Girls und Panzer雄型外伝~Our Panzer~ 作: Friedrich
ボツった原稿を投稿しました。
今日の訓練は、
11vs11の紅白戦だ。
赤組はウラジーミルとエミが
白組は征爾が指揮をとった。
俺と上坂が征爾を補佐する。
!
赤組はブラウダ高校戦を想定して、待ち伏せ作戦を取る。火力もISU−152があるから、かなり強力だ。しかも、あの二人は男女の副隊長だが、戦車道の強豪国でも名を知られている。実力はかなりのものだ。
幹部で話し合い、4両、3両、3両の3小隊で待ち伏せしている戦車を潰していくことにした。
小隊ごとに分かれた後、すぐにフラッグ車が姿を見せた。
しかし、狙いを定める前に丘の影に隠れた。多分、丘の東側の林で待ち伏せているだろう。。
「よしっ、俺について来い!」そう言って行方を追おうとしたその時、
ドーン!!
不意に砲撃を受けた。
慌てて、周りを見回すと、後方にISU−152が待ち伏せていた。
しかし、1両しかないので、構わずにフラッグ車追跡を続けようとした。
しかし、丘の影からは4両のT−34が出てきた。
どうするか
前は、T−34が4両、左右は通れない。後ろはISU−152が1台、後ろを強行突破するしかない。最悪2両やられるかもしれないが、やむ無し。
「一列縦隊で蛇行して後退、3号車は俺の前、最後尾は正面をISU−152に向けろ!」
隊列を変えて、後退した。
至近弾が何度も掠める。
「2、1号車、順に榴弾発射、どんどん撃て。標準をぶれさせろ!3号車、ISU−152の履帯を切れ!」
撃破はできないが、やられる確率は減ったはずだ。
「こちら4号。履帯切りました。」
ISU−152はしばらく無力化できた。
「全速後退!真っ直ぐだ!」
ISU−152の後方まで下がった。
そして、ISU−152の後ろから撃ち抜いて、撃破した。
そうすれば、盾ができる。
上坂の小隊が救援に来ると連絡があったから、それまで持ち堪えればいい。
「ショットトラップを撃て。」
T−34/85の砲塔は傾斜装甲は打ち抜きにくいが、下半分に当たると装甲が弱い車体上部に当たるのだ。
「13号車を撃破!」相手は3両になった。
「こちら東條小隊。4両と交戦中。囲まれた。上坂小隊は援護に来い!欣一、目の前の相手を釘付けにしろ!」
征爾から無線が来た。
「了解。」
「OK、任しとけ。」
ドーン!
「こちら3号車、すまん、撃破された!」
「場所が悪いから、仕方ないさ。2号車、3号車を盾にしろ。」
相手は丘の反対側に逃げ道がある。そこから味方に攻勢をかけられるとまずい。
「こちら東條小隊、1両撃破し包囲を脱出した。」
「おい、征爾 。丘のの東側に2両よこしてくれないか。」
「OK、上坂小隊に向かわせる。」
「こちら上坂小隊、今から参ります。」
これで何とか丘の上は釘付けにできる。
問題は他の敵がどう出るかだ。
「こちら上坂小隊。待ち伏せ攻撃を受けて5号車が撃破された。」
「大丈夫か。」
「後ろの車両が待ち伏せていたのを撃破したよ。」
待ち伏せか・・・。
「征爾、相手の残りは何処か分かるか?」
「把握できていない。」
「偵察を出した方が・・・、」
「分かっている。」
「こちら、9番、敵フラッグ車を捕捉した。場所は・・・・・・。」
「こちら11号車、了解した。周りにいる伏兵を探し出してくれ。」
「こちら10番、伏兵を捕捉した。場所は・・・・・・。フラッグ車を追う時に通るかもしれないので、注意してください。」
「こちら東條小隊、今からフラッグ車へ攻勢を掛ける準備をする。9号車、8号車は伏兵を排除しろ!10号車はフラッグ車を今から言う場所におびき寄せろ。」
「「「了解!!!」」」
「こちら上坂小隊。丘の上の敵がこちらに攻勢を掛けています。」
「落ち着いて、撃破しろ!できなくても、行方を追え。」
「こちら、上坂小隊、1両撃破しましたが、残りの2両は、突破されました。ただいま、追跡しています!」
「欣一、伏兵狩りに加われ。」
「こちら、9番、相手の偵察を発見。フラッグ車からの偵察のようです。こちらに気づいていないないので、追跡します。」
「こちら、8番。ISU−152を発見。西から味方のフラッグ車を狙っています。すぐに・・・、」
「全速前進!!!」
ドーン!!!ISU−152はフラッグ車が動くと同時に発射した。あとほんの0.1秒でも遅かったら、撃破されただろう。
「危ないところだった・・・。」
「征爾、伏兵の位置は把握できたか?」
「まあ、一応。攻勢を掛けようか。」
「おう。」
「さっきの指示の通りに動け。」
そうして、伏兵を潰しにいった。
味方は3両やられたが、確実に敵を潰していった。
残りフラッグ車と2両となり、最後の攻勢をかけていった。
しかし、残りの2両が巧みに待ち伏せて、残り3両まで減らされた。
結局、待ち伏せている味方が撃破した。
監督は「ブラウダは、まだまだ手強いぞ。これでは、ボロ負けだ。」と辛口だった。
明日はブラウダ戦。
その後は、整備をして、ゆっくりとした。
後書き
次回はブラウダ戦です。
あと、8話で打ち切ります。
書いてないんで。