鬼哭劾―朱天の剣と巫蠱の澱―   作:焼肉大将軍

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 最強の魔術は何か!?







interlude

 

 † interlude †

 

 時を少し遡る。

 遠坂邸から南に向かうと山林がある。

 雁夜達と鬼面の男との戦闘から数分後、そこに五つの人影があった。

 

「ホホ、遅きに失したのォ。魔術師殺し殿に何と言われるやら」

 

 戦闘の推移を睨んでいた一人が言った。

 スーツを着た初老の男である。

 整った身形、紳士然とした佇まいとは裏腹に、その節々から匂い立つ強烈な武の気配。何より遠坂邸に張られた結界を抜き、深夜、数百メートルは離れた場所の戦闘を看破しているという事実が、男が只者では無い事を告げていた。

 

 それもその筈。その場に集った五人全員が名うての魔術使い。

 アインツベルンの魔術師殺しに雇われたフリーランスの傭兵である。

 周囲には認識阻害の結界が張られている。彼等はその中で遠坂邸での戦闘の経過を観察していた。

 

「奴は何も言わんよ。結果にしか興味が無い男だ」

 

 筋骨隆々とした禿頭の男がそう言って煙草に火を付ける。

 

「ねぇ、それより行くの? 行かないの?」

 

 全員に向けて銀髪の女が聞いた。

 

「チャンスには違いないわよ。一人は瀕死。そのサーヴァントはガス欠で動けない。もう一人も怪我と消耗。結界は解れ、工房は戦闘でボロボロ。対してこちらは五人」

「遠坂の嫁と娘どころか、令呪二つとサーヴァントが一つ。幾らになるか見当も付かんな」

「アホか。危ない橋を渡るなら勝手にせい」

 

 禿頭の男は笑みを深くし、初老の男は首を振る。

 

「先の戦いは見たじゃろ。ワシは降りるぞ。どうせマスター二人はトゥリファスに向かう。ガキを攫うならその時よ」

 

 初老の男は手をヒラヒラと振って踵を返し、その場から離れた。それを見送り、痩身の男が腕を組んで口を開く。

 

「さて、爺さんはそう言うが、都合良く行きますかね? 遠坂の弟子が戻ってきたのは襲撃に備えてでしょう。なら、そのままノコノコと戻る筈が無い。手が出せなくなる可能性は十分ある」

「フン、ガキの使いじゃねぇんだぜ。行くべきだ。リターンはデカい」

 

 禿頭の男は不敵に笑い、他の三人も頷いた。

 ジュ、と音がして、禿頭の男が手にした煙草が燃え尽きた。瞬間、辺りは完全なる闇に包まれる。しかし、彼等の目は爛々と輝きを増していた。

 獲物を前にした高揚に瞳孔が拡大し、同時に発動した視力強化魔術によって、梟の如き夜目を手に入れる。決断した後の彼等の行動は素早かった。

 

 元々、彼等に与えられた任務は、遠坂時臣の子女の拉致。

 敵の家族を人質に取る事は広く誰に対しても有効な戦法であるが、それは敵の逆鱗に触れる事を意味する。魔術の家柄において一家断絶の持つ意味は殊更重い。情報が出回れば他陣営とも友好接触が難しくなるばかりか、外道を行うマスター打倒を旗印として敵の連携を招きかねない。

 

 尤も、聖杯を奪ったユグドミレニアと奪還を企む御三家という構図の出来上がっている此度の聖杯戦争においては少々趣が異なる。この聖杯戦争は詰まる所、トゥリファスを根城とするユグドミレニアを御三家がどう崩すかという戦いに他ならない。

 

 ユグドミレニアとの敵対は決まっているし、御三家の協力も決まっている。

 ユグドミレニアを血祭りに上げた後に、御三家同士で互いに相食む事も決まっている。

 故にこその誘拐だった。

 

 遠坂を使い潰してユグドミレニアを倒し、漁夫の利を得る計画。

 遠坂の内弟子である綺礼にも令呪が宿った事で、それは一層の効力を上げる筈だった。

 

 しかし、ここで問題が三つ。

 一つは間桐からの参戦者が臓硯から雁夜に代わっている事。無論、凛や桜の誘拐は時臣達だけでなく雁夜の逆鱗にも触れる事になる。二つは雇った連中が欲に駆られて逸った事。家族の命が握られている事を相手が知るタイミングは完璧に調整されなければならない。相手に対応の時間を与えるなど愚の骨頂であるからだ。雁夜と綺礼という予定に無い人間が居た以上、彼等は計画を練り直すべきだった。

 

