Girls und Panzer雄型外伝~Our Panzer~ 作: Friedrich
す!
月曜日、火曜日、水曜日は、いつも通りに訓練をした。
内容は、筋力トレーニングをし、
装填手と砲手は射撃訓練、
他は隊列を組んでの移動をした。
その後、行進間射撃をした。
木曜日は今使っている戦車を入れ替える為に、
整備をした。
そのあいだ、 東條を始め、隊長、副隊長は、
新しい戦車の乗員を考えていた。
新しい戦車は
T−44
IS−3
ティーガーⅡ
M18スーパーヘルキャット
但し、これらはあくまでベースであり、
実際は規則で出来る最大限まで改造されたものだそうだ。
まずは、新しい戦車の特長を考えた。
まず、T−44。
これは数的には主力で、装甲は、火力はパンターと同じ70口径75㎜砲に換装され貫通力は至近距離ならティーガーⅠの88㎜砲よりも強い、機動性も最速50㎞/h程度と良い。
次にIS−3。
これは2台と少ないが、これはフラッグ車の役をする為のチョイスらしい。装甲は傾斜装甲でアメリカの90㎜砲を弾いただけあって硬い所はかなり硬い。弱い所は予備の履帯などで強化するそうだ。機動性はかなり強化されているらしく、最速50㎞/hとT−44と遜色ない程高い。主砲は122㎜砲から70口径75mm砲に変わった。これは、スターリン戦車が装弾数が少ないという問題を解消するためと砲の種類を強力な割に比較的砲弾が安い71口径88㎜砲と70口径75mm砲に絞って、コストを安く抑えるためだそうだ。
ティーガーⅡは装甲と火力は言うまでもなく、トップクラス。機動性はティーガーハイブリッド化キットでポルシェティーガーと同じハイブリッドに改造され、足が遅くなり、登板能力は落ちたが、故障が減ったそうだ。
最後にM18スーパーヘルキャット。これは、WW2中最速の装軌車両で、90㎜砲から71口径88㎜砲に換装されている。また、元々はオープントップで戦車道で使用できなかったが、天板設置により使用が認められた。
また、88㎜砲は砲身が長い為、バランス調整の為にバラストを積んでいる。機動性も向上させている。ただ、装甲が薄い為、正面から突撃するというよりは、待ち伏せや機動性を活かながら遠距離射撃での攻撃をする。
まず女子から挙がった意見はティーガーⅡはすべて男子の小隊が担当することだ。ティーガーⅡは故障こそ減らしたが、履帯や転輪が外れやすく、修理が頻繁に必要だからだ。
次にM18は女子の大会のことを考え、女子の小隊が担当することになった。
IS−3は男女1台ずつになった。上坂と欣一が車長を務めることになった。
T−44は男女半数ずつだ。
次にどうやって他の乗員を決めるかだ。
遠距離射撃をメインとするティーガーとヘルキャットは射撃が上手い人を優先的に回し、フラッグ車をするIS−3は操縦の上手い人を優先的に回すことになった。
それを決めるのは、明日からだ。
多分、「戦車がルール違反じゃないか」と思う人がいると思いますが、これはルール改正でWWⅡの装備か連盟公認の装備であればOKと言うことになりました。
ティーガーⅡの「ティーガーハイブリッド化キット」は原作の「ヘッツァー改造キット」の類です。
他にも「パンター強靭化キット」(パンターは足回りが故障しやすい)
「チハ・チイ火力強化キット」(タ弾を撃てるようにする)
「防火キット」(火災を起こしやすい戦車もあるため)
など
ちなみに、原作では、学生服で戦車に乗っていましたが、本作ではヘルメットと難燃つなぎ着用です。
原因は原作で頭を強打する人がいたから。あと、安全第一。(ガールズ&パンツァー戦車道雄型第18話を参照)