インフィニット・ストラトス ~とある青年の夢~   作:filidh

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第九十九話 見えない刃

ISを展開して俺は的があった位置まで飛ぶ。

シャルロットの方は、事情を説明するとばあさんの方が心配だと言ってそちらに向かってくれた。

楯無に連絡したが動くことができないらしく、それで千冬さんにも事情を説明しIS学園の管制システムの場所に向かってもらっている。

……こんなに人を動かしてこれで何も無かったら恥どころじゃないな。

そんなことを考えていると、目的の場所に着いた。

上空にターゲットを展開する為の装置らしいものが下に見えたが、直ぐに流れてきた雲に遮られてしまった。

 

「千冬さん、こちら風音。応答願います」

『どうした、奏。何か発見したか?』

「いえ……レーダーに反応はありますか?」

『……いや、反応は一切無い』

「仮にですけど発見した場合、避難の方は頼みます」

 

千冬さんに連絡をした後、周囲を見回す。

あたりにあるのは雲ばかり。

雲の中に隠れているのか?

だがそれなら…そんな時、突然ISの通信にザザザ…というノイズが入った。

 

「千冬さん?通信にノイズが入っているんですが?」

『…こち…んしてる……っ……ろ…!!』

「すいませんもう一度お願い……」

 

通信の乱れを感じ千冬さんに聞き返そうとした時ナニか、違和感を感じパッと銃を構える。

周囲に気をはり、見渡すがハイパーセンサーにも雲ばかりで何も見えない。

もちろんレーダーにも反応はない。

だが…確かに何かいる(・・・・)

周囲に満ちている気配……いや違和感が俺に危険を知らせていた。

言うなれば気配は感じ無いのに見られている感覚がするといえばいいのだろうか……周囲に幽霊がいると言われれば今なら納得できるかもしれない。

笑えない冗談を頭に浮かべながら感覚を更に研ぎ澄ます。

空高くにいるためか風がすごく強い。

ISを展開しているというのに感じられるという事はよっぽどだろう。

通信の方相変わらずノイズしか流れてこない。

これが単なる故障なら……

そう思った瞬時、背後から迫る突然何か気配を感じ逃げるように下に落ちる様にかわす。

周囲に気は張り巡らせた、だと言うのにここまで接近を許したうえに、俺のコートの様なISには切り傷(・・・)が出来ていた。

おいおい……布に見えても一夏の零落白夜でようやくの装甲だぞ?それを切り裂くって……

体制を直し距離を取り、再びあたりを見直す。

目に入るのは雲と空と海のみ、それ以外は何も目に映らないし気配も感じない。

さらに警戒を強め周囲に気を張り巡らせる。

耳に聞こえるのは風の音だけ…

なんとも言えない違和感だけが俺に危険を知らせていた。

冷や汗が頬を滴り落ちたか否かという瞬間、ヒュンッという音が背後から聞こえ反射的に音の反対方向に距離をとる。

今度は気を張り巡らせていたため直撃せずにかするだけですんだ…そう、全力で気配を察しようとしたのにも関わらず音以外何も感じなかったのだ。

しかし今俺の近くにナニカがいることには変わりない…だがそれ以前に目に見えない上に殺気も感じられないから回避がしにくい。

冷や汗……否、にじみ出るような嫌な汗が身体中からにじみ出る。

気配も無い。

目にも見えない。

レーダーにも反応は無い。

だが確かに目の前(そこ)に居る。

確信じみた違和感を頼りにただただ音を頼りに攻撃を躱す……おそらくだが。

高速で相手の攻撃を躱し、飛びながら銃を構える……が撃たない。

いや、撃つことが出来ない。

おそらく殺気を感じられないというのは無人機による襲撃だからだとは思う。

だが、相手が人である可能性もない(・・・・・・)わけじゃない。

当てようと思えば当てられるが、狙いが定められない今、当たりどころが悪ければ俺の銃だと下手をすれば大怪我どころじゃすまない。

銃を構えるだけで一切撃たないでかわし続けていると、次第に周囲の気配が強くなっていく。

数が増えたか?

見えない攻撃の勢いは強くも弱くもなっていない。

おそらくこの機体は接近戦様ステルス機だ。

ステルス機についてはどっかの国で研究されていたが……目の前に居てもわからないってチートだろ。

しかも無人機だからだろうか殺気も感じられない。

ただ、機体性能はさほど高くない。

純粋な戦力で見比べても多分一夏よりもずっと弱いのだが…下手な高性能機より優秀だろ、これ。

最初の不意打ちとか、かわしきれなかったし。

だが……何故さっきの的あてのときに俺はこいつの存在に気がつけたんだ?

