Ⅳ・真月・シャークvsクラゲ先輩 1となっております。
ファンサービス指導!
それでは、どうぞ。
クラゲ先輩 LP12000
Ⅳ&シャーク&真月 LP6000
「先攻は俺が貰う。ドロー‼ フン、俺はウォーターハザードを発動‼」
ウォーターハザード
永続魔法
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、手札からレベル4以下の水属性モンスター1体を特殊召喚できる
この効果は1ターンに1度しか使用できない
ウォーターハザードを発動…ということは。
「ウォーターハザードの効果により、手札から海月−ジェリーフィッシュ−を特殊召喚‼」
海月−ジェリーフィッシュ−
☆4 水属性 水族
ATK 1200
DFE 1500
海を漂うクラゲ
半透明の身体で姿を確認しにくい
男のフィールドに1匹の巨大なクラゲが現れた。
空中をフワフワと動くその姿は小さければ、それはそれで愛嬌もあるのだろうが、あまりの大きさになんとも背筋が寒くなる。
「さらに、レインボー・フィッシュを召喚‼」
レインボー・フィッシュ
☆4 水属性 魚族
ATK 1800
DFE 800
世にも珍しい七色の魚
捕まえるのはかなり難しい
クラゲの隣に大きく跳ねると七色の巨大な魚が現れる。
見れば見る程異様な光景に益々不気味なものを感じる。
「2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築‼エクシーズ召喚‼ 来い、スノーダスト・ジャイアント‼」
スノーダスト・ジャイアント
★4 水属性 獣戦士族
ATK 2200
DFE 800
水属性レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる
手札の水属性モンスターを任意の数だけ相手に見せ、見せた数だけフィールド上に表側表示で存在するモンスターにアイスカウンターを置く
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、水属性以外のフィールド上のモンスターの攻撃力は、フィールド上のアイスカウンターの数×200ポイントダウンする
男のフィールドが吹雪に見舞われるとぼんやりと巨大な影が現れる。
その影が大きな咆哮を上げると吹雪が吹き飛び、身体の一部が氷に覆われた影の通り、大柄な姿が露わになった。
手に持つ氷で出来た棍棒を振り回すと地面に叩きつけた。
「スノーダスト・ジャイアントの効果発動‼ ORUを1つ取り除き、手札の水属性モンスターをお前達に見せる‼ 俺が見せるのはイビリチュア・ソウルオーガだ‼」
そう言うと先程手にしたイビリチュア・ソウルオーガを俺達に見せる。
「そして見せた枚数分、アイスカウンターをモンスターに乗せる。乗せるモンスターは当然、スノーダスト・ジャイアント」
スノーダスト・ジャイアント
アイスカウンター 0→1
「…それだけか? カウンターが乗った割には大した変化もねぇが」
Ⅳがやれやれと言った具合に男に声をかける。
「慌てるんじゃねぇ。ターンエンドだ」
クラゲ先輩 LP12000
手札 3
モンスター 1
スノーダスト・ジャイアント 攻撃
魔法・罠 1
ウォーターハザード
「さあ、かかってきな」
「俺からいかせてもらうぜ。ドロー‼ 俺はトレード・インを発動‼」
トレード・イン
通常魔法
手札からレベル8モンスター1体を捨てて発動できる
デッキからカードを2枚ドローする
「手札のギミック・パペット−ネクロドールを墓地に送り、2枚ドローする。さらに、ギミック・パペット−シザー・アームを墓地に送り、マシンナーズ・カノンを特殊召喚‼」
マシンナーズ・カノン
☆8 地属性 機械族
ATK 0
DFE 2200
このカードは通常召喚できない
手札から機械族モンスターを任意の枚数墓地へ送った場合に特殊召喚する事ができる
このカードの攻撃力は、このカードの特殊召喚時に墓地へ送ったモンスターの数×800ポイントアップする
俺達のフィールドに巨大な砲身が現れる。
砲身の後部には制御するのであろうロボットが取り付けられており、起動したのか目が怪しく光が灯る。
「そして、墓地のギミック・パペット−ネクロ・ドールの効果発動‼」
ギミック・パペット−ネクロ・ドール
☆8 闇属性 機械族
ATK 0
DFE 0
このカードが墓地に存在する場合、このカード以外の自分の墓地の「ギミック・パペット」と名のついたモンスター1体をゲームから除外して発動できる
このカードを墓地から特殊召喚する
「ギミック・パペット-ネクロ・ドール」の効果は1ターンに1度しか使用できない
また、このカードをエクシーズ召喚の素材とする場合「ギミック・パペット」と名のついたモンスターのエクシーズ召喚にしか使用できない
