インフィニット・ストラトス ~とある青年の夢~ 作:filidh
「ソウ、これは?」
「ああ、わたあめって言って、あれだな。こういう風なお菓子なんだ。食べてみればわかる」
「へぇ…なんか雲みたいだね」
そう言ってわたあめを口に運ぶ。
わたあめなんて本当に久しぶりだな…
しかし周りを見渡すと必ず視界にカップルと思わしき人が入るな…
多分俺たちのほかから見ればそのままカップルなんだろうけど。
そんなことを考えているとシャルロットがこちらにわたあめを突き出してくる。
「あ~ん。」
「お、サンキュ。」
そう言ってわたあめにかぶりつく。
うん、うまい。久しぶりに食べるからさらに格別だな。
……いや、この世界でははじめて食べるな。まぁ、どちらにしても感想は変らないか。
口を動かしながら歩くとたこ焼きの屋台が目に入る。
「あ~おいしいわ。あ、たこ焼きだ。食べない?」
「たこ?……え?ソウの宗教じゃ…」
あ?…あ、そういやデビルフィッシュって宗教上食べたら駄目だったけ?
…これに最初に気が付いたのが俺じゃなくてシャルロットって言うのもあれだな。
「いや、僕は別にあんまり信じてないし。婆さんとこの神様。」
「え!?じゃあ何で神父になりたいって!?」
「いや、牧師でもいいんだけどな。」
「そうじゃなくって…えっと…信じてないけどその宗教関係の仕事につきたいの?」
とシャルロットは心底不思議そうな顔をする。
まぁ…普通に考えて神を信じてない神父、または牧師なんて洒落にならないだろう。
こんなネタでは誰も笑わせることなんて出来ないけれど……実際そういう考えなのだ、仕方がない。
「いやぁ…僕も単にその宗教の言葉はいい事言ってるなぁ、って思うよ?ただそのために神様を信じなさいって言われても……だったら隣人を愛して信じた方が少なくとも利益がありそうじゃない?」
「えっと…それでいいの?」
「良いんじゃない?まぁ…実際のところ婆さんの仕事を手伝えればそれでいいんだ。内容は正直それほど重要じゃないのさ。」
「ソウは…神様を信じないの?」
そうシャルロットが口にする。
神様か…まぁ…見たこと無いしなぁ…
あの吟遊詩人も神様って言うより悪魔みたいなもんだし…
いや?本来そんなに変らないものか?
悪魔だったとしても悪魔が居るんなら神様が居てもおかしくないし…
「う~ん…今のところ近くに感じる、とか、神様から啓示が!!、とかは一切無いなぁ…まぁ、そういうことがあったらとりあえずお礼と文句を言っておくよ。」
「お礼と文句?」
「文句としては…おおまかに言えば記憶喪失についてと…ISを動かせたせいでいろいろと面倒ごとになった事についてだな。お礼は記憶喪失のおかげでお前にあえたし、ISを動かせたおかげでいろいろと人助けに役立ったことかな。」
「……結構矛盾してない?」
「自覚はあるんだけど…まぁ仕方ないってことでどうかひとつ。」
「私としては感謝してるんだけどね、神様。」
と笑いながら話すシャルロット。
疑問に思いたずねてみる。
「え?何で?」
「だって、例えば、ソウが記憶喪失になって昔にあえなかったら…ソウがISを動かすことが出来なかったら…どっちがかけてても今頃、私刑務所で一人ぼっちだったんだよ?」
確かにそういわれればそうだな。
こいつからしてみればすごい奇跡みたいなものだな。
あ~、と納得したようにうなずく。
「なるほどねぇ…」
「でも…神様よりもソウのほうに感謝してる。」
そう言って恥ずかしそうに笑うシャルロット。
そんな風な対応されるとこっちもくすぐったい。
「あ~…どういたしまして?」
「何でそんな疑問系なの?」
「いや…なんとなく?」
そう言って話しをはぐらかす。
まぁ…実際はあれは自分自身のためにやった事だ。
シャルロットが刑務所送り…下手したら死刑なんて冗談にもならない。
実際そうなったらシャルロットを連れて色々と逃げ回ってただろうなぁ…
…そういえば…俺どうしてここまでしてシャルロットを助けようとしたんだっけ?