 そして、三つ目。

 横合いから伸びた手が痩身の男の顔を掴み、グシャリ、と肉の潰れる音がした。

 戦慄が奔る。

 即座に残りの三人が跳び退り、彼等は敵から距離を取る。

 卵。

 まるで卵でも握り潰すかの様な手軽さで、ソレは人の頭部を握り潰した。

 痩身の男の身体が糸の切れた操り人形の様に力無く倒れる。

 フー、フーと荒い息遣いが闇の中で木霊する。

 そこには先程、綺礼と戦っていた鬼面の男が立っていた。

 

「ハッ、ハハッ、問答無用だな。何者か知らんが何処までも邪魔しやがる。仕方がねェ、お前ら合わせろ。ブチ殺してやる」

 

 言うが早いか禿頭の男の全身の魔術回路が励起する。

 飛び退くと同時に詠唱を終え、懐から取り出した拳銃の弾を中空へと放り投げる。直後、禿頭の男は大きく身体を仰け反らせ、火を吹いた。

 炎の吐息は見る間に大きくなって宙を舞う銃弾を呑み込み、鬼面の男へと迸る。火炎放射器もかくやという炎が鬼面の男の視界を覆い付くし、同時に、炎に呑まれた弾筒が炸裂し、弾丸が空を切る。

 

 男が操るのは炎だけでは無い。

 無造作に放り投げた無数の銃弾も、着火の際に弾頭が敵を向いていれば用を成す。

 炎に隠れ、撃ち出された弾丸が乱れ舞い、

 

「ハッ、あれだけの戦闘で消耗が無い筈はねェ。このまま――」

 

 同時に、鍔鳴りの音は禿頭の男の背後から響いた。

 禿頭の男は反射的に振り返り、そして見た。仲間の首が、腕が血飛沫と共に宙を舞う。

 背後を取られたと思う間も無く、鬼面の男の腕が翻る。

 禿頭の男もプロである。

 幾千と繰り返した魔術起動は、反射と同じ。危険を脳が認識するより猶速く、彼の身体を強化魔術が包み込み、その肉体を一つの岩盤へと変化させ――そして死んだ。

 

 無造作な右腕の横薙ぎ。ただその腕の一振りで、禿頭の男の上半身が千切れて宙を舞った。

 炎が視界を覆ったのは鬼面の男だけでは無い。

 炎を避けた鬼面の男の動きを、彼等は結局見切れず、あまつさえ炎に呑まれたものだと錯覚した。ただ一つ幸運だったのは、苦痛すらなく死ねた事だろう。

 ベシャリと音を立て、合わせて一人分の肉片が地面に落ちる。

 

「う、嘘……」

 

 残った魔術使いの女はそれだけしか言えなかった。

 鬼面の男は低く唸ると、大きく肩で息をしながら女へと近付く。

 

「言え。貴様等は誰の指示で動いている?」

「た、たすけ、ヒッ――」

 

 女が悲鳴を上げたが直ぐに止まる。彼女の首筋を鬼面の男が掴んでその身体を宙吊りにすると、勢い良く木の幹へと叩き付けた。

 

「答えろ!! 誰の命令で此処にッ――」

 

 鬼面の男が荒々しく女の身体を揺さぶり問い質す。その言葉の途中、ポタリと木の上から落ちた何かが鬼面の男の腕を食い千切った。

 黒い、握り拳大の蛭に似た魔蟲。

 無数の刻印蟲の大群が降り注いだのである。

 

「フン、ようやくお出ましかッ!!」

 

 鬼面の男は咄嗟に跳び退き、降り注いだ刻印蟲から距離を取る。一方、避ける事の出来なかった銀髪の女は成す術も無く魔蟲の餌食となった。見る間に肉という肉を食い千切られ、生きたまま魔蟲の大群に呑まれた彼女の断末魔の悲鳴が辺りに響き渡る。

 

 同時に響き渡る呵々大笑。

 鬼面の男が刀を抜こうとして、横へと弾き飛ばされた。

 一撃では無い。全身を無数の衝撃が貫き、鬼面の男は数メートルに渡って弾き飛ばされる。

 

「小癪――」

 

 鬼面の男は空中で受け身を取って着地。それに合わせ、木陰から飛び出た残る最後の魔術使い、初老の男が接近する。軽気功による瞬脚。その踏込は一陣の風の如し。

 

「千拿鎚――」

 

 接近と同時に初老の男の右腕が鬼面の男の脇腹へと奔り――540度程回転した。

 武術で云う立関節、などでは無い。迫り来る腕を掴み取り、鬼面の男は力任せに捻じり折ったのだ。そこからは一瞬であった。

 

 最速の居合とは何か?

