ベクター?誰それ、俺真月   作:野球男

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こんにちは。
真月vsシャーク 1となっております。
フリーダム・ウォーズが楽しくて本作に影響がががが…

シナリオはちょいちょい不親切というか…唐突に新しい言葉が飛び出しますが、アクセサリと一緒に楽しい咎人ライフを送っています。
それでは、どうぞ。


第101話

シャーク LP4000

真月 LP4000

 

「先行は貰うぜ。ドロー‼ スターフィッシュを召喚‼ さらに、フィールドにモンスターが召喚されたことにより、シャーク・サッカーを特殊召喚する‼」

いつものシャークのコンボであっという間にフィールドにレベル3が2体揃う。

いきなり仕掛けてくるつもりか…‼

 

「2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築‼エクシーズ召喚‼ 現れろ、潜行母艦エアロ・シャーク‼」

2体のモンスターが球体となり、爆発が起こると足元の地面が揺れと共に吹き飛び、2匹の鮫をパーツでくっつけたモンスターが現れた。

「1枚伏せてターンエンドだ」

 

シャーク LP4000

手札 3

モンスター 1

潜行母艦エアロ・シャーク 攻撃

魔法・罠 1

⁇?

 

「俺のターン、ドロー‼」

一見したところ、これまでのシャークと何か変わったようには見えない。

となると、あのリバースカードはおそらく…

 

「俺はカードをセット‼ そして、ダブル・サイクロンを発動‼」

 

ダブル・サイクロン

速攻魔法

自分フィールド上に存在する魔法・罠カード1枚と、相手フィールド上に存在する魔法・罠カード1枚を選択して発動する

選択したカードを破壊する

 

「俺はセットカードとシャークのリバースカードを破壊する‼」

フィールドに突風が吹き荒れると俺とシャークのリバースカードが吹き飛ばされていく。

 

「激流蘇生だったか」

大方、エアロ・シャークを蘇生しFA−ブラック・レイ・ランサーに繋げるつもりだったんだろう。

「俺は破壊した呪われた棺の効果を発動する‼」

 

呪われた棺

通常罠

セットされたこのカードが破壊され墓地へ送られた時、相手は以下の効果から1つを選択して適用する

・自分の手札をランダムに1枚捨てる

・自分フィールド上に存在するモンスター1体を破壊する

 

「さあ、選べシャーク‼」

「…俺は手札をランダムに1枚墓地に送る」

そう言うとフィールドに現れた棺が僅かにズレ、中から黒い何かが伸びると手札を1枚奪い取った。

 

「俺はセイクリッド・レオニスを召喚‼」

俺のフィールドに白いマントをはためかせ、指から青白い鋭利な爪を突き出した獣が現れた。

「さらに、レオニスの効果により俺はこのターン、セイクリッドと名のつくモンスターを1体召喚できる。セイクリッド・カウストを召喚‼」

レオニスの隣に白と黄色の見慣れたケンタウロスが現れる。

 

「カウストの効果発動‼ レオニスのレベルを1つあげる‼」

 

セイクリッド・レオニス ☆3→4

 

「レベル4が2体…来るか‼」

「俺は2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築‼エクシーズ召喚‼ 現れろ、No.52 ダイヤモンド・クラブ・キング‼」

2体が球体となり、爆発が起こると背中に巨大なダイヤモンドを背負った蟹が現れた。

2つの爪をシャキンシャキンと開いては閉じ、エアロ・シャークを威嚇する。

 

「ダイヤモンド・クラブ・キングの効果発動‼ ORUを1つ取り除き、このターンの間攻撃力を3000にし、守備力を0にする‼」

 

No.52 ダイヤモンド・クラブ・キング

0→3000

3000→0

 

「いけ、ダイヤモンド・クラブ・キング‼ エアロ・シャークに攻撃‼」

「ぐっ…‼」

 

シャーク LP4000→2900

 

「攻撃を行ったことで、ダイヤモンド・クラブ・キングはバトルフェイズ終了時、守備表示になる‼ ターンエンドだ。ダイヤモンド・クラブ・キングの効果も無くなり攻守も元に戻る」

 

真月 LP4000

手札 2

モンスター 1

No.52 ダイヤモンド・クラブ・キング 守備

魔法・罠 0

 

「やるじゃねぇか、真月」

腕でダメージから身を守ったシャークが不敵な笑みを浮かべる。

 

「俺だって負けっぱなしってわけにはいかないさ」

「俺のターン、ドロー‼ …なら、これはどうだ‼ 俺は浮上を発動‼ 墓地のスターフィッシュを特殊召喚する‼ さらに、スターフィッシュの効果でスターフィッシュのレベルを1つあげる‼」

 

スターフィッシュ ☆3→4

 

「さらにセイバー・シャークを召喚‼」

シャークのフィールドに頭に鈍く光る大きな刃がついた青い鮫が現れた。

「セイバー・シャークの効果発動‼ 1ターンに2度まで魚族モンスターのレベルを1つ上下することができる‼ 俺はセイバー・シャークとスターフィッシュを1つずつあげる‼」

 

スターフィッシュ ☆4→5

セイバー・シャーク ☆4→5

 

レベル5が2体…でも、シャークのランク5はたしかシャーク・フォートレス。

攻撃力は2400。守備力3000のダイヤモンド・クラブ・キングには…

「2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築‼エクシーズ召喚‼ 現れろ、No.73 激瀧神アビス・スプラッシュ‼」

シャークのフィールドのモンスターが球体になり、一際大きな爆発が起こると白いマントをはためかせ、青と黄色の鎧を着た遺跡で見たあのナンバーズが現れた。

 

「シャーク、そのナンバーズは…」

シャークの前世にとって切り離せないナンバーズ。

それを使ったということは…

 

「俺はアビス・スプラッシュの効果発動‼ ORUを1つ使い攻撃力を2倍にする‼」

 

No.73 激瀧神アビス・スプラッシュ 2400→4800

 

「‼」

守備力を上回った…‼

「いけ、アビス・スプラッシュ‼ ダイヤモンド・クラブ・キングを攻撃‼」

アビス・スプラッシュが大きく槍を振るうとそのままダイヤモンド・クラブ・キングの硬い甲殻を刺し貫いた。

爆発と共にダイヤモンド・クラブ・キングが消え去る。

 

「くそっ…‼」

「1枚伏せてターンエンドだ‼」

 

シャーク LP2900

手札 0

モンスター 1

No.73 激瀧神アビス・スプラッシュ 攻撃

魔法・罠 1

⁇?

 

「さあ、真月。お前のターンだ」

シャークは不敵な笑みを崩さず俺に言い放つ。

シャーク、お前の真意は一体…




いかがでしたでしょうか?

そんなわけでちょいちょい時間がズレたりしますが、本作はきちんと頑張ります。
それでは。

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