インフィニット・ストラトス ~とある青年の夢~ 作:filidh
七月のはじめ、俺は町町へ向かうモノレールに一人で乗っていた。
別にIS学園を追い出されたからと言った事や何かしでかして逃げ出したというわけでもない。
普通にみんなで買い物をしに行く予定だった。そのはずだったのだ。
事の発端は単純である。
一夏の鈍感かつ唐変木な行動だった。
前日俺とシャルロットは一夏に
『臨海学校の買い物に行こう!!』
と誘われたのである。断る理由もないし俺はついでに簪も誘いみんなで行こうとした。
次の日準備を終え集合場所に着いた俺と一夏を待ち受けていたのは怒り心頭の6名の女性たちだった。
箒、セシリア、鈴、ラウラは一夏が来ると即座に一夏を怒りのままに問い詰め始めた。
何かと思って話を聞き、俺は唖然とした。
この全員での買い物、実ははじめ『箒と一夏のデート』だったらしいのだ。
この間の俺とシャルロットのアドバイスの後、すぐに箒は一夏に話しかけたらしい。
そこで箒は
『私と一緒に買い物にいってほしい。』
と一夏に言ったらしい。
そこで一夏と付き合って欲しいといわなかった理由は、恐らく箒自身が交わした約束を気にしての事だろう。そしてそのお願いは即座に一夏の了承を得たらしい。
ここまでなら何も問題は無い、問題は無いのだ……
だがこの
だが一対一で女性に一緒に買い物に行ってほしいといわれたんだ。普通デートだと思うだろう。しかしというかやはり一夏はそうは思わなかったらしい。
その後俺、セシリア、鈴、ラウラに声をかけそれぞれ
『買い物に行こう。時間は空いてるか?』
とだけいって誘ったのだ…
ああ、確かにみんなでとは言ってなかったな…セシリアたち3人が『自身がデートに誘われた』と勘違いしても仕方ない。
そして追い討ちをかけるようにこの箒たち4人は互いに相手を出し抜くチャンスだと思い、誰にもこのことを言わなかったのだ。
結果、集合場所で互いに顔を見合わせるまでそれに気がつく事はなかったらしい…
はじめ全員『自身が一夏に誘われた!!』と主張していたがシャルロットと簪が間に入り話をまとめた結果この事実が判明した。
はじめは全員敵だったが経緯を聞くとあまりにも箒がかわいそうだと思ったのだろう、全員で一夏に怒りをぶつけていた。
はじめ俺はその場を納めようとしたがシャルロットと簪の二人に止められ断念した。
二人いわく
『一度痛い目を見ないと駄目だ!!』
とのことらしい。まぁ……言うとおりだとは思うが一度で治るのならとっくに治っているだろう。これはある意味不治の病だ、一生付き合わないといけないだろう…
しかたなく俺はその場はシャルロットと簪に任せ、先に一人で髪を切りに町に向かって行ったのであった。現在俺の髪は肩にかかるほど長くなっており正直うっとうしかったのだ。
町に着くと目に付いた適当な床屋に入り、適当に短く切ってもらった。
先ほどまで入学からまったく髪を切っていなかった俺の肩までかかっていた髪は一気に短くなり結構な短さのショートヘアになっていた。
頭が軽くなる感じを味わいながら俺は駅前の集合場所に向かうのだった。
そして駅内にあるベンチ、ここに居ればあいつらが着いたときすぐにわかるだろうと俺は携帯音楽プレイヤーを耳に当てる。
そういえば最近落ち着いてこうやって音楽を聴くことも無かったなぁ…と考えながらぼぅっと周りの道行く人を見てみる。
皆同じ表情をしているわけではないが皆ある程度楽しそうに歩いていたり、何か急いでいるのだろう、早足で歩いていく人。
家族連れか何かだろうか?4人で仲良く手をつなぎながら歩いている。
あそこの少年たちはこれから遊びに行くのだろうか、切符を買って楽しそうに笑い会ってる。
なんというか平和な町だなぁ……俺の元の世界もこんな感じだったんだろうか…
そういえば最近は元の世界について考える事もなかったなぁ…
こっちの世界に来た当初は本気でいろいろ考えてたなぁ……
最近はそれどころじゃなくて考える暇すらなかったな…
俺が居なくなった後の世界はどうなってるのかな?
