SUSANOWO麻雀紀行   作:Soul Pride

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 ──個人戦、二日目。激闘続くこの県予選も、大詰めを迎えようとしていた。

 日は暮れて落ち、夜の帳がすっかり降りている。だが会場は、夜闇を照らす炎の如く、熱気に溢れている。

 この大会で、一番が誰であるのかを決める。すなわち、長野で一番麻雀が強い高校生男子を決定しようとしている。

 実況解説席に座る西間プロは、この大会が予想外の展開になっていることに驚いていた。化物が存在しているにも関わらず、この他の選手との勝負が成立している事実。『怪物』がこの大会にいること以上に、本来ならば当たり前のことが信じられずにいた。

 ……手を抜いている?力が落ちている?あり得ない。麻雀で本気にならない、本気になれる状況を整えないのは、化物ではない。

 西間耕介は、無能ではない。仮にも東征大に属した経験があり、プロとなるくらいには嗅覚が利く。

 ……原因は、結果を洗い出せばすぐに見つかった。

 現在、一位を独走する佐河信一に続く、二位。大きな点を取るような圧倒的な対局はないが、着実に全対局を一位を取っている選手がいる。

 清澄高校、須賀京太郎。所属が信一と同じ、清澄。あの化物と、無関係だとは到底思えなかった。

 

「現在一位の佐河選手は、インターミドル三年連続準優勝の元ユース選手といった実績のある大物選手、追う二位の須賀選手は麻雀を始めたばかりの天才ルーキー。二人とも、女子団体戦を制した清澄の選手ですね!小規模ながら、精鋭が揃った高校なんでしょう……西間プロ?」

「天才?誰が」

「あの、須賀選手ですが」

「天才なんて程遠いよ、アレは。才能なんて皆無だ」

 

 むしろ、麻雀で勝つには最も向かない選手だ。二位にまで勝ち残っている時点で、どうかしているしか思えない。

 相手を強くしてしまう雀士など、負けるだけだ。そんなヤツは麻雀をやるべきではないし、西間には見ていて不愉快だ。もし自分が指導するのなら、まず最初に即刻辞めろと言うだろう。

 ……だから自分に、後進の指導の仕事が割り当てられないのだと思う。その上で子供嫌いなのだから、わかっていても止められない。そういう仕事は、チームの先輩である子供好きの藤田プロにお願いすればいいとさえ考えている。

 

「……しかし、ここまで勝ち上がっているじゃないですか」

「そこなんだ。何で勝ててんのか、俺も不思議だ」

 

 ある意味で、アレはあの化物らよりずっと気持ち悪い生物だ。アレらはアレで、規格外ではあるが言い表しようのない強さが共通してあり、わかりやすい。

 才能が無いヤツは、麻雀をやるべきではない。強い奴は最初から決まっている運命である。弱肉強食の世界で勝ち残ってきた、西間耕介の自負だ。

 あんな理解の慮外にいる不細工な麻雀を打つ、須賀京太郎など理解したくない。苦しい状況ばかりが続き、それに喜んで飛び込むヤツの気が知れない。苦境を、汗だくになりながら真正面から踏破する馬鹿さ加減が気に入らない。……大した相手でもないくせに、辛勝して多いに喜ぶ姿は、不愉快極まる。

 ……だというのに、この震える拳は何だ。胸の奥底から沸き上がる、熱いものは何だ。

 

「…………何でだよ。何で、あんなに嬉しそうなんだよ」

 

 マイクも拾わない小さい呟きは、西間耕介の本音であった。

 ────俺は、麻雀であんな嬉しそうに喜べるか?ここ最近、打って楽しいと思えなくなっていないか。

 頭に過ぎった考えを振り払って捨て、そんなものは甘いと断じた。

 自分はプロで、結果が全て。勝つことだけが全てである。あんな風に、打つことは許されないし、そう打つことは軟弱な証だ。

 だがどうしてか。本心は、楽しんで打ちたいと願う自分がいる。振り払えない、自分がいる。

 ……幼き頃の、かつての自分がいる。勝って負けてを何度も重ねて、その度に一喜一憂を繰り返した日々の頃。大きい役を和了しては笑い、放銃しては悔しがる。単純に、麻雀が好きだった時の記憶。

 それが今、まぶたにこびり付いて離れない。

 

(……いいだろう、証明して見せろよ。それがどんな相手だろうと貫けるってんなら)

 

 このうちに湧き上がる衝動を、素直に認める。

 個人戦、最終戦。その組み合わせは、佐河信一と須賀京太郎が同じ卓として並んでいた。

 

 

 

 

 

 ──とうとう、この時がやってきた。

 それがやっと、なのか。もう、なのか。受け取る二人は、どうなんだろうと少し考えた。

 

