも片方が使用不可能され、鮮やかだったブルーのカラーリングも黒く煤け、メインフレームもかなりの規模で損傷が見受けられた。

 

「………何よ、これ? ……うそでしょう…ちとせ! タクト!! 返事をして!?」

 

「タクトさん! ちとせ!! お願いだから、返事をして下さい!!」

 

「落ち着きな! 二人とも!!」

 

 無残にも大破したシャープシューターに慌てるミルフィーユとランファを治める為にフォルテが叫んだ。

 フォルテも内心では動揺していたが、今はそれよりも優先する事がある為に動揺を押し込めてヴァニラとミントに指示を出す。

 

「ヴァニラ! すぐにシャープシューターにリペアを行なうんだ! ミント! 何か感じるかい!?」

 

「……深い……深い…悲しみが伝わって来ます……余りにも深くて、詳しく聞き取れません」

 

「それじゃ、誰かが乗っているのは間違いね! 司令官! これからシャープシューターを回収する! そっちは救護班を格納庫に頼むよ!」

 

『分かった! 頼むぞ!!』

 

 レスターへと連絡が終わった後、フォルテは他のメンバーに指示を送って大破したシャープシューターをエルシオールへと回収する。

 エルシオールの格納庫には事前に連絡のおかげで医務官のケーラを初めとした医療班が揃っており、整備班が大破したシャープシューターの周りに集まってコックピットのハッチを開けようとしていた。その様子をエンジェル隊は見つめ、タクトとちとせの無事を強く願う。

 ハッチ部分にも損傷が見られ、中々開ける事は出来なかったが、整備班達の努力により遂にハッチが開く。

 

ーーーガコン!

 

「ちとせ! タクト!」

 

 ハッチが開くと共にフォルテを先頭にエンジェル隊は即座に近寄り、コックピット内部を覗く。

 其処にはコックピットの入り口の傍で折れた両手を血で真っ赤に染めながら、身に纏っているエンジェル隊の制服を同じように真っ赤な血で染めて腰まで届くほどに長い黒髪の少女-『烏丸ちとせ』-が涙を流しながら倒れ伏していた。

 

『ちとせ!?』

 

『ちとせさん!?』

 

 ちとせを確認したフォルテ達は近づこうとするが、その前に医務官のケーラがちとせに近づいて素早く診察する。

 

「……外傷は両手だけだわ…この制服に付いている血は彼女の血じゃない。ヴァニラ! すぐに両手の治癒を行なって!」

 

「はい!」

 

 ケーラの指示にヴァニラはすぐに近づき、ちとせの手に向かって両手を翳す。

 すると、ヴァニラの手が翳した箇所が光り輝く。ヴァニラが持つ技術であるナノマシンの力だった。『紋章機』に乗れば他の機体の修復さえも行なう事が出来る。今ヴァニラはその力を使ってちとせを癒そうとしているのだ。

 徐々にちとせの腕の怪我は癒えて行き、閉じていたちとせの瞼が僅かに開き、ヴァニラとケーラを捉える。

 

「…ヴァニラ……先輩………ケーラ…先生…」

 

「気がつきましたか? 一体何が?」

 

「……『ウィル』……」

 

「ウィル?」

 

「ウィル………ウィルに…私達は…襲われて……あぁ……タクトさん…タクトさんが……アァァァァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーー!!!!」

 

「いけない! 錯乱状態だわ!! 鎮静剤を早く持って来て!!」

 

 悲しみの叫びを上げて暴れ出したちとせの姿に、即座にケーラは別の医療スタッフに指示を出した。

 医療スタッフはすぐに鎮静剤をケーラに手渡し、ケーラはすぐさまちとせに注射した。ゆっくりとちとせは目を閉じて行き、そのまま眠りにつく。そのままちとせはカーゴに乗せられて医務室へと運ばれ行き、ヴァニラを除いたエンジェル隊員は悲しげに運ばれて行くちとせを見つめるのだった。




因みに作者は全ルート制覇してヴァニラルートとちとせルートが気に入っています。

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