見えない攻撃をかわし続けながら少し考えると…すぐに攻略法は見つかった。

風が強い時に上空で戦ったのが間違いだったな。

俺は攻められたままその場でかわし続けていると、そのまま猛烈な風で飛ばされて来た雲の中(・・・)に突入した。

攻略方は少し考えればすぐにでもわかる簡単なことだ。

確かに見えないのは恐ろしいがそこにいないわけじゃないんだ。

予想どおり、雲に包まれた敵の姿が確認出来た。

相手も気がついたようですぐさま雲から抜け出そうとしたが、見えるんだったら怪我をさせないように撃ち込むだけだ。

相手の装甲、武器、出っ張り、とりあえず人型ではない部分すべてに展開していた銃と、新たに展開したマシンガンで撃ち貫いた。

相手が雲に塗れたのはほんの一瞬、一秒にも満たない時間だったがそれが命取りだったな。

下へと落ちていく機体はだんだんその姿をあらわにしていく。

機体の色は濃い紫色。

姿形は……壊れていて確かじゃないが、少なくとも重装甲ではないだろう。

落ちていく人の姿(・・・)が確認出来たのだから。

慌てて落ちる機体の側まで飛び、相手を捉え抱える。

フルメイスで顔は見えないが、気を失っているだけで怪我はないみたいだ。

…………見えてない時に無人機だと思って攻撃しなくて良かった…

心底安心してこの後のことを考える。

まず……この娘だれ?

原作にこんな娘いただろうか?

可能性としては亡国機関の一員、IS学園の監視、篠ノ之博士一派…そんなことだろう。

そんなことを考えていると周囲に突然、多数のISが音もなく現れた。

そういや気配は消えて無かったな。

形を確認すると皆同じで色は薄いグレー。いつぞやの無人機を思い出させるたたずまいだ。

違うところは機体の色と何処か装甲らしいものが増えている気がする。

数は見えるものだけで10機。

全機体がこちらに銃口らしいものを向けている。

その中の一機からこちらに声がかかる。

 

『やあやあ、すまないけどその子を返してもらえないかい?』

 

その声は聞き間違い無く、確かに篠ノ之束の声だった。

周囲には無人ISが10機。

こちらに武器は向けていないとはいえかこまれていることには変わりない……もしかしたら近くにまだ姿を消したまま待機している者もいるやもしれない。

そんな警戒したまま、声の主に言葉を返す。

 

「お久しぶりです、篠ノ之博士」

『そうだねー、久しぶりだねー』

「で、本日はどのようなご用件で?」

『うーん……家出してるうちの子を探してたんだよねぇ……』

 

?なんというか……態度が柔らかいな。

何かいい事でもあったのだろうか……

しかし家出している子というのはおそらくこの気絶している娘のことだと思うが……

 

「……失礼だけど、この子は自分の意思で?」

『?……流石にちょっと失礼すぎない?この束さんが望まない相手を側に置くと思う?』

 

ムッとした様な声が返ってきた。

というか、あんたは誰か望んだとしても興味無いって言って無視するだろうが。

ただ今のは流石に礼儀知らずだったな。

警戒したままとりあえず謝る。

 

「あなたとそんなに親しいわけでないので。ただ疑ったことは失礼しました」

『うん、わかればいいのだ』

 

……かなり簡単に許すな。

命を差し出せくらい言われると思っていたのだが……

彼女の反応から見るかぎり『家出している子』というのはこの娘のことだ。

だが……この娘が篠ノ之束の仲間か、それとも逃げ出して来た存在なのかは一切わからない。

篠ノ之束が助けるほどの人材……少なくとも亡国機関ではない。

だが……言ってはなんだが、篠ノ之束に仲間がそんなに居るとは思えない。

確か原作でも身内は一人か二人だけ…

ということは、この娘はもしかしたらなんだかの理由で篠ノ之束に追われている可能性も……

俺は頭の中でこの娘を連れてて逃げる事を考え始める。

 

『……そんなに心配なら目を覚ますまでこのままでも良いよ』

 

………………!?!?!?

え?……え!?

今何て言ったこの人!?

え?もしかして別人?

それにこのままで良いって……何か罠を!?