「何でかな。体感じゃ何十年何百年経ったと思ったのに、ここまで来ると一瞬のことのように感じたよ」

 

 待ちわびた対局が、やっと出来る。誕生日を待つした少年の心地は、十分なほどに味わった。

 頭は冷えているが、心と体は熱く昂っている。理想的なコンディションを維持していた。

 信一と京太郎、二人は対局室の前で立ち尽くしていた。

 この中に入ったら、もう何も語ることはない。だからここで、言葉に出来ることは全部伝えようと思っている。

 

「俺、先輩たちには感謝してもし足りないです。お陰で、ここまで来れました」

「大したことはしちゃいないよ。俺らがやりたかったからやった、そんだけだ」

「それでも、言わせて下さい。ありがとうございます」

 

 真正面からの京太郎の感謝に、照れくさくなる。直球で礼を言われるなど、信一はあまり慣れていないことであったがために。

 礼を言いたいのは、信一の方であった。京太郎には、感謝しきれない。

 停滞と退屈に蝕まれつつあった自分たちの麻雀を、蘇らせたのは京太郎だ。勝ちたいと思える目標でいてくれたのは、京太郎だ。

 

「悪いが、俺に負ける理由が無い」

「こっちには、負けられない理由があるんです」

 

 佐河信一には、負けない理由がある。自分の大切な者たちが、応援するためにここまで訪れてくれた。ならば、負けるわけがない。

 須賀京太郎には、負けられない理由がある。自分を最強であると奉じてくれる人たちがいる。ならば、負けるわけにはいかない。

 一瞬、二人の間がピリピリと緊張に包まれた空気となる。だが、らしくもないとすぐに笑みがこぼれてしまい、弛緩してしまう。

 それらの理由が譲れず、大切なものであるのは確かだが……本当は二の次である。この対局が自分らだけのものではないのはわかっているが、もっと理由は単純でいいのだ。もっと、わがままでいいのだ。

 ……彼らには、それが一番丁度いい。

 

「俺は、須賀京太郎に勝ちたい」

「俺は、佐河信一に勝ちたい」

 

 口にする必要がない程に、わかりきっていることだ。京太郎が、信一が、どう思っているかなど、互いに理解しあっている。

 それでも、あえて言う。アイツに勝ちたいという気持ちを、想いを、確固たるものにするために言葉に出す。

 これは……そのための儀式だ。

 

「お前を、超えるぞ」

「アンタに、勝つ」

 

 交わす言葉はそれだけに。そこから先は、何も言うことは無い。

 総ての決着は牌で決める。雀士とは、化物とは、そういう生物だ。

 ……あの日に、東征大の帰りに誓った宣誓を。今日ここで、現実にするために。

 

 

 

 

 

「どっちが勝つと思う?」

「「信一」」

「即答かよ、お前ら……」

 

 観戦室にて、彼らの対局を見届ける治也、命、浬、そして永水の娘たち。

 同じ大会に出場する以上、いずれ必ず衝突するだろうと思っていた京太郎と信一。それが最終戦にまでもつれ込むことは……薄々そうなるだろうと感づいてはいた。

 化物らは、夢見がちなところがある。戦う舞台に拘ったりするところは特に顕著だ。彼ら四人がインターミドルの決勝戦で覇を競ったことが二度続いたのは……そういう理由だ。

 ドラマチックな戦いはドラマチックな舞台で。無意識のうちに彼らはそう望み、化物という存在するだけで影響を与えてしまう存在のために、無意識のままに実現してしまう。

 

「だが、浬。お前だって京太郎が勝つとは思ってないだろう」

「まぁ、ねえ。……今のところは」

「そうね。今のところは」

 

 全員一致で信一が勝つ。あくまで予想だが、化物同士の対局……それも二人によるものであれば、運と偶然に縛られた麻雀に比べれて比較的予想がしやすい。そこに偶はなく、運はなく……練度と情熱の強さで、決定付けられる。

 力と力のぶつかり合いであるのなら、力が強い方が優位だ。そして明らかに、信一の方が強い。恐らく、化物四人の中で今、最強であるのは間違いなく彼だ。同格であるはずの治也と命が、はっきりと上と認めざるを得ないくらいに、佐河信一は覚醒した。しかもその力の使い方を、京太郎に感化された東征大級の選手たちを相手に、使いこなす始末だ。

 現時点で、信一が勝ち、京太郎に勝ちの目は無い。それが彼らの共通見解……そう、含みを持たせた言い方をしていた。

 

「……何か、含みのある言い方ですね」

 

 永水の石戸霞がそれに気付いた。彼女たちも、それに気付いていた。

 応援する信一が確実に勝つ、とは彼らは言い切っていない。それがどうにも引っかかっていた。

 それほどまでに、須賀京太郎は何かあるのか。自分たちが最強と奉じている彼が、僅かでも負ける可能性があるほどに。

 

