誤字報告ありがとうございやす……おろろーん
》yelm01さん
原作の設定に一部勘違い(例:北日本民主主義人民共和国の範囲は樺太のみのところ、北海道も含むと誤解していた)があります。この勘違い部分を訂正すると拙作の足元が崩壊しますので、直しようがなく……。ご勘弁ください。
あと「日本人が腐っちまった」と三島◯紀夫が自決する流れが拓銀令嬢の歴史では想像できず、別の方じゃないかなぁと考えてこうなっております。
仮想戦記の世界であろうこの世界、日本史も世界史も面白いことになっているに違いない。今すぐ日本史の教科書がほしい――こんなにも日本史を学びたいと思ったのは、半月にとって初めてのことだった。
しかし藤吉は親戚の遺産問題の話し合いのために東京に来ており、遊びに来ただけの半月のようにすぐには家へ帰れない。半月は「めんご!」と片手を揺らして新幹線とバスそして電車に揺られ帰宅し、早速日本史の教科書を開いた。
「日本民主主義人民共和国……? わっつ?」
何度読み返しても理解できず半月は教科書を机の上へ投げた。
北海道がつい数年前まで共産圏で、ソ連崩壊の雪崩その他様々な事情により日本へ編入されたばかりだという――何が起きているのかさっぱり分からない。
分かりたくないから理解できない、という方が正しいかもしれない。
ゴールデンウィークの翌週の土曜日、半月は藤吉に電話をかけた。
『敗戦後、アメリカンドリームならぬ「北海道ドリーム」を叶えようっちゅー内容の広告打って、社会主義とか共産主義掲げてる人ほぼ全員北海道に押し込んだんだらしいねん。うちらの知る史実でもあったやろ、夢と希望の◯鮮半島に移住しましょってキャンペーン』
「ああ……映像◯世紀とかで見た覚えあるわ」
『せやからほら、旧北日本国家評議会で書記局長してた
「え、なんで?」
『ロシアのスパイやっとってん、日本軍人の身の上で。せやから本土におったらヤバいってんで戦後北海道に親類縁者みんな仲良く移住したってわけ』
「ひえ……」
未だ現役の黒電話から、チャキチャキとした声の――しかし血なまぐさい内容の話が届く。
「椎野ちゃんどうやって一週間でそんなに情報仕入れたん? こっちはこわごわ教科書めくって悲鳴上げるくらいしかできてないのに」
『うちは比較的デカい図書館が近所にあるから開館時間内雑誌から新書から読み放題なんですわ。通学と休み時間もモリモリ読みまくりー! 仮想戦記たーのぴー! ヒャッハァ!』
「ああー流石都会」
革命つまりクーデターを良しとする共産主義の国家――日本民主主義人民共和国はクーデターで滅びたという。業が深い話だ。
妙にハイテンションな藤吉の話はまだまだ止まる様子がない。
『そんでや。日本の国境線が我々の知るものと全く違ってることはまあ、今は横に置いておいてやなぁ、マァ聞いてェや』
「うん」
『北海道が日本民主主義人民共和国なんちゅう別の国で、かつ内ゲバしとったことで――我々にとってかなり切実な問題が発生しているのである』
「え、何……? めっちゃ嫌な気配してるし怖い話は聞きたくありません椎野菌バリアー」
『そんな軟弱なAT(※オートマチックトランスミッション)フィールドで私を阻めると思ったか? 教えてやろう、80年代後半から90年代にデビューするはずの北海道出身作家とか漫画家とかがやな――北海道の動乱のせいでほとんどおらんねん。笑えるやろ、笑えよ、ハハッ』
半月は卒倒しそうになった。
「ちょっと待って、あの、北海道出身じゃなかったっけ、京極……」
『もちろん図書館に置いてなかったともよ、レンガ本。司書さんに聞いても「そんなタイトルの本は聞いたことがありません」って言われたしな。……まことに残念ながら、道産ミステリーは生と死の瀬戸際どころか死に両足を突っ込んでいるのです。これからに期待しよう』