実際普通に、そのまま行けば一夏が救ってくれたんだったよな…落ち着いて考えればおそらくわざわざ懐まで侵入させたタヌキ理事長も悪い扱いはしなかっただろう。
恐らく楯無の動きに対しても何らかの対応を考えてたはずだ。
だからこそ俺が対応したって話をしたと気に驚いた顔をしたんだろう。
そう考えれば俺が動かなくても一応助かったんだよな…まぁ今みたいには行かないだろうけど…
俺としてはただ、『俺が助けないと…』としか考えたなかったよな…
正直少し考えて他の人に頼ればもう少し簡単に…
もしかして俺、初めからほれてた?一目惚れか?……否定できないな…
って事は楯無に冗談でいった『愛する人のため』って言うのが…
いや、これ以上考えるのは止めておこう。
多分今も俺は顔に出てる可能性がある。
俺が結論が出る最後まで考えるとなぜか知らないがシャルロットに見抜かれているような気がする…いや、確実に見抜かれている。
現にシャルロットは俺の顔を見て不思議そうな顔をしている。
「?ソウどうしたの。」
「いや…お前が神様を信じてるならその分俺が信じなくてもいいかなぁって。」
「あはは、それじゃ駄目だと思うよ?」
「だめかなぁ…とりあえずたこ焼きは食べよう。」
「食べちゃうんだ…じゃあ私にも一つ頂戴?」
「お?挑戦してみるか?」
「うん…おいしいの?」
「ああ、それは保障する。」
会話をしながら俺はシャルロットと一緒にたこ焼きの屋台に並ぶ。
しかし…一夏のことをからかっていられないな、俺も。
そう考えながら苦笑するのであった。
「うん、おいしい!!」
「だろ?名前で食わず嫌いするなんて損だよなぁ…」
そう言っている俺の言葉を聞いていないのかおいしそうにたこ焼きを頬張るシャルロット。
そんなに気にいったのか…
まぁ確かにおいしいよな、たこ焼き。
そんな風に二人で食べ歩いていると後ろから声がかかる。
「ソーとデュッチー、みぃーつけた!!」
……しまった。見つかってしまった。
俺が後ろを向くと狐のお面を顔の横につけたのほほんさんと、申し訳なさそうにしている簪。
そして谷本と夜竹か…のほほんさんと二人はすごいニヤニヤしてるな…
皆浴衣を着ているな。流石にここでキグルミは着なかったか。
「やぁ、のほほんさん、それに谷本さんに夜竹さん。」
「やっほー、ソー、デュッチーとデート?」
「そう見えますか?」
「見えますよ?」
俺がからかうようにして話しかけるとのほほんさんも笑いながら話しかける。
ああ、完全に確信もってるんだろうなぁ…さて、どこまで逃げられるか…
「のほほんさんたちは3人で来たの?」
「ううん、他にも一組メンバーも来てるし他のクラスの子も来てたよ~?」
「そか…簪ちゃんも一緒って事は一夏たちとも会った?」
「オリムーたちもこっちに来てたはずだよ。」
なるほど一夏たちがこっちに移動したからこっちに来たと…
まぁ多分俺のことを発見できなかったから確認するのも含めこっちに来たんだろう。
俺がのほほんさんと話していると谷本と夜竹の二人が我慢できず俺に尋ねてくる。
「ねぇ…カザネ君…」
「うん?何。」
「えっと…聞きたいことあるんだけど聞いてもいい?」
「いえ……答えてもらいます!!デュノアさんとはどういう関係なの!!」
「そう、前から気になってたのよ!!どう考えても仲がよすぎじゃない!!」
そう二人で詰め寄るように声をかけてくる。
しまった…のほほんさん一人で聞いてくると思ってたんだが……
しかしここで
『特別な関係じゃないよ?ただの友達』
とは言いたくない…いや、いえない。
しかし…言ったら最後、シャルロットも巻き込まれるんだよなぁ…
まぁ俺が盾になるからあまりひどくは言われないと思うんだが、それでも言われるだろうなぁ…
まず話をそらしてみるか…
「さて、どうでしょうか?」
「あ~ソー逃げる気だ。」
「え?どこに?」
ととぼけて見せるが三人はそらされること無く俺をじーっと見つめている。
参ったなぁ…簪は申し訳なさそうにしてるし…シャルロットもどこか我慢して笑ってるな…
アイツにあんな顔させるのは嫌なんだけどなぁ…
………
あ~~~~~~……なんかもう、面倒になってきたな。
何が悲しくてこんな風に誰も救われない事しなきゃいけないんだ。
もう他の国なんて知ったことか。
いや、最低限気は使うよ?
