Infinite possibility world ~ ver Highschool D×D   作:花極四季

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どうにかして全体の様子を良い感じに描写出来ないかと考えてた結果、難産しました。というか、新たな試みをしたというのもあって、結構杜撰な部分があるかも。ごめんなさい。
本当はこの段階で完結させたいと思っていたんですけど、正直一万文字超えて尚続きそうな気がしたので、半端ながらにも投稿させていただきます。


第十五話

駒王学園に展開された支取蒼那の結界の中に、オカルト研究部のメンバーは侵入する。

コカビエルによって建造されたであろう高くそびえる塔の頂上に、倒すべき敵はいた。

 

「コカビエル……!!」

 

「良く来たな。この時を待ちわびていたぞ」

 

玉座を彷彿とさせる椅子に鎮座し、コカビエルは愉悦の笑みと共に一同を見下ろす。

 

「とはいえ、所詮お前達は前座。ルシファーやレヴィアタンを呼び寄せる為の餌に過ぎん。まぁ、例外はいるがな」

 

そう愉しそうに言いながら、コカビエルは有斗零を見下ろす。

それに対して彼は、ただ悠然とコカビエルを見つめている。

その姿に、一切の気負いは感じられない。

 

「私達が前座?笑わせないで頂戴」

 

「そうだ!俺達の実力を嘗めてもらっちゃ困るぜ、コカビエル!」

 

リアス・グレモリーと兵藤一誠の啖呵を、コカビエルは一笑に付す。

 

「お前達こそ、ソイツの実力の程を欠片も理解していないとはほとほと呆れたものだ。まぁ、そんなことはどうでもいい」

 

指を鳴らした瞬間、強大な光の槍が現れ、体育館をいとも容易く爆炎に呑み込んだ。

その圧倒的なまでの火力を前に、零を除いた誰もが戦慄した。

 

「この程度でビビっているようでは話にならんな。やはりお前こそが俺の相手に相応しい」

 

「……なんつーバケモンだよ、ありゃあ」

 

一誠が冷や汗を掻きながら、爆炎の根源を睨み付ける。

《赤龍帝の篭手》に封印されたドライグによると、コカビエルは魔王や神と対峙し生き延びた猛者らしい。

言葉では理解していたが、間近で現実を見せられては、信じるしかない。

少なくとも、魔王と呼ばれる存在を相手に戦いを望む実力はある。

そして恐らく、誰もが思っただろう。勝てるのか、と。

一度精神的に臆した者は、その時点で敗北していると聞く。

それが些細な疑問でさえ、自らを蝕む毒となり残り続ける。

しかし、その毒が通用しない者もいた。

 

有斗零。

この場で誰よりも脆く、誰よりも弱い存在である筈の人間が、この場で誰よりも強く、誰よりも揺るがぬ意思を内包していた。

その姿を見て、心に揺らぎが生じていた皆が平静を取り戻す。

この中でたった一人の人間に、皆が支えられていた。

 

「ともあれ、まずは俺のペットと遊んでもらおうか。せいぜい楽しませてくれよ?」

 

宣言と共に展開される魔法陣。

そこから溶岩の如し炎を纏い現れた三つ首の狼。

地獄の番人ケルベロス。おおよそ人間界に存在してはいけない、異形の存在。

 

「ケルベロス……こんなものを持ち出すなんて」

 

「無視する訳にもいきません。早急に殲滅しませんと」

 

「ええ。行くわよ、小猫、朱乃!」

 

リアスの指示で三人はケルベロスに向けて攻撃を開始する。

リアスは《滅びの力》を内包した一撃を。朱乃は魔力で出来た吹雪による拘束し、小猫は《戦車》としての攻撃力を活かした肉弾戦で攻める。

この度の戦闘では、本来攻撃の要となる一誠は後衛を勤めることになっている。

《赤龍帝からの贈り物》という、倍化した力を他人に譲渡する力を最大限に利用する為である。

その為、必然的にメインアタッカーはリアス、朱乃、小猫の三人となり、一誠はアーシアと共に後衛を勤めることになる。

零に関しては、出過ぎず離れすぎずを維持し、《神器》の力で前衛へのフォローと後衛の護りに徹する手筈になっている。

ミッテルトも同様に、零のサポート役である。

 

「分裂したですって!?」

 

ケルベロスが吐く炎を回避しながら前衛組が攻撃を仕掛けるも、ダメージを与えると共に分裂をしていく。

単体でも面倒な手合いだというのに、分裂し続けるともなれば、単純な性能以上の脅威となる。筈だった。

 

「ガブリエル、マハブフダイン」

 

