ベクター?誰それ、俺真月   作:野球男

55 / 161
こんにちは。
今回はアストラルvsNo.96となっています。
始まる前に1つだけ。
アストラルは遊馬からデッキを借りているので中身は遊馬と変わりません。
ですが、エクストラは全てナンバーズです。
ご了承ください。それでは、どうぞ。


第55話

No.96 LP4000

アストラル LP4000

 

『先攻は俺が貰う。ドロー‼ まずはコイツだ。キラー・トマトを召喚‼』

 

キラー・トマト

☆4 闇属性 植物族

ATK 1400

DFE 1100

このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、自分のデッキから攻撃力1500以下の闇属性モンスター1体を自分フィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる

 

キラー・トマト…

闇属性のリクルーター。No.96は自身の召喚の素材を素早く揃えるつもりか。

『ターンエンド‼』

 

No.96 LP4000

手札 5

モンスター 1

キラー・トマト 攻撃

魔法・罠 0

 

『私のターン、ドロー‼』

…キラー・トマトを破壊すれば、確実にレベル2のモンスターを呼び込まれるだろうが…そうはさせない。

 

『オノマト連携を発動‼』

 

オノマト連携

通常魔法

手札を1枚墓地へ送って発動できる

デッキから以下のモンスターの内1体ずつ、合計2体までを手札に加える

「オノマト連携」は1ターンに1枚しか発動できない

・「ズババ」と名のついたモンスター

・「ガガガ」と名のついたモンスター

・「ゴゴゴ」と名のついたモンスター

・「ドドド」と名のついたモンスター

 

『手札のガガガマジシャンを墓地に送り、デッキからガガガシスターとゴゴゴゴーレムを手札に加える』

これで揃った。

No.96。お前の企み、まずは1つ破壊させてもらう‼

 

『ガガガシスターを召喚‼ 効果により、デッキからガガガリベンジを手札に加える‼ ガガガリベンジを発動‼ 墓地のガガガマジシャンを特殊召喚‼ ガガガマジシャンの効果により、レベルを3に変更‼』

 

ガガガマジシャン ☆4→3

 

『更にガガガシスターの効果により、2体のレベルは合計値となる‼』

 

ガガガシスター ☆2→5

ガガガマジシャン ☆3→5

 

よし、これで2体のモンスターのレベルは5。

いくぞ‼

『2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築‼ エクシーズ召喚‼ 来い‼ No.61 ヴォルカ・ザウルス‼』

 

私のフィールドにいたガガガマジシャン、シスターが球体になり螺旋を描きながら爆発が起こると、噴き上がるマグマと共に恐竜が現れた。

『ガガガリベンジの効果により、ヴォルカ・ザウルスの攻撃力は300ポイントアップ‼』

 

No.61 ヴォルカ・ザウルス 2500→2800

 

『さっそくナンバーズのお出ましか』

『ヴォルカ・ザウルスの効果発動‼ ORUを1つ取り除き、相手モンスターを破壊‼ その攻撃力分のダメージを与える‼』

 

ヴォルカ・ザウルスがORUを飲み込むと、炎の塊を吐き出しキラー・トマトを焼き払った。

『ぐっ…‼』

 

No.96 LP4000→2600

 

「うおお⁉」

ヴォルカ・ザウルスの攻撃がNo.96に決まると遊馬が突然騒ぎ始めた。

そちらを見ると遊馬は左右から迫る刃をかわしていた。

『遊馬‼』

『そういや言い忘れてたっけな。アストラル、俺がダメージを受ける度に仕掛けが発動する』

‼ …つまり、No.96がダメージを受ければ受ける程遊馬の身に危機が…‼

 

『…1枚伏せてターンエンド‼』

 

アストラル LP4000

手札 4

モンスター 1

No.61 ヴォルカ・ザウルス 攻撃

魔法・罠 1

⁇?

 

『さて。俺のターン、ドロー‼ 俺はマリスボラス・スプーンを召喚‼』

 

マリスボラス・スプーン

☆2 闇属性 悪魔族

ATK 100

DFE 500

このカードがフィールド上に表側表示で存在する場合に「マリスボラス・スプーン」以外の「マリスボラス」と名のついたモンスターが自分フィールド上に召喚・特殊召喚された時、自分の墓地から悪魔族レベル2モンスター1体を選択して特殊召喚できる

この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される

「マリスボラス・スプーン」の効果は1ターンに1度しか使用できない

 

No.96のフィールドにスプーンを持った小さな悪魔が現れた。

スプーンを振り回し、棒術のように構える。

『更に、手札のマリスボラス・ナイフを墓地に送り、現れろ。マリスボラス・フォーク‼』

 

マリスボラス・フォーク

☆2 闇属性 悪魔族

ATK 400

DFE 400

自分のメインフェイズ時、手札からこのカード以外の悪魔族モンスター1体を墓地へ送って発動できる

このカードを手札から特殊召喚する

 

『フォークを特殊召喚した瞬間、マリスボラス・スプーンの効果発動‼ 蘇れ、マリスボラス・ナイフ‼』

墓地に続く穴からナイフを持ったマリスボラスが現れる。

…レベル2のモンスターが3体。

『いくぜ? 3体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築‼エクシーズ召喚‼ 現れろ、我が分身‼ 漆黒の闇からの使者‼ No.96 ブラック・ミスト‼』

 

No.96 ブラック・ミスト

★2 闇属性 悪魔族

ATK 100

DFE 1000

レベル2モンスター×3

このカードが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる

その相手モンスターの攻撃力を半分にし、このカードの攻撃力はその数値分アップする

 

3体のモンスターが球体となり、爆発が起こると黒い泥の塊が現れた。

泥の塊はグニャグニャと動くとそこから長い耳以外には自身のナンバーである96の表記以外何も無い顔、鋭利な爪を持つ腕、そして足と尾を生やした。

『いくぞアストラル‼ 俺はブラック・ミストでヴォルカ・ザウルスに攻撃‼』

『迎え撃て、ヴォルカ・ザウルス‼』

そう叫ぶ私の声に応えてか、ヴォルカ・ザウルスが咆哮を上げる。

 

『おっと、そうはいかない。ブラック・ミストの効果発動‼ ORUを1つ取り除き、相手の攻撃力を半分にし、その攻撃力分アップする‼』

 

No.61 ヴォルカ・ザウルス 2800→1400

No.96 ブラック・ミスト 100→1500

 

ブラック・ミストに何かを吸われたヴォルカ・ザウルスは、逃れようとしているかのように暴れるが、ブラック・ミストの爪に裂かれ、爆発が起こった。

『くっ…』

 

アストラル LP4000→3900

 

『いかにナンバーズといえど、俺に勝つことはできない。1枚伏せてターンエンド‼』

 

No.96 LP2200

手札 2

モンスター 1

No.96 ブラック・ミスト 攻撃

魔法・罠 1

???

 

…ブラック・ミストの攻撃力は今は僅か1500ポイント。

しかし、まだ2度発動する機会を残している。

どうする…どうやって奴を突破し、遊馬を助け出せばいい…‼




いかがでしたでしょうか?
…実は他ナンバーズ使わせたかったからオールナンバーズにしたのは内緒。
それでは。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。