ベクター?誰それ、俺真月   作:野球男

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こんにちは。
真月vsシャーク 2となっております。

久しぶりにMH3やりました。
…あんなモッサリしてたっけ?ラージャンに負けました。
おのれコンゴウ!(違

それでは、どうぞ。


第102話

「アビス・スプラッシュ…」

 

ナンバーズを従え、俺の前に立つシャークの姿になんともいえない感覚を受ける。

シャークは遺跡の記憶に対する結論は付けたと言っていた。

その結論はまさか…

 

「おい、どうした」

シャークの呼びかけにハッとなり前を見る。

「さあ、来い。真月」

 

…ともかく、今はデュエルに集中しよう。

シャークの言う結論がこのデュエルの末にわかるはずだ。

「俺のターン、ドロー‼」

ドローカードはセイクリッド・ソンブレス。

墓地にはレオニスとカウストがいる。

ソンブレスでレオニスを除外し、カウストを手札に加える。

その後、効果でカウストを召喚し、効果でレベルを上げることでプレアデスに繋げる‼

 

「俺はセイクリッド・ソンブレスを召喚‼ さらに、ソンブレスの効果発動‼ 墓地のレオニスを除外し、カウストを手札に加える‼ そして、ソンブレスの効果によりカウストを召喚‼ そして、カウストの効果によりソンブレスとカウストのレベルを1つずつあげる‼」

 

セイクリッド・ソンブレス ☆4→5

セイクリッド・カウスト ☆4→5

 

「光属性のレベル5が2体…」

「2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築‼エクシーズ召喚‼ 現れろ、セイクリッド・プレアデス‼」

 

「真月、お前がプレアデスに頼ることはわかっていた。プレアデスを召喚した瞬間、リバースカードオープン‼ エクシーズ・オーバーディレイ‼」

「何…⁉」

 

エクシーズ・オーバーディレイ

速攻魔法

このカードの発動に対して魔法・罠・モンスターの効果は発動できない

相手フィールドのエクシーズ素材を持ったエクシーズモンスター1体を対象として発動できる

対象のモンスターのエクシーズ素材を全て取り除き、対象のモンスターを持ち主のエクストラデッキに戻す

その後、取り除いたエクシーズ素材の中にモンスターカードがあった場合、そのモンスターを墓地から可能な限り相手フィールドに守備表示で特殊召喚する

この効果で特殊召喚したモンスターのレベルは1つ下がる

 

「俺はセイクリッド・プレアデスを選択する‼」

プレアデスがフィールドに現れた瞬間、プレアデスの背後にエクシーズ召喚時に現れる穴が再び現れた。

その穴が猛烈な風と共にグングンプレアデスを吸い込み呑み込まれるとその穴が2つの球体を吐き出した。

球体はソンブレスとカウストの形となる。

 

「エクシーズ・オーバーディレイで特殊召喚したモンスターのレベルは1つ下がる」

 

セイクリッド・ソンブレス ☆4→3

セイクリッド・カウスト ☆4→3

 

「これでカウストでレベルを上げても4止まりだ。真月、お前のデュエルは何度も見た。プレアデスは召喚させねぇよ」

「くっ…」

流石はシャークと言うべきか。

だが、プレアデスこそ召喚できないもののカウストとソンブレスはフィールドに残っている。

それに、まだ手段が潰えたわけじゃない‼

 

「俺はカウストの効果を使い、ソンブレスとカウストのレベルを1つずつあげる‼」

 

セイクリッド・ソンブレス ☆3→4

セイクリッド・カウスト☆3→4

 

「2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築‼エクシーズ召喚‼ 来い、輝光子パラディオス‼」

2体のモンスターが球体となり、爆発と共に姿を消すと爆煙を切り裂き、純白の騎士が現れた。

切っ先をまっすぐにアビス・スプラッシュへと向けて構える。

 

「パラディオスの効果発動‼ ORUを2つ取り除き、相手モンスターの攻撃力を0にし、効果を無効にする‼ 俺が選ぶモンスターはアビス・スプラッシュ‼」

 

No.73 激瀧神アビス・スプラッシュ 2400→0

 

「いけ、パラディオス‼ アビス・スプラッシュに攻撃‼」

「ぐあっ‼」

 

シャーク LP2900→900

 

パラディオスが飛び出し、アビス・スプラッシュ目掛けて下段から切り上げると、その手に持つ槍を吹き飛ばし、返す刀で振り下ろし、破壊した。

「やるな。真月」

「…ターンエンド‼」

 

真月 LP4000

手札 2

モンスター 1

輝光子パラディオス 攻撃

魔法・罠 0

 

シャークのライフは残り900。

一方、俺は無傷の4000。

かなりのライフ差をつけた。

このまま…と言いたいところだが、これで終わるわけがない。

「俺のターン、ドロー‼ ダブルフィン・シャークを召喚‼ 効果により、墓地のセイバー・シャークを守備表示で特殊召喚する‼」

 

これでレベル4が2体…

「2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築‼エクシーズ召喚‼ 現れろ、バハムート・シャーク‼」

シャークのフィールドに何時ぞやの4枚の背びれをもつ両足で立つ鮫が現れる。

その出で立ちは鮫というよりは、鮫を模した怪人と呼んだ方が正しいのかもしれない。

 

「バハムート・シャークの効果発動‼ ORUを1つ使い、バハムート・シャークの攻撃権を放棄し、エクストラの水属性ランク3以下のモンスターを特殊召喚する‼ 来い、2体目のエアロ・シャーク‼」

周りを回るユニットの1つがバハムート・シャークに当たると大きく咆哮をあげる。

すると、その咆哮に反応してかエアロ・シャークが現れた。

 

「俺はエアロ・シャークでオーバーレイネットワークを構築‼フルアーマード・エクシーズ・チェンジ‼ 現れろ、FA−ブラック・レイ・ランサー‼」

エアロ・シャークが空へと昇っていくと分離されていく。

すると、何処から現れたのか、ブラック・レイ・ランサーに装備されていき、体表面全体がブラック・レイ・ランサー同様黒く染まった。

槍を振り回し、構えをとる。

 

「FA−ブラック・レイ・ランサーはORUの数×200ポイント攻撃力がアップする‼」

 

FA−ブラック・レイ・ランサー 2100→2300

 

「輝光子パラディオスに攻撃‼」

「くっ…‼」

 

真月 LP4000→3700

 

「パラディオスが破壊されたことで、1枚ドローする」

「ターンエンドだ」

 

シャーク LP900

手札 0

モンスター 2

バハムート・シャーク 攻撃

FA−ブラック・レイ・ランサー 攻撃

魔法・罠 0

 

まさか手札が無く、モンスターもおらず、魔法・罠も無いという無い無い尽くしの状態からモンスターを2体繰り出してくるとは思わなかったな。

でも、そうこなくちゃやり甲斐がないってもんだ。

このデュエル、勝ってシャークの真意を図る‼




いかがでしたでしょうか?

今更ですが、ライフが4000しかないのでいつもの感覚でのダメージは怖い。
体感で2倍ですからね。
そりゃあバーンを使わないわけだ。

それでは。

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