闘争の音に包まれた空間の中で、透き通るが如く紡がれる言葉。

瞬間、分裂を続けていたケルベロスの一切が氷塊に覆われた。

朱乃の放つ吹雪とは比べものにならないそれは、不死鳥を凍らせた時以上の質量を持って地獄の番人を制止させる。

このような芸当が出来るのは一人しかいない。

皆が一斉にその人物へと振り向く。

そこには、見覚えのある真紅の髪をたなびかせた美しい天使が、自らの主を護るように空に佇んでいた。

 

「何をしている、総攻撃チャンスだ!」

 

「――ッ、みんな、一斉に攻撃するわよ!」

 

大天使を傍らに従わせる零の言葉に後押しされる形で、一同が凍り付けのまま動かないケルベロスへと向かう。

 

「その役目、私に任せてもらおう」

 

しかしそれよりも早く、一陣の風が彼女達に吹きすさぶ。

風の放つ一閃と共に、ケルベロスの一体が粒子の光となり消滅した。

 

「ゼノヴィア!」

 

「加勢に来たぞ」

 

余裕のある笑みと共に、二体目のケルベロスを一撃で屠るゼノヴィア。

聖剣は悪魔に限らず、魔物に対しても無類の強さを発揮する。

この状況において、彼女の存在はこれ以上とない戦力だった。

 

「――――よし、充填完了!部長、朱乃さん、いきます!」

 

それに続く形で一誠の倍化が適正値に到達。二人へ向けて《赤龍帝からの贈り物》を発動させる。

力の奔流が二人の内で快感と共に駆けめぐる。

 

「行けるわね、朱乃」

 

「ええ」

 

《赤龍帝からの贈り物》の効果を実感した二人は、互いに顔を見合わせ頷く。

朱乃は動けないケルベロスへ向けて雷鳴を轟かせる。

元々雷の適正のある朱乃の一撃は、《赤龍帝からの贈り物》の効果も相まってケルベロスを塵も残さず消滅させた。

ゼノヴィアの加勢もあり、抵抗も許されないケルベロスはただ自らの死を待つしか出来なかった。

 

「喰らいなさい!」

 

リアスは塔の頂上で不遜な態度を取っているコカビエルへ向けて全力の一撃を放つ。

しかし、《赤龍帝からの贈り物》で強化された筈の《滅びの力》を、コカビエルは余裕の笑みを崩すことなく弾き飛ばした。

 

「成る程、赤龍帝の力があればここまで力が引き上がるのか。面白い、が――お前達のそれではまだまだ足りんよ」

 

コカビエルは遂に重い腰を上げ、堕天使の翼をはためかせる。

同じ目線に立って尚、余裕は崩さない。

 

「本来ならば今頃あの男に預けた擬態の聖剣(エクスカリバー・ミミック)も含めたエクスカリバーを合成し、面白い余興が行えたのだが、それを蹴ってまで奴に預けた理由が分かるか?」

 

「そんなの、興味ないわ!」

 

リアスと朱乃の魔力が、コカビエルへ向けて迸る。

コカビエルは各々の一撃を片手で受け止める。

 

「答えは簡単だ。あの男がその余興以上に俺を喜ばせてくれるからだ!」

 

叫びと共に二人が放った一撃をそれ以上の力を持って返す。

朱乃がリアスの前に出て防御陣を展開するも、意図も容易くそれは破られる。

 

「きゃあああぁあぁあ!!」

 

「姫島ァ!!」

 

零の叫びが駒王学園に響き渡る。

ウルスラグナを召喚し、その背に乗って今まさに地面へ激突せんと落下する朱乃の下へ駆けつけようとする。

 

「おおっとぉ、そうは問屋が卸さないんだよ!」

 

狂気的な笑みと共に突如現れたフリードが、零へ向けて聖剣を振り下ろす。

 

「それはこっちの台詞だっつーの!」

 

しかし、その一撃はミッテルトの光の槍によって防がれる。

 

「零、行って!」

 

ミッテルトの言葉に無言で頷き、激突まで秒読みの朱乃へ向けて走り出す。

四つ足を活かした瞬発力により、朱乃の身体を零は受け止めることに成功する。

 

「大丈夫か?」

 

「……ありがとう、零君」

 

ボロボロの状態で感謝の言葉を浮かべる朱乃。

 

「怪我はないようだな」

 

「ええ。ちょっと力負けしちゃっただけですから、怪我自体はありません」

 

「そうか」

 

その答えに零は安堵の笑みを浮かべる。

朱乃は不謹慎にも、彼の腕に抱かれているという状況に安心感を覚えていた。

 

「朱乃さん!」

 

一誠がその名を呼びながら二人の下へと近づいてくる。

 

「大丈夫ですか、朱乃さん」

 

「ええ」

 

その言葉に一誠は胸を撫で下ろす。

 

「兵藤。すまないが彼女を頼む」

 