「そんなバナナ――あ、ミステリーが駄目なら、警察小説とかは? たとえば佐々木◯……」
『警察対警察って小説とかアメリカのスパイが活躍する小説書いた人やろ。北日本政府が認めたと思うか?』
「待て、なんだこれ、なんだこれマジで信じたくないほんまに信じたくないんじゃけど、あの、ホンマに?」
『非情だが現実は厳しい。実は氷室◯子先生も北海道でな……うん……この数年作品が一冊も出てないから、うん』
「追い打ちかけんでくれるかなぁ!?」
嫌だ、嫌だよぅと半月は恥も外聞もなく泣いた。両親が畑に行ってなければ、あまりの嘆き様を心配されていただろう。
北海道出身作家がほぼ壊滅ということはだ。その作家の作品を読んで「自分も作家になりたい」と瞳を輝かせたはずの後進の作家たちも生まれづらくなるわけで――つまり、影響は計り知れない。
『小説もそうなんやけど、それ以外もヤバかったりする。ハガ◯ンの作者、北海道出身なんよなぁ。現時点でデビューできてないし、先生がご存命かどうか調べる手段なんてものがあるわけもなかった』
「ひええ有名作品……! 私は見てないけど名前はよく聞く……!」
『国が違うのもあって網走番◯地を撮影する許可下りんかったみたいで。他には幸福の黄色いハン◯チも北◯国からもあれへんねん、怖いねぇ』
「ぉワァ……」
『黄色いハンカチが撮影されんかったから――へへっ、すっげーぞ。金八先生やってんの別の俳優さんや』
どういうことなのかといえば、武田◯矢のデビュー作であり、助演男優賞を貰った出世作――それが黄色いハンカチなのだ。
この機会を逃せば一生芽が出ない……とは言わないが、銀幕デビューが遅れれば遅れるほど「出演するはずだった」作品は別の俳優のものになる。当たり前のことだ。
『でも読者として一つ嬉しいのは、戦死したり自決したりした作家が生きてはることやね。たとえば――』
知っているはずの作品がよく似た別の作品になっている世界、似ているけれど異なる『異世界』。半月はもやもやと湧いた胸焼けに「おえっ」とえずく。
『大丈夫か――大丈夫ちゃうわな』
「うん、うぇっ……」
繰り返しえずき、「ごめん、トイレ、一時間して電話なかったら今日はもう無理ってことで」と受話器を置いた。よたよたとした足取りで縁側のサンダルを引っ掛け、三歩先の和式便所に閉じこもる。食道は熱いのに頭は寒いほどに冷えている。
消化中の朝食が口内を焼きながら便器にボタボタと落ちていった。
天井近くに設置された箱から下がる紐を引っ張れば、貯水槽からの水が流れて白に青がまだらに混ざるドロドロ――高菜おにぎりが下水に落ちてゆく。下水管を塞ぐ蓋が跳ね上がるベコンという音。
酸っぱい匂いは清涼な水の香りに押し潰されて掻き消えていった。
「あー、……きっつ……」
冷たいタイルの床に座り込んで天井を見上げる。この情報をまとめた藤吉の手腕は感嘆すべきものであるが、今の半月にその余裕はない。
ひりつく口をもごもご動かしてツバを飲み込んだ。
++++
半月と藤吉が「やめテぇンヤー」「うワーンヤー」と騒ぎつつ泣いている頃、二人と同じく仮想戦記ジャパンの自分に憑依した(と本人が判断した)玉城まことは、以前から不健康に青白かった顔色を更に青ざめさせていた。
玉城はもともと李氏朝鮮の貴族の血を母方に持つ一般女性であった。「ハーフって言っても韓国語全然喋れなくて、そらで言えるの数字と挨拶だけなんですよねぇ」と、彼女はコナンワールドで出会った
――コナンワールドでは、母方の先祖が貴族だろうが豪族だろうが蛮族だろうがなんだろうが、玉城は日本国籍を持つ純朴な一般女性であった。半月のせいで宗教団体に睨まれていること以外は平穏で、平和に生きていられた。
ありふれた一般の女性だったのだ。しかし、この仮想戦記ジャパンでは違う。
