シャーク&璃緒vsドルべ 3となっております。
ジョジョゲーの新作が出るってよ!
今度はタッグバトルだ!ジョナサンとDIOとかコンビ組めるかもな!
超COOOOOOL!
発売元は?
バンナム…あっ(察し)
それでは、どうぞ。
「フッ…フフフッ…」
唐突に吹き飛ばされたままの姿勢でドルべが笑い始める。
なんだ…?
「懐かしさすら覚えるその苛烈さに嬉しくなった」
「嬉しい…?」
「ああ。神代凌牙、お前はナッシュに届きうる者だ」
…またそれか…
「いい加減にしなさい。さっきから聞いていればナッシュメラグナッシュメラグ…私達は神代凌牙と璃緒よ。貴方の待ち望む王はもうこの世にはいない」
「違うな。2人はお前達という器の内にたしかに存在している。言ったところで理解などできないだろうがな」
「なにを…」
「お前達はあの遺跡で見たはずだ。己の記憶を‼」
…たしかに、俺は王としてベクターと戦った記憶を体験した。
口には出さないが璃緒もそうなんだろう。
ひょっとしたら、ドルべの言う通り俺達の内側にはあいつらがいるのかもしれねぇ。
だがな…
「俺達は俺達の意思で選んだ。俺達の内側にいるかもしれねぇ奴のことなんて知るかよ」
「私のターン、ドロー‼ …それがお前達の意思ならば、私はお前達の内側から引きずり出してやろう‼ 私は死者蘇生を発動‼ 蘇れ、光天使セプター‼」
ドルべのフィールドに再び緑の杖が現れる。
「セプターの効果により、デッキの光天使スケールを手札に加える‼ さらに、光天使スケールを召喚‼」
ドルべのフィールドに大きな翼の生えたまるでコウモリのようなモンスターが現れる。
「スケールの効果で手札の光天使ウィングスを特殊召喚し、墓地の光天使スローネをデッキトップに戻す‼」
光天使スローネが再びデッキトップに戻った。
厄介だな…
これで次のターン、スローネが再び手札に加わっちまう。
いや、それは一先ず置いておくとして…ヴァイロン・ディシグマとグローリアス・ヘイローは破壊して墓地だ。
奴は以前の戦いでシャーク・ドレイクを使った。
その可能性はある…が、俺の伏せたカードの1枚はポセイドン・ウェーブ。
戦闘破壊の心配はねぇ。
「3体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築‼エクシーズ召喚‼ こい、No.91 サンダー・スパーク・ドラゴン‼」
No.91 サンダー・スパーク・ドラゴン
★4 光属性 ドラゴン族
ATK 2400
DFE 2000
レベル4モンスター×3
1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
・このカードのエクシーズ素材を3つ取り除く事で、このカード以外のフィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て破壊する
・このカードのエクシーズ素材を5つ取り除く事で、相手フィールド上のカードを全て破壊する
3体のモンスターが球体へと姿を変え、天へと昇ると大きな爆発が起こる。
空に突然雷雲が現れるとバチバチとスパークを起こしながら巨大な青いドラゴンが現れた。
左頭部には自身のナンバーである91が描かれている。
「ナンバーズ…‼」
サンダー・スパーク・ドラゴンが大きく咆哮を上げると紅いエネルギーが身体を囲むように現れた。
「今のは…」
なんだ…⁉
「セプターの効果により、私から見て左側のリバースカードを破壊し、1枚ドローする‼」
‼ ポセイドン・ウェーブが…‼
「どうやら防御カードだったようだな。サンダー・スパーク・ドラゴンの効果発動‼ ORUを3つ使い、お前達のフィールドのモンスターを全て破壊する‼」
「なんだと⁉」
「くらえ‼」
ドルべの宣言と共にフィールドに落雷がブラック・レイ・ランサーを貫いた。
「次はお前だ‼ 遺跡のナンバーズ‼」
ドルべが叫ぶと槍を構えるアビス・スプラッシュに雷が落ちる。
「くっ…⁉」
なんだ…⁉ 身体が…熱い…⁉
「うっ…」
隣から呻く声が聞こえ、そちらに視線をやると璃緒も同じように呻いている。
「いけ、サンダー・スパーク・ドラゴン‼ ダイレクトアタック‼」
「っ…リバースカードオープン‼リビングデッドの呼び声‼ 俺は墓地のアビス・スプラッシュを特殊召喚する‼」
アビス・スプラッシュの攻撃力はレミューリアの効果を受けて2600。
そして、ドルべの手札はさっきデッキトップに置いた光天使スローネ1枚。
突破はできねぇ。
「くっ…1枚伏せてターンエンド‼」
ドルべ LP450
手札 1
モンスター 2
No.91 サンダー・スパーク・ドラゴン 攻撃
魔法・罠 1
⁇?
