絶対転生特典間違えただろ   作:ナカタカナ

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 すみません、間違って消してしまっていました。


アストルフォとのデート?

 

 やぁ、みんな。俺は逆廻十六夜、小学四年生だ。

 

 今日の俺は少しテンションが高めだ。

 

 理由はだな、アストルフォと一緒に遊びに行っているのだが、まぁ俗にいうデートだな。

行き先は大阪に行くことになったのだが、アストルフォのヒポグリフに乗せてもらったのだ。

 

 毛並みは結構ふわふわで暖かかった。

 

 「どう十六夜気持ちいでしょ」

 

 「最高だぜ。あんがとよ兄ちゃん」

 

 「ふふ~ん、だろ。なんたって僕は君のお兄ちゃんなんだからね」

 

 「見た目はお姉ちゃんだけど」

 

 「可愛いでしょ」

 

 「うん」

 

 「ならいいじゃん」

 

 高度一万メートルを飛行?するヒポグリフの背で兄弟仲良くやっている。

 

 途中飛行機に出会いそうになったりもしたが雲に隠れたりしてなんとかやり過ごした。

 

 家から飛び立ち約四十分ほどで大阪に着いた。

 

 どこに着陸しただって?

 

 スカイダイビングをしながらビルの屋上へ降り立ち、そこから小さな建物の屋上へ飛び移り最終的には

なんとか地上に降り立った。

 

 「うわぁ~すごいねぇ」

 

 アストルフォは初めての大阪に目を輝かせている。

 

 大阪の風景も所々戦車道に関するポスターが張られていたりする以外は前世と変わらない。

懐かしいな、俺も一年に一度は大阪の難波に行ってfateのグッズを買ったりガルパンのグッズを買ったり、クレーンゲームでお楽しみ袋なるものを取ったりしていた。

 

 「それでどこにいく?」

 

 「アストルフォは何がしたいんだ?」

 

 「そうだな~たこ焼きを食べてみたいかな」

 

 「たこ焼きか、よし、そこに丁度たこ焼き屋があるからそこにいってみよう」

 

 「レッツゴー」

 

 俺とアストルフォは近くのたこ焼き屋に向かいたこ焼き8個入りを一つ頼み二人で食べる。

 

 他にも食べたいものがあるからここでお腹いっぱいになってはもったいない。

 

 「「いただきます」」

 

 たこ焼きを買った後は近くのベンチに座り出来立てのたこ焼きを食べる。

 

 「パクッ・・・・・・あふ、あふぅ、あふいろぉ」

 

 アストルフォは一口で出来立てのたこ焼きを食べたことにより悲鳴を上げている。

 

 「ちょ、水貰ってくるから待ってろ」

 

 すぐに先ほどの店に行き水を貰う。

 

 「ゴクッ、ゴクッ・・・はぁ~熱かったぁ」

 

 アストルフォは舌を出して涙目だ。

 

 「出来立てを一口で食べたら誰だってそうなる。ほら、冷ましてやったからアーン」

 

 「ありがとう。アーン」

 

 アストルフォがまた一口でたこ焼きを食べそうだったから二つに割って冷ましてからアストルフォの口に運んでやる。この絵面だけを見れば女の子に食べさせている男の子と仲の良い姉弟か兄妹、もしくは恋人にも見えるだろう。

 

 しかし、悲しい事に彼は男だ。つまり、兄妹ではなく兄弟である。

 

 まぁ、男の娘というのがアストルフォのいいところでもあるのだが。

 

 「おいしいね」

 

 「そうだな。エミヤにも作ってもらいたいな」

 

 「タコ焼き機でも買う?」

 

 「それもいいかもな。俺のおすすめのタコ焼き機は炎〇コだ」

 

 「その〇タコってすごいの?」

 

 「そこまで大きくはないがカリッとした表面で中身はとろーりとしたたこ焼きを焼けるんだ。俺も前世で親が作ってくれたのが大好きだった。まぁ、母が大阪生まれだったせいでたこ焼きにはうるさかったからな」

 

 「そうなんだぁ」

 

 たこ焼きを食べ終わると二人で街を歩いた。

 

 「ここがグランド〇月だ」

 

 「ここがあのグラン〇花月かぁ。写真でも撮っておこうよ」

 

 二人でグランド〇月を背後に写真を撮る。

 

 次は色々なところにあったクレーンゲームをして遊んでいる。

 

 「ねぇ、ねぇこの子可愛いよ」

 

 アストルフォが自身で取ったぬいぐるみを抱きしめている。

若干FGOに出てくるフォウに似ている気もするが気のせいだろう。

 

 「おっ、フェリスのぬいぐるみもあるじゃねぇか」

 

 フェリスはリゼロの男の娘キャラである。

すぐさま俺はゲームに百円を投入して獲得しようとした。

 

 しかし、そう簡単には取れないのが世の摂理。

 

 次は五百円を投入する。五百円を投入すれば六回プレイができるのでちょっと得だ。

 

 「何取ってるの十六夜?」

 

 アストルフォがやってくる。

 

 ちなみに今は五回目のプレイだ。

 

 「ああぁ、クソあと少しなのに、次でとれるか」

 

 ぬいぐるみは穴の近くに落ちて次やればとれそうだ。

 

 「十六夜ってばぁ」

 

 アストルフォが肩を揺らす。

 

 「ちょっと待ってろ。俺はこの男の娘を取るのに全神経を集中させてるんだ」

 

 「へぇ、その子・・・オトコナンダネ、エイッ」

 

 縦移動は完璧な位置に出来た。あとは横の移動だけだ・・・あと少しのところでアストルフォが俺の手を退かす。

 

 「あっ」

 

 アームは違うところを掴みフェリスのぬいぐるみは取れなかった。

 

 「なにすんだよ」

 

 「男の娘は僕がいるよね」

 

 「いや、ぬいぐるみ「僕がいるよね」いや、だからぬい「ボ・ク・ガ・イ・ル・ヨ・ネ」はい」

 

 こっわ、アストルフォこっわ。

 

 なんか急に声のトーンが下がり瞳のハイライトが消えたぞ。

 

 「もう、十六夜には僕というモノがあるんだから。他の子に浮気はダメだよ」

 

 「浮気って、ぬいぐるみだろ」

 

 「それでもだめッ。十六夜は僕の弟なんだからね。弟はお兄ちゃんのいうことを聞いてなさい」

 

 フェリスに嫉妬したのかアストルフォの機嫌が悪くなる。

 

 「はいはい、わかりましたよお兄様」

 

 「わかればよろしい。ほら、次行こッ」

 

 俺の腕に抱き着いた我が兄はあちこちに俺を連れまわす。

 

 まぁ、たまにはこういうのもいいんじゃないか?

 

 結局、俺とアストルフォは日が暮れるまであちこちを回った。

帰りに炎〇コを買ったので後日、エミヤがたこ焼きを作ってくれるということになったのだが滅茶苦茶うまかった。

 

 そしてアストルフォはあの日から独占欲が強くなったような気がする。

 

 結論をいおう。アストルフォとのデートも中々いいもんだ。

 

 あと、俺の兄はとても可愛い。異論は認めん。可愛くないと思った奴は強制しゃらくせぇにしてやるからな。

 

 

 

 





 次回のデート回は沖田さんですよ。

 沖田さんの大勝利ッ

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