 

『何をそんなおどろいてるんだい?』

「かの篠ノ之博士があいてに譲歩するなんて聞いとことも無かったので」

『それはどうでもいい相手にはね』

 

驚きが顔に出ていたらしく、俺は篠ノ之束から呆れたような声でそう言われる。

しかし……こちらとしてはありがたい話だ。

相手の話に乗りながら会話を続ける。

 

「僕はどうでもよくないと?」

『うーん……なんなんだろうね?』

「……続きは彼女を休ませてからでも?」

『良いよー』

 

そう言って俺は気を失ったこの娘を抱えたまま移動する。

ちなみに無人ISの方は俺を囲むようにして飛び続ける。

相変わらず無線は使えない……おそらく無人ISのどれかがジャミングをしているんだろう。

飛び続けて数分、IS学園からかなりなれた海岸に到着する。ここなら暴れても周りに被害はないだろう。

砂浜に気を失った娘を寝かせ少しだけ距離を取る。

と言ってもその気になれば直ぐに連れ出せる距離だが。

そこに俺も座ると目の前に一機の無人ISが着陸する。

 

『さて、話しを戻すけど…結構おもしろいよね、君。興味深いよ』

「おもしろいって……」

 

目の前無人ISからいきなりの変人認定を受けた。

と言っても変わっているって自覚はある。

だが、あんたには言われたくない。

そんな俺を無視して彼女の話は続く。

 

『だって……君必要としてないでしょ?IS』

「はい」

『普通強い力を手に入れたら逃したく無くなるはずなんだけどねぇ……』

 

またこの話か。

苦笑いをしながらいつものように軽い口調で話す。

 

「あればあったで困らないけど無ければ無かったでなんとかなる。この程度の認識ですよ」

『君、好き勝手したいとか言うこときかせたい奴がいるとかないの?』

「はい、今のところ力ずくで何とかしようとしてるのはあなたとの約束だけですね」

『ふーん……変なやつ』

 

だからあんたにだけは言われたくない。

そして……沈黙。

え?もしかしてこれで会話終了?

砂浜に座る俺と目の前の無人IS。

更に周囲には数機の無人ISが浮かんでいる。

おそらく気を失った娘が目覚めるまでこの状況は続くだろう。

なんだろ……すごい気まずい。

なにか……何か話題はないか!?

学園祭?って言っても共通の話題なんて…そんな時ふと頭にあることが思い浮かんだ。

 

「あ、そうだ。箒の海での写真要ります?」

『?……!!うん!!いるいる!!』

「えっと……モバイルからデータ引き抜いたりできますか?」

『できる!!できるよ!!ちょっと待って!!』

 

よっしゃ!!会話がつながった!!

篠ノ之束相手の話題といったら千冬さん、または箒、時々一夏って感じでいいはずだと思ったが、正解だったようだ。

少しすると目の前の無人ISの手が動く。

 

『その子の手にそれ乗せて!!』

「壊さないでくださいよ。あと箒が写ってる写真は10枚くらいしかないはずです」

『わかったから早く!!』

 

ほんとにわかってるのか?

ため息をつきながら無人ISの手のひらの上に携帯を置く。

少し音が変わったかと思うと、篠ノ之束の声が響く。

 

『うひゃー!!箒ちゃんがこんな水着着るなんて!!』

「もう大丈夫ですか?」

『あははー、楽しそうだなぁー』

 

聞いちゃいないな。

しかし、本当にうれしそうに話すな。

後はその写真についての話題だけで10分は持つはずだ…それを過ぎてもこの娘が起きなかったらそのときはこの娘の体が危ない。

無理やりにでも病院に連れて行かせてもらう。

だが俺のそんな心配は杞憂に終わったようだ。

横になっている少女がうめき声を上げながら少し動いた。

 

「……うん……っ…ココは……?」

「目が覚めたみたいですね」

 

俺がそう言うと無人ISのほうもそちらを向く。

俺は立ち上がると彼女のほうに近づいた。

むくりと上半身だけ起き上がらせた彼女は俺のほうを向くと数秒固まり、その後すばやく俺から距離をとった。

 

「っ!!」

「こっちに敵意はないよ。身体は大丈夫?」

『アンちゃん、大丈夫?』

「博士!!……申し訳ありません。勝手に戦闘を行い…負けてしまいました…」

 

申しわけないように篠ノ之束に返事をする少女(アンちゃん)

この対応を見る限り、ほぼ確定でこの娘は篠ノ之束一派だろう。

 

『大丈夫だよ。私がまだ勝てない様な相手だから』

「怪我はないみたいだし、自分の意思で篠ノ之博士の元にいるみたいだね」

 

彼女(アンちゃん)は篠ノ之束の言葉に少し下をうつむいた。

落ち込んでいるのだろうか?顔が見えなくてわからないが。

しかし…彼女(アンちゃん)は篠ノ之束一派だということは…連れて行くためにはもう一戦やらなくちゃいけないのか……仕方ないか。

俺はぐっと背伸びをした後目の前の無人ISのほうを向きはなしかける。

 

「さて、再び戦いますか」

「!!……っ!!ISが…」

「ああ、君は危ないから離れてて。巻き込まれたら大変だよ?」

「……はい?」

 

避難勧告をしたらすごい意外そうな反応をされた…俺変なことは言ってないよな?