「頼むって――先輩は?」

 

「何、リアスと姫島がやられているのを見て、静観出来るほど腐ってはいないつもりだからな」

 

そう良いながら、零は視線をコカビエルへと向ける。

それに気付いたコカビエルは、歓喜の笑みを浮かべた。

 

「ようやくお出ましか。待ちくたびれたぞ」

 

「高みの見物など決め込んでいるからだ」

 

「そう言うな。折角の余興だ、直ぐに終わってしまえば興醒めだろう?」

 

「否定はしない。――なら、せいぜい期待に応えさせてもらおうか」

 

まるで既知の友との会話を行っているが、その雰囲気は一触即発。

 

「私のことも忘れてもらっちゃ困るわ」

 

零の隣に立つように、リアスは空を飛ぶ。

 

「リアス・グレモリーか。折角の機会に水を差すとは無粋だな。まぁいいだろう」

 

不満げな様子を隠す様子もなくコカビエルは二人と対峙する。

ここからが、両者にとって真の戦いの始まりとなる。

 

 

 

 

 

そのようなやり取りが行われていた中、零を庇って囮となったミッテルトはフリードを牽制していた。

 

「おやおやおやぁ?まさかこんな所で会うとは思わなかったよ、ミッテルトちゃあん?」

 

「ウチは二度と会いたくなんかなかったけどね」

 

フリードの一撃を防ぐ形で、ミッテルトが槍の腹を聖剣へと向ける。

鍔迫り合いは一瞬。

聖剣と下級堕天使の作った光の槍では、力の差は歴然。

ミッテルトは槍の破壊の余波で大きく吹き飛ばされる。

 

「きゃあっ!!」

 

「レイナーレの腰巾着風情で、エクスカリバーの力に敵うと思ったんですかねぇ?それに、レイナーレが死んで今度は悪魔に下ったとか、救いようがないカス野郎だよなぁ!」

 

「……アンタみたいな真性のクズに言われたって、欠片も心には響かないッスよ」

 

「あっそう、つまんね。じゃあ、ちゃっちゃと死んでくれや!!」

 

「――そうはさせないよ」

 

ミッテルトへ向けて振り下ろされんとした一撃は、介入者によって阻まれる。

 

「木場、祐斗――」

 

「――てめぇは、あの時のクソ悪魔」

 

ミッテルトを護るように現れたのは、リアスの《騎士》の木場祐斗だった。

 

「彼女はオカルト研究部の部員だ。彼女への罵声は僕達全員を侮辱するものと知れ!」

 

祐斗はフリードへと魔剣を突きつけ、叫ぶ。

その言葉に秘められた想いは、オカルト研究部員の総意でもあった。

 

「なぁに格好つけてるんだよ、悪魔風情が!」

 

怒りの形相でフリードは祐斗へと肉薄する。

しかし、直感的に危険を察知したフリードは動きを止め、飛び退く。

瞬間、フリードがいた場所に暴力的な一撃が奔った。

その一撃を放ったのは、ゼノヴィアだった。

 

「貴様が悪魔に対して執心する理由なんてどうでもいいし、聞きたくもない。だが、お前の在り方は私には酷く滑稽に映るよ」

 

介入者であるゼノヴィアは、哀れむような視線をフリードに向ける。

 

「何が言いたいんだよ、ゼノヴィアちゃあん?」

 

「貴様の動向は教会側で把握している。悪魔を狩りたいだけならどの傘下にも入らず自由に振る舞えばいいのに、雇い主を失えば直ぐに鞍替えする。彼女に偉そうなことを吠えているが、結局の所貴様とて同じだろうが。いや、狂気に呑まれた貴様と理性的な彼女では、比較することさえおこがましかったな」

 

「んだとぉ!この――」

 

「それはお前にも言えることだよ、ゼノヴィア」

 

フリードとの会話に割って入るように現れたのは、《聖剣計画》の主導者である老人、バルパー・ガリレイだった。

 

「バルパー・ガリレイ……!!」

 

祐斗は憎悪を孕んだ言葉を持って、その名を呼ぶ。

奥歯を強く噛み締め、今にも飛びかかりたい衝動を抑える。

二度とあの様な過ちは起こさないと、心の中で誓いを立てたのだから。

 

「どういう意味だ」

 

ゼノヴィアの問いかけに、バルパーは嬉々として答え出す。

 

「お前は聖剣を破壊しようとしているが、《聖剣計画》が教会にとって汚点だというのならば、何故聖剣はその時に破棄されずそのまま残してあったのだ?」

 

バルパーは一呼吸置き、歪んだ笑みを作る。

 