でも誰と付き合おうが、好きだろうが、愛してようが文句を言われる筋合いは無い。
はぁ…とため息をついたあとに笑って話し始める。
「まぁ…ばれちゃったら仕方ないか…」
「………え?ソウ?」
「「「やっぱり!?」」」
「ああ、僕とシャルロットは付き合ってるよ。ちなみに今絶賛デート中。」
俺がそう言うと三人は『きゃぁぁぁぁ!!』と騒ぎ出しシャルロットと簪は目を丸くして驚いている。
俺はシャルロットの肩を抱き四人に話しかける。
「ということでデートの続きをさせてもらっても良いかな?」
「いいよー、いってらっしゃい!!」
そう言って簪を引っ張って去っていくのほほんさんと二人。
まぁ多分他の一組メンバーに伝えるんだろう。
四人が居なくなった後に肩を離すとシャルロットがはっとしたように話しかけてくる。
「そ、ソウ!?」
「あ~…なんか雰囲気とか浪漫のかけらもないカミングアウトになっちゃったな。すまん。」
「えっと…それじゃなくって…良かったの!?あんなに嫌がってたのに…」
「いや、お前にあんな顔させるくらいだったら別に良いよ。俺が何とかするからさ。」
そう言いながらシャルロットの方を向く。
今回はしっかりと言ったことよりも、俺がすんなり折れたことに驚いてるようだった。
「え?でも…」
「まぁ…ばれたくないこと自体俺のわがままみたいなものだからな。最後まで責任は俺が持つさ。」
そう言うとシャルロットがムッとする。
あれ?なんか怒らせるような事言ったか?
「………だめ。それは私がいや。」
「い、いや。でも――」
「絶対に認めないからね、私はソウと一緒にいたいだけで、ソウの重荷になりたいわけじゃないの!!」
重荷って…別にそんなこと考えて無いんだけどなぁ…
シャルロットの事情も、国家間から責められるのも、今後篠ノ之博士から狙われるのも全部俺が望んで動いた結果だ。
シャルロットが気にする必要は無いんだが…
「ソウがなんと言おうと絶対に嫌だからね!!」
「……」
これは折れる気は無いだろうなぁ…
なんというかすごく必死だ…
俺が気が付かなかっただけで今までも結構シャルロットは俺について気を使い続けてたのではないのだろうか…婆さんも何か『俺の行動で傷ついてる人もいる』って言ってたしなぁ…
はぁ…とため息をつき話を続ける。
ここは俺が折れるしかなさそうだ。
「……了解しましたよ…」
「…絶対だからね?」
「わかったよ。俺も一人で背負いませんよ。」
そう言うとシャルロットは納得したような顔をしている。
まったく、こいつは…と考えながら苦笑いをしそのまま縁日会場を歩き続けた。
しばらく歩くと射的の屋台を見つける。
射的かぁ…見た感じぼったくりの店ではないな。
シャルロットも興味があるらしくそっちの方を見ていた。
「ソウあれ何?」
「射的って言って的当てゲームだ。置いてあるものにあのコルク銃で当てて後ろに落とせればそれをもらえるっていうゲーム」
「へぇ~…ねぇソウ、あれ落とせる?」
「あれって…どれ?」
そう言ってシャルロットが指差しているのは……かなりの大きさのクマのぬいぐるみだ。
足から耳までで1mぐらいの大きさあるんじゃないか?あれ。
他の子供たちが狙って撃っているが…ゆれるだけで落ちないな、あれじゃ。
「う~ん…屋台の人次第かな?」
「やってみない?」
「ちょっと聞いてみるか。おじさんちょっと聞いていい?」
そう言って屋台のおじさんに声をかける。
「おう、お兄さん方も挑戦するか?」
「そうなんだけど…一回に使えるコルク銃って何丁まで?」
「何丁って…普通一丁で十分だろ?」
「4丁くらい使わせてくれない?」
俺がそう言うとおじさんはにやっと笑う。