この世界における玉城の立場はというと、なんと三代前の当主やら五代前の当主やら六代前の当主やらが王族から嫁を迎えているという「かなり王族の血が濃い」――朝鮮系亡命貴族の直系子女であった。亡命の理由はいくつかあるが、最大の原因は政争に破れたことだ。ありふれた話である。
とはいえ政争に破れようが亡命しようが名を変えようが血統を変えることはできない。年若くいくらでも洗脳できる年齢の女子である玉城は、朝鮮王国再興を目指し「我こそは正当なる朝鮮の支配者なり」と名乗る連中に嫁として狙われており、これまで幾度となく誘拐されかけてきた。日本へ密入国してきたらしき自称王族から口説かれたこともある。
ロマンス小説にありそうな設定だ。そのうち石油王も玉城を誘拐しに来るに違いない。
出生地の福井県は半島に近すぎるということで、彼女は数年前に日本国内での後見人たる泉川家を頼って上京し――引きこもりになった。繰り返される誘拐騒ぎで人嫌いになりかけていたところ、東京は人が多すぎたのだ。
ろくに日光も浴びず部屋の中で漫画やらテレビやらを見て過ごしている彼女が健康優良児なわけもなく、ビタミンD不足でくる病になりかけては無理やり外に連れ出される不健康児だ。昼夜は逆転し視力は低下、コミュニケーション能力は言わずもがなだった。
玉城のコミュ力はスライムレベルだった――過去形である。
もはや玉城はただの引きこもり病弱少女ではない――平行世界の自分の記憶が溶け込んだ彼女は自分の置かれた立場を冷静に判断することができ、このままでは泉川家……いや、この国に使い捨てられてしまうだけだと理解した。なんせこれまでの玉城は政治も勉強もできないヒキニートだったのである、道具としてしか使い道がない。
どうしよう、どうすれば挽回できる。悩むこと数日。一朝一夕に昼夜逆転生活が治るわけもない玉城の悩みはジリジリと深夜も続いた。そんな時。
『てってってーれびーをみーるとーきはー』
『へーやあーかるーくしーてはーなれーてみーてね!』
漫然と付けっぱなしにしていたテレビからそんな声が聴こえてきたのだ。画面をバッと見れば、歌うのはくせ毛の方――椎野だ。一緒にいるのはすっぴんの半月で間違いない。
『誰かが呼んでいるような〜』
見たところ二人は高校生あたりの年頃で、今の玉城より三歳かそこら年上と思われる。
「姉さん、半月さん……!」
玉城の双眸から熱い涙が溢れる。
姉と呼んではいるが椎野と玉城の間に血縁は無い。椎野が冗談で口にした「お姉様とお呼び!」から定着した呼び方なのだ――そんな会話をするくらいなので二人の仲は良い。
「おろろーん、ねーさーん!」
液晶テレビに抱きついてワンワン泣いた。今すぐ二人に会いたい。『チーム米花町』と名乗っているのだから玉城の知る二人であろう。
また、この世界にこち亀はない――「こちら葛飾分屯基地警備班」ならある。架空の基地「葛飾分屯基地」の警備班に所属する隊員の両津2曹が、ゲート勤務が暇だからとガンプラを作ったり近所の人と茶を飲みお菓子を貰ったり小遣い稼ぎを始めたりするコメディだ。直属の上司は叩き上げの大原2尉、同僚に防大卒のエリート中川1尉、秋本3曹などなど……魅力的なキャラクターも人気な漫画でアニメ化もしている。
舞台はほぼ葛飾区亀有がメインとはいえ、漫画のタイトルに亀有の文字はない――「ああここは亀有」など歌わないのだ。
歴史が違えば人気作品の舞台も変わる。至極当たり前の話である。
しかし一つだけであれば無視できる
違和感だらけの世界だ、一人ぼっちで過ごすなんて耐えられない。二人に会いたい。
――週に一度ほどの頻度で玉城の様子を見に来る泉川家の子息に「姉さんに会いたい」と愚痴を零した結果ここが拓銀令嬢の世界だと知ることになり、玉城は「この世界はクソ……ふざけてる……」と一人で泣いた。