もしかして止まったままなのか、それとも俺は既に本体意識から離れていて本体の方は普通の生活を送っているのだろうか…
まぁどっちにしても今の俺には関係ないか……今はこの平和を楽しもう。
そんなことを考えているとベンチの隣に誰か座っている。
はじめはまったく気にしていなかった…しかしこの気配は覚えがある……
だがあえて俺は声をかけるつもりは無く音楽を聴き続けていた。
5分後向こう方は我慢の限界らしく俺に声をかける。
「……ちょっと……」
「~~♪」
「……気がついてるんでしょ?」
「~~♪~~♪~~!!♪」
「………IS展開するわよ?」
「……やめろ。」
そう声をかけ警告をする。ああ……さらば平和…
クソ、こいつとうとう俺の目の前にまで現れやがった!!
そう思いながらイヤホンをはずしため息混じりにそちらを向く。
そこには当初あった時のままのスーツ姿でサングラスをかけた女性。
ある意味シャルロットを助ける時に一番役に立つ情報をくれた人物。
そして何より俺の天敵である『スコール』、その人がそこにいた。
「………なんであん…スコール、お前がここに居る。」
「カザネ、あなたに会うために決まってるじゃない。後その髪型似合ってるわね。」
「……本格的にお払いに行ったほうがいいな……」
「ちょっと!?人をなんだと思ってるのよ!?」
「悪質なストーカー。最早怨霊レベルだな。」
「失礼ね。でも私をはじめ『あんた』と言おうとして『スコール』って言いなおしたから許してあげる。」
「約束は守る方なんでね。」
「あら?私と一緒ね。」
「…猛烈にやめたくなってきた……」
「照れること無いじゃない。」
俺が頭を抱えながらそうつぶやくとスコールは口元を押さえながら笑う。
クソ、楽しそうだな。
しかしこんなところに出てきたという事は俺がどう動いても恐らく自身を捕らえるものはないという確信があっての行動だろう。
そして同時に何か目的があるはず……いや、きっとあるだろう……たぶん…
と不安を覚えながらスコールにたずねる。
「何の用?僕これから友達と遊びに行くんだけど?」
「そう時間はとらないわよ。ちょっと話がしたいだけ。」
「……僕は話したい事は無いんだけど……」
「無理やりにやってもいいのよ?」
そう言って彼女は自身の首飾りを見せ付け俺に気迫を向ける。
恐らくISか……ブラフの可能性もあるし…指輪はつけていない…
発動するよりも前に彼女を押さえつけるように動こうと俺はその気迫を真っ向から打ち返した。とたん彼女はうれしそうな顔をする。
「っぅ~~~!!本当にあなたって最っ高。この程度はものともしないのね。」
「……冗談でもやめろ。ここの人たちは関係ないだろ……」
俺は真面目な顔でそう言い返す。
彼女は恐らくお遊びのつもりで俺にISを発動するといったのだろう…
だが冗談でもそれをやる事は俺には許せなかった。
俺が本気で言っていることを感じ取った彼女は平然とそのまま話し始めた。
「ふ~ん…関係ない人まで守ろうとするって言うのは本当なんだ…まぁいいわ。少しあそこのカフェでお茶をしない?もちろんあなたに悪いようにしないわ。」
「……騒ぎを起こすようならせめて場所を移せ。本気で相手してやる……」
「あら。それも面白いけど今回はやめておくわ。それじゃあ行きましょ。」
そう言ってしれっと喫茶店に向かっていく。
ここで無視をしようものなら彼女は間違いなく暴れるだろう…
仕方ないと考え俺はその後を付いていくのだった。
「いらっしゃいませ。ご注文は?」
「紅茶を一杯。」
「コーヒーと……このドーナッツ一つお願いします。」
「かしこまりました。ごゆっくりどうぞ。」
駅内にある店の、誰か到着すればすぐにわかる窓際の席に俺たちは座る。
