シズクルート   作:眼鏡最高

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書くの面倒い…
手抜き、途中でダラけた。


第五話 流星街

バレれないように飛行機を降りて、電車っぽい乗り物に乗り、車に揺られ、一日ほど歩き、着きました。流星街。

 

見渡す限りゴミ山が広がってる。地図には存在しない、なんでも捨てていい場所、流星街。どんな場所か不安だったが、町に着くと意外に普通の町並みだった。シズクさんが言うには流星街の中にも危険な地域と比較的に安全な地域があるようだ。

 

シズクさんの家は町の近くにあった。入り組んだ路地裏の先にあり、上にも横にも建物がひしめき合う中の一階、レンガで出来た家だった。

 

木の古めかしい扉で、道路側に丸窓が二つあり、中はあたたかい雰囲気の家だ。リビングダイニングキッチンの部屋、あと寝室、風呂、便所がある。キッチンの近くにはテーブル一つと椅子が二脚あり、居間的な場所には二人用ぐらいのソファがある。このソファは俺の寝床だ。色々な物が雑多にある狭い部屋だけど、その狭さが良い感じになってるな。

 

で、俺はシズクさん家に居候している。お金が無いので御厄介になる事になった。今は職を見つけ少しずつだが返している。俺の仕事はゴミ山で「使えるゴミ」を探す発掘仕事だ。

 

仕事をシズクさんに紹介してもらう時、他の仕事の話しも聞いた。シズクさん曰く「掃除人や運び屋の仕事もあるよ。少し危ないかな」この掃除人や運び屋の仕事は給料が高い、だがしかし大半の人間が死人になって帰ってくる、とシャルさんに俺は聞いた。俺は思いました、大半の人が死ぬのに少し危ない程度なの!?シズクさん!?と。

それで俺は結局、無難なゴミ山発掘仕事に落ち着いた。

 

今日も今日とて発掘してます。

俺のブラック・ラビットを使えば楽々だ。地面の下から良さそうなゴミをゲット出来る。ここで「使えるゴミ」とは何か、簡単に言うと殆ど全てのゴミだ。産業廃棄物、化学薬品や有害物資系統も専門の所に行けば売れる物もある。もっぱら俺は金属類、足りてない部品を店で聞きその部品を回収している。爆弾や赤ん坊もいい値段らしいが、前者は怖いし、後者は無理です。

 

そんなこんなで今日の成果は、鉄の塊が五個とパーツ二つを回収した。ルンルン気分で工場で鉄を換金し、店でパーツ二つを売っぱらった。

 

ホクホク顔で家に帰ろうとしていたら獣に出会った。

その名はウボォーさん、たいへん凶暴、脳みそ筋肉、顔が怖い、とてもタチの悪い生き物です。

 

ウボォーさんは何故か俺と戦いたがる。俺が「弱者です」「戦いとか無理です」「許してください」と何度断っても諦めない。もうマジで勘弁して欲しい…

 

「何用でしょうかウボォーさん…」

うんざり顔で言うと。

 

「どうだハルト!戦う気になったか?」

微塵も俺の表情は気にせず、元気に笑っていた。

 

「だから…俺は弱っちい奴ですから、ウボォーさんが気にする必要なんて無い、塵芥のような男ですよ」

本音です。まるごと全て真実です。

 

「いや、俺の勘が言ってる…。ハルト!お前は強い!」

 

「…じゃあ、その勘は間違いです。訂正しておいてください。じゃっ」

俺はブラック・ラビットを使い逃げた。

 

あと何より重大な自分の記憶だが、さっぱり何一つ思い出せない。『私の事を知っていますか?』と書いたプラカードを持ち自分探しをしてみたが、借金やら、俺の子分、奴隷、クソのような奴らしか寄ってこなかった。まぁ俺も焦り過ぎて馬鹿な事をしたと思う。でも早く知りたかったんだ。自分がどんな人間だったのか…

情報屋で自分の事を調べてもらったが、名前すら合ってるか分からないのでは探しようが無いし、探すなら写真を使い地味にやるしかない、と言われた。ただ、その値段はべら棒に高かった。払えねぇよ、人生何回やれば貯まるんだよ、そんな値段でした。

 

地味に金を貯金する毎日を過ごし、数週間後。

ハンターライセンスの話しをシャルさんから聞いた。

 

スゲー特典が盛り沢山だった。ほとんどの国はフリーパス、たいがいの各種交通機関や公共施設はタダ、立ち入り禁止区域の8割に入れ、殺人すら免除になる。世界一儲かる気高い仕事らしい。ただシャルさんは「気高い」を半笑いで言っていた。

 

これは行くしかない。

プロハンターに俺はなる!ライセンスGETだぜ!

 

丁度よくハンター試験が始まる時期だった。

 

すぐに俺はハンター試験に向かった。

 


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