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秋山あかねは小学校の四学年下――1年生に桂華院瑠奈なる少女がいること、平成を迎えた現代にも華族制度が残り桂華院財閥やら岩崎財閥やらテイア自動車やらという企業が存在していることを認め、「うわぁ」と声を漏らした。
天才児たちによる群雄割拠時代の幕開けであればまだ良かった。互いに対抗し対立しているなら、四角い箱に様々なサイズのビー玉を詰めるようなもので、どこかに隙間が生まれるものだ。しかし彼らは仲が良い――重なり合い利益を共に追求する姿はベン図に近い。
彼らをたとえるなら孔明に龐統と司馬懿仲達その他名将名軍師連中が一同に会して仲良くしているようなもの。成り上がろうとしている者からすれば悪夢そのものの集団だろう、バラけてくれればまだ対抗できる――かもしれないのに、彼らは友達として仲良くグループを作っている。本人らにそのつもりはないのだろうが、子供の立場を利用して談合しているようにも見える。
それが華族の政治なのだと言うならそうなのかもしれない。
「みなさん、今日も気をつけて帰りましょう! さようなら!」
1年生より一時間長い授業を終え、帰りの会で日直がハキハキと声を張り上げた帰りの挨拶を唱和する。そしてドアに近い席であることを幸い、秋山はランドセルを背負ってさっさと教室を立った。
一階へ下りれば下駄箱前はすでに生徒でごった返している。人混みを縫って靴を履き替え――徒歩で学校を出る。
秋山は華族ではない――地元のお殿様つまり現在で言う華族に代々仕える士族の生まれであり、才能を見出され華族の後見を得て帝都学習館学園に入学した。迎えの車を寄越してもらえるような立場ではないし、寄越してほしいと思うこともない。徒歩で駅まで行き、電車に乗り、家の最寄駅からは自転車を漕ぐ。
政治とカネの世界とは無縁なのだ。縁あって東京の学校に入っただけで、勉学を収めたら地元に戻るつもりだ。東京で華々しく生活していらっしゃる一族の方々の役に立つような人間ではないのでどうか野に捨て置いてほしい。そう願っている。
駅に着き改札を抜けた正面の窓から乗り場の様子を確認し、乗り場の端で喫煙している男を見つけて秋山は顔をしかめた。電車が来るまで改札前で待っていた方が良さそうだ。
2分と待たずに電車の到着を告げるアナウンスが流れ、階段を降りる。
秋山は拓銀令嬢のストーリーを事細かに覚えているわけではないが、知識と金と権力で様々な困難を叩き潰す話だったはず。
彼らと関われば世の中を裏から動かす立場の一人になれるだろう。当事者にはなれなくとも、側でそれを観覧できるだろう。
しかし海千山千の政界経済界の怪物と角突き合わすなど秋山には無理だし、したいという気持ちもない。――なんせここは華族制度が残る世界、アニメのセリフを借りるなら「何をやっても許されるのが特権階級ゾイ」。目をつけられたらどんな目に遭わされるか……。後見人に迷惑をかけるようなことになれば、秋山は帰る家を失ってしまう。
車窓の向こうを流れ去っていくのは
――どうして道がこんなに広いのだろう。更地を開発したのなら広い道路にも整理された区画にも納得できようが、この世界の東京は空襲を受けていない。
史実では44年の末頃から東京は空襲を受け、焼夷弾に晒されてあちこちが焼け野原にされたはず。だから戦後の開発が手早く進んだのだと何かで読んだ。
なのにどういうことだろう、焼かれた東京も、焼かれていない帝都も、そっくりな顔をしている。
45年の敗戦であれば死んでいるはずの人が生きているのに、焼けたはずのものが残っているのに。
車窓の横、車内に掲示された広告には。◯島由紀夫待望の最新作という文字が踊っている。