スコールは紅茶、俺はコーヒーととドーナッツを頼むと店員は笑顔を向け去っていた。
さて、何から話すべきか……彼女は俺の顔を見ながらニヤニヤしている。
くそ…たぶん俺から何も言わないようならこのまま時間を潰すつもりだな…
「まず…」
「まずなに?」
「お礼だけ言っておこう。」
「……へ?」
「スコール、あんたのおかげで僕は自身の目的を果たす事ができた。これは本当に何でもないただのお礼だ。本当にありがとう。」
「………」
そういうと彼女はポカンとした顔をしている。
この手の女性は恐らくお礼は言われなれてないだろうと思い不意打ち気味に言ってみたが見事ヒットしたらしい。俺は笑いながら声をかける。
「どうした?」
「………いえ、なんでもないわ。…ええ、そのまま受け取っておくわ。じゃあ本題に入りましょう。」
「了解。って言ってもこっちがほしい情報なんて無いぞ?」
「……
「…僕がそれを知ってどうするというんだい?」
「さぁ?どう利用するかはあなた次第じゃない?」
「………」
と言ってお互い真面目な顔で互いの顔を見る。
彼女はバカではないし交渉に関しては俺以上だろう……
恐らく俺が現在持っている情報でほしいものがあるり、なおかつ俺が今後また交渉したくなるような情報は確実に持っているだろう…だがそれを引き出せるかどうかは俺次第と言ったところか……
そんなことを考えていると店員が注文した品を持ってくる。
「お待たせいたしました。紅茶とオリジナルブレンドコーヒー、あとはドーナッツでございます。ごゆっくりどうぞ。」
そう告げて品物を置き店員は去って行った。
………さて、今の俺でどこまで情報を引き出せるものか……
「まず俺が交渉の場に着くような情報は?さっきの情報じゃ弱いぞ?」
「……束博士の現状。」
「だからそんなもの俺が知ってどうするんだ?一切役に立ちやしない。」
「………じゃあさっきの二つの情報をあなたに教えるわ。」
「……それを俺に教えて初めて交渉の場に立ってやる。文句があるならこの話しは無しだ。」
と俺が強気で出ると彼女が気迫で押しながら声を出す。
「あら?私が今ここで暴れてもかまわないの?」
「その場合全力で止めてやるし、君にメリットは無いぞ?」
「
「
と言ってこちらも気迫を出す。
実際止められるかどうかは五分五分だ…
だが現在ここには一夏たちも向かっている…そのことを考えればとりあえず軍が来るまでスコールを抑える事はできるだろう……
さらに武器が無い程度でまけるわけには行かない…俺が渡す情報で確実に不幸になる人物が居るのだ。生半可な理由で、脅されたからと言って渡すわけには行かない。
スコールとしばらくにらみ合うと彼女の方が折れた。
「ハァ……じゃあせめて私がこの二つを話したら私がほしい情報を一つよこしなさい。」
「NO.その情報は僕にとってまったく重要じゃない。せめてもう少し僕がほしい情報が無いとね。話し合いにすらならないよ。まずスコール、君がほしい情報は?」
「………織斑姉弟、または篠ノ之箒の情報よ。」
「………わざと言ってる?」
「さぁ?」
スコール…この人俺の性格まで読んで
こんな質問の仕方と内容、完全に『束博士のご機嫌取り』でしか使えない。
さらにこんな必要性の低いような情報を求めるなんて…言うなら『束博士は亡国機業と既に契約を結んでいる』と言っているようなものだ。
あ~……せっかくの休みだって言うのに本当に頭が痛くなってきた……
「……一夏の情報ならくれてやる。だから二つの情報を話せ。」
「あら?優しいのね。」
「ここまで情報もらって話しに乗らなかったら今後が心配なんでね。まずあん…スコールから話せ。」