「お兄さん…あのでかい人形に挑戦するつもりかい。」
「一応そうなりますねぇ。で使わせてくれますか?」
「う~ん…お姉さんが一丁でお兄さんが三丁って感じだったらいいよ。」
「ありがとう、ってことでシャルロット手伝って。」
二人分の料金を払いながらコルク銃を四丁貰う。
一丁シャルロットに渡し三丁を弾をこめて台の上に置く。
「シャルロット、とりあえずあのクマの頭に当てて。あとはこっちで何とかするから」
「うん、わかった」
「お兄さんにお姉さん、あのクマは今まで結構な人数が挑戦してるけど未だにここにいるんだぜ?中には5人くらいで挑戦した奴も居たけど未だにここに居る。」
そう言っておじさんが笑いながら話しかけてくる。
俺も笑いながら話しかける。
「って事は結構撃たれちゃってるのか…かわいそうに。」
「あはは、そっちかい。『じゃあ俺が落としてやる!!』とかじゃないのか?」
「いやぁ…とりあえず見てればわかりますよ。」
「ソウ、準備は良いよ。」
そう言って構えをしているシャルロット。
一方俺は一丁だけ構えて自然体だ。
今の話を聞いていた周りの人も注目している。
さて、これで落とせなかったら恥ずかしいぞ。
そう考えているとシャルロットの人差し指に力が入る。
<-ポンッ!!―>という音と共にコルクが撃ち出され綺麗に頭に当たる。
しかしぬいぐるみは少し後ろにそれただけで位置は動いてない。
俺は続いて一気に2発、少し間を置いて一発を撃ち出す。
二発は同時に頭に当たり後ろに倒れそうになりさらにもう一発は体に当たり胴体を少しだけ後ろに押す。他の人から見れば一瞬で三発当たったように見えたのではないだろうか。
クマのぬいぐるみは完全にバランスを崩し後ろに倒れこみ下に落ちる。
それを見て周りから『おぉぉ…』と言った驚いた様な声が上がった。
屋台の店長さんも一緒になって驚いている。
シャルロットだけ喜んで顔を笑顔にしている。
「ソウ!!やった!!」
「ああ。じゃあ貰ってくよ、おじさん。」
「いやぁ…驚いた。本当は6人ぐらいで同時に当てなきゃ落ちないはずだったんだけどな…」
「あはは、運が良かったみたいだね。」
そう言っておじさんが渡してきた大きなクマをシャルロットが受け取る。
ぎゅっと抱きしめてえへへ…と笑っている。
さて、残りの弾は俺が二発、シャルロットが4発か…
まぁあまりとりつくしても仕方ない、適当に遊ぼう。
と考え俺は他に商品をとらなかったがシャルロットはもう一つ黒猫のぬいぐるみをとっていた。俺が黒猫を貰いクマのほうはシャルロットのものだ。
しかし…すごい荷物になるな…このクマ。
今はシャルロットが前の方で抱きしめながら持っている。
なんかすごいうれしそうだな。
「シャルロットってこういうぬいぐるみ好きなのか?」
「嫌いな女の子は少ないと思うよ?私昔から結構ぬいぐるみ持ってたからさ。」
「集めてたの?」
「う~ん…かわいいのあったら買っちゃう感じかな。」
へぇ~と言いながら考える。
恐らくデュノア社長が持っていた小さなぬいぐるみはシャルロットのものなんだろう。
家を出る時に持って行ったのか…それともシャルロット自身から渡されたのか…
まぁそこら辺は家庭の事情だ、今はあまり首を突っ込まない方がいい。
またしばらく歩いていると正面から一夏たちが歩いてきた。
ようやく合流か…みんなも何かいろいろと買っているようだな。
「おう、ひさしぶ――」
「奏さん!!どういうことなんですの!?」
「え?何――」
「何がじゃない!!もうクラスのみんなにお前らが付き合ってることが広がってるんだぞ!!」
そう言ってセシリアと箒が焦るようにしている。
いや、お前らこのまえ俺に公言するように言ってなかったけ?
