聖なる夜に八幡が明日奈を迎えに行く 作:サンタクロースV3
原作:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
タグ:アンチ・ヘイト クロスオーバー HACHIMAN嫌いは読まないで 作者は原作未読 アンチヘイトは念のため 真の愛の勝利 駄文 作者は豆腐メンタル ソードアート・オンライン
※八幡×他作品ヒロイン
今日は12月24日。
比企谷八幡は彼のヒロイン明日奈を迎えに行く。
花束を持って仲間達の応援を受けて、彼は花嫁を迎えに行く。
彼が明日奈の家の呼び鈴を鳴らすと、彼女はやってきた。
そしてドアを開けて花束を抱えた八幡の姿を見ると、彼女は口元を押さえた。
その瞳は潤んでいる。
「明日奈、俺と結婚してくれ」
八幡は男らしくそう宣言した。
明日奈は、何も言えずに、ただ固まっている。
そうしていると、明日奈の保護者が家から出てきた。
「娘は迷惑しているんだ。今すぐ帰れ」
そう言われたが、引き下がる八幡では無い。
「それは俺がボッチだから駄目なのか?
イケメンじゃないから駄目なのか?
明日奈はそんなことで差別をする女なんかじゃない。
俺達は本物の愛で結ばれていることは明白。真理。絶対だ。
運命はそう決まっている。
ふざけるな。俺は宗教団体八幡至高教の教祖になったんだぞ!!
逆らうのか?
そうじゃない。そうだよな、みんな!!」
「「「そうだ、そうだ。不当だ。差別だ。
大人しく明日奈ちゃんをこちらに差し出せ」」」」
八幡の後ろに集まったのは、彼の信者である仲間達。
明日奈が八幡代表のものになった暁には、彼らも八幡の代理として明日奈を自分のものにしても良いことになっている。
だからこそ、信者達は何としてでも明日奈を自分のものにしようとする。
「「「不当だ。差別だ」」」
彼らは大きな声で騒ぎ立てる。
明日奈は怯えて蹲っている。
「もし、俺のものにならないなら、お前のあることないことネットに書き込んでやる。
お前の保護者の会社の公式サイトの掲示板も荒らしてやるぞ。何度だってやってやる。何度だってここに来てやる。それでいいのか!!」
八幡は堂々と胸を張って言い切った。
「「「流石八幡!!」」」
信者達もそれに乗っかかった。
「すみません、警察ですか?
今聞こえたとおりです。例の団体が脅迫しにきてます。
はい、もうすぐ来るんですね。有り難うございます」
八幡や信者達とは似ても似つかない爽やかな顔と声をした少年が、スマホを耳に当てながらやってきた。
「ヤバい、逃げるぞ」
「「「チクショー」」」
「和人君!!」
和人と呼ばれた少年は、電源の付いていないスマートフォンをポケットにしまった。
そう、彼は警察を呼ぶフリをして、迷惑な宗教団体をたった一人で追い払ったのだ。
何というアドリブ力。
これは彼らには到底出来ない圧倒的アドリブ力であった。
「ごめん、遅くなった。
それとメリークリスマス明日奈」
二人は幸せなキスをして終了。
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