「墓地のシザー・アームを除外し、ネクロ・ドールを特殊召喚する‼」
シザー・アームが取り除かれると墓地へと続く穴が開かれ、そこから棺桶が出現する。
その棺桶が開かれるとそこからマリオネット人形が現れた。
「2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築‼エクシーズ召喚‼ 現れろ、No.15‼ 運命の糸を操る地獄からの使者、漆黒の闇の中より舞台の幕を開けろ‼ ギミック・パペット−ジャイアントキラー‼」
No.15 ギミック・パペット−ジャイアントキラー
★8 闇属性 機械族
ATK 1500
DFE 2500
レベル8モンスター×2
自分のメインフェイズ1でこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、相手フィールド上の特殊召喚されたモンスター1体を選択して発動できる
選択したモンスターを破壊する
破壊したモンスターがエクシーズモンスターだった場合、さらにそのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える
この効果は1ターンに2度まで使用できる
フィールドに大きな爆発が起こると開かれた穴から額当てに15と書かれた巨大なマリオネット人形が現れる。
人形には糸が伸びておりその先には操っているのだろう小型の人形がいる。
No.15 ギミック・パペット−ジャイアントキラー 1500→1300
「何…?」
「スノーダスト・ジャイアントの効果により、水属性モンスター以外のモンスターの攻撃力はアイスカウンターの数×200ポイントダウンする‼」
つまり、影響を受けないのはこちら側ではシャークただ1人ということか。
現在のスノーダストの実質的な攻撃力は2400。
まだなんとかなるレベルだが、しかし破壊を急がなくては
「ハッ。セコい能力だな、先輩」
聞き終えたⅣはしかし鼻で笑うとニヤリとした。
「何…?」
「ならソイツを破壊すればいいってわけか。ジャイアント・キラーの効果発動‼ ORUを1つ取り除き、スノーダスト・ジャイアントを破壊‼ 更に破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える‼」
Ⅳが指示するとジャイアントキラーから大量の白い糸が伸び、スノーダスト・ジャイアントに絡みついた。
そのまま引っ張られるようにしてスノーダスト・ジャイアントが引き寄せられると、ジャイアントキラーの胸元が開き、回転するローラーが現れる。
「まさか…」
俺が思わずそう呟くと、スノーダスト・ジャイアントはそのローラーの中へと引っ張られ始めた。
回転する音と、何かが潰れる音が聞こえジャイアントキラーの中へ完全に姿を消す。
すると、そのローラーの穴から黒い砲身が伸びてきた。
「これが俺のファンサービスだ‼ 受け取れェ‼」
「ぐおおあ⁉」
クラゲ先輩 LP12000→9800
砲身から光の塊が発射される。
その塊はまっすぐに男へ飛ぶとぶつかるも、両足でふんばり地面を削りながらも立ち止まった。
「スノーダスト・ジャイアントがいなくなったことで、攻撃力の変化はなくなる‼ さらに、エクシーズ・ユニットを発動‼」
エクシーズ・ユニット
装備魔法
エクシーズモンスターにのみ装備可能。
装備モンスターの攻撃力は、装備モンスターのランク×200ポイントアップする
また、自分フィールド上の装備モンスターがエクシーズ素材を取り除いて効果を発動する場合、このカードは取り除くエクシーズ素材の1つとして扱う事ができる
No.15 ギミック・パペット−ジャイアントキラー 1500→3100
「そして、バトルだ‼ いけ、ジャイアントキラー‼ダイレクトアタック‼」
「ぐわっ‼」
クラゲ先輩 LP9800→6700
ジャイアントキラーが持つ鞭が男に振るわれると吹き飛ばされた。
今度は耐えきれなかったのか、地面に倒れ込む。
「2枚伏せてターンエンド‼」
Ⅳ LP6000
手札 1
モンスター 1
No.15 ギミック・パペット−ジャイアントキラー 攻撃
魔法・罠 3
エクシーズ・ユニット(No.15 ギミック・パペット−ジャイアントキラー)
⁇?×2
「さあ、かかってきな。先輩」
Ⅳは相変わらずの不敵さに加え、不遜さと嗜虐さを感じるものを混ぜ込んだような笑みを浮かべている。
「………」
チラリとシャークに視線を向けると毒のせいとは別な物を感じさせる苦い顔をしていた。
…なんとなく、シャークが驚いた理由がわかった。
俺がシャークなら、間違っても
いかがでしたでしょうか?
クラゲ先輩ですが、自己紹介のしようもないので『男』で通します。
あしからず。
それでは。