ベクター?誰それ、俺真月   作:野球男

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こんにちは。
遊馬vsNo.96 2となっております。

久しぶりに特攻野郎Aチームを見ました。
相変わらずの痛快さで、面白い。日本映画じゃああはできないですねー。
ただ惜しむなら、あの時映画館で見なかったこと。
…大学の映写機使って映画見たら怒られるよなぁ?

それでは、どうぞ。


第96話

『…No.96、それは一体何の真似だ』

 

絶句していたアストラルが我に返ったのか、珍しく遠慮がちにそんなことを言う。

『何のことだ』

『君は決着のデュエルだと言った。ならば、そのカードは』

 

「遊馬、アストラル‼ 油断するな‼ そのモンスター群はーー」

真月が続けようとした瞬間、真月の前に雷が落ちた。

No.96が腕を上げている。

 

『黙っていろ、真月。次はお前以外の誰かに落とすぞ』

「くっ…‼」

真月が拳を握りしめ、口をつぐむ。

「アストラル、真月の言う通りだ。No.96の使うモンスター、油断はできねぇ」

『…そうだな。すまない、遊馬。私としたことが』

 

『デュエルを再開する。悪夢再びを発動‼』

 

悪夢再び

通常魔法

自分の墓地から守備力0の闇属性モンスター2体を選択して手札に加える

 

『俺は墓地のマーダーサーカス・ゾンビとゴーストリック・シュタインを手札に加える‼ そして、マーダーサーカス・ゾンビをを召喚‼』

マーダーサーカス・ゾンビ

☆2 闇属性 アンデット族

ATK 1350

DFE 0

闇の力で生き返ったピエロ

フラフラとした踊りで死へといざなう

 

No.96のフィールドに器用にボールに乗ったピエロのゾンビが現れた。

ようやくそれらしい姿のモンスターが現れたことで、内心ホッと息を吐く。

いや、そんなことよりも、これでレベル2が3体…‼

『遊馬、来るぞ‼』

『3体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築‼エクシーズ召喚‼ 来い、我が分身‼ No.96 ブラック・ミスト‼』

 

3体のモンスターが球体となり、爆発が起こると黒い泥のような塊が現れる。

そこから頭と手足が伸びると本来の姿を現した。

『そしてRUM−バリアンズ・フォースを発動‼ ブラック・ミストを対象にオーバーレイネットワークを再構築‼ カオス・エクシーズ・チェンジ‼ 現れろ、CNo.96 ブラック・ストーム‼』

 

ブラック・ミスト自身が泥の塊に戻り、紫の光を放ちながら空高く昇ると爆発が起こり、先程と同じ黒い塊が現れる。

その塊に6つの炎が灯ると爆発的な膨張を見せ、獣のような姿へと変貌した。

「きやがった…‼」

『さらに、閃光の双剣−トライス発動‼』

 

閃光の双剣−トライス

装備魔法

手札のカード1枚を墓地に送って装備する

装備モンスターの攻撃力は500ポイントダウンする

装備モンスターはバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる

 

『俺はゴーストリック・シュタインを墓地に送り、ブラック・ストームを選択‼』

 

CNo.39 ブラック・ストーム 1000→500

 

『いくぞ‼ 俺はブラック・ストームでドドドウォリアーに攻撃‼ ブラック・ストームの効果発動‼ CORUを1つ使い、ドドドウォリアーの攻撃力を0にし、その分の攻撃力をブラック・ストームに加える‼』

 

ドドドウォリアー 1800→0

CNo.96 ブラック・ストーム 500→2300

 

『バトル続行‼』

『「ぐあああああっ…‼」』

 

遊馬 LP4000→2850

 

俺とアストラルが壁のように生えている岩に叩きつけられると、そこから走る電流が俺とアストラルを襲う。

 

「あぐっ…‼」

岩から離れるとそのまま地面に倒れる。くそ、身体が痛ぇ…‼

『苦しみ、絶望するがいい‼ さあいけ、ブラック・ストーム‼ 遊馬へダイレクトアタック‼』

 

『っ…遊馬‼ ガガガガードナーだ‼』

「ダイレクトアタック時、ガガガガードナーの効果を発動…‼」

 

ガガガガードナー

☆4 地属性 戦士族

ATK 1500

DFE 2000

相手モンスターの直接攻撃宣言時、このカードを手札から特殊召喚できる

また、このカードが攻撃対象に選択された時、手札を1枚捨てる事で、このカードはその戦闘では破壊されない

 

「守備表示で、特殊召喚…‼」

痛みに耐えながらカードを置くと大きな盾をボードのように足を乗せて1人の男が現れた。

 

『チッ…ならば、ブラック・ストームでガガガガードナーに攻撃‼ さらに、ブラック・ストームの効果発動‼』

 

CNo.96 ブラック・ストーム 2300→3800

ガガガガードナー 1500→0

 

「手札のゴゴゴゴーレムを墓地に送り、破壊を無効にする‼」

ガガガガードナーが盾を構えるとブラック・ストームの爪を受け止め、そのまま弾いた。

 

『フン…だが、いつまで保つか楽しみだ。俺はこれでターンエンド‼』

 

No.96 LP3100

手札 0

モンスター 1

CNo.39 ブラック・ストーム 攻撃

魔法・罠 1

ゴーストリック・ハウス

 

『さあ、立て‼ 立って俺に倒されろ‼』

No.96の高笑いが聞こえてくる。

くそ、このままじゃ…‼




いかがでしたでしょうか?

いつか、1本書き起こしてみようかなと思ったり。
需要は…あるかなぁ?

それでは。

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