「まあね。私たちの経験からすれば、今の信一に勝てる奴なんていないわ。一歩先んじられた気分よ」

「普通なら、な」

「普通ではないと。彼が」

 

 その問いに、彼らはニヤリと笑みを浮かべて答えた。

 須賀京太郎が普通であるはずがない。否、そもそも定規杓子で測れる男じゃない。

 

「東征大でね、トビ無しルールで、俺、浬、信一とで打ったよ。京太郎は」

 

 忘れもしない対局だった。彼らにとっては思い起こせば、鮮明に蘇る記憶である。

 

「……結果は?」

「俺の勝ち」

「勝たせてやったんだ、勘違いするな浬」

「あー、負け犬の遠吠えが心地良いわー」

 

 負けず嫌いの治也が浬に突っかかり、その反応に満悦する。浬にとっても、あの勝利は偶然が重なったものであるとはいえ、勝ちは勝ちだった。しかも、化物らから拾った勝利だ。

 ……しかし、あの対局は浬の勝利という結果だけが全てではない。過程の中で、治也と……そして信一にとって決して無視出来ないことを、京太郎は成し遂げている。

 

「永水の皆さん。信一が麻雀でトんだことってあります?」

「いえ……そもそも二位以下になったのもあの決勝以外は見たことは」

「まさか……!」

「その対局で、信一と治也は……他ならぬ、須賀京太郎にトバされたよ」

 

 ギョっとした顔で、彼女たちは画面に映る京太郎を見た。

 佐河信一は天才だ。真の『天才』の能海治也には及ばずとも、その才は神を足蹴にする。その力は天井知らずで、何にもたとえられないから『怪物』と呼ばれるようになった。

 彼女たちは、麻雀に特化した力を持たない。別用途に使われる力を、麻雀用に調整を施している。しかし、信一は別である。そもそも神に頼らず、佐河信一本人が将来、神の一席に名を連ねることが約束されており、その権能は戦争と賭博を司り……事、遊戯で負けることがよっぽどの例外がない限りあり得ない。

 その例外に、須賀京太郎もまた、数えられるということ。

 

「現段階で、信一の方が上回っている。だがそれでも、京太郎が怖い(●●)

 

 何が起こるか、何を起こすか。それがまるで読めないから、京太郎は怖い。そう、治也ははっきりと認めた。それは浬も大きく頷いており、今の自分があるのは京太郎の叱咤が原因である。

 何もかもを、ご破算にする。実力差も、停滞も、倦怠も、諦観も、絶望も……みんなまとめて、壊してしまう。それが須賀京太郎という雀士だ。

 あの時の対局は、今以上に力の差が大きく隔ていた。なのにも関わらず、京太郎は『怪物』と『天才』の喉元に食らいついていた。

 想定など、何の役にも立たない。何もかもを絞り尽くした満身創痍から、限界以上の力を引き出してきて、自分の身の負担を平然と超えるような進化をするような男である。

 何故そんなことが出来るのか。そんなもの、『京太郎だから』で全ての説明が済む。解析に特化した治也ですら、あの敗因を洗い出した時に、そう結論付けることしかできなかった。

 

「けど、今は彼をよく知っている。そういうものだって、信一はわかっている」

 

 前回、京太郎に後塵を拝したのは、その性質を知らなかったからではないかと命は考える。立ち会っていなかった彼なりの考察であったが、知っていると知っていないではまるで違う。

 信一の優位は変わらない。今の彼であれば、想定を上回る京太郎のさらに上を超えることだって不可能ではない。

 忌々しくも誇らしくも、命は昨日の信一の覚醒を目の当たりにしてそう確信するしかなかった。

 

「この勝負の要点は、誰が誰を上回るだけじゃない」

「誰が、ド肝を抜かせるか、だ」

 

 

 

 

 対局室に入ると、他の二人は既に席を決めていた。

 男子団体戦を制した、松代高校。そのレギュラーメンバーである遊楽清治と山科圭吾。現在、五位と六位で並んでいる。スコアは二位から七位まで、大きな差がなく続いていた。ほぼ代表確定している信一を除いた、残り代表枠の二つを争える範囲内にある。

 卓で待つ二人は察した。この個人戦の台風の目が、あの二人であると。この大会は、あの二人を中心に渦を成していたと。同じ学校であるのが尚更怪しい。

 佐河信一というビッグネームは知っている。インターミドル三年連続準優勝者の元プロユース……高校麻雀(アマチュア)に関わるはずのなかった『怪物』だ。

 そして須賀京太郎という全くの無名の新人……ではなかった。全国最強校東征大付属の牌譜、そのゲストとして彼の名前があった。部員一人一人がトッププロ。誇張ではない謳い文句があるほどのその場所で、彼は勝利を挙げている。さらにこの会場に渦巻いている熱気、そして選手全員に宿っている焦げ付きそうな闘争心。その火種は、間違いなく彼だ。