「まぁ…僕がそう言ったからね。」
「「「「「………はぁ?」」」」」
「いや、さっきのほほんさんたちにストレートに聞かれてね。なんていうか…めんどくさくなったから言っちゃった。」
「……いや、奏。アンタばれたくないって言ってたんじゃ…」
「そのためにシャルロットが笑えなくなるのはねぇ…本末転倒じゃない?」
「奏兄らしいな。」
「ああ、確かに。」
と言って二人で納得しているラウラと一夏。
残りの三人はどこかほっとした顔をしている。
こいつらは一体何を考えているんだ?
公言しろといったり焦ってみたり……気にしても仕方ないか。
その後みんなで縁日会場を回り歩いたのだが…
予想以上に視線を感じる……IS学園の生徒、ここまで来てたのか…
こりゃ学校に戻ったらかなり騒ぎになりそうだなぁ…
とくだらない事で悩むのだった。
ある程度日が落ちたところで一夏発案で手持ち花火をやる事になった。
このプール施設内で出来るとは…
なんていうかここにくるだけで夏のイベントはほぼすべて終わらせれそうだな。
「おい奏、お前は何にする?」
「え?ああ、僕は見てるほうが好きだから気にするな。」
「奏兄!!見ろ!!すごいぞ!!」
「ラウラさん、もう少し落ち着きなさいな。」
そう言いながらもセシリアもすごい目を輝かしているな。
恐らく外国でもこういう花火はあるだろうがここまで種類が豊富なのは日本くらいだろうな。
鈴と一夏は落ち着いているが…簪と箒もどこかそわそわしている。
恐らく簪はお嬢様であまりこういうのはやらない、箒は…今までの人生を考えれば察する事は出来るな。
シャルロットは…クマのぬいぐるみを持っていて満足に出来なさそうだな。
「シャルロット、クマパス。」
「え?…いいの?」
「言ったろ?僕は見てるほうが好きなんだ。そこのススキ花火とか面白いぞ。」
「え?どれ。」
そう言ってクマを預かり肩に背負う。
シャルロットの方も興味心身で花火に手をかけている。
しかし…皆本当に楽しそうに笑うな。
これを見てるだけで俺としては十二分に満足だな。
「奏兄、これはなんだ?」
「ああ、線香花火って言ってしめにやる花火だよ。他のを楽しみな。」
「一夏さん、それは?」
「ああ、ネズミ花火って言ってな…」
「おい、一夏。あんまり危ない事はするなよ?」
「わかってるよ。」
「ソウ!!見てみて!!」
「おお、きれいだな…」
俺は騒がしくも美しい花火を見ながら夏の終わりを感じるのだった。
Just for you.
~ただ、あなたのためだけに。~
さて…今日(3/25)を持ちましてしばらく一身上の都合により最長で半年ほど投下が出来そうにありません。
まぁ時々顔を出す程度は出来ると思いますが、小説を書けるようになるまでどれくらいかかるか現在不明です。
ということでしばし休止させていただきます。