「いい加減慣れたら?最愛の人になる人物の名前よ?」
「そんな予定、僕の中には無くてね。まず早く話してくれ。僕はこの後の予定もあるんでね。」
そう俺がそっけなく言っても彼女はニコニコ笑っている。
あ~……やっぱり苦手だこの人。
俺がコーヒーを飲んでいると彼女は話しだした。
「まず……篠ノ之束博士、現在何かISを開発しているわ。これに関しては私たちは一切関与していないわ。」
「………どんなISかも不明って事か?」
「ええ、情報すら一切無いわ。」
このタイミングで開発……
恐らく箒の専用機『紅椿(あかつばき)』を造っているのだろう…
しかしそのISの情報は亡国機業は一切手に入れてないと…
これに関しては俺の知るISの世界の流れなんだろう。
「続いて例の機体。何とか雛形は手に入れたわ。」
「………そうか…」
「まぁ、今のところ性能はそれほどでもないからわざわざ少ないコアを使うつもりは無いけど――」
「言いたい事はわかってる…ちょっと待ってくれ。」
俺は顔を伏せながら頭を抱えて話を止める。
コアが足りないから造るつもりは無い…そんなこと関係ないのだ。
その世界に約470個ほどしかないコアが足りないという条件は、篠ノ之束が居ればまったく関係ないのだ。
例えば彼女がなんだかの気まぐれで大量に無人ISを造ってみろ、大惨事になる。
その無人ISのコアを求めるところ。
無人ISそのものを求めるところ。
さらに女尊男卑のこの世界がさらに悪化するかもしれない。
まず詳しくはここで考えるのはやめよう。
そう考え顔をあげると……顔を満面の笑みにしている彼女が居た。
「……そんなに僕が悩んでるの見るのが楽しい?」
「いいえ?ただあなたと以心伝心なのがうれしいだけ。」
「…ハァ…さいですか……」
もう勘弁してくれ。
俺はさっさと話を終わらせようと話を進める。
「で、スコール。君は一夏の何を聞きたいの?」
「そーねぇ…まずは最近の状況かしら。ISを展開してない時のね。」
「いつもどおり
「じゃあ次、友好関係は。」
「比較的全体としては良好。特筆してこいつと仲がいいという人物は居ない。」
「姉との仲。」
「……変らずだな。これで伝わる。」
とある程度適当に伝える。
これを何に使うかは大体解る。恐らく篠ノ之博士の機嫌取りだろう。
だがそれ以外の場所で使う可能性が無いわけではない。そうならないためにある程度わかりづらく情報を送っているが……彼女は関係ないように話を続ける。
なんというか…やる気が感じられないな…
「じゃあ最後。」
「……いくらなんでもやる気無さすぎじゃない?」
「いいのよ。第一何で私がここまでガキのお守りみたいな事しなきゃいけないのよ…」
「……それが仕事だからでしょ。さいごの質問は?」
と言って俺は笑いそうになる。
だろうなぁ…一応幹部って彼女言ってるのにやってる仕事は博士のお守り。
さらに言うならそのために一夏の個人的などうでもいい様な情報を集める悪の組織。
ある意味面白いジョークである。彼女は一旦紅茶を口に入れると話し始めた。
「最後、
「……それは本当にわからない。」
「……じゃあそのときの彼の状況は?」
「極度に集中をしていた感じだな。これ以外は何もわからん。」
「そう……」
これで判明したな…
あの状況になったのは『白式』のせいではなく『一夏自身』のせいなんだろう。
そうでもなければあの篠ノ之博士がこのような情報をほしがるとは思えない。
さてそろそろモノレールが到着したみたいだし話を終わらせたいんだが……
「これで質問は終わりよ。カザネ、あなた他に何か聞きたい事はある?」
「特に何も。」
「じゃあ最後に愛のささやきでも……」
「お帰りはあちらです。」