 ────勝ちたい。勝ちたい勝ちたい勝ちたい勝ちたい勝ちたい!!そう想っていて、そう願っていて、そう餓えている。打ってもいないのに、かきむしりたくなる疼きは留まることを知らない。

 相手は想像もつかない化物。ああ、本望。自分らの知らない麻雀を、もっと教えてくれ。

 こうして対峙出来る今に、感謝を。こんなにも楽しい麻雀に出逢わせてくれて、ありがとう。

 松代の二人の想いを京太郎は受け止め、応えるように微笑んだ。楽しい麻雀をしよう。その想いは、ここにいる全員の……この会場の選手全員の総意に違いないから。

 勝った奴が、心から喜んではしゃげる麻雀にしよう。負けた奴が、心から悔しがって泣ける麻雀にしよう。

 卓を囲んで打った全員が、打ってよかったと思い出に浸れる麻雀にしよう──!

 親決めの結果、起家が信一。山科、遊楽、そして京太郎と続く結果となった。

 

(想像できる範囲で最悪の出目だな……!)

 

 そうなるだろうな、と自分の性質を鑑みればと京太郎は予測は出来ていたし納得していた。最悪が当たり前、終始において窮地。それが須賀京太郎に付いて回る、宿命であると。

 起家のアドバンテージ……それも佐河信一であるのなら、ほぼこの東一局で終了すると断言していい。

 

(俺が起家、か……)

 

 信一にとっては理想……理想的過ぎる展開である。彼の戦績からして、起家を獲得した対局における勝率は同じ化物である彼ら相手でも三割を割らない。無論、都合良く起家になる確率は非常に小さく、彼ら同士の対局でまず最初にするべきことは、信一の起家を全力で阻むことである。

 京太郎たちも、信一に起家を取らせてはならないと全力で抵抗はしたが……やはり、京太郎本人の性質が信一にも作用したせいか、ただでさえ大きい差がある上でさらに強化された。

 現状、最序盤の流れを掴んだのは信一であるのは明らかである、が──。

 

(ヤバい、な)

 

 ──同時に、信一にとって最も追い込まれた状況でもあった。

 普通、それを好都合と。優位であると受け止める。だが信一は、まるでそれを信用しない。

 須賀京太郎から発せられる力を、あてにしてはならない。彼の極まった資質から伝染する熱は、一度は己を蝕んだ毒である。

 他の者らを引き上げることに適していたとしても、同格の化物らには過ぎた物にしかならない。

 力を使えば使うほど、強く力を込めれば込めるほど。(どく)の回りは早くなり、力の制御が利かなくなり、暴走の一途をたどる。京太郎と直接対局するとなれば、女子たちの対局から彼の影を見るものより、何万倍の効き目がある。

 

(長期戦はまずあり得ない。最速で半荘一局を終わらそうとも、京太郎は間違いなく今の俺を超す。そんだけの進化速度がある)

 

 窮地であればある程に、京太郎の進化速度は加速を極める。半荘一局分……東場四局南場四局、計八局分も猶予もなく、須賀京太郎は佐河信一を超すだろう。悠長にしていられる時間は、一巡分も存在しない。

 ならば、この対局。この東一局、親佐河信一のこのタイミングこそが。須賀京太郎を仕留める唯一の機会であると直感していた。

 心を鎮め、明鏡止水に至る。波紋の一つも立たなくなり、明鏡止水を超えた鋼の境地へ。人生変神(じんじょうへんか)──人でありながら神、神でありながら人、矛盾しながらも両立する、一個における究極系。揺れない心を持ち、佐河信一の天賦の才と能力の全てを結集させた力そのものだ。

 わからないから、オカルト。オカルトとは、別世界の法則であり、故理解ができない。そのオカルトの天才(スペシャリスト)、佐河信一は史上誰よりもその分野に精通している。わからないものを、わからないままに……あわや全戦力の解放をしかけてしまったために、彼は自身を基点に人間大の別世界へと成り果てた。

 最初から全力。手心、加減、一切無し。全戦力一歩手前で、短期決戦をかける。

 決するは、東一局。

 

「やろうか」

 

 ……敵は、世界(かいぶつ)

 

「はい」

 

 ……敵は、『魔王』。

 

「ああ」

「うむ」

 

 ……敵は、『勇者』たち。

 ここに、味方は存在しない。ここに敵しか存在しない。立つべき頂点はたった一人。

 インターハイ、長野県男子個人戦予選……最終戦。

 ────対局、開始。


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