絶対転生特典間違えただろ   作:ナカタカナ

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 模擬戦とは書いたものの戦車同士の戦闘は少ない模様です。

 聖グロ戦ではもっと細かく書きます。


模擬戦

 大洗学園自動車部というチート集団のおかげでメンテされた戦車が並んでいる。

 

 結局昨日は徹夜をしたので風呂にも入れてなかった俺は一度家に帰りシャワーを浴びて再び学校に登校する。

ついでにまだガレージで寝ている自動車部のみんなへ朝食をエミヤに作ってもらいそれも持って行く。

 

 うん、みんな美味しそうに食べていた。

 

 風呂は学校についているシャワーで済ませたみたいだ。

俺もそこで済ませれば楽だろうが母さんから一度帰ってこいと連絡もあったので帰ったのだ。

 

 さて、早速戦車道の授業なのだが・・・

 

 空から戦車は振ってくるは、その戦車によって学園長の車は吹っ飛ばされるは、戦車から出てきたお姉さんは「こんにちは」と何事も無かったかのように振る舞うは、大変なんだぞ。

 

 「特別講師の蝶野亜美一尉と、講師の久津輪美弥子さんだ。久津輪さんは学内でも何度か目にしたと思うが

今日から本格的に戦車道について指導していただく」

 

 「よろしくね」

 

 「久津輪美弥子です。何人か知ってると思うけどよろしくね」

 

 「戦車道は初めての子が多いと聞きましたが一緒に頑張りましょうね」

 

 最近しったのだが蝶野さんはみゃー先生の後輩だったらしく、みほのことも聞いていたそうだ。

ということもあり、原作のような展開とは少しずれた展開となったので質問コーナーはなかったのだが。

 

 気遣いができるところが武部の良い所だと思う。

ただ、狙ってる感がすごいときとかあるけどな。

 

 その代わり、アニメでの武部の質問を宇津木が聞いた。

 

 「教官はモテるんですか?」

 

 「そうね、モテるというよりは狙った獲物は撃破率120%よ」

 

 ちゃっかりオーバーキルしちゃってるよねと思う俺は悪くない。

 

 「久津輪さんの方はどうなんですか?」

 

 「あっ」

 

 俺は変な声をお思わずあげてしまう。

 

 「・・・グスンッ・・・お家かえうぅぅぅ」

 

 不意打ちだったせいかいつもよりダメージが多いような気がする。

 

 みゃー先生は足元から崩れ落ちて涙を滝のように流している。

 

 「あらま」

 

 あらまじゃねぇよ。誰だよ今言った奴。こうなったみゃー先生はめんどくさいんだぞ。

 

 「あちゃー、十六夜ちゃーん出番だよ」

 

 そんなみゃー先生を見て会長が俺を召喚しようとする。

 

 残念だが俺を召喚するためには聖昌石が三千個は必要になるぜ。そんな簡単に俺は召喚できません。

 

 「いじゃよいくぅぅぅん」

 

 なんかみゃー先生まで俺を呼んでいる。

 

 その声のせいで全員が俺の方を見るが・・・やめろそんな目で見るな。

 

 「だああああ、もう分かったよ。分かりましたよ。ほら、先生立って」

 

 ガッツリ座り込んでしまっている先生を立たせて埃を払う。

 

 「全員分かったと思うがこの人に対してこの話題は禁句な」

 

 全員コクコクと頷く。一部の視線が憐みの視線の様に感じるが気のせいだろう。

 

 「ちょっと立ち直らせてきますんであと頼みますね」

 

 蝶野さんにそういって先生を連れて一度ここから離脱する。

 

 この状態になった先生は本当にめんどくさい。いつもみたいなことをいえば多少は機嫌が良くなるだろうが流石にみんなの前であれを言う勇気はない。

 

 

 

 

 

 「グスン、グスン、私が悪いんじゃないもん。私に寄ってくる男が悪いだけだもん」

 