そう言って俺はドーナッツを食べながらしれっと出口の方を指差す。
さてこれでドーナッツは最後だし…コーヒーは冷めちまってるなぁ。
彼女は不満そうにした後少し何かを思いついたようにニヤァっとして携帯を取り出す。
?何をする気だ。
「カザネ。そういえばあなた一度しっかりと私に言ってたわよね?」
「……スコール…それ本気で録音してたのかよ…」
「今私に小声でいいから言ってくれたらやめてあげる。」
「?何を。」
「さぁて。なんでしょう。」
もう俺は疲れてるんだ頼むから面倒な事考えさせないでくれ。
俺は疲れたように話し始める。
「はぁ…もう勝手にしてくれ。」
「残念ね……」
そう言ってスコールは携帯をいじる。
とたんに結構な音量で
『愛してる…』
という俺の声が店に響く。
この程度ならどおって事はないな。店の中には客は俺たち以外に居ないし。
「で…これが何?」
「さてね。…じゃあまた会いましょう?カザネ。」
彼女はわざわざ俺の耳元に接近してこうつぶやく。
まったく面倒な…ここでさようならか、思うと窓の方をちらりと見た彼女が笑いながらもう一言つぶやく。
「あと窓の外、よく見て御覧なさい?」
「?………」
俺は窓の方を向きある程度辺りを見渡す。
何かあるのか?……あれ?あそこの物陰…
満面の笑みをこちらに浮かべるシャルロット…いや!?アレはなぜか俺に対しての怒りを感じる!?なぜだ!!
俺が焦るとスコールはさらに楽しそうに話し始める。
「あ、そうそう。さっきの音声。実は駅内の放送からも流してたの。」
「…………はぁぁああああああ!?」
「店の中にはスピーカーが無かったみたいだからわからなかっただろうけど駅のホームに居れば十分すぎるほど聞こえると思うわよ?それにしても予想以上に面白い事になりそうね。」
「…………」
「最後に面白い展開になったお礼に教えておくわ。『福音を鳴らすのは篠ノ之博士よ』じゃあね。」
「っ……ああ。さよならだ。」
俺はスコールの顔を忌々しく思いながらにらむ。
彼女はそれを確認するとすさまじく気分良さげに歩いて店を出て行く。
畜生、ここで追いかけてもいいがそれだと確実にシャルロットは誤解する。
さらに恐らくスコールをアイツの前に連れて行ったら、ここぞとばかりにいろいろやるだろうからそれは悪手だ……
やはり一人で説得するしかないのか……
しかし最後のスコールの言葉…『福音を鳴らすのは篠ノ之』か…
何にも知らない奴ならわからん言葉だがいわばこれは福音暴走事件の犯人は篠ノ之博士だとしっかりと伝えているようなものだ…
あの天災に狙われている以上アメリカに警告しても無駄に終わるって訳か……
頭を抱えた後再び窓を横目で見ると、先ほどの笑顔のままシャルロットはこちらに向かってくる。……背中から何かオーラが見える…
周りの6人は完全に気圧されている……ヤバイ、逃げ出したい…家に帰りたい…
俺は完全に冷めたコーヒーを口に含んで全力で説得する方法を考えていた。
なぜだろう…別にやましい事をしていたわけじゃないのに言い訳を考えている気分になる…
俺が完全にコーヒーを飲み終わると店のドアが開いた音がする。
「いらっしゃいま…せ……」
店員さんの声も尻すぼみに小さくなってるな…
こちらに向かってくる足音を聞きながら俺は心の中でスコールをけちょんけちょんに貶していた。
たいていの男は、割と簡単に「愛してるよ」と言う。
しかし、本当に難しいのは「僕と結婚してくれるかい」と言わせることだ。
~『イルカ・チェイス』より~
ということで買い物ですね(断言)
髪型に関してはショートヘアで画像検索して適当な奴でイメージしてください。
それほど特徴的な髪型ではありませんwww