俺が転生して六年が経った。
正直、転生してすぐは俺の記憶はなかったのだが、ある日突然、頭痛がして記憶を思い出した。
それまで家族として支えてくれていたサーヴァント達に礼を告げてこれからもよろしく頼むといっておいた。
全員二つ返事で了承してくれた。
家族構成としては父と母は事故でおらず
親戚に引き取られたということになっている。
おかんエミヤ
姉 ジャンヌ、ジャンヌ・オルタ、スカサハ(師匠)、ネロ、BB、静謐
兄(姉)アストルフォ
同い年として沖田、沖田・オルタ、清姫、マシュ、お栄ちゃん
こんな風になっている。
BBが姉という時点で嫌な予感しかしないが、六年の記憶の中で意外にもBBは姉として
俺が困っていたらいつも助けてくれていた。
それ以外はまぁ、スカサハ師匠が姉というのは少しアレかなとか思ったけど、容姿は二十代前半、十代後半に見えるので大丈夫だろう。ただ、やっぱり師匠は師匠だったよ。
しかも、彼らは俺がプレイしていたFGOのデータからやって来たそうだ。
周回ではいつもお世話になっていた師匠にこんなことをいわれた。
「お主は私を過労死させたいのか?」とドスの効いた声でだ。
思わず俺は周りに助けを求めた。
「そ、その、師匠は俺が最初に100LVまで上げた鯖なので、信頼というか。
確かに、師匠に頼ってばかりだったのは百も承知ですが、俺にとって師匠は一位二位に信頼している鯖なんです。
あっ、ちなみにあと二人はマシュとエミヤね。マシュは最初からいてくれたし、エミヤは一番最初に引いた十連ガチャで来てくれたから。攻撃力の高い敵とかほんとマシュにお世話になったし、なんだかんだ、周回でいつも使ってたから、受肉してもらったけど、みんなにはこれからも、たくさん迷惑かけるけど」
そこで、エミヤに頭を撫でられた。
「大丈夫だマスター。マスターが頑張っていたのは私もマシュも、みんなよく知っている。
たとえ、あれがゲームの中だったとしても私達サーヴァントにとってはマスターは素晴らしいマスターだった」
他のみんなを見ると頷いてくれている。
「その、ありがとう。でも、この世界は平和だから聖杯戦争とかなんもないから、ゆっくりしてほしい」
「フフフ、まぁすたぁ」
すると背後から清姫に抱き着かれ耳を長い舌で舐められる。
「結婚式はどうしますか?私は一度ウエディングドレス?というものを着てみたいのですが」
「き、清姫さん。結婚式って早くないですかね。俺って来月から小学生なんですけど」
「だ、駄目じゃ。奏者は余と結婚するのじゃ」
「なにいってるんですかぁ、マスターさんは沖田さんと結婚するんですよ」
「マスターは沖田ちゃんのものだ」
「あぁぁぁぁ、もう、みんな気が早い。というかせっかく受肉したんだからもっと世界を見ようよ」
なんてことがあった。
小学校に入学し、勉強は余裕だ。
勉強の他にもこの体を鍛えるために意を決して師匠やエミヤなどみんなに鍛えてもらっている。
正直、師匠のメニューが厳しすぎて他のみんなは楽に感じる。
だが、予想はしていたが魔術回路はなかった。
師匠とかは落ち込んでいたが、その代わりに槍などの戦い方を習っている。
この体のおかげか、今ではなんとかついていけている。
ほんと、この体はチートだな。
自分の体でありながら自分の身体じゃない所が少し思うが。
話は変わるが、学校で西住姉妹を見つけた。
みほちゃんとはクラスメートでよく話す方だとは思う。
まほちゃんはみほちゃん経由で自然と話すことになり、少し戦車に興味があるといったところ、色々と教えてもらった。
しかし、本当にガルパンの世界なんだなと実感した。
テレビでは毎日のように戦車道について流れている。
それに伴い、学校の授業中に戦車についての本を隠れて読んだりしている。
みほちゃんは本当にやんちゃだった。
休み時間になる度に連れまわされる。
それを見つけた清姫たちが俺を捕まえに来るのだが、あっ、それと西住流家元のしほさんのサインをもらった。
みほちゃんとまほちゃんのサインも貰った。
そのときにまほちゃんに「母様は分かるが、何故私達のサインまでいるのだ?」といわれた。
「そりゃ、未来の西住流家元と軍神殿のサインを世界で一番最初に貰えるんだよ。
一生自慢できるじゃん。戦車道頑張ってね」
いかにも子供らしいことをいっておいた。
家と学校での話し方は違う。学校では僕にしているが、家では俺だ。
一度、学校で清姫たちがなんで変える必要があるといわれたが、小学一年生が俺とかいってたらガラ悪いし。
さて、今日も師匠の
しほさんに関してはこの小説のオリジナルです
本来なら家元みだ家元を継いでいないのですが
そこは二次創作ということで・・・ダメですか?ウルウル
初感想ありがとうございました。
誤字・脱字報告、感想待ってます。
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