「答えは簡単だ。儂らを糾弾した教会とて、所詮同じ穴の狢だからだよ!!どんなに綺麗事を並べようとも、やっていることはただの偽善。寧ろ上辺を取り繕えば取り繕うほど、その薄汚さがシミとなってこびりつく。儂からすれば、真の邪悪は人の研究を悪と罵りながらその研究の成果を今も利用している貴様らの方だよ!」

 

「…………」

 

ゼノヴィアは何も答えない。

答えを持ち合わせていないのではなく、答えを出す意味がないからである。

 

「ご託は良い。貴様が悪でも教会が悪でも僕には関係のない事だ。僕が望むのは、《聖剣計画》の犠牲者となった者の仇を討つ事。それだけだ」

 

魔剣の切っ先をバルパーへと向ける祐斗。

 

「もしかしてお前は、《聖剣計画》の生き残りか?まさか悪魔に墜ちていたとはな。お前達には感謝しているよ。お陰で《聖剣計画》は完遂出来たのだから」

 

「完遂……?」

 

「君等適正者の持つ因子は、聖剣を扱えるまでの数値を示さなかった。ならば適正値に至るにはどうすればいいと思う?」

 

バルパーはとても愉しそうに笑い、告げる。

 

「因子を抜き出し、そして他の適正者に埋め込むことで不足分を補えばいい」

 

「――――ッ!!」

 

祐斗もゼノヴィアも、バルパーの言葉に戦慄する。

《聖剣計画》が外道の産物だとは知っていたが、実験内容までは知らなかった故の反応である。

 

「ゼノヴィアよ、お前も見たことがあるだろう?この結晶を。聖剣使いが祝福を受ける時、使われていたのだからな」

 

菱形と三角錐を合わせたような形状の青い結晶を見せつけるようにかざす。

バルパーの言うとおり、あの結晶にゼノヴィアは見覚えがあった。

 

「分かっただろう?ゼノヴィア。教会に与し、聖剣を扱うお前に私を裁く権利はない!」

 

「……ああ、そうだな。だが――」

 

「でも、僕にはある」

 

祐斗が一歩前に出て、バルパーを睨み付ける。

如何にゼノヴィアにバルパーを裁く権利はないとしても、実験材料として扱われ、被験者の無念を背負った彼には復讐の権利はあった。

 

「どんなに強がったところで、お前達に明日はない。ならば感謝の印も込めてこれを譲ってやるのも優しさだろう?」

 

最早必要はないと言わんばかりに、簡単に地面に打ち捨てられる因子の結晶。

幾多もの命を犠牲にした結晶が、まるでゴミのように扱われる姿を見て、祐斗の心は怒りを通り越して絶望にまで至っていた。

それを愛おしむように胸の中で抱き、被験者の仲間に思いを馳せる。

 

「……この、クズ野郎が!!」

 

朱乃を安全な場所に運び終えた一誠は、遠巻きで一連の会話を聞いていたが、遂に限界だとバルパーへ向けて吠える。

我慢出来ずに飛びかからんとした刹那、祐斗の胸の中にある結晶が強い光を発する。

それらは無数のヒトガタを造り、祐斗の傍に立つ。

 

「僕は、僕を生かす為に犠牲になったみんなの代わりに、生きなくてはいけない。たとえ僕にその価値がないとしても、生き続けなくちゃならないんだ。でも、それは復讐の為じゃない」

 

ヒトガタは再び光の塊となり、祐斗の身体へと吸い込まれていく。

まるで、被験者の魂が彼の中に宿ろうとしているかのように。

その姿にある者は涙を流し、ある者は祈り、ある者は淡い想いを秘める。

 

「バルパー・ガリレイ。僕はお前を討ち、あの優しい日常に帰る。僕を大切に想ってくれている人達の下に。たとえ神が僕の存在を祝福してくれないとしても、僕の想いは決して揺るがない!!」

 

復讐という業を背負い続けてきた青年が、今初めてそれを乗り越えた。

自分の見てきた世界が一転したことで、《神器》が新たな形を象っていく。

神の意志に逆らってでも為そうとする強い意志が、至らせた。

それは、《禁手》と呼ばれる奇跡。魔剣創造(ソード・バース)を超える、木場祐斗の新たな力だった。

 




今回、女帝のアルカナとしてガブリエルが登場しましたが、ステは次になります。アバドンもそうだけど、(先延ばしして)すまんな。

Q:ガブリエルを選んだ理由は?
A:最近なけなしの勘違い要素を取り戻す為の伏線です。

Q:木場覚醒の部分書く必要あったの?
A:た、多分……(震え声)。一応原作とは違う心境変化もあるし、無駄ではないよね……。

Q:戦況が有利なのにバルパー出てきたとか男らしいな意外と。
A:僕もそう思う。正直、強引すぎたと思ってる。もう少し整合性取れる作品が書きたいです。


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