「激震のノンフィクション」「戦後日本を復活させたのは」――広告に印刷されている顔は、かつて神であった人のもの。
44年の年末に条件付き降伏をしているなら、東京は空襲を受けてないことになるんですよね。
ということは、戦後東京の開発は「立ち退き交渉」からやらないといけない。住民を即座に立ち退きさせられる権力者はといったら、戦後「人間宣言」された方くらいじゃないかなぁ……っていう。
というわけで、四人それぞれの違う視点や立場から「拓銀令嬢のいる世界」を眺める話でした。
かなりギリギリというか、ボーダーから半月歩踏み込んだ部分もあるので、回答できない場合があります。ご了承ください。
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原作の設定で当方の勘違いがありました。北海道は北日本民主主義人民共和国になってなかった――読み返して確認したところ、最初に読んだときに「樺太道新聞」の記述から「あー、樺太と北海道か」と誤解し、そのまま思い込んでいたようです。爆発四散して来ます。
とまあ、そういう勘違いやら「読んでたけどすっかり忘れてた部分」やらによる悲惨な現状に加え、その悲惨なものを先生に補足されている悲しい現実から目を背けたいので、こちらの番外編は続きません。
でも楽しんでくださった方に申し訳ないのと、私のもったいない精神が疼くので、続いたらこうなる予定だった……というのを載せておきます。
――――
瑠奈たちによる玉城への尋問を経て藤吉が捕獲され、死なば諸共と半月も引きずり出される。
得意なことは何かと聞かれて「スケベなこと全般」と答える半月、「司会進行役」と答える藤吉、「ええー」と回答を渋る玉城。どうにかこうにか三人には利用価値のある知識がほぼ皆無と分かってもらえるが、「未来知識を他所で漏らされると面倒だから」と監視付きで東京暮らし開始。
藤吉は拓銀の原作既読だが19年時点でアニメ化や漫画化していない作品の記憶があやふやなため「なんかそういうウェブ小説があったかも?」という程度しか思い出せない。半月はもともと読んでいない。
玉城の説明により「限りなく元の世界に近い異世界」であることを半月・藤吉も理解し、色々あって元の世界では「小児性愛に関する事件」が問題になっていたことを思い出す。
三人は「イエスロリショタノータッチ」「リアルでは常識的な年齢差の相手と付き合え」の思想を広めるべく、ミッションT・S・F(乳・尻・太腿)(通称「目指せ横島大作戦」)を立ち上げる。
出版業界に圧力をかけることもあるため、父方も母方も「プー太郎駆け落ちの末に誕生した」やら「先妻死亡で養子に出された」やらという自慢しづらい血統の主だが一応華族……という藤吉が代表として立つ。なお母方に養子へ行くのは母方本家が子無しかつ叔父が病がちなので、うっかり本家の資産が分散されることがないように(≒相続人=後継者)。玉城は表に出たら貞操が危険だし半月は一般市民なのでどうしようもない。
藤吉が父方の親類の葬式と相続についての話し合いに参加したのは、叔父の寿命がそろそろ尽きそうなので一度現場を経験しておこう……という事情があった。
こうして性技の使者なのか正義の使者なのか微妙な連中による身分(藤吉の階級)と金(玉城の個人資産)と知識(半月のスケベ知識と藤吉・玉城のサブカル知識)によるサブカル侵略が始まる。はじめは瑠奈も「自分たちの知っている作品を再現したいのかな?」と温かい目で見守っていたが、最終的には頭を抱えて「なんでこうなった」と呻く。
(後見人に迷惑がかかる可能性がある&肉体年齢が幼すぎるため除外された秋山は対岸から「わー、さすが半月さんだわ」と感想を漏らす)
〜エンド〜