 もうかれこれ五分くらいこの状態だ。

 

 見ているこっちが辛くなってくる。

 

 「はいはい、先生は悪くないですよぉ」

 

 彼女が幼児退行しているせいか若干子供をあやす親の様な反応をしてしまう。

 

 ついでに頭を撫でてみる。

 

 「グスッ・・・グスン」

 

 しかし滝のように流れる涙は収まらない。

 

 そのまま俺は無言で先生の頭を撫で続ける。

 

 結局十分ほどそのままだった。

 

 「ありがとう十六夜君」

 

 やっと機嫌が直った先生はシャキッとした顔に戻っている。

 

 「いえいえ、じゃあ、俺は授業に戻りますんで」

 

 

 

 

 

 先生も一緒にさっきの場所へ戻ると既に誰も居なかった。

 

 遠くの方で主砲の音がするので既に戦闘は始まっているのだろう。

そこまで時間は経っていないのでもう少しすれば冷泉と合流するといったところだろうか。

 

 蝶野さんを見つけた俺は現在の状況を教えてもらう。

 

 「Aチームを全員で潰そうとしてるところね」

 

 潰そうって物騒な・・・いや、あながちウソじゃないか。

 

 「それで歩兵組はどうすればいいですか?」

 

 「Bチームに沖田さん、Cチームに沖田ちゃん、Dチームに清姫ちゃん、Eチームにマシュちゃんとネロちゃんが歩兵としてついてるわ」

 

 「なんでAチームには歩兵がいないんだ?」

 

 「みほさんがいるし、あなたも途中参加するだろうと踏んでのことよ」

 

 「おっけー、じゃあ参戦しますか」

 

 「今はAチームかなりピンチみたいね。橋に追い詰められて挟み撃ちを喰らってるわ」

 

 「だったら、ここから援護でもするか」

 

 近くに落ちていた石以上、岩未満の大きさの石を手に取りAチームの方を見る。

近くに三突、八九式、38t、M3が見える。歩兵の姿は見当たらないとこからそこにはいないと確認できた。

 

 「石なんか持って何する気なの?」

 

 蝶野さんがこちらをじっと見つめる。

 

 「まさか十六夜君、それを投げるつもりじゃ」

 

 先生もなにか察したようだ。

 

 「んじゃ、これでも喰らっとけ必殺音速流星(ステラァァァ)

 

 石は空気の輪を潜り橋の方へ飛んでいく、そしてそのまま石は八九式の主砲へ着弾?して主砲が曲がる。

 

 「ついでにもういっちょ、しゃらくせぇ」

 

 もう一度石を投げる。

 

 今度はM3の主砲へ当たり、これも主砲が曲がる。

 

 「ねぇ、先輩」

 

 「なに亜美ちゃん」

 

 「あの子って絶対戦車道業界に革命を起こしそうなんだけど」

 

 「えぇ、私もそう思うわ」

 

 後ろで二人がなんかいってるけど今の俺は超ハイテンションなので聞こえていない。

 

 そして、突然主砲をやられた二両の戦車は何がなんやら状況が分かっていない。

あたりまえだ、普通ならそこからは俺の姿は認識できないだろうし、石で主砲を曲げるなんて芸当も不可能だ。

このチートボディのおかげだ。

 

 そしてそこを狙ってAチームが橋から38tと三突を撃破する。

 

 「そこまで」

 

 蝶野さんの声がマイクを通してここら一帯に響く。

 

 まぁ、初めての歩兵にしては良く出来た方なんじゃないか?

次からは地雷とかも使えると思うし、よく考えないとな。そこは軍神殿も手伝ってくれるか。





 はいはい、もう十六夜君がチートなのは良く分かったから。

 誤字脱字報告ありがとございます。

 感想も待ってますのでジャンジャン送ってください。

 次回は何しようかなぁ

 ではまた次回お会いしましょう。

 せーの!パンツァーフォー

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