ベクター?誰それ、俺真月   作:野球男

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こんにちは。
遊馬vsNo.96 4となっております。

前話の変更点をば。
エクシーズ・ユニット+虚栄巨影→ライジング・エナジー
こっちの方がスッキリしますしね。

それでは、どうぞ。



第98話

『幽合召喚‼ 冥界龍ドラゴネクロ‼』

 

冥界龍ドラゴネクロ

☆8 闇属性 ドラゴン族

ATK 3000

DFE 0

アンデット族モンスター×2

このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる

このカードと戦闘を行うモンスターはその戦闘では破壊されない

また、このカードがモンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時、そのモンスターの攻撃力は0になり、そのモンスターの元々のレベル・攻撃力を持つ「ダークソウルトークン」(アンデット族・闇・☆?・攻/守0)1体を自分フィールド上に特殊召喚する

「冥界龍 ドラゴネクロ」は自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない

 

フィールドに暗い穴が開くと、そこから2対の黒い翼を生やした筋骨粒々の上半身に蛇の下半身という様相のモンスターが現れる。

悪魔のようなその表情に思わず身震いをしてしまう。

『なんだこれは…?』

アストラルも突然現れた巨体に呆然としているようだ。

 

『これが我が切り札、冥界龍ドラゴネクロ‼ お前達を死へと追いやるモンスターだ‼』

そう言い、No.96が笑うと同時に後ろでも光が発せられ、夜の星を思い出させる綺麗なドラゴンが現れる。

『あれは…真月のドラゴン…⁉』

 

 

 

「な、何⁉」

「おい、真月⁉」

「俺にも何がなんだか…」

目の前で急に現れたスターダスト・ドラゴンにその場にいた面々は困惑の表情を浮かべる。

 

「…スターダスト?」

真月がスターダストの向ける視線に気付き、そちらを見るとドラゴネクロがいた。

ドラゴネクロもスターダストをじっと見つめている。

 

引かれ合っている…のか?

だが俺の覚えている限り、あんなモンスターがいた憶えは…

 

 

 

真月のドラゴンとドラゴネクロが互いに視線をじっと見つめ合っている。

『何が起こっているんだ…?』

アストラルがそう呟くとドラゴネクロが視線を逸らし、こちらを見た。

No.96は気付いていないみたいだ。

『いけ、ドラゴネクロ‼ コート・オブ・アームズに攻撃‼』

「ぐっ…‼」

 

遊馬 LP2850→2650

 

ドラゴネクロの放った攻撃がコート・オブ・アームズを呑み込んだ。

だが…

『破壊…されていない…だと…⁉』

そこには変わらず、コート・オブ・アームズの姿があった。

だが、腕をだらりと下げており、戦う為の姿勢をとっていない。

 

『ドラゴネクロと戦闘したモンスターは戦闘では破壊されない。だが、攻撃力は0になる‼』

「なんだと⁉」

 

No.69 紋章神コート・オブ・アームズ 2600→0

 

『まあ、ホントはもう1つ効果があるんだが…まあお楽しみというわけだ。モンスターをセットし、ターンエンド‼』

 

No.96 LP2950

手札 0

モンスター 2

冥界龍ドラゴネクロ 攻撃

⁇? 裏側守備

魔法・罠 1

ゴーストリック・ハウス

 

「俺のターン、ドロー‼」

くっ…モンスターがいねぇ。

 

『遊馬。ここは守備表示で耐るしかない』

「けど、それじゃあドラゴネクロの攻撃で破壊されちまう」

『ドラゴネクロの攻撃で戦闘破壊はできない。戦闘破壊できないということは、1度守りに入ってしまえばそれ単体では突破できないということ。我々の手札にはガガガリベンジがある。次のターン、モンスターをドローすることに賭け、反撃を狙う方がいい』

 

「…わかった。コート・オブ・アームズを守備表示に変更し、ターンエンドだ‼」

 

遊馬 LP2650

手札 2

モンスター 1

No.69 紋章神コート・オブ・アームズ 守備

魔法・罠 0

 

『俺のターン、ドロー‼』

 

No.96がカードをドローすると肩を揺らし、俺達を見て馬鹿にしたような笑みを浮かべる。

『クククッ…もはや、守りを固め、希望を託すことしかできないか。だが‼ セットモンスターを反転召喚‼ 来い、スカラベの大群‼』

 

スカラベの大群

☆3 闇属性 昆虫族

ATK 500

DFE 1000

このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる

このカードが反転召喚に成功した時、相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択して破壊する

 

No.96のフィールドのセットモンスターが裏返ると、大量のフンコロガシが現れた。

「な、なんだぁ⁉」

『スカラベの大群が反転召喚した時、相手モンスターを1体破壊するのだ‼ 俺はコート・オブ・アームズを選択‼』

コート・オブ・アームズがフンコロガシの大波に呑まれるとそのまま姿を消した。

『さあ、いけ‼ スカラベの大群でダイレクトアタック‼』

「ぐっ…‼」

 

遊馬 LP2650→2400

 

『続けてドラゴネクロでダイレクトアタック‼』

 

遊馬 LP2400→900

 

『そして』

そうNo.96が呟くと空から雷が俺達目掛けて落ちてきた。

『「ぐあああああああ‼」』

 

『さらに‼ 駄目押しとして禁止令を発動‼ 俺が選ぶのはRUM−ヌメロン・フォース‼ お前達に希望(ランクアップ)は残しはしない‼ スカラベの大群の効果により、スカラベの大群をセットし、ターンエンド‼』

 

No.96 LP2950

手札 0

モンスター 2

冥界龍ドラゴネクロ 攻撃

スカラベの大群 裏側守備

魔法・罠 2

ゴーストリック・ハウス

禁止令(RUM−ヌメロン・フォース)

 

「うっ…」

ヌメロン・フォースを封じられ、しかも攻撃力3000を突破できなきゃ、毎ターンスカラベの大群に破壊される。

どうすりゃいい…‼




いかがでしたでしょうか?

感想欄にあったバリアン版スタダ、色々考えた末こんな形にしてみました。
使うかは不明↓

コズミック・ブレイザー・ドラゴン
★12 光属性 ドラゴン族
ATK 4000
DFE 4000
レベル12モンスター×2体以上(最大5体まで)
このカードはこのカードのエクシーズ素材としたモンスターの数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃する事ができる。
また、このカードが「スターダスト・ドラゴン」と名のついたモンスターをエクシーズ素材としている場合、以下の効果を得る。
・1ターンに1度、エクシーズ素材を1つ取り除くことでモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を無効にし、破壊する。
・このカードがフィールドを離れた時、墓地から「スターダスト・ドラゴン」を1体特殊召喚する。

それでは。

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