再び確認するように首を傾げて話しかける。

 

「いや…きみ戦えないでしょ?」

「え?いや……だって」

「一応君が無理矢理戦わされてるかも…って思って目を覚ますまで待ってただけだったんだ。戦いはまだ続いてるから危ないよ?」

「そ、そちらでは…ない…」

 

すごいうろたえながら俺に話しかける少女(アンちゃん)

え?そこまでうろたえるって…そんなに変なものが目の前にいるというのだろうか…

あながち否定できない自分がいる。

 

「わ、私を人質にすれば」

「え?やだよ」

「や、やだって……」

 

あー…そういうこと。

また面倒きわまりない暴力的な発想が来たよ。

げっそりとした顔であからさまにため息を着くと目の前の彼女(アンちゃん)はたじろぐ。……この娘顔は見えないけどわかりやすい娘だな。

 

「それで戦いが終わるならやるかもしれないけど、君にそんなことしても篠ノ之博士は絶対に諦めないでしょ?それに下手をしたら君を取り戻すまで学園に襲撃し続けられるかもしれないし…君も嫌でしょ?捕まるの…まぁ、心配しなくてもそんなことやる気はないよ」

 

笑いかけながら俺がそう言い終わると彼女(アンちゃん)は脱力したように肩を落とし俺を見ているようだった。

フルフェイスの中は一体どんな顔をしているのだろうか?

たぶん怪訝な顔かあきれられているか…どちらかだろう。

 

『……プッ……ふふ……あはははははは!!何それ!?』

 

突然の笑い声に俺はそちらを見る。

今まで沈黙していた篠ノ之束が無人ISの向こうで爆笑していた。

 

「え?そんなおもしろい事言いました?」

『だって、君、私に命狙われてるんだよ?それなのに…あははは!!』

 

ツボにはまったのか今までで一番大きな声で笑っている。

唖然としながら彼女(アンちゃん)の方をちらりと見ると、彼女も笑い声がする無人ISをガン見していた。

おそらくフルフェイスの下の彼女の顔も唖然としているのだろうか。

篠ノ之束はしばらく笑った後にひーひー言いながら再び俺に話しかける。

 

『写真も油断を誘うものだって思ってたけど……もしかして……』

「えっと……話しが続きそうに無かったんで……話題にと……」

 

そう言うと無人ISの向こうでおもいっきり吹き出したような音がした。

あー……さっきの写真、そう捉えられてたのか。

いや、まあ…そりゃそうかと納得した俺もいる。

普通戦ってる最中に沈黙が苦しいから話題を必死で考えるようなバカな奴はいない……俺以外。

しかし……これから戦いをする空気ではなくなってしまったな。

しばらくして再び篠ノ之束は笑いを堪えながら話しかけてきた。

 

『ひー…ひー……笑いすぎてお腹痛い』

「……続きやります?出来ればこの子は事情を聞くために連れてきたいんですけど……」

『ひー…うん……もし嫌だって言ったら?』

「……どうしましょう?」

 

マジでどうしようか?

こんな雰囲気で戦うのもあれだし、実際つれて帰ってもメリットも多いがデメリットも多すぎる。

まずデメリットのほうだが確実に彼女(アンちゃん)を取り戻すために篠ノ之一派の猛攻が始まるだろう。

場合によっては篠ノ之束の弱みを握りたい派閥も攻めてくるはずだ。

そして連れて行ったときのメリットは篠ノ之一派の情報が一気に手に入る…彼女(アンちゃん)が話してくれれば、の話だが。

まあ…話さないだろうなぁ…

それに下手につれて帰って千冬さんや楯無に引き渡したら……

うん。やめたほうがいい気がしてきた。

頭の中で修羅と腹黒に拷問されている彼女(アンちゃん)を思い浮かべていると、いまだくすくすと笑っている篠ノ之束が落ち着きを取り戻したようだった。

 

『はー…あー笑った。こんな笑ったのは久しぶりだなー』

「はぁ……」

『うん!!アンちゃんを連れて行くのはダメだけど……次に襲撃する時は事前に連絡してあげる』

「どれくらい前に?」

『うーん……3日前くらい』

 

この提案は正直ありがたいな。

3日もあればある程度迎撃の準備はできるし、何より準備は無理でも非難はさせれる。

いざとなれば俺が別の場所に逃げ、人気のない誰もいないところで戦うこともできるのだ。

そうなれば…三つ目の銃(切り札)が使える。

 

「じゃあ、それでお願いします」

『うん、あともう一つおまけをあげよう』

「おまけ?」

『早くIS学園に戻った方がいいよ?』

 

篠ノ之束がそう言った次の瞬間、IS学園のほうから何かが爆発したような轟音が鳴り響いた。

 

 

 

 

 

女というものは存在しない。存在するのはさまざまの女たちである。

〜モーリアック〜


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