 グシャリ、と音がしたと同時に、初老の男の胴体から血が噴出する。

 その頭部は陥没し、耳鼻からは脳漿が噴き出ていた。

 

「柳剛流・頭浴びせ斬り」

 

 最速の居合。

 その答えの一つが抜刀と斬撃を同時に行うコレである。

 敵の脳天に額を打ち付けると同時に左逆手にて抜刀。体重と腕力にて抜きながら敵の胴を圧し斬るという技。密着状態で、抜くと斬るを同時に行う事により、居合の要、鞘走りを排し、剣速に拠らぬ迅さを得る。が――

 

「――爆破」

 

 爆発が鬼面の男を呑み込んだ。

 

 頭蓋を砕いた。

 腕をへし折り、頭を潰して、胴を半ばまで切断した。

 その瞬間に、初老の男の唯一無事だった左手が鬼面の男の眼前へと伸び、爆炎を発したのである。

 

 それは掌を中心とした周辺空間の大気操作。

 指輪を打ち合わせ、袖先に仕込んだ管から噴霧した気化燃料に着火。魔術による大気操作で大量の酸素を送り込む事により爆発を生む。初老の男の奥の手である。

 即死した筈の初老の男の有り得ぬ反撃。

 次の瞬間、紅蓮を裂いて奔った拳が初老の男へと撃ち込まれた。

 対物砲の一撃でも受けたかの様に初老の男の身体が千切れ飛び、無数の肉片となって辺りに降り注ぐ。

 

 噴煙の中から顔を出した鬼面の男はそのまま魔蟲の大群を睨み付けた。爆発によって全身が焼け焦げ、纏った具足が高熱化しジュゥとその肌を焼く。それでも鬼面の奥、血走ったその目の眼光に揺らぎは無い。

 

「とっとと姿を現せ、臓硯。時間の無駄だ」

「カ、カカッ、良い玩具が手に入ったと思ったのじゃが、一蹴か。カカッ、やるのゥ」

 

 銀髪の女性を埋め尽くした魔蟲の群体が一塊になり、蠢くソレは次第に人影を形成していく。果たして、そこに現れたのは魔蟲の主、死んだ筈の間桐臓硯であった。

 愉快そうに呵々と嗤う臓硯に対し、鬼面の男は苛立たしげに吐き捨てる。

 

「チッ、化物が。貴様、どうやって生き残った。あの時、確かに貴様の本体は結界内にいた筈だ……」

「カカッ、そうさのう。確かに少々肝が冷えたぞ。しかし、この通り儂は生きておる。お主、千載一遇の好機を逃したのう。カカッ」

「質問に答えろ。蟲蔵を潰され、間桐には奴等がいた。結界を発動した時、貴様の気配が確かにあった。あの時、貴様の本体は遠坂邸にいた筈だ」

「フン、儂にも協力者がおってのぅ。それの手引きで結界を抜けれたというワケじゃ。カカッ、雁夜の到着が思いの外早かったからのぅ。お陰で助かったわ。カカカッ、腹が捩れそうじゃったぞ? お主と雁夜が戦い始めた時には――」

 

 言葉の途中、鬼面の男の右拳が臓硯の頭を殴り潰した。鼻から上が肉片に変わり、血飛沫と共に脳漿が辺りに撒き散らされる。

 

「黙って質問にだけ答えろ」

 

 しかし、それにも係わらず、臓硯は会話を続行する。

 吹き飛んだ血飛沫は直ぐに魔蟲に変質し、臓硯の足元へと集ってその身体へと還って行く。恐るべき光景だった。

 

「カカッ、無駄じゃ無駄。しかし、クッ、カカッ、貴様が番犬の真似事とは笑わせる。涙ぐましい姿じゃのゥ。まさか罪滅ぼしのつもり――」

 

 鍔鳴りが一つリンと鳴った。

 翻った刃が嘲笑毎、臓硯の身体を両断する。

 

「黙れと言った。貴様は――」

「御老公。遊ぶのはそれ位にして頂けませんか。この男、敵でしょう? こちらとしては厄介な手合いには早急に死んで頂きたいのだが」

 

 不意に頭上から振った声に、鬼面の男が顔を上げる。

 生い茂る木々の枝。凡そ数ミリ、子供でも容易く手折れる細さの枝葉を足場に彼等は立っていた。一人は先程胴体を両断された筈の間桐臓硯。そして、もう一人。

 ローブに身を包んだ痩せぎすの男。

 モノクルを指で弄びながら、眼下の鬼面の男をつぶさに観察している。

 

「貴様、何者だ?」

 

 鬼面の男の問いに男は恭しく一礼して応じる。

 

「どうもお初に御目に掛かる。私はユグドミレニアの末席に連なる者。ま、端的に言って、貴方の敵ですね。で、御老公、私としては連戦で疲弊した今が好機かと思うのですが。不確定要素は潰しておくに限る」