「私のターン、ドロー‼ 貪欲な壺を発動‼ 墓地のモンスターを5枚選択し、シャッフル‼ 2枚ドローさせてもらうわ‼」
デッキに戻すカード
FA−ブラック・レイ・ランサー
潜航母艦エアロシャーク
バハムート・シャーク
ペンギン・ナイト×2
「2枚ドロー‼ …凌牙、使わせてもらうわよ‼」
「ああ‼」
「私はアビス・スプラッシュ1体でオーバーレイネットワークを構築‼フルアーマー・エクシーズ・チェンジ‼ 来なさい、FA−クリスタル・ゼロ・ランサー‼」
アビス・スプラッシュが大きく跳躍すると光の中に消え去る。
すると、入れ替わるようにしてフワリとスカートを広げ、槍と盾を持った女性が鋭く尖る脚を地面に突き立て着地した。
「クリスタル・ゼロ・ランサーの攻撃力はORUの数に200ポイントかけた数値が加わるわ‼」
FA−クリスタル・ゼロ・ランサー 2400→2900
「遺跡のナンバーズ…‼」
「いくわよ‼ クリスタル・ゼロ・ランサーでサンダー・スパーク・ドラゴンを攻撃‼」
「…リバースカードオープン‼ガード・ブロック‼ 戦闘ダメージを1度だけ0にし、1枚ドローする‼」
「っ…3枚伏せてターンエンド‼」
璃緒 LP500
手札 0
モンスター 1
FA−クリスタル・ゼロ・ランサー
魔法・罠 4
⁇?×3
忘却の都 レミューリア
「…私はまだ負けん…‼ 私のターン、ドロー‼ 私がドローしたカードはRUM−七皇の剣‼」
「ランクアップマジック…‼」
だが、フィールドにランクアップできそうなモンスターはいねぇ。
ドルべは一体何の為に俺達に公開を…?
「気になるようだな。ならば見せてやろう‼ RUM−七皇の剣を発動‼」
「フィールドにモンスターがいない状態で発動ですって⁉」
「エクストラデッキ、もしくは墓地からオーバーハンドレッドナンバーズを特殊召喚し、カオス化する‼ 蘇れ、No.102 光天使グローリアス・ヘイロー‼」
「なんだと⁉」
墓地にはグローリアス・ヘイローがいる。
そいつを特殊召喚した上でランクアップ…⁉
「この瞬間、手札の光天使スローネを特殊召喚し、効果によりドロー‼ ドローカードは貪欲な壺なので召喚はない。そして、グローリアス・ヘイローを対象にオーバーレイネットワークを再構築‼カオス・エクシーズ・チェンジ‼ 現れろ、CNo.102 光堕天使ノーブル・デーモン‼」
CNo.102 光堕天使ノーブル・デーモン
★5 光属性 天使族
ATK 2900
DFE 2400
光属性レベル5モンスター×4
フィールド上のこのカードが破壊される場合、代わりにこのカードのエクシーズ素材を2つ取り除く事ができる
このカードのエクシーズ素材が全て取り除かれた時、相手ライフに1500ポイントダメージを与える
また、このカードが「No.102 光天使グローリアス・ヘイロー」をエクシーズ素材としている場合、以下の効果を得る
・1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる
相手フィールド上のモンスター1体を選択して攻撃力を0にし、その効果を無効にする
フィールドに現れたグローリアス・ヘイローが大きく跳躍すると紅い軌跡を描いて空へと消える。
すると、大きな爆発が起こり、入れ替わるようにしてグローリアス・ヘイローの時の光る身体を仄暗い色へと堕とし、黒い槍を片手に持ったモンスターが現れた。
「カオス・オーバーハンドレッドナンバーズ…‼」
この局面でのオーバーハンドレッドナンバーズのカオス化…‼
一体何を仕掛けてくる⁉
「ノーブル・デーモンの効果発動‼ CORUを1つ取り除き、FA−クリスタル・ゼロ・ランサーを選択‼ 攻撃力を0にし、効果を無効にする‼」
FA−クリスタル・ゼロ・ランサー 2600→200
ノーブル・デーモンのCORUが弾けると、クリスタル・ゼロ・ランサーの身体を紫色の光が覆った。
すると、槍を地面に突き刺し、クリスタル・ゼロ・ランサーは膝をついてしまう。
「クリスタル・ゼロ・ランサー‼」
「終わりだ」
「何…?」
ドルべの声にそちらへと視線を向けるとノーブル・デーモンが紅く点滅を繰り返していた。
「何が起こっていやがる…‼」
「ノーブル・デーモンのユニットが0になったことで効果が発動したのだ」
「効果だと…?」
「ノーブル・デーモンの効果…破壊される場合、代わりにCORUを2つ取り除く効果。グローリアス・ヘイローがユニットの場合、1つ取り除くことで相手モンスター1体の攻撃力を0にし、効果を無効にする効果。そして、ユニットが0になった時、相手に1500ポイントのダメージを与える‼」
「なんですって⁉」
俺達のライフは残り500。
1500ものダメージを受け止めきるだけの力は残っちゃいねぇ…‼
「さらばだ。神代凌牙、璃緒。やれ、ノーブル・デーモン‼」
ドルべの指示にノーブル・デーモンが大きく雄叫びを上げると紅い光を放った。
地面が吹き飛びながら、俺達へと紅い光の奔流が迫る。
「くっ…‼」
ここまで、なのかよ…っ‼
いかがでしたでしょうか?
ボチボチラストが見えてきたといったところでしょうか。
はたして、どのような結末を迎えることになるのやら。
お楽しみに。
それでは。
−追記−
インフルエンザにかかってしまいまして。
年内投稿が微妙になってまいりました。申し訳ないm(_ _)m