Warcry boys―――われら、平穏なる夜明けを見んために   作:懲罰部隊員

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今回は作品の解説を兼ねたエドマンド・榊原恒一、和久隆の三人が作品について語ります。

台本が苦手な方はスルーしちゃってください。


番外解説編「エド・ワク・恒一の『俺が、俺たちが、主人公だ!』」

エド「俺が!」

 

 ワク「俺たちが!」

 

 恒一「主人公だ!」

 

 デーデーデーデッデー♪デデン

 恒一「始まりました番外編、作中で語りきれなかったことをズベズバっと解説していこうとする企画です」

 

 ワク「作者の無能の象徴だね、ある意味」

 

 エド「自演乙」

 

 恒一「…とりあえず作者に対する暴言はまた後にして、このコーナーは僕こと榊原恒一と」

 

 エド「ナルニアの正義王、エドマンド・ペベンシーと」

 

 ワク「wktk-Cこと和久隆、ワクの三人でお送りします」

 

 恒一「本作の作中設定から。日本は大日本帝國という看板をいまだ下ろしておらず、アジアの中心的存在になっています。多民族化してますが、これは遥士伸先生の『帝国崩壊』のような感じで1860年代以降に多数の移民が流入したからだそうです。ちなみに幕府を開いたのは織田信長で、鎖国せずに幕藩体制をやっていたのだとか…それどこのストパン…」

 

 ワク「作者が無能だからでしょ」

 

 エド「移民=非ネイティブ、つまり大和民族でない人の割合はイギリスやフランスのネイティブ・非ネイティブの比率と同じくらい。人口の一割程度だそうな。一時期は武家勢力の強硬派を中心に移民差別が多かったらしいが、最近はほとんどなくなっている」

 

 ワク「で、一大海洋国家となっていた日本は二度にわたる太平洋戦争でアメリカ相手にいずれも短期決戦で勝利、のちにアメリカと日本は西側陣営の両雄と称されることになる。ソ連は史実ほどの躍進はできず、統一ドイツやイギリスを中心とした欧州陣営に抑え込まれている」

 

 恒一「特に大きな事件だったのは1972年に勃発した第三次世界大戦。白人中心のアフリカ南部の国家「ドラカ」が勢力を拡大し中近東、アフガン、カシュガルと侵攻していったことから日本と欧米列強が反ドラカ陣営を結成し開戦。五年間に及ぶ戦いでドラカは人口の過半数を核攻撃、疫病、飢餓で失い降伏を余儀なくされます。アフリカは黒人たちの手に戻ったものの、ドラカの残党がゲリラ組織『ドラカイダ』を結成、各地で国連軍と戦闘を繰り返しています」

 

 エド「日本もこれに対処せざるを得ず、インド洋(スリランカ・コロンボ)・地中海(キプロス・ラルナカ)に艦隊を常駐させたり、いまだ健在のソ連がドラカイダと手を結ばないように戦略原潜や核爆弾を搭載した爆撃機をパトロールさせるなどしており、冷戦まっただ中の状態だ。政府に対し軍がクーデタを起こしたりとまあ、いろいろ物騒なわけよ。発言力は強くなってるけど、現実日本よりひどい状況とも言えるね」

 

 恒一「その壮大な設定が本編に生かされてたっけ?」

 

 ワク「いや、演習場云々の時に陸軍駐屯地…という言い方がなされてたくらいだな。今後の展開のために日本の軍備を大きくして、そのために冷戦構造を設定して…といじった結果、謎の裏設定ができてしまったわけで」 

 

 エド「今後の展開?」

 

 恒一「気になるね。でも、エドの彼女がどうのっていうのが伏線?」

 

 ワク「たぶんそれだよな。だらだらと続くエドのモノローグにそれをにおわせる話があったし。で、彼女と言えばこの作品はラブコメ要素も入ってるわけですが」

 

 恒一「ハーレム展開は発生しません。僕とか僕とか僕とかがハーレムをおったてるというストーリではありません、念のため」

 

 ワク「そういやおれ原作ではそんな要素もないまま死んだんだよな…他の奴らはフラグ立ててから死んでいった中で…畜生」

 

 恒一「Anotherモブキャラの中にはかわいい女子たくさんいるし、ワクのスペックだったら彼女できるよ」

 

 エド「ま、確かにうちのクラス可愛い女子多いよね。誰がフラグ立ってるんだっけ?シンジ×アスカ、駆×歌、小狼×さくらというのは確定してるけど」

 

 恒一(カンペ見ながら)「ええと、僕×見崎、勅使河原×赤沢、中尾×杉浦、風見×桜木、和久井×藤巻、ダイチ×ナカマ、カンジ×アンコは原作準拠(?)で出るみたいだね。よかった…これで見崎とまた…フフ」

 

 ワク「カコはまだフラグを立てられてないのか…悲劇だな。五十人くらいいるクラスの中でこれだけカップルがいるというのは多いほうなのか」

 

 恒一「結構多いと思うよ。でもこの後さらに増えるわけで。原作が違うキャラ同士のカップリングも増えていくはずだし」

 

 エド「そのうちクラスはリア充だらけ…非リア充にはきつい環境だな」

 

 ワク「でも、それでも俺たちは生きていくんだ、それでいいんだ」

 

 恒一「どこの玉置だよwまあ、このクラスの男子はキリコ・キュービィばりに生存力が高くなりそうだけど」

 

 エド「お、エンディングだ。それでは読者のみなさん、応援よろしくお願いします!」




この世界の日本は多国籍化した「マブラヴ」の日本みたいなイメージです。

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