「やめておけ、ノイマン。この男、サーヴァント無しで殺すはまず不可能じゃ。さて、遠坂の女房と娘子を餌に、雁夜と遠坂の小倅を使い潰そうと思っておったが、こうなっては最早それも不可能。ここは退いてやろう。この貸しは高く付くぞ」

 

 ノイマンと呼ばれた男を止め、踵を返そうとした臓硯を鬼面の男の殺気が射抜く。

 

「馬鹿が。逃がすとでも思っているのか?」

 

 息を荒げ刀を抜く鬼面の男に対し、臓硯は呵々と嘲笑を返した。

 

「カカッ、言ったぞ。千載一遇の好機を逃した、と。貴様が幾ら強かろうと、最早、儂は殺せぬよ。それは貴様の方が良く分かっているのでは無いか?」

 

 悍ましい笑みを向ける臓硯の前に、ノイマンが進み出る。そして、

 

「ふむ、やる気かい? 私は別に構わないが、君の方はどうだろう?」

 

 ノイマンの言葉に合わせ、周囲に蠢く魔の気配が充満する。

 鬼面の男が周囲に視線を送る。

 木々の合間、鬼面の男を取り囲む様にソレらは展開していた。ソレは一見、人影の様に見える。だが――鬼面の男が息を呑む音がした。

ソレは人間では無い。人間である筈が無い。水死体を思わせる青白いブヨブヨとした身体で、軟体生物を思わせる触手が伸びている。頭部には目と口があり、全身が鱗で覆われている。見る者に生理的険悪感を与える異様。

 

 その醜悪なる怪魔達が三十体ばかし周囲を取り囲んでいた。

 だが、真に醜悪なのはその異様では無い。

 

「貴様……」

 

 鬼面の男の呟きは怒りで震えていた。

 

「見た目が悪いのは御愛嬌だが、結構使える連中だ。不気味の谷という奴かな。彼等は肉食で特に人の肉を好む。ああ、僕自身は戦闘能力が皆無でね。勿論、君には敵わない。君と戦えば、きっと私は死ぬだろう。でも、その時に手綱を失った彼等がどうなるか。試してみるかい? ああ、別にベットする事になるのは見知らぬ誰かの命だ。大した事じゃあ無い。好きにすると良いさ」

 

 ノイマンは顔色一つ変えずに言い放つ。

 要するに彼は、余計な犠牲者を出したくなければ大人しく死ね、と言っているのだ。

 鬼面の男は何も答えず、荒い息を吐きながら刀を構える。

 

「ふむ、抗いますか。消耗が激しい様ですが、彼等を相手に何処まで持ちますかね?」

 

 ノイマンが愉しそうに微笑む。その時、怪魔の一体が呻いた。

 

「ぅヴぉぉ、……れカ……た、すげ、て……」

 

 その言葉を引き金に、鬼面の男に怪魔達が一斉に躍り掛かる。

 鬼面の男は気付いていた。

 この醜悪なる怪物達の正体は元人間であると。

 魔術によって変質させられた被害者であると。

 自分と同様の存在であったと気付いていた。

 故に――

 血風が舞った。

 

 怪魔の俊敏性、膂力は羆をも上回る。硬質の鱗に覆われた皮膚は鋼の様に堅く、軟体生物の様な肉はあらゆる打撃を無効化する。

 それを鬼面の男は、藁の如くに斬り捨てた。

 

 銀光の瞬きと共に宙を舞った怪魔の身体がバラバラになって辺りへと降り注ぐ。跳び掛かった十数体の怪魔は一瞬で無数の肉片に成った。

 その様子を見てノイマンは静かに笑う。

 

「ほう、やりますねェ。これは確かに戦力を整えた方が良さそうだ。では退きましょうか、御老公」

「カカッ、トゥリファスで待っておるぞ」

 

 臓硯とノイマンの身体が闇に溶け込み、消えていく。鬼面の男も追おうとはしなかった。彼等の気配が完全に消え去ると、ノイマンの予言の通り、怪魔共がそれぞれバラバラの方向に向かって走り出したからである。

 

「聖杯に集る蛆虫共が……。アレは誰にも渡さん」

 

 鬼面の男は手近の怪魔を叩き潰すと、紅い瓢箪に入った神酒を煽る。

 それから、彼は逃げる怪魔の掃討に向かって走り出した。

 

 




 ルーン魔術、死霊術、召喚術、混沌魔術、陰陽術、錬金術、占星術、数秘術、カバラ、ブードゥー、卜占、呪法、巫術。

 多種ある魔術が、ルール無しで戦った時……。

 尋常なる決闘では無く……。

 英霊を召喚し、あらゆる武術、近代兵器まで用いた何でも有りの
『実戦』で戦った時、最強の魔術は何か!?


 今現在、最強